バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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 前回と同様に麻雀の話になります。今後のストーリーには影響がないので知らない人は飛ばしても大丈夫です。
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バカテスト 麻雀

問 次の問題に答えなさい。

『 親の110符2飜は何点でしょう。 』


木下秀吉の答え

『 10,600点 』

教師のコメント

正解です。70符以上は30+40=70符、50+60=110符という風に分けて点数計算をすると計算しやすいですね。


嘴平伊之助の答え

『 およそ100点 』

教師のコメント

ざっくりしている上に少なすぎます。


吉井明久の答え

『 いっぱい 』

教師のコメント

ざっくりすぎます。


木下優子の答え

『 秀吉、アタシのお年玉を奪うのはもうやめて! 』

教師のコメント

苦労してるんですね。


第五十一話 エロ本争奪麻雀大会(後編)

  side 善逸

 

 第一回エロ本争奪麻雀大会決勝戦、俺は伊之助、ムッツリーニ、秀吉と卓を囲んでいた。一回戦と準決勝で圧勝した秀吉。演劇部のエースでポーカーフェイスの上手い彼女は果たしてどのような打ち手なのだろう。

 

 

東1局0本場 親:嘴平伊之助

ドラ ④

 

嘴平伊之助 25,000

我妻善逸  25,000 

木下秀吉  25,000

土屋康太  25,000

 

 

 手牌を開けてみると……

 

一六九158①③⑥東南北發

 

 近年稀に見るクソ配牌だった。途中流局がないせいでこのまま続けるしかない。国士無双に向かいつつ…、適当に様子見でもするか〜。そう思ってると7巡目、親の伊之助から立直が飛んできた。

 

「立直だぜ‼︎イェーイ‼︎」

 

 元気そうで何よりだ。こっちは国士すら進まねえんだぞ。まあいい。適当に降りるか…。

 

「ツモ‼︎え〜っと、これ何点だ?」

「1,300オールじゃ。」

「ありがとヒデコ(秀吉)‼︎」

 

 普通のメンピンツモ。ムッツリーニも配牌が悪かったのか特に何もしてこなかった。いくら全部の牌が見えてるとはいえそれじゃあ厳しいよね。とにかく次の局行くか〜。

 

 

 

東1局1本場 親:嘴平伊之助

ドラ 西

 

嘴平伊之助 28,900

我妻善逸  23,700 

木下秀吉  23,700

土屋康太  23,700

 

 

 今回こそはいい配牌こい‼︎

 

三三2468②⑥⑨⑨南南中

 

 うわ〜。南 をポンしてから速攻で流すか。そう思ってた5巡目……

 

「………立直。」

 

 速い!ムッツリーニの立直‼︎鳴いてずらさないと…。って思いながら鳴けないまま……

 

「………ツモ。………立直一発ツモ七対子。……2,100、4,100。」

 

 ムッツリーニに和了されてしまった。まあ親が回ってきたしここで頑張るか!

 

 

東2局0本場 親:我妻善逸

ドラ 2

 

嘴平伊之助 24,800

我妻善逸  21,600 

木下秀吉  21,600

土屋康太  32,000

 

 

 さて親番!配牌は……

 

四24679③③⑤⑥⑧東東東

 

 うお‼︎ダブ東暗刻だ‼︎とりあえず 四 を切るぜ‼︎今回こそはいけるぞ‼︎

 9巡目、伊之助がガンガン鳴かせてくれたのもあって聴牌した。

 

67③③東東東 324←伊之助から ⑦⑤⑥←伊之助から

 

 やった!和了すれば5,800‼︎行けるぞ〜!秀吉は 五 、ムッツリーニは 中 、伊之助は ⑦ と切る。流石になかなか当たり牌切ってくれないよね〜。さて、次のツモは 四 か。不要牌だし切るか。

 

「ロン。5,200じゃ。」

 

 え?秀吉張ってたんだ。気付かなかった。

 

四四123⑧⑧南南南 白白白←善逸から

 

 ん?待てよ?秀吉は直前に 五 を切ったんだよね?なんで四を切って 三、六 の両面待ちに取らなかったんだろう?そっちの方が和了牌も多いのに…。まあいいか。

 

 

東3局0本場 親:木下秀吉

ドラ 北

 

嘴平伊之助 24,800

我妻善逸  16,400 

木下秀吉  26,800

土屋康太  32,000

 

 

 さあって、頑張るか‼︎この局は配牌もまあまあ良かったし、行けるやろ‼︎そう思ってた8巡目……

 

「ロン。12,000じゃ。」

「な⁉︎」

 

 伊之助が振り込んだ⁉︎アイツの直感もたまには外れるのか?それにしてもそんな早い巡目に親満張ってるのかよ……。

 

 

 

  side 伊之助

 

 ヒデコがおかしい。さっきのもんいつの時もだ。普通手が出来たら殺気が強くなるはず。オレの直感が反応しなかったことはなかった…。だがコイツはどうだ?スタートしてからずっと殺気が変わらない。動きもずっと一定だ。まるで機械と打ってるみたいだ。今も全く分からなかった…。

 

 

 

  side 善逸

 

 

東3局1本場 親:木下秀吉

ドラ 九

 

嘴平伊之助 12,800

我妻善逸  16,400 

木下秀吉  38,800

土屋康太  32,000

 

 

 ていうかさっきから秀吉がヤバい。普通なら感情が音で聞こえるはずなのに全く聞こえてこない。まるで機械と打ってるみたいな。

 そんな秀吉が 三 を切った。その次はムッツリーニの番だな。

 

「………立直。」

 

 秀吉とムッツリーニを相手にしなきゃいけないなんて、とんだ災難だよ〜。伊之助も伊之助でヤバいし。

 伊之助が次に直感を信じて 三 を切った。まあムッツリーニの捨て牌が 二、六 の順で切れてるし安全そうではある……

 

「ポンじゃ。」

 

 はい⁉︎お前さっきの巡目で 三 切ってなかった?なんで鳴き戻したの?まさか……!

 

「………クッ!」

「ロン。6,100じゃ。」

 

 なんだよコイツ⁉︎ムッツリーニの立直を鳴いてずらすためにわざわざ鳴き戻したの?それとも初めからムッツリーニの立直が来ることを分かっていたの?どっちなんだろう…。

 

 

 

 

 

  side ムッツリーニ

 

 一巡後確実に俺が和了するはずだった。秀吉はその2巡前から張っていたがしばらく和了牌は来ないはずだった。なのに突然の 三 切りで一向聴戻し。意味が分からなかった。まるで俺の立直が来ることを分かっていたかのような…。アイツも透き通る世界が使えるのか?

 

 

 

  side 善逸

 

 

東3局2本場 親:木下秀吉

ドラ 中

 

嘴平伊之助 12,800

我妻善逸  16,400 

木下秀吉  45,900

土屋康太  24,900

 

 

 さあ。今度はどう来るんだ。

 

「立直じゃ。」

 

 普通に立直かよ!でもこれならなんとか対応できる!うまく降りて……。

 

「ツモ。6,200オールじゃ。」

 

 って高え‼︎一発じゃないけど結構ヤバいなこれ…。

 

 

 

東3局3本場 親:木下秀吉

ドラ 中

 

嘴平伊之助  6,600

我妻善逸  10,200 

木下秀吉  64,500

土屋康太  18,700

 

 

 ドラはまた中か……。ってムッツリーニが凄い顔している‼︎何があったんだ……。そう思ってると2巡目に

 

「立直じゃ。」

 

 ヤバい⁉︎またかよ‼︎こんなんどうしようもないだろ‼︎

 

「ツモ。4,300オールじゃ。」

 

二三四五六567②③④中中  ツモ 四

 

 ふざけんなよ‼︎2巡目にそんな手張ってんじゃねえよ‼︎しかも飄々としやがって…。だからムッツリーニ絶望してたのか‼︎

 

 

 

 

  side 雄二

 

 傍から見ていたんだが…。秀吉がヤバすぎる。いくら演劇部のエースだからってここまで感情をコントロールできるものなのか?あとあそこまで勝てるのはなんでだ?もしや相手の細かい表情、動作、鼓動、その全てを読んでるとでもいうのか?ムッツリーニが通用しないなんて異常だぞ。玄弥に色々聞いてみるか。

 

「なあ玄弥。」

「何、雄二?」

「秀吉ってなんであんなに強いんだ?」

「俺もよくわかんない。昔から家族麻雀で無双してたことは知ってるが…。」

「相手の表情とかを読んでるとかは?」

「それはあるかもな。演劇部である以上、人の感情を読むのには長けているからね。」

「確かな雀力と人の表情や仕草から相手を読んで操る力か…。」

「多分そんな感じだろうね。」

 

 思わぬところに伏兵がいたもんだな。家族麻雀させられてる木下姉が可哀想だ。

 

 

 

  side 善逸

 

 

東3局4本場 親:木下秀吉

ドラ ⑦

 

嘴平伊之助  2,300

我妻善逸   5,900 

木下秀吉  77,400

土屋康太  14,400

 

 

 とりあえずこの親を流さないと…。でも俺は親の上家。俺だけでは絞ることしかできない‼︎

 

「………ポン。」  

 

 俺の捨てた 6 をムッツリーニが鳴いた。アイツが鳴くなんて珍しいな〜。

 

「………ポン。」 

 

 今度は伊之助が捨てた 四 を鳴いた。こんなにガンガン鳴く人だったっけ?更には……

 

「………ポン。」

 

 今度は俺の捨てた 東 を鳴いた。そしてアイツが捨てたのはドラの ⑦ 。対々和か?

 

「………ロン。………東のみ。………2,200。」

 

 伊之助が振り込むなんて珍しいな〜。でも秀吉の親が流れた‼︎もしや2人のコンビネーションか?ポンで秀吉のツモ番を飛ばしまくる。そういうことか。なるほどね…。

 

 

東4局0本場 親:土屋康太

ドラ 二

 

嘴平伊之助   100

我妻善逸   5,900 

木下秀吉  77,400

土屋康太  16,600

 

 

 俺の配牌は…

 

235689⑤⑦東東白發中

 

 索子染めだね‼︎やることは簡単だ‼︎そして9巡目には……

 

12389東東 發發發←秀吉から 456←伊之助から

 

 秀吉から鳴いて聴牌!和了すれば満貫‼︎さあ来い‼︎

 

「………立直。」

 

 親のムッツリーニの立直‼︎でもここは一巡だけの勝負‼︎幸い当たり牌の 7 はムッツリーニの現物だ‼︎でも伊之助は出してくれなかったな〜。まあいいや、俺のツモは…… 二 かよ!ドラだけどいらん!まあムッツリーニの現物だし切るか。

 

「ロン。3,900じゃ。」

 

 な⁉︎また秀吉か…。立直者の現物を狙ってくるとは…。てか 發 を俺に鳴かせたのって……わざとだったりしないよな?

 

 

 

南1局0本場 親:嘴平伊之助

ドラ 西

 

嘴平伊之助   100

我妻善逸   2,000 

木下秀吉  82,300

土屋康太  15,600

 

 

 今回こそいい配牌来い‼︎

 

一九13579①⑤⑥⑧西北

 

 頼むから死んでくれ。とりあえず萬子切って様子見するか〜。

 こんなゴミ配牌だったけど、なんとか張れた!

 

123567①①⑤⑥北北北 

 

 9 を叩き切って‼︎

 

「立直‼︎」

 

 よし、今度こそ和了するぞ‼︎秀吉の思うようにはさせねえ‼︎

 そして遂に2巡後、なんと秀吉が ⑦ を出してくれた。

 

「ロン‼︎やった〜♪でも裏は乗らないか〜。1,300!」

「ほい。」

 

 ひ〜で〜よ〜し〜?そんなに俺に振り込んだのが悔しいのかな〜?ふてくされちゃって〜♪

 

 

  side 雄二

 

 秀吉が伊之助のツモり四暗刻を善逸に差し込んで流した。次元が違いすぎる。あのタンポポは喜んでるけど、それ秀吉がわざと振り込んだだけだからな。

 

 

 

  side 善逸

 

 

南2局0本場 親:我妻善逸

ドラ 8

 

嘴平伊之助   100

我妻善逸   3,300 

木下秀吉  81,000

土屋康太  15,600

 

 

 さあって〜‼︎ここから大逆転しちゃうぞ〜‼︎配牌もツモもなかなかいいぞ‼︎そして一向聴にまで辿り着いた8巡目……

 

「ロン。5,200じゃ。」

「………はい…」

 

 ムッツリーニが振り込んだ⁉︎全部見えてるはずでしょ?なのに……。もしや処理落ちか?確かに情報量が多すぎてパンクするのは分からなくはないけど…。ムッツリーニも疲れてるし…。

 

 

  side ムッツリーニ

 

 透き通る世界を使って情報処理するのも限界…。体力も使うし頭も使うからかなりやばい…。最後までもつかな……。

 

 

  side 善逸

 

 

南3局0本場 親:木下秀吉

ドラ 東

 

嘴平伊之助   100

我妻善逸   3,300 

木下秀吉  86,200

土屋康太  10,400

 

 

 

 というか俺親なくなったんだけど⁉︎詰んだじゃん‼︎こうなったら2着目指すしかないのか…。ムッツリーニまでは8,100点差。そんなに離れていない。ならば頑張れば届くはず‼︎

 

「ツモ。4,000オールじゃ。」

 

 秀吉‼︎お前もう連荘する必要ないでしょ⁉︎まさか完膚なきまでに叩きのめすつもりなのか?

 

 

南3局1本場 親:木下秀吉

ドラ ②

 

嘴平伊之助 -3,900

我妻善逸   -700 

木下秀吉  98,200

土屋康太   6,400

 

 

 秀吉の親番‼︎だけど目標はムッツリーニだ!配牌は…

 

三268③⑦白白發發中中中

 

 化け物配牌‼︎ムッツリーニがこっちを見てびっくりしてるが関係ない‼︎伊之助の殺気感知も気にしていられるか‼︎絶対にやってやるぞ‼︎そして遂に10巡目……

 

678③③白白白發發中中中

 

 遂にきた‼︎大三元聴牌‼︎これを秀吉から直撃しても優勝は出来ないけど、準優勝なら‼︎そう思ってたそのとき……

 

「ロン。え〜と……。」

「3,500じゃ。ほい。」

 

 伊之助にかわされた‼︎クソが‼︎てか秀吉振り込んでるじゃないよ‼︎俺ビリじゃん‼︎全く、たまたま安かったから……ん?待てよ?さっきもこんなことあったような……。あれは確か俺が1,300秀吉から和了したとき……。あれってまさか‼︎秀吉がわざと振り込んだのか?てことは今までずっと秀吉の掌の上で踊らされてたってこと?マジかよ‼︎最初からずっと秀吉のワンサイドゲームだったのか…。

 

  

 

  side 伊之助

 

 このままヒデコにやられっぱなしでいいのか?アイツの人形になっていいのか?いい訳ないだろ‼︎やり返してやるよ‼︎

 

 

 

  side ムッツリーニ

 

 透き通る世界を会得したのに完敗…。こんなことがあっていいのか…。いや、まだ完敗じゃない!最後にやり返せたなら、それは完敗とは言わない!最後の一局、俺の全てを見せてやる‼︎

 

 

 

  side 善逸

 

 クソ‼︎せめて最後に一回だけでいい。とにかくコイツに何か一矢報いてやりたい。本来の目的とは違うかもしれないけど、このままやられっぱなしは嫌だ‼︎

 どうやら伊之助とムッツリーニも同じことを思っているみたい。ならやってやろうじゃないか‼︎3人でな‼︎

 

 

 

南4局0本場 親:土屋康太

ドラ 北

 

嘴平伊之助  -400

我妻善逸   -700 

木下秀吉  94,700

土屋康太   6,400

 

 

 配牌はまずまずかな。ドラの 北 は対子だけど…。

 

二四五九九13⑥東西西北北

 

 他の2人の様子を見よう。伊之助は絶望している。恐らく酷い配牌なんだろう。ムッツリーニも山を見渡してガッカリしている。ならここで一矢報いれるのは俺だけじゃないか!ならば伝えるんだ!捨て牌で俺の意思を‼︎

 

 もちろんやるのは萬子の染め手‼︎だったら思い切って 3、1、⑥の順に落とす!これで伊之助にも伝える!

 

「………チー。」 123←秀吉から

 

 6巡目、ムッツリーニがチーした。2、3 とあってわざわざ 1 を一鳴きしてるってことは全帯系か一気通貫。それかもしくは俺が和了するためにずらしただけの可能性もある!さあ、ずれた俺のツモは……二 か!これで今の手牌がこれ!

 

二二四五九九東西西北北白發

 

 更には伊之助が、

 

「それポンだぜ‼︎」 白白白←ムッツリーニから

 

 ムッツリーニの白をポン!これで俺のずれたツモが……發!成る程!ムッツリーニが山を見て上手く調節してるのか!そしてそれに伊之助が合わせてるぞ‼︎

 

二二四五九九東西西北北發發

 

 あとは 四、五、東 のどれかが来るのを待つ‼︎そんなことを思っていたら……

 

「立直じゃ。」

 

 クソ‼︎秀吉に先に張られた!この状況で立直なら多分待ちが良い役無し!多分筒子か索子の多面張なんだろう。俺が引いたら終わりじゃん……。そのとき……

 

「………チー‼︎」

 

 ムッツリーニが秀吉の立直宣言牌をチー!アイツは諦めてなさそうだ‼︎全く、俺が諦めてどうするんだ‼︎

 そのあと、次の巡目のツモは有効牌ではなかった。でもその次の巡目……

 

「チーだ‼︎」

 

 伊之助がムッツリーニの捨てた牌をチーした!そして流れてきた牌が……四 だ‼︎追いついた‼︎そしたら残り少ない 五 を叩き切る‼︎

 

「秀吉。」

「なんじゃ?」

「いいことを教えてやるよ。」

「ほう。」

「立直は天才を、凡夫に変える‼︎立直‼︎」

「いや、お主もしてるじゃろ……ってこれは!」

 

 ムッツリーニが微笑む‼︎これが3人で掴んだ和了だ!秀吉が 東 を切り……

 

「ロン‼︎」

 

 俺の手牌を開く!

 

二二四四九九東西西北北發發 ロン 東 裏ドラ 二

 

「立直一発混一色七対子ドラドラ裏裏‼︎24,000‼︎」

「う〜む、3人にしてやられたのぅ。」

 

 ちなみに秀吉の手牌は

 

45678③④⑤⑥⑦⑧南南

 

 だった。危ねえ‼︎なんとか討ち取ったぜ‼︎

 

 

 

終局 木下秀吉の優勝

 

嘴平伊之助  -400

我妻善逸  23,300 

木下秀吉  70,700

土屋康太   6,400

 

 

 

 大会が終わった後、俺はムッツリーニと伊之助に声をかけた。

 

「なんか悪かったね。2人とも上の順位にいけたはずなのに俺に協力してくれて。」

「ヒデコにやられっぱなしが癪だったんだ‼︎だから乗った!」

「………後悔はしていない‼︎」

「ありがとう2人とも‼︎」

 

 更には見ていたみんなまで!

 

「秀吉に一矢報いたな。凄かったぞ。」

「僕感動しちゃったよ〜♪」

「俺もいつか3人みたいな協力プレイが出来る様になりたい!」

「久しぶりにいい麻雀に出会えたよ。ありがとう、我妻君、土屋君、嘴平君‼︎」

「いや〜凄かったな〜3人とも。俺今日来て良かったよ!ありがとう!」

 

 雄二に明久に炭治郎に利光に玄弥まで‼︎良かった!今日ここに来て!そして最後には……

 

「いや〜ワシの圧勝じゃと思ったんじゃけどのぅ。3人にしてやられたわい!」

 

 いつもは可愛いのに今日は鬼のように恐ろしかった秀吉からの褒め言葉。認めてくれてありがとう‼︎

 

 

 いろいろあって忘れてたけど、景品のエロ本があるんだった!

 

「ちなみに、秀吉は何冊持っていくの?」

「30冊じゃ!」

 

 まあ確かに〜。優勝賞品だからね〜。でも秀吉がエロ本なんてね〜。

 

「何に使うの?」

「え、演劇用じゃ‼︎」

 

 演劇用?まさか‼︎

 

「秀吉、自分の身体は大切にしないとダメだよ‼︎ちゃんと優子ちゃんとかに相談したの⁉︎」

「お、お主は何を……」

「エッチな演劇するんでしょ?」

「ち、ち、違うのじゃ///」

「へえ〜?」

「そ、それは、あ、姉上にあげるのじゃ///」

 

 優子ちゃんそれ絶対に読まないよね〜?あれ〜?もしかして秀吉って意外と〜?

 

「秀吉ってムッツリーニよりムッツリだね!」

「か、か、勘違いなのじゃ///」

「………俺はエロに興味はない!」

「ムッツリーニは嘘つくな!秀吉は可愛いね〜♪」

「違うのじゃ〜///」

 

 さっきまであんなに卓上で暴れてたのに、今やすっかり照れてる可愛い女の子に戻っちゃった♪改めて秀吉にギャップ萌えしちゃったね♪

 

 

 さてと、俺は準優勝だからエロ本10冊持って帰るか〜♪もちろん書いてある女の子は全部巨乳にしたよ♪美波がアレだからね♪

 

 

 

 家に帰ると……

 

「たっだいま〜♪」

「おっかえり〜善逸♪」

 

 ゑ?なんで美波が……

 

「よく帰ってきたな。男の対決とやらで疲れてそうだから島田に労いの料理でも作ってもらってるところだ。」

「おい待てやクズ‼︎何勝手に家に入れてんだよ‼︎俺は許可した覚えはない‼︎」

「あ?やましいことでもあんのか、カス。」

「ね、ね〜よ‼︎」

 

 どうすんだよ!まあ言い訳はちゃんとあるし見つかっても大丈夫でしょう!

 

「ねえアンタ、ところで何の対決してたの?」

「確率‼︎」

「数学ならウチに聞けば……」

「ごめんな美波、これは男の対決だから‼︎女の子の美波は参加できないんだ‼︎」

「お、女の子って……。ありがとう///」

 

 よし、作戦成功‼︎あとは……

 

「じゃあ俺は自分の……」

「ねえ、それ何?」

「景品♪」

「数学の対決なのに保健体育の景品なんだ〜?」

「男の対決だからね!それじゃあ頭を鷲掴みにしないでえぇぇ‼︎」

「ねえ、これ全部巨乳の女の子ばっかりなんだけど、ウチに説明してくれない?」

「あぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 こうして俺は夕食前に美波に拷問されたのであった……。

 

 

 

 

  side 秀吉

 

 30冊は思った以上に重いのじゃ。なんとか姉上にバレぬように……

 

「ただいまなのじゃ。」

「お帰り〜、ってアンタなんでそんな大荷物持ってるのよ?」

 

 ここは演劇部で身につけた演技で!

 

「演劇用の物じゃ‼︎練習用で持ち帰ってきたのじゃ!じゃから姉上は触らぬように!」

「重そうだから手伝……」

「手伝わなくていいのじゃ!あっ……」 ボトン

 

 落としてしまったのじゃ……

 

「ちょ、アンタ、どんな演劇やるつもりなの⁉︎」

「う、嘘じゃ……」

「な〜んだびっくりした。」

「お、怒らないのかのぅ?」

「怒るわけないでしょ。アンタも男なんだからこれくらい普通なんじゃないの?まあ量はともかく…。」

 

 やっぱり姉上は優しいのぅ。

 

「てかこんな量どこで手に入れたの?アンタそんなに金持ってないよね?」

「麻雀大会の景品じゃ♪姉上の大好きな麻雀じゃぞ♪」

「アタシはアンタにお年玉毟り取られるから好きじゃないわ。」

「それは姉上が弱いからじゃ♪」

「アンタが強すぎるのよ!それより……」

 

 ん?BL本の話かのぅ?それとも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アンタ達って今日確か数学、特に確率の勉強会で学校を使う予定だったわよね?」

「じゃから麻雀は確率じゃ!」

「学校に持ってきちゃいけないエロ本を大量に持ってきて、挙げ句の果てに麻雀部でもないのに勝手に学校で許可されてない麻雀をやるってどういうことなのかな?そっちについてちょっと話を聞かせてくれない?」

「あっ……。」

 

 

 その後ワシは姉上に説教され、Fクラスと玄弥、利光は強化合宿以来の一週間の停学処分になったのじゃ………。夏休みが延びたのぅ…。




 ということで麻雀回でした。秀吉は演劇部でポーカーフェイスが上手いのもあってめちゃくちゃ強いイメージあったんですよね。だからこうなりました。

 あと本作では前々から秀吉の男の部分を前面に出してる節があります。玄弥の件とか。バカテス原作とは多分キャラが違いますが(正確には原作で描写が無いので不明)よろしくお願いします。

 ちなみに咲の阿知賀編を結構参考にしています。ムッツリーニ→園城寺トキ(漢字でてこない)、秀吉→宮永照と若干被せている節があります。

 そしていよいよ次からは最終章です。試召戦争の大まとめです。ちょっと時間がかかりますがよろしくお願いします。
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