バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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バカテスト ネタ切れ

謝 すいませんでした。


第九章 夏休みのひととき
第四十六話 血塗れのプール


  side 善逸

 

 夏休みのある日、玲さんが出張ということで、俺、雄二、伊之助は明久の家に集まっていた。一通りDemon Slayerをプレイした後、俺はある提案をした。

 

「女の子の水着姿、見たくない?」

「見たい‼︎」

 

 明久は正直だね〜。何を隠そう、この提案をした理由はな、この間海水浴場に行ったメンツが男しかいなかったからだ‼︎知り合いの女の子の水着姿を見たかった俺にとっては最悪のメンツだったからね‼︎だから今回、そのリベンジを果たそうとしているんだよね〜!

 そう思ってると雄二が凄い見下した目で見ながら口を開いた。

 

「お前島田がいるのにまだそんなことを言ってるのか。やめとけ。」

 

 だが俺には考えがある!

 

「雄二は勘違いしてるね‼︎何も知らない女の子の水着姿を見るわけじゃないよ。そんな事をしたら美波に殺されるからね!」

「ということは島田や姫路と行くのか。」

「そういうこと‼︎この間の海水浴場は男しかいなかったからね‼︎」

「なるほどな。それは確かに面白そうだ。」

 

 はい、雄二説得成功‼︎

 

「プール行くのか‼︎面白そうだな‼︎オレも行く‼︎」

 

 伊之助も釣れた!それにしてもコイツは本当純粋だよね〜。俺たちのような邪なこと多分考えてなさそう。

 

「それじゃあ決まりだね!ちなみに場所は水泳部の愛子ちゃんに言って学校のプールを借りることにするよ‼︎」

「それならお金も節約できて完璧だね!」

「よし、それじゃあ早速いつもの奴らを誘うぞ。」

「分かったぜ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 そしてプール当日を迎えた‼︎メンツはいつもの9人に加えて、愛子ちゃん、翔子ちゃん、カナヲちゃん、そしてまさかの葉月ちゃんと豪華13人だ‼︎久しぶりに明久に会えたのが嬉しいのか、葉月ちゃんがめっちゃテンション上がってる!

 

「あ、バカなお兄ちゃんです!」

「ちょ、葉月ちゃん⁉︎どうしてここに?」

「家を出るところを葉月に見つかっちゃってね。どうしてもついてくるって駄々こねたもんだから…。」

「なるほどね〜。葉月ちゃん、よろしくね!」

「はいですぅ‼︎」

 

 なんか最近明久ハーレム出来てない?瑞希ちゃんに利光に葉月ちゃん。一体誰が勝つのかな〜?

 それにしてもムッツリーニが何か凄い準備をしている。聞いてみよう。

 

「何してるの?カメラの確認?」

「………輸血パック。」

「鼻血出す前提かよ‼︎」

「………準備をちゃんとしないと撮影は出来ない!」

 

 流石ムッツリーニ、エロに対して真摯な男だ‼︎そんな事を思ってると、愛子ちゃんが鍵を持って来てくれた。

 

「はいはいみんな〜。鍵借りて来たよ〜。」

「ありがと〜‼︎」

「それじゃあ、男子更衣室の鍵はムッツリーニ君に渡すね。まあボクの着替えが見たかったら見てもいいけどね〜。」

 

 この瞬間、俺はある名案が浮かんだ!

 

「男子はいっぱいいて部屋に入りきらないので、俺が女子更衣室で着替えようとしたら腕が捻れるぅぅぅぅ‼︎」

「バカなこと言ってんじゃないわよ‼︎」

 

 クソ‼︎名案だと思ったのに‼︎

 

「それとあと……、」

 

 ん?もしや愛子ちゃんが男子更衣室で着替えてくれるのか⁉︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「秀吉更衣室の鍵は木下君に渡すね〜。」

「なんじゃそれは⁉︎なぜワシだけ別なのじゃ⁉︎」

 

 この間の秀吉風呂といい、この学校は秀吉を第三の性別と見てるらしい。最近旧校舎に秀吉用トイレが設置されたんだよね〜。まあアイツを男っていうのは無理があるから仕方ないよね〜。

 

 そして実際にプールにたどり着くと、そこには確かに3つの更衣室があった。あれが秀吉更衣室か…。その後はプールサイドに集合ということで、性別ごとに分かれて着替えが始まった。

 

 

 

 

 

 男子が着替えを終わって集合していた。伊之助は待ち切れずに早速入って泳いでいる。そしてムッツリーニと炭治郎が何やら準備をし始めている。

 

「輸血準備?」

「………そう。………あと炭治郎も使え。」

「俺も?流石に俺はいいかな〜。」

「………興奮用と栗花落からのダメージ用。」

「分かった‼︎ありがとうムッツリーニ‼︎」

 

 いやカナヲちゃん怖すぎるだろ‼︎何する気だよ‼︎そして炭治郎も喜んで受け取るなよ‼︎

 

 

 

 そして始まりました!第一回文月学園女子水着コンテスト!まずトップバッターは愛子ちゃん!

 

「みんなごめんね〜。今日は競泳用水着なんだ〜。でもみんな好きでしょ?」

「………ナメるな工藤愛子。俺は…」 バタン

「「「ムッツリーニ‼︎」」」

 

 ムッツリーニが早速死亡。予想通りだ‼︎それにしてもこの後自主練でもするのかな〜。愛子ちゃんやっぱり真面目だね〜。

 

 

 次に2・3人目が同時に登場!翔子ちゃんとカナヲちゃん!2人とも程よいスタイルと美しい顔でとても劣情を煽られる‼︎ヤバい‼︎ってあの2人がそれぞれの彼氏のところに近付いたぞ……

 

「…雄二、他の子を見ないように。」

「ぐぁぁぁ‼︎目が、目がぁ‼︎」

「炭治郎、私だけを見て。」

「それは無理じゃないかな?他の子がどうしても…」

「私だけを見て♪」

「はい……。」

 

 どうやらあの2人の命日が近いらしい。ただ炭治郎の輸血パックはまだ使われてないようで安心した。

 

 

 さて4人目は特別ゲスト、葉月ちゃん‼︎小学生らしく大人しめな紺のワンピースの水着姿が……って!

 

「どどどどどうしよう明久!スクール水着だよ⁉︎そんなもの着た小学生と遊んだら逮捕されないかな⁉︎」

「善逸の言うとおりだ‼︎僕たちが刑務所に入る日は近い‼︎」

「……弁護士を呼んで欲しい。」

「しかも見てあのおっぱい‼︎デカすぎんだろ…」

「僕たちの懲役は二年程度で済みそうだね‼︎」

「………実刑はやむを得ない。」

「お兄ちゃん達、何の話をしてるのです?」

 

 葉月ちゃん、君は何も知らなくていいんだよ。ちょっと俺たちが社会の厳しさを知るだけのことさ!

 

 

 そして慌てながらやって来たのが5人目、美波‼︎

 

「こら葉月‼︎お姉ちゃんのそれ勝手にとっちゃダメでしょ‼︎返さない‼︎」

「あぅ、ずれちゃいました…。返します…。」

 

 あれは…、パッドか‼︎通りで葉月ちゃんの胸がデカかったわけだ!そんな誤魔化そうとしなくてもいいのに〜。

 

「美波‼︎」

「な、何よ善逸?」

「例えそれを付けてみんなの目を誤魔化そうとも、俺の目は誤魔化せないからね‼︎」

「とりあえず水中に沈めてあげるわ!」

「まっ、待ってくれ‼︎」

 

 俺はここで死にたくない‼︎こういう時は‼︎

 

「その水着似合ってるね‼︎」

「本当?」

「手も足も胸もバストもほっそりとしていて凄く綺麗だと足の親指が踏み抜かれたように痛いぃぃぃ‼︎」

「今ウチの胸が小さいって2回言わなかった?」

 

 俺の命乞いは失敗した。

 

 

 しばらくすると、ムッツリーニが死んだ。

 

「………一足先に逝く。」

「ムッツリーニ‼︎」

「どうしたの明久⁉︎何か事情は?」

「分からないよ善逸、何でコイツは…」

「2人とも、後ろを見てごらん?」

 

 愛子ちゃんに言われて振り向くと、そこで俺は信じられないものを見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「す、すいません。ちょっと水着の紐を結ぶのに時間がかかっちゃって…。」

 

 それは乳房というにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それは正に肉塊だった。

 

「「此方も抜かねば…、無作法というもの…。」」 バタン

 

「明久君、我妻君、土屋君⁉︎ど、どうしたんですか⁉︎」

「Worauf …」

「美波ちゃんは何でドイツ語なんですか⁉︎」

「…雄二、見ちゃダメ。」

「ぐぁぁぁぁ‼︎また目が‼︎」

「カナヲ、頼むからそこをどいてくれないか。」

「ダメ。炭治郎が死んじゃうから。」

 

 ヤバい、意識が…。そうだ、この状況を打開できるのはあの2人しかいない‼︎

 

「ふわぁ、綺麗なお姉さんのお胸凄いですぅ…。」

「しめじ(姫路)、乳でけえな‼︎」

「へ?み、皆さんは何をしてるのでしょうか…。」

 

 葉月ちゃんはともかく伊之助ストレート過ぎない⁉︎まあアイツは下心が無いからそれで嫌われることはないけどさ…。俺が言ったらまず美波に殺されるからね!

 そんな事を思ってると、明久が復活した!

 

「ひめ…、じゃなくて瑞希、今日はいい天気だね……」 バタン

「あ、明久君⁉︎」

 

 死ぬの早すぎだろ‼︎この状況は…、そうだ!ムッツリーニの輸血パックで!

 

「明久、輸血パックだ!」

「善逸、それだとムッツリーニが…」

「アイツはもう助からない‼︎愛子ちゃんに引き取って貰おう‼︎」

「そうだね、それじゃあよろしく、工藤さん‼︎」

「え?ちょっと、ど、どういうこと?」

 

 鼻血で減った血液をなんとか輸血パックで回復させた。今の俺は無敵だ‼︎

 

 

 そんなこんなでラスボス戦をクリアし、ついに裏ボス、秀吉の登場だ‼︎果たして、どんな水着が待ってるんだろうか…。

 

「皆お待たせなのじゃ‼︎」

 

 って、上があるタイプの男物だと⁉︎誰だ‼︎こんな事をした奴は!

 

「秀吉、裏切ったな‼︎」

「僕たちの友情と劣情を返せ‼︎」

「………男装趣味があるとは知らなかった。」

「ヒデコ(秀吉)、いつもは可愛いのに今日はカッコいいな‼︎」

「可愛いお姉ちゃん、カッコイイですぅ!」

「木下君が女物の水着じゃなくて良かったです♪」

「ありがとね木下。危うく善逸が死ぬところだったわ。」

 

 美波、さらっと俺を殺そうとするな。

 

「皆、ワシは女ではなく男じゃと言っておろう‼︎それにこれは姉上に買ってもらった奴じゃ‼︎」

 

 優子ちゃん、今度会ったら覚えてろよ。家で下着姿で過ごしてなかった罰も含めて制裁してやる‼︎

 

 

 それにしても、人から貰った水着って……、美波から貰った水着、仕組まれた盗聴器、バレたナンパ大会…。これはまずい‼︎雄二も同じことを思ってたのか急いで駆け寄ってきた。

 

「いいか秀吉‼︎いくらシスコンとはいえ人から貰った水着を簡単に着るんじゃない‼︎」

「秀吉、盗聴器が付いてないのをちゃんと確認したのか?それをしないで着てるのだとしたら、今すぐムッツリーニに確認してもらえ。」

「2人ともどうしたのじゃ?流石に姉上はそんなことは…」

「「あるかもしれない。今すぐムッツリーニに確認してもらえ。」」

「分かったのじゃ…。」

 

 ムッツリーニも念入りに調べている。俺もあの日が来るまではまさか水着に盗聴器が仕組まれてるなんて思ってもいなかったからね。

 それを聞いた美波が気まずそうに話しかけてきた。

 

「アンタの水着特注して悪かったわね。心配だったのよ。」

「特注の水着は嬉しいよ?でもね、盗聴器は流石にないと思うんだ。」

「ごめんね。ウチがBクラス戦の時に拉致られた時みたいにアンタに何かあったらと考えると怖かったのよ…。」

 

 そこまで心配して特注してたんだ…。

 

「そうだったんだ…。心配かけてごめんね!特注してくれてありがとう‼︎」

「ど、どうも///」

 

 盗聴器が付いてるのは兎も角、美波に貰えたのが嬉しかったので今日もその水着を着ている。まあどうせ直接会ってるから盗聴器で聞かれても大差ないしね‼︎

 

 

 しばらくすると、ムッツリーニのボディチェックが終わったみたい。

 

「………盗聴器はなかった。」

「言ったじゃろう‼︎姉上はそんなことせん‼︎」

「「すまんな…」」

 

 秀吉を怒らせちゃった…。あと疑ってごめんね優子ちゃん。

 

 

 

 

 

 プールの中で明久と一緒に遊んでると、葉月ちゃんが突撃してきた‼︎

 

「バカなお兄ちゃん、義理のお兄ちゃん、葉月と遊んで下さい‼︎」

「いいよ〜。何しよっか!」

「水中鬼です!」

「それって水中でやる鬼ごっこのこと?」

「違うです!鬼ごっこじゃなくて水中鬼です!」

 

 ん?何が違うんだろう?

 

「葉月ちゃん、ルール説明を頼む‼︎」

「水中鬼は鬼の人がそうでない人を追いかけるんです!」

 

 普通の鬼ごっこじゃねえか!

 

「それで鬼が他の人を水の中に引きずり込んで溺れさせたら勝ちです‼︎」

「鬼だ!それは確かに鬼だ‼︎」

 

 待てよ?そんな奴Demon Slayerで居たような……

 

「明久‼︎」

「何、善逸?」

 

 明久にしがみついて……

 

「ちょ、何するの⁉︎」

「このプールの水は身体にまとわりついて重いだろう〜。」

「まとわりついてるのお前だよね‼︎あとそれDemon Slayerの沼鬼じゃん‼︎」

 

 流石明久‼︎あのゲームでの最高階級、『柱』になっただけのことはあるね‼︎柱の定員は9人だから、アイツはあのゲームでは世界ランカーなのさ‼︎

 

「沼鬼だと⁉︎それはいけない‼︎退治するぞ、カナヲ‼︎」

「分かったよ、炭治郎‼︎」

「伊之助様も混ざるぜ〜‼︎」

「ワシも混ざるとするかの♪」

「俺も明久を助けるぞ‼︎」

 

 カナヲちゃんもこのゲームやってたんだ。知らなかった…、ってみんなこっち来るし‼︎

 

「水の呼吸 捌の型 滝壺」

「花の呼吸 陸の型 渦桃」

「獣の呼吸 弐の型 切り裂き」

「風の呼吸 壱の型 塵旋風・削ぎ」

「炎の呼吸 壱の型 不知火」

 

 ちょっと‼︎パチモン風の呼吸の秀吉と、パチモン炎の呼吸の雄二はともかく、後の3人はガチの呼吸だからやめてくれよ‼︎俺死んじゃうよ‼︎

 ちなみにDemon Slayerは普段俺たちが習ってた身体強化法の一種、呼吸に目をつけたゲーム会社の人がそれを鬼退治に使うというシナリオのゲームなんだよ。だから呼吸が使えない人でもこのゲームの影響で呼吸の名前自体は知ってる人が意外といるんだよね。ただこの間高城先輩が使ってた月の呼吸はゲームでは意味わかんなすぎてリアルと対応させられなかったんだよね。

 

 そんなことを思ってると葉月ちゃんが惨めな俺を見て笑った。

 

「あは♪お兄ちゃん達、面白いですぅ‼︎」

「愛の呼吸 壱の型 Y・S・I」

 

 面白くねえよ‼︎こっちは死にかけてるんだぞ‼︎てかいつの間に利光湧いたの⁉︎しかもそれ明久に向けてやる気だろ‼︎

 

「葉月ちゃん、水中鬼はこんな感じで危険だからやめようね‼︎」

「分かったですぅ‼︎」

 

 まあそばに葉月ちゃんがいてくれたおかげで助かったよ。命拾いしたぜ‼︎

 

 

 

 

 

 しばらくすると、瑞希ちゃんと葉月ちゃんと乱入した利光による水中バレーが対決始まった。なんで?

 

「ねえ明久?」

「何善逸?」

「あの3人は何を争ってるの?」

「さあ?訳がわからないよ。」

 

 まあ多分明久絡みのことなんだろう。コイツに何か心当たりがあるのかな?

 

「そういえば明久、最近何か貰ったりした?ペアチケットとか?」

「何で知ってるの?確かに商店街のクジの景品で映画のペアチケット当てたんだけどさ。

「それをどうしたの?」

「瑞希と利光が行きたがってたみたいだからあげたんだよね。」

 

 絶対それだろ。でも葉月ちゃんは?

 

「なるほどね。でも葉月ちゃんは?」

「瑞希が葉月ちゃんとさっき話してたことくらいしか心当たりないな…。」

 

 瑞希ちゃん、自分1人じゃ勝てないと思って明久と一緒に過ごしたがってる葉月ちゃん連れてきたんだ。ちなみに葉月ちゃんは水深の都合で浮き輪を使っているから、後ろで美波がサポートしてるんだよね。

 

「姫路さん、僕が負けることは、絶対にない‼︎」

「私だって負けません‼︎頑張りましょう、葉月ちゃん‼︎」

「はい‼︎頑張るですぅ〜!」

 

 とうとうこの2人はお互いが恋敵だと認識したのか…。でもごめんね利光、明久の好きな人瑞希ちゃんなんだよね。

 

「あの3人もずいぶん本気だね〜。空気がピリピリしているね!」

 

 明久、全部お前のせいだぞ。反省しろ。

 

 

 

 さて、ビーチバレーの様子は……

 

「はい、2セット目も久保の勝ち。次も勝ったら久保の勝利だね。」

「全員頑張って‼︎」

 

 流石に利光の方が強いか…。てか審判カナヲちゃんと炭治郎なんだね。

 

「姫路さん、次で終わらせてあげましょう‼︎」

「ここで終わるわけにはいきません‼︎」

「綺麗なお姉ちゃんの言う通りですぅ‼︎」

「ウチも燃えてきたわ‼︎」

 

 いやなんで美波が熱くなってるんだよ。お前この勝負関係ないだろうが。

 そう思ってると利光がサーブをした。その時……、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 乱入した伊之助がサーブを返した‼︎

 

 

「勝負ならオレも混ぜろ‼︎」

 

 無茶苦茶じゃねえか。絶対勝負の理由分かってないだろ。

 

「嘴平君、よろしくお願いします‼︎」

「野生のお兄ちゃん、よろしくお願いするですぅ‼︎」

「嘴平、頼んだよ‼︎」

 

 いや頼むなし。あと葉月ちゃん、野生のお兄ちゃんってなかなかパワーワードだね。

 

 しかし伊之助のレシーブによってビーチバレーのボールが割れてしまった。

 

「ボール破損により、引き分け。」

「チケットは俺とカナヲが回収するね。」

 

 いやお前ら汚いな‼︎引き分けになったら審判が貰う予定だったのかよ‼︎確かにこれならペアチケットは無駄にならなくて済むけど…

 

「ゴメン…。」

「いいえ、嘴平君は悪くありません!また次の機会があればよろしくお願いします‼︎」

「姫路さん、次こそは、僕が勝つからね。」

「負けませんよ!」

 

 まあ何はともあれ、面白いものを見させて貰ったよ♪

 

 

 

 

 しばらくすると、お昼の時間になった。そろそろ上がるか。美波が今後のことについて聞く。

 

「ねえみんな、お昼はどこで食べるの?」

「俺はカナヲとお互いの弁当を作ってるから、学校で食べるよ。」

「じゃあみんなでお昼食べるか。」

「「「「さんせ〜い‼︎」」」」

 

 雄二の提案のもと全員でお昼を食べることになった。てか炭治郎とカナヲちゃんのお互いの弁当を作ってるって凄いね。どっちも相手の分を作ってるのかな?

 

 

 

 そんなことを思ってると、瑞希ちゃんから爆弾発言が飛び出した。

 

「そうなるかもと思って、みんなで食べられるようにお弁当を作ってきました‼︎」

「下弦集結‼︎」

「「「「「は‼︎」」」」」

「「「「「「「「は?」」」」」」」」

 

 雄二の合図のもと、下弦が集合する。他の人は困惑してるけどそんなの知ったこっちゃない。恐らく瑞希ちゃんの料理を知ってる下弦のみが命を削るイベントをする予定なんだろう。だがな、俺はそれを回避できるんだ‼︎

 

「みんなごめんね‼︎俺は美波の弁当があるから参加できないんだよね〜。」

 

 どうだ‼︎これで俺は勝て……

 

「瑞希のもちょこっと貰ったらいいんじゃない?折角作ってきてくれたんだし。」

「いや、それじゃ美波の弁当が…」

「少しくらいなら食べられるんじゃない?」

 

 美波‼︎よりにもよってお前が俺を売るんじゃねぇ‼︎小声で他の下弦がバカにしてくるし…

 

「(彼女に裏切られて惨めだね♪)」

「(電車のとき食わなかった罰だ‼︎)」

「(ワシらと同じ下弦の癖に逃げるとは良くないのぅ♪)」

「(………今日こそ殺してやる。)」

「(じゃあ決まりだな。順位に応じて姫路の料理を食う量を決めるぞ。)」

 

 クソ‼︎こうなったら全力で勝ってやる‼︎

 

「第一回、下弦最速王者決定戦‼︎ガチンコ水泳対決‼︎」

「「「「「イエ〜イ‼︎」」」」」

「ルールは簡単‼︎プールを往復して最初にゴールした人が勝ち‼︎以上‼︎」

 

 実に簡単なルール。そして、壱の型が使えるこの俺にとって、最高のルールだ‼︎

 

「炭治郎、あれ何?」

「ごめん、俺もよく分かんない。」

「カナヲ、下弦は時々ああやって意味のわからないことをやる生き物なのよ。」

 

 美波、勝手に俺たちを別の生き物扱いしないでくれ。

 

「美波、説明ありがとう。いつか上弦でもやってみたいね。」

「…私もやりたい。」

「僕も是非やってみたいね。」

「ボクも賛成‼︎」

 

 上弦よ、頭のいいお前らはこんなところで命を賭けるべきじゃない。

 

「バカなお兄ちゃん達、突然どうしたのですか?急に水泳勝負なんて葉月ビックリですっ。」

「葉月ちゃん、バカにはね、大切なものをかけて戦わなきゃいけない時があるんだ。」

「ふぇ〜、お兄ちゃんかっこいいですぅ!プライドを賭けた勝負ってやつですね!」

 

 葉月ちゃん、賭けるのはプライドじゃなくて命だよ。そこをちゃんと間違えないでね。

 

 

「じゃあボクが審判やるね。位置について、よ〜い、ドン‼︎」

 

 愛子ちゃんの審判のもとスタート‼︎

 

「雷の呼吸 壱の……グファ!っておい雄二‼︎何するんだ‼︎」

「善逸、お前は一番危険人物だからな。潰しておかないとな‼︎」

「おいバカひさ‼︎邪魔だ‼︎どけ‼︎」

「伊之助も強いからね〜。ムッツリーニは鼻血で衰弱、秀吉もそこまで体力なさそう!なら潰すのは…、」

「「この2人だ‼︎」」

「「クソ‼︎」」

 

 明久が伊之助を抑えてくれてるのはいいけど、雄二が邪魔すぎる‼︎ここはコイツを沈めて……

 

 

「取っ組み合いもいいけれど、ムッツリーニ君もう折り返したよ?」

「「「「な⁉︎」」」」

 

 クソ‼︎先を越されたか……ところで秀吉はさっきからなんで止まって……

 

「お主らが普段ワシを女じゃとバカにしてくるから、その仕返しじゃ‼︎」

 

 水着の上を脱いだだと⁉︎マズい‼︎劣情が‼︎此方も抜かねば…

 

「………我が生涯に、一片の悔い無し‼︎」

「「「「ムッツリーニ‼︎」」」」

 

 ムッツリーニが死んだ‼︎

 

「…雄二、見ちゃダメ。」

「ちょっと待ってくれ翔子‼︎頼むから‼︎」

「明久君、何見てるんですか?」

「ひめ…、じゃなくて瑞希!僕は見ないようにしてるから‼︎」

 

 他の奴らも怒られてる‼︎でも伊之助にはこれは効かない‼︎なら今のうちに‼︎

 

「おいもんいつ‼︎ムッツリがヤバイぞ‼︎」

「え?」

 

 振り返ると、出血多量で死にかけてるムッツリーニがいた。

 

「おいムッツリーニ、大丈夫か⁉︎」

「死ぬんじゃねえぞ‼︎」

「お兄ちゃん、大丈夫ですかっ?」

「………構わない、むしろ本望…!」

 

 とにかく助けないと‼︎

 

「愛子ちゃん、救急車呼んで‼︎」

「わかった!」

「炭治郎、秀吉の裸に興奮してないでムッツリーニを一緒に運ぶぞ‼︎」

「ぎゃぁぁ‼︎カナヲ、耳飾りに電流を流さないでくれ!あと分かった善逸、伊之助!今助けに行く‼︎」

「利光も頼む‼︎」

「了解‼︎」

「私は木下を止めてくる。」

「ウチも説得するわ!」

「流石に死んだらマズいのじゃ!だから着るのじゃ!」

 

 良かった秀吉が納得してくれて。とにかくムッツリーニを搬送しないと…。

 

 

 その後、ムッツリーニはなんとか生き残り、俺たちのプール遊びは終了した。瑞希ちゃんの弁当でもう一度死にかけたが、なんとかその日を終えることができた。あと自分の武器を自覚した秀吉って強敵だね。色仕掛け専門の殺し屋になれるんじゃないかな?

 

 そんなことを思いながら帰ろうとすると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「下弦ども、プールを血塗れにした件について話がある。ついて来い。」

「「「「「「む、無惨先生⁉︎」」」」」」

 

 帰る前に1時間パワハラされた。




 この章では今まで飛ばした小話を中心に扱います。無理矢理夏休みでいいだろ、ということでこうしました。たまにオリジナルの話を挟む予定です。

 ちなみに召喚獣で呼吸が使えるキャラは(利光以外は)リアルでも呼吸が使えます。利光のはリアルではただの気持ち悪い動きです。また使えない人が呼吸の名前を言ってるのは前々から言ってる通りただのパチモンです。
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