バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

50 / 164
 麻雀の話になります。今後のストーリーには影響がないので知らない人は飛ばしても大丈夫です。
ーーーーーーーーーーーーーー
バカテスト 保健体育

問 次の問題に答えなさい。

『 火傷をした時の対処方法を答えなさい。 』


姫路瑞希の答え

『 急いで水で冷やす 』

教師のコメント

正解です。流水で冷やさない部分の場合は、患部に清潔なタオルをかけてから水をかけましょう。


嘴平伊之助の答え

『 気合と根性で直す。 』

教師のコメント

危険なのでやめましょう。


土屋康太、我妻善逸の答え

『 手切れ金を払う。 』

教師のコメント

それは大人の火遊びです。


第五十話  エロ本争奪麻雀大会(前編)

  side 善逸

 

 夏休みのある日、俺は雄二の呼びかけに応じ、エロ本を持って登校していた。途中、美波と葉月ちゃんに会った。

 

「あ、義理のお兄ちゃんですぅ!」

「善逸、今日どこ行く予定なの?」

「男の戦いさ‼︎」

「なんですかそれっ!カッコイイですぅ‼︎」

「アンタまたバカなことするつもりじゃないでしょうね?」

「大丈夫!だから2人は気にせず遊んでてね!」

「は〜い!」

「分かったわよ…。」

 

 ごめんな美波、男にはどうしても戦わなきゃいけない時があるんだ。そしてそれはまさに今だ。だから行かせてもらうね。

 ちなみになんで美波は雄二から誘われてないの、って言おうとしたけど殺されるからやめておく。それに最近美波の女の子っぽい一面にドキドキするようになってきちゃたからもう認めてもいいのかもしれないね!

 

 

 

 さてと、戦場(Fクラス教室)に着いたぞ‼︎どうやら俺が最後だったみたい。俺を見た雄二が口を開いた。

 

「Fクラス男子の皆、本日は48人全員集まってくれたことを感謝する!」

 

 48人全員⁉︎美波がいないってことは秀吉がいるってこと?マジで⁉︎秀吉がエロ本持ってきたの⁉︎そんなことを思ってると雄二が開会の挨拶を口にした。

 

「それでは、只今より第一回Fクラス男子エロ本争奪麻雀大会を開催する‼︎これはクラス全員が持ってきた48冊のエロ本を賭けて戦う麻雀大会である‼︎そして順位に応じて皆から貰ったエロ本を自分の好みに合わせて何冊か手に入れることが出来るのだ‼︎」

 

 そう、今日俺はこの戦いのためにここに来たのだ‼︎あわよくば優勝して出来るだけ多くのエロ本をかっさらってやる‼︎

 

「それでは炭治郎、ルール説明を頼む‼︎」

「頼まれた‼︎まず基本的なルールは次の通りだね。」

 

 

 

 

・トーナメント方式

 

・一回戦は1着のみ勝ち抜け(48人→12人)

 

・準決勝は1着3人と、2着3人のうち一回戦と準決勝の素点を合計して最も高い人1人が勝ち抜け(12人→4人)

 

・一回戦当たり半荘一回

 

・25,000持ち、トビなし

 

・一発裏ドラ槓ドラ(常に先めくり)槓裏あり

 

・赤ドラなし

 

・クイタン、先付けあり

 

・発声の優先度はロン→カン・ポン→チーの順、ただし明らかに遅い発声の場合は発声が早い方を優先

 

・聴牌料は場に3,000点

 

・聴牌連荘

 

・1本場300点

 

・オーラス親の和了止めあり、聴牌止めなし

 

・途中流局なし

 

・パオなし

 

・数え役満あり、役満の複合あり

 

・国士無双の暗槓あがりあり

 

 

 

 まあ基本的なルールだね〜。赤ドラないけど。

 

 

「次に商品であるエロ本の獲得冊数はこの通り!基本的に48冊あるエロ本の中から最大冊数を超えなければ好きな物を選んでいいよ‼︎」

 

 

一位・最大30冊

 

二位・最大10冊

 

三位・最大6冊

 

四位・最大2冊

 

五位以降・一位から四位の人が選んで余った分だけ一冊ずつ貰っていく。

 

 

 多分皆最大冊数貰うと思うから、最低でも決勝に残らないとエロ本は貰えなさそうだね。てか優勝者の特権強すぎるでしょ‼︎30/48も貰えるのかよ‼︎

 

 

「では最後に審判を紹介するね。基本的に試合のトラブルはこの2人に聞いてね。ちなみに学校開けてくれたのもこの2人のおかげだよ。」

「本日審判を務める、上弦の弐の久保利光だよ。麻雀はとても知的な遊びなので皆もこれを使って是非思考力を鍛えて欲しい。」

「えっと、同じく審判を務める上弦の伍の不死川玄弥です。よ、よろしく…。」

 

 利光はともかく玄弥もいるのかよ‼︎すげえなコレ!

 

 

「ルール説明ご苦労、炭治郎。では皆、これより各自が持ち寄ったエロ本を審判に預けてもらう。それでは席の近い人からよろしく頼む。」

 

 そういえば伊之助とか秀吉ってエロ本持ってるイメージないんだけど、あいつらも持ってきたのかな?

 

「ねえ伊之助、エロ本持ってたの?」

「道端で拾った‼︎」

「無理なら僕があげる予定だったよ〜。」

 

 なるほどね。家が隣の明久ならいっぱい持ってるからね。

 

「秀吉、何持ってきたの?」

「ワシが前演劇でやった源氏物語じゃ。」

「なるほどね〜。」

 

 確かに源氏物語って結構エグいらしいからね〜。秀吉らしいセレクトだ。まあ貰ったところで読める気がしないけどね〜。

 てか審判の玄弥めちゃくちゃ困ってるんだが。あいつもしやウブなの?

 

「ねえ玄弥、もしかしてエロ本読んだことないの〜?」

「うん…。喧嘩しかしてなかったから…。てか俺ここにいていいのかな?」

「当たり前じゃ♪これもお主がクラスに戻るための一環じゃ!」

「そうなのかな…。」

 

 まあ確かにそうかもしれないけどさ。エロ本集めて麻雀の審判してる人って側から見たらただの意味わかんない人だよね〜。

 

 

 それはそうと、雄二はなんでこれを企画したんだろう。普通に考えて殆どの人がエロ本を失うから損しかないのに。絶対何かある‼︎聞いてみよう!

 

「ねえ雄二。」

「なんだ善逸。」

「大会を開いた本音は?」

「翔子にエロ本がバレて燃やされそうになった腹いせに、全員を巻き込んでやろうと思って。」

「頼むから死んでくれ。」

 

 ただの雄二の八つ当たりじゃないか‼︎でもなんで開催できたんだろう?

 

「ここ学校だよね。大丈夫なの?」

「表向きには数学、特に確率の勉強会になっている。上弦2人が出来の悪いFクラス男子を指導するってことにすれば他の教師の許可も下りるだろう。上弦は学校を開ける権利も持ってるから教師にバレることはない。利光が麻雀好きなのもあって簡単に開催できたぞ。」

「なるほどね〜。」

 

 そうか、これは確率の勉強会なんだ‼︎だから頑張った証としてエロ本を持ち帰ることはとても良いことなんだ‼︎よし、美波への言い訳ができたぞ‼︎

 

 

 

 さあって、一回戦の開幕だ‼︎対戦相手は………

 

「善逸か、よろしく‼︎」

「炭治郎ね!こっちこそよろしく!」

 

 やった、炭治郎だ‼︎他は横溝と福村で2人とも麻雀の経験が少ない‼︎これは貰った!

 だって炭治郎はね……

 

 

萬子:漢数字

筒子:丸数学

索子:普通の数学

名前の表示は親が回る順番

 

南3局0本場 親:我妻善逸 

ドラ 9

 

横溝浩二   20,300

福村幸平   21,600

我妻善逸   52,500

竈門炭治郎   5,600

 

 

炭治郎捨て牌

 

三七942白

七8

 

 萬子、索子と切り出していって遅れて字牌。ドラの 9 も切ってるから明らかに筒子染めなんだけど…、一応聞いてみるか?

 

「炭治郎、筒子欲しいの?」

「ホ……シ……ク……ナ……イ……」

 

 やっぱりね♪コイツ嘘つくのめちゃくちゃ下手だから麻雀弱いんだよね。俺は親だけど点数に余裕があるし、まくられる可能性が3人の中で一番高いラス親の炭治郎を一応警戒して筒子絞っとくか。

 

 その曲は全員ノーテンで流局した。さあ、オーラスだ‼︎

 

 

南4局1本場 親:竈門炭治郎 

ドラ 中

 

横溝浩二   20,300

福村幸平   21,600

我妻善逸   52,500

竈門炭治郎   5,600

 

 

我妻善逸 手牌

 

二七369①⑤⑦東南北中中

 

 

 ドラが対子とはいえかなりのカス配牌。だけど今はどうでもいい!なんせこの局が終わったら晴れて準決勝進出だからね♪相手にドラが少ない分、高打点による直撃もなさそう!ここは全力で配牌降り、炭治郎の様子を見て絞るか!

 

 ⑤6⑦七 と切っていく。炭治郎の手形が整っていないうちに危ない真ん中の牌は先に処理するのさ!そしてその後から端牌と切っていき鳴かれる確率を減らすのだ!

 

「クッ‼︎」

 

 炭治郎も焦り始めてる。聴牌しないと俺の勝ちで終わっちゃうからね〜。

 

 そして最後は字牌ラッシュ…なんだけど 南 が場に一枚も見えていない。場風だし鳴かれる可能性があるからこれは切れないね。代わりに 北 は2枚見え。更には 東 は3枚見え。国士無双は ⑨ が全部見えているから無し。なら 北北東東東 と連打してフィニッシュだ‼︎

 

 

終局 我妻善逸が勝ち抜け

 

横溝浩二   20,300

福村幸平   21,600

我妻善逸   52,500

竈門炭治郎   5,600

 

 

「やったー‼︎準決勝進出‼︎」

「善逸に負けるなんて…。」

「いや俺家やゲームでやってたからね。家は3人麻雀だけど。これが経験の差だよ‼︎」

「運で覆そうと思ったのに…。」

「まずは嘘がつけるようにならないとね!」

「はい……。」

 

 という訳で炭治郎、横溝、福村を討ち取って準決勝進出‼︎

 

 

 

 時間も余ったし他の卓でも見るか……

 

「っしゃあ‼︎オレも勝負だ‼︎」

「またかよ‼︎そんだけ押してなんで当たらないんだ‼︎」

 

 伊之助はゼンツ大好きみたい。ドラだらうがど真ん中の牌だろうが平気で押してる。防御なんて考えてなさそうだね。さて、立直者の待ちは………① と ⑨ のシャボ。④ が捨て牌にあるから筋引っかけで ① が出やすいね。

 

「コレはヤバい気がする‼︎」

 

 は?なんで ① だけ止まるんだよ⁉︎ドラとかど真ん中の牌押してそれだけ直感で止めるとか頭おかしいんじゃねえのコイツ‼︎しかもコイツ勝ってるし…。こういうタイプはどうしようもないよね。

 

 

 

 しばらく観戦した後、ついに準決勝の時間がやってきた!えっと、対戦相手は………

 

 

我妻善逸

坂本雄二

吉井明久

土屋康太

 

 

 うわ、最悪だ…。運だけの明久はともかく、ずる賢い雄二が相手かよ。てかエロ本持ち帰って翔子ちゃんに怒られないのかよ。聞いてみよう。

 

「雄二、エロ本持ち帰って大丈夫なの?」

「俺は勉強だけが全てじゃないことを証明するためにここに来た。だからここで勝って翔子にその力を見せるんだ!」

「本音は?」

「エロ本を奪還して金庫で厳重管理したい。それなら翔子にもバレないだろう。」

 

 コイツ普段頭いいくせに翔子ちゃんのことになるとめちゃくちゃバカになるよね。そんなことしても金庫開けられて燃やされるだけだと思うのに。

 

 

 そして何より最悪なのがムッツリーニ。透き通る世界を使って相手の手牌と山にある牌を全部見てくるヤバいやつだ。しかもゲーセンの脱衣麻雀をやりこんでる為地力もそれなりにある。はっきり言って優勝候補の筆頭だ。例えばこんな感じで……

 

 

「………立直。」

 

 立直が飛んできたら死刑宣告だ。クソ!鳴けない‼︎他の2人もダメみたい。こうなってしまうと……

 

「………ツモ。………立直一発ツモ中ドラドラ。………3,000、6,000。」

 

 必ず一発ツモになる。山にある牌全部見えるんだから一発でツモれるタイミングで立直かければいいんだよね。クソ!俺も透き通る世界を習得してたらよかったのに‼︎

 その後も……

 

「………2,000、4,000。」

「………4,000オール。」

「………2,700オール。」

 

 地獄の時間が続いた。

 

 

東3局2本場 親:土屋康太

ドラ ⑥

 

坂本雄二  10,300

吉井明久  11,300

土屋康太  65,100

我妻善逸  13,300

 

 

 あっという間にこの点数。とりあえずなんとかこの親を止めないと!配牌は……

 

三五七234①②⑥⑦南南白

 

 まあまあいい!ここはなんとしても自風の 南 を鳴く‼︎そう思ってると早速明久が捨ててくれたから鳴くぞ!

 

「ポン‼︎」

「うわ、びっくりした〜。」

 

 ごめんね明久。ムッツリーニの親を流すためにもなりふり構ってられないんだ‼︎

 

三五七234①②⑥⑦ 捨白  南南南←明久から

 

 手牌が見えているハズのムッツリーニが絞って来ない‼︎これは勝負する気か?急所の ③ を鳴いて、場に多く切れていて頭になりにくい 七 を切る!

 

「ロン。8,600。」

 

 な⁉︎雄二にロンされただと⁉︎コイツ、いつの間に…。ムッツリーニのことばっかり考えてて他の2人のことをすっかり忘れていた…。マズいぞ…。

 

 

東4局0本場 親:我妻善逸

ドラ ⑥

 

坂本雄二  18,900

吉井明久  11,300

土屋康太  65,100

我妻善逸   4,700

 

 

 まずはこの親で頑張らないと‼︎やってやる‼︎手牌は……

 

一六八九②②⑤⑨⑨東西西西

 

 まあまあまとまってはいるけど鳴けないし遅そう‼︎とりあえず 一 から切るか…。雄二の打牌は他風の 北 。明久は……

 

「立直‼︎」

「「は⁉︎」」

 

 ダブル立直だと⁉︎雄二と一緒に思わず声を上げちゃった。クソ‼︎せっかく俺の親だというのに……。ラッキーパンチ野郎め‼︎こうなったら俺だってやってやる‼︎

 次の 南 はいらないからツモ切りだ!その次の 3 も使えないからツモ切り!次の ⑥ は一応使えそうだから 東 ‼︎その次は……

 

「ツモ‼︎えっと、ダブル立直、ツモ、平和、裏が〜2つ‼︎えっと6飜だから……」

「………3,000、6,000。」

 

 そういえば明久点数計算できないんだった。代わりにムッツリーニが申告してる。てか高くね⁉︎それただの平和のみだよね?ふざけんなよ‼︎親被りで箱下だよ‼︎

 

 

南1局0本場 親:坂本雄二

ドラ 1

 

坂本雄二  15,900

吉井明久  23,300

土屋康太  62,100

我妻善逸  -1,300

 

 ヤバい…。完全に離されてる…。

 

「ツモ。1,000オール。」

「立直‼︎」 ←明久

「ツモ。2,100オール。」

「………ロン。………立直一発ドラ。………5,800。」

 

 うげぇ……。雄二の連荘の後ムッツリーニに振り込んじまった。ツモしかしてこないと思って油断しちゃった…。

 

 

南2局0本場 親:吉井明久

ドラ 北

 

坂本雄二  26,200

吉井明久  19,100

土屋康太  64,800

我妻善逸  -10,200

 

 ダメだ…。もうお終いだ…。もう無理だよ…。

 

「善逸は死んだみたいだな。明久、後はお前との点数勝負だ!」

「やってやるよ雄二!僕だって負けないからね!」

「………楽勝‼︎」

 

 畜生‼︎とりあえず手牌を開けるか……

 

23456④⑤⑦⑦東東東中

 

 うお!めちゃくちゃ神やんけ‼︎やってやんよ‼︎

 

「あ、あのタンポポ野郎復活しやがったな。」

「島田さんがいないから沈んだままだと思ったんだけどね〜。」

「………成る程!」

 

 ってムッツリーニにはこれ見えてんのか。何とかして勝たないと‼︎

 だけどその後は一向にこなかった。この一向聴が入らないことある⁉︎やっとの思いで来たときは既に13巡目だった。でもやるしかない‼︎

 

「リーチ‼︎」

 

 さあ、引いてくれ‼︎なんとか………引けなかった。あの配牌でまさかの流局である。しかも雄二張ってるし。

 

 

南3局0本場 親:土屋康太

ドラ 四  供託1本

 

坂本雄二  27,700

吉井明久  17,600

土屋康太  63,300

我妻善逸  -9,700

 

 

 でもこうなった以上攻めるしかない‼︎明久に美波がいないとダメみたいに言われたのが癪だし、やってやるよ‼︎配牌は……

 

三五六六37③④東南南白白

 

 まあまあいい!いつもならダブ南か白を鳴いて③④の両面を活かして速和了を目指すけど、今は子でダンラス‼︎ならここは思い切って萬子に染めに行く‼︎

 

 ムッツリーニが一回戦の俺みたく全力で絞ってくる。雄二も簡単には出してくれない。なら明久から!

 

「南 ポン‼︎」

「六 ポン‼︎」

 

一三四五 六六六←明久から 南南南←明久から 白白白←雄二から

 

 とりあえず 一 単騎にして手替わりを待つ‼︎和了してやるよ‼︎

 

「立直‼︎」

 

 後のない明久からの立直‼︎それだけ危険牌捨てるなら来るか‼︎ここは勝負だ‼︎さて、引いてきたのは……… 白 か。

 ここでどうするべきか。白 は絶対に安全だからそのままツモ切りの方がいい。槓して立直している明久に余計なドラを2種類も乗せたくない。でも決勝進出最低ラインである2位の雄二までは35,000近く離れている。ここで仮に跳満を和了したとしてもラス親だけで20,000点取らなきゃいけない。1回戦でかなりの素点を取っていて2位でも勝ち抜けが現実的な雄二とダントツのムッツリーニが速攻で流しに来ることを考えると…。ここは槓してドラがモロ乗りすることに賭けてみるのも悪くない‼︎

 

「槓‼︎」

「「な⁉︎」」

 

 やってやるよ!必ず勝って決勝に行くんだ‼︎新ドラは………白‼︎

 

「「モロ乗りかよ‼︎」」

 

 なんと4つ乗った‼︎さて、嶺上牌は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の和了牌、一 だった。

 

「ツモ‼︎白ダブ南混一色嶺上開花ドラ5‼︎6,000、12,000‼︎」

「………完全に復活したようだな。」

 

 

 

南4局0本場 親:我妻善逸

ドラ 發  

 

坂本雄二  21,700

吉井明久  10,600

土屋康太  51,300

我妻善逸  17,700

 

 まあムッツリーニは全部見えてるんだから分かってたよね。さて、このオーラス、俺はまだ3位。なんとしてでも和了しないと‼︎

 

 そんなことを思ってた7巡目……

 

「………立直。」

 

 ムッツリーニから立直が飛んできた。役がないけど待ちが広いしどうせ1巡でツモれるから関係ないってやつか!クソ‼︎ここまでか‼︎今の俺の手牌は……

 

四四五五六22③⑤⑦發發中

 

 ムッツリーニの宣言牌、2 は一応鳴ける。だがそこから役を作り直すのが大変だ。ドラの發を鳴いて新しく頭ができるのを待つか發を落とすかの2択になってかなり遠回りになってしまう。どうしよう……。

 でもどっちにしろ鳴かないと終わるのか!だったら意地でもやってやるよ!

 

「ポン‼︎」

「………な⁉︎」

 

 ムッツリーニが動揺した‼︎鳴かれると思わなかったんだろう。慌てて山を確認し直してる。こうなったら真っ向勝負だ‼︎

 

 11巡目、手牌はこうなっていた。

 

四四五五六③④⑤發發 222←ムッツリーニから

 

 そして自分のツモは 中 だったのでツモ切り。雄二の捨てた牌はムッツリーニの安全牌 四 。それで明久の……いや待て待て!普通だったら鳴かないけど今回だったら鳴くしかないじゃないか‼︎

 

「ポン‼︎」 打 六

 

 通った‼︎これで聴牌 發 と 五 のシャボで 發 の片和了だ!さあ、俺かムッツリーニが 發 を掴めば‼︎そして自分のツモ番で引いてきたのは…………發だ‼︎

 

「ツモ‼︎4,000オール‼︎」

 

 これでなんとか2位だ‼︎だけど他の卓の様子が分からない。1回戦がまあまあ取れてるとはいえこの素点で勝ち上がれるかは分からない。なら!

 

「続行‼︎」

 

 

南4局1本場 親:我妻善逸

ドラ ⑧  

 

坂本雄二  17,700

吉井明久   6,600

土屋康太  46,300

我妻善逸  30,700

 

 

 そして続いたこの局、10巡目のことだった。何事もなく進みそうだと思ってふと明久の河を見ると……

 

21③七七⑥

⑦九⑧

 

 そして明久は更に打 ⑧ 。ドラの対子落とし?なんかよく分かんない捨て牌だな。副露牌を見ると、

 

北北北←善逸から 中中中←善逸から

 

 ん?待てよこれ?捨て牌に字牌が一枚もなくて副露牌が全て字牌。更にはよく分からない捨て牌。もしかしたら字一色か?役満はやばい!一気に逆転される!続行したのがバカみたいじゃん‼︎なんとか全ての字牌を止めなきゃ‼︎そして明久は14巡目…

 

「槓‼︎」

 

 發の暗槓⁉︎本当に字一色じゃん‼︎ヤバい‼︎え〜っと、南と白が全切れだから東と西待ち‼︎やめろ、引くな‼︎引くな‼︎頼む‼︎俺は降りるから‼︎引くな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終局  土屋康太が勝ち抜け

 

坂本雄二  16,700

吉井明久   9,600

土屋康太  45,300

我妻善逸  29,700

 

「クソ‼︎東と西さえ来れば‼︎」

「明久、お前マジで字一色だったのかよ!危な!」

「………善逸か雄二が下手に鳴いてたらツモられてた。」

「マジかよ⁉︎あぶね〜‼︎」

 

 間一髪セーフ‼︎あとは2位の結果を待つだけだ‼︎お、利光が口を開いたぞ‼︎

 

「たった今結果が出たね。その結果、2着組で決勝進出したのは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………我妻君だね。」

「いやった〜〜〜‼︎決勝‼︎決勝‼︎決勝だ〜‼︎」

 

 いよいよ決勝進出‼︎これでエロ本持ち帰りは確定‼︎さあ、あとはどれだけ持ち帰れるかだ!

 それより決勝のメンツは誰だ?ムッツリーニは確定として………

 

「オレ様が決勝進出だ‼︎」

 

 伊之助か‼︎あの直感麻雀で決勝まで来たのかよ‼︎さて、あと一人は……ってなんだこれ……

 

1回戦  61,700

準決勝 124,000

 

 強すぎないか⁉︎圧勝じゃん。俺が準決勝勝ち上がれたのはコイツのおかげじゃん‼︎勝てるのか、こんな奴に……。

 そして遂に決勝の時間がやってきた。俺、伊之助、ムッツリーニはそいつのいる卓に向かう。圧倒的な強さで勝ち上がってきたその名は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆揃ったようじゃな。じゃあ、始めるとするかの。」

 

 可憐なポーカーフェイス、木下秀吉‼︎




 ということでエロ本争奪麻雀大会です。僕は野球素人で野球回が書けなかったので代わりに自分の好きな麻雀にしました。あとは先生は学校で打ってくれそうにないので代わりにみんなでエロ本を持ち寄って争奪する形式にしました。

 実は参加者から集めた金銭含む物品を大会の商品にすると賭博罪になるのですが、そこは架空の物語ってことで許して下さい。現実ではやってはいけませんよ?

 あと準決勝南4局0本場、ムッツリーニはダマの方がよかったですね。いつものノリでリーチしちゃったと思ってください。

 次はラスボス秀吉戦です。お楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。