問 次の問題に答えなさい。
『 光合成によってどんな物質ができるでしょう。 』
姫路瑞希の答え
『 炭水化物と酸素 』
教師のコメント
正解です。光合成は光によって水と二酸化炭素から炭水化物と酸素を生成する現象ですね。
謝花梅の答え
『 ハゲ 』
教師のコメント
原因は違うと思いますよ。
土屋康太の答え
『 R18を防ぐもの 』
教師のコメント
あとで職員室に来てください。
我妻善逸の答え
『 日輪刀 』
教師のコメント
それは物語の中だけです。
side 雄二
「それはこの犯罪者である神崎アオイがクラスを崩壊させようとした事に繋がるのか?」
やっぱりそういう事だったんだな、根本‼︎後ろにいる反根本派のBクラスの人がざわつき始める。
「神崎さんが犯罪者?」
「あんまりイメージわかないけど…」
「実は今までの行動って…」
当の神崎本人は何も言い返さない。思い当たる節があるのだろう。代わりに伊之助が声を荒げる。
「アオイが犯罪者だと⁉︎ふざけるんじゃねえ‼︎そいつが悪いことできるように見えるのか⁉︎あぁ⁉︎」
「嘴平、お前もだよ。俺はこの2人の罪状を述べるためにここにいるんだ。Bクラスを守るために、ね。」
「ちょっと、伊之助は…」
「今の自分の立場を分かってるのか、神崎?」
明久、お前の嫌な予感は的中だ。根本はクラス共通の敵をFクラスだけでなく神崎も含めることによって自分の立場を良くしようとしている。
「神崎に騙された皆に真実を教えてやろう。まずはここにいるFクラスの嘴平は母親とともに嘴平家の財産を盗んで逃亡した。」
「それは母ちゃんが暴力を受けてたから…」
「証拠がない。出鱈目を言うな。次にこの犯罪者である嘴平母子を匿ったのが神崎一家だ。当然神崎本人も含まれている。」
「オレ達を助けてくれたんだぞ‼︎」
「犯罪者を助けることは立派な犯罪だ。Bクラスの皆はこの犯罪者に騙されていたんだぞ。さらには3回も停学処分を起こし、嘴平やムッツリーニといった犯罪者達を抱えるFクラスにも騙されていた。」
とりあえずはコイツの言うこと全部聞いてやるか。それでそこからボロを見つけるとしよう。
「だが俺はそんなお前達を許してあげよう。俺はクラスの安全を確保し、皆を救うために代表をやっているのだからな。どうだ坂本、これが自分ではない誰かのために頑張るということだろう?」
「ふざけるのも大概にしろ‼︎」
俺が言葉を返す前に炭治郎がキレたじゃねえか。
「そんなものは所詮自分の立場を守るためだけの偽善に過ぎない‼︎それに、神崎さんや伊之助が犯罪を犯した証拠こそないじゃないか‼︎」
「それは単なるお前のはやとちりだ、竈門。それに証拠ならきちんとある。警察がもうすぐ来るだろう。」
明久の言った通りか。警察呼んでまで最大の反乱分子である神崎を失脚させ、自分の立場を保とうとするとは。だがこちらが勝てる証拠がなさすぎる。伊之助に事情を聞いてもっと詳しく知らなければ。
「伊之助、他に過去で繋がりのあるやつはいるのか?あと過去で補足することはあるか?」
「明久。前に親父とババアが来たときに追い返した。あとアオイとは小学生の頃出会った。」
「じゃあアイツに……」
ってあのバカ、停学中なのに現れやがった。まあ明久はこうでないとな。
「根本君、いい加減にしろ‼︎」
「今は停学処分中じゃないのか、下弦の壱、吉井明久。ダメだぞ学校に来ちゃ。」
「そんなとこはあとで僕が償うからどうでもいい‼︎それよりも伊之助と神崎さんが犯罪者みたいに言ってるけど、それは違う‼︎伊之助ママは父親と祖母に暴力を振るわれてたから伊之助を守るために家出したんだ!」
「バカかな?その話の証拠がないじゃないか。」
「僕が言い争っているところを見たんだ‼︎その感じから伊之助ママが暴力を振るわれていることが分かったんだ‼︎」
「たったそれだけ?しかも3回も停学処分を引き起こした下弦の壱の言うことなんて誰が聞くと思う?」
お、それを使わせてもらうぜ。
「じゃあ俺が聞くけど、今まで外道な手を使ってきて人望を失ったお前の言うことも聞く奴がいないだろう、なぁ根本?」
「今回は俺だけじゃなくて警察が動いているんだ。勘違いするなよ、坂本。」
「じゃあ聞くが何故今更警察が動いた。伊之助が神崎家に匿われたのは10年以上前だ。しかも少し前に伊之助の家にやってきた父親と祖母は既に伊之助達に追い返されていてしばらく来ていなかった。なのに何故こんなことが起きた。まるで誰かがわざわざこの事情を調べて、伊之助の父親達に、こういった罪があるからそれを利用して捕まえた方がいいですよ、って告げ口でもしないとこんなことは起こらないはずだ。」
「それを知ったところで結局アイツらが犯罪者なのに変わりはない。それに俺はクラスのために動いたんだ。外道な手を使ったわけじゃない。」
「じゃあ今回そうでなくとも、今までがそうだったらどうなる?警察に事情を話せばお前の言葉にも耳を貸す奴はいなくなるだろう。」
「そんな証拠がどこにあると言うんだ?」
「頼んだぞ、ムッツリーニ!」
どうせムッツリ商会は解散するんだ。なら今までの総決算といこうじゃないか!
「………これが証拠。」
『魘夢、頼みたいことがある。』
『なんだい根本君?』
『竈門を弱体化させる。竈門の妹にお前のアレを使え。』
『分かったよ。やってみるさ。』
「………これも証拠。」
『魘夢、頼みたいことがある。』
『なんだい根本君?』
『島田を監禁して欲しい。お前のアレを生かせ。』
『分かったよ。やってみるさ。』
「………まだあるが、再生するか?」
ムッツリーニが今まで録音してたものだ。まさかここで使うことになるとはな。
「逆に聞くが、ムッツリーニも犯罪者なのは自明だろう。」
「………その通り。………だからお前を巻き込む。」
「その犯罪者の言った言葉が説得力があるのか?」
「………俺の場合は盗撮・盗聴。………むしろある。」
さあ、これで自分の発言の説得力を失うがいい。そう思ってると根本よりも先に素山が声を上げた。
「根本君‼︎私たちはもう貴方のやり方についていけません‼︎だから私は今から根本君に個人的に古典勝負を挑みます‼︎」
「私も!」
「俺も!」
Bクラスの人が次々と声を上げる。根本も流石に動揺したのだろう。
「ちょっと待て‼︎そんなことをしたら設備がFクラスのみかん箱になるんだぞ‼︎分かってるのか‼︎」
さあ、最後の畳み掛けだ!
「分かってないのはお前だ根本。俺は神崎達にもし試召戦争でFクラスが勝ったら設備入れ替えをしない代わりに決められた時間にAクラスと模擬試召戦争を行うことを言ってある。ここでお前が戦死してBクラスが負けようが大した被害にはならないのだ。」
「それでも何故お前らはこんな犯罪者達の言うことを聞くんだ‼︎ムッツリーニのだってあれは合成音声かもしれないんだぞ‼︎」
「今慌てているってこと自体がそもそもダメなんだ。それはお前が本当は自分の保身しか考えてないって言っているようなもんだ。本当にクラスのためを思うなら自分が捕まってでも神崎を巻き添えにしてクラスの治安を保つはずだ。違うか?」
「それでもクラスの為になるならいいだろう‼︎」
「お前が消えることがクラスの為になるのだとしたら?」
「そ、そんなことはあり得ない‼︎」
やっぱりな。口では他人のためとは言ってても、所詮はやっぱり自分のためじゃないか。停学中なのに自分の身を顧みず友達の無実を証明しにわざわざやってきたり好きな人のために自分への痛みを度外視して壁をぶっ壊したりするバカや、恋人のために体育倉庫のドアをぶっ壊したり脚にかなり負荷のかかる新しい技を開発したりするタンポポのことを少しは見習うんだな。
そんなことを思ってると、万世先生が登場した。何故このタイミングなんだろう?
「あれ〜?あそこにいるのは吉井君じゃん‼︎停学中に学校来て本当に愚かだね〜。」
「すいません…。」
マジでタイミング悪いなコイツ。空気読めないのかよ。
「それはそうと根本君。君に言わなきゃいけないことがあるんだよ。」
「なんですか万世先生。貴方のことも警察に突き出しますよ。犯人蔵匿罪でね。」
「おいおい、そんな怖いことを言わないでくれよ‼︎そもそもアオイちゃんも伊之助君も犯罪者じゃないじゃないか‼︎」
「どういうことです?」
「まずはその年齢‼︎当時小学生だった人達が捕まると思う?」
万世先生が助けに来ただと⁉︎てかコイツも伊之助の件に絡んでるのか。てか万世先生の言ってることがもっともすぎる。
「次に君が伊之助の父親が暴力を振るった証拠がないって言ってたけどね。あるんだな〜これが。」
「適当なことを言わないでくださいよ!」
「俺は君なんかより長く嘴平家にかかわってきた人間でね。両親が暴力の証拠を持ってたんだよね〜。それにね、もう警察は来ないよ。その証拠を提出しちゃったからね!」
「な⁉︎」
「君は少し考えれば分かることが分からずにこんなに無駄な時間を過ごしたのかい?可哀想に。俺は泣いちゃうよ。」
「じゃあ俺をどうするんです?」
「俺は君が可哀想だから退学とかにはしないよ‼︎俺は優しいからね‼︎軽い停学くらいでいいんじゃないかな〜。」
「じゃあこの土屋にはどうするんです?」
「軽い停学か鬼舞辻先生のお叱りでいいんじゃないかな〜。俺は優しいから生徒が痛い目を見るのが嫌なんだ!だから皆仲良く過ごそう、ね‼︎」
サイコパスっちゃあサイコパスなんだけど、なんだかんだでいいことはしてくれるんだな〜。って無惨のパワハラだったら俺も食らうんだけどな。
「で、Bクラスのみんなはどうしたいのかな〜。」
「さっき私が言った通り今から根本君に個人的に古典勝負を挑みます‼︎それだけです!」
「それじゃあ俺が承認できる英語のほうがいいよ〜。」
「分かりました!」
「俺も!」
「私も‼︎」
こうして根本はBクラスの人達によって戦死させられ、俺たちの2回目のBクラス戦は勝利に終わった。
「ドゥーマ、ありがとな‼︎」
「私からもお礼を言わせていただきます。本当にありがとうございました‼︎」
「僕からもお礼を言わせていただきます!ありがとうございました!」
「いえいえこちらこそだよ伊之助君、アオイちゃん、吉井君‼︎俺は琴葉さんに恩があるからね‼︎」
「あとアオイ‼︎これからは危ないことが起きないよう、なるべくオレのそばにいろ‼︎オレが守ってやる‼︎」
「伊之助……、ありがとう‼︎」
その後、取引の詳細を根本と神崎に伝えたところで、俺たちは教室に戻ることにした。
side 善逸
早々に戦死したせいで、久々に鉄人の戦死者用補習をこんなに長く受けたよ〜。確かに無惨よりは厳しくないんだけど、なんていうか暑苦しいから嫌なんだよね〜この人。まだ9月なんだから勘弁してよ‼︎まあ秀吉とずっと一緒だったのは良かったんだけどね〜。
それと、俺が戦死している間にアオイちゃんや伊之助のことで一悶着あったことを美波が伝えてくれた。停学中のはずの明久が学校に来てまで伊之助達をかばったらしい。アイツらしいな〜。
残りの午後の授業が終わったタイミングで雄二が教壇に立つ。
「本日のBクラス戦はクラスのみんなの協力と神崎達の協力によってなんとか勝利を収めることが出来た。皆に感謝する‼︎」
まあ俺はほとんどいなかったんだけどね〜。
「秀吉、玄弥はもう下校したか?」
「下校したのじゃ。」
「炭治郎、耳飾りを外せ。」
「りょ〜かい‼︎」
この指示を出したってことは……
「それでは、遂にAクラス戦の作戦会議を始める‼︎」
遂に来たぞ!あの時以来の再戦!待ってろよ、システムデスクとリクライニングチェアー‼︎
「まずは宣戦布告する時間だ。姫路と明久が停学処分から解放される明後日の午前11:00を予定している。ちなみに午前9:00からはBクラス、9:30からCクラス、10:00からDクラス、10:30からはEクラスがそれぞれ30分間の模擬試召戦争をAクラスと行うことになっている。」
多分この調子で行くとAクラスの人朝っぱらから試召戦争し続けて昼も食わずに戦争になるよね〜。しんどそうだね〜。
「次に待機場所だ。開戦の時間の時には全員教室ではなく校庭で待機することになっている。B〜Eクラスが頑張っているときに外に出るんだ。そして正面玄関を空き教室から下弦の召喚獣を使って持ってきた机で人一人がくぐって通れるスペースだけ残して塞ぐこととする。」
外使うのか‼︎まあ今回使ったらしいし大丈夫でしょう‼︎
「そしてAクラスの人が一人ずつくぐって出てくるからそれを全員で袋叩きにするんだ。」
エグ‼︎いじめじゃんそれ‼︎でもそこまでしないとAクラスには勝てないんですけどね〜。
「もしAクラスの人がやけになってバリケードをぶっ壊したら、次は下弦の出番だ。召喚獣を使ってズボンのベルトを取ったりスカートをめくったりして相手を混乱させる。」
なんだと⁉︎それなら!
「雄二、俺が女の子を担当するから美波は腕を変な方に曲げないでぇぇぇぇ‼︎違うんだ美波、これは戦争のためなんだよ!」
「男子も担当しなさい‼︎」
「まあ島田の言う通りそうしてくれ。」
「その後は異端審問会を発動させる。Aクラス内のカップルの情報は既に調査済みだ。それをネタに審問を開始しろ。」
「「「「「了解‼︎」」」」」
おぉっと〜、俺の出番だね〜。付き合うときには必ず痛みを味わってからにしないとね♪俺だって数々の痛みを乗り越えて美波と付き合ってるんだ‼︎何の痛みもなしに付き合うなど言語道断‼︎
「それじゃあ最後に宣戦布告に行く使者だ。明久は今停学中に登校したことがバレてスケベと鉄人に怒られてるから使えない。誰か……」
「ワシが行こう‼︎」
流石シスコン‼︎ものすごい速さで手を上げたね。
「じゃが雄二よ、準備するものがあるから明日でいいかのぅ?」
「分かった。では宣戦布告は秀吉と、一応ボディーガードとして善逸の2人で頼むぞ。」
「ウチも行く‼︎」
「じゃあ島田も行け。」
美波がいつもついてきてくれることが正直嬉しいんだよね〜。あと秀吉が準備するものってなんだろう?そんなことを思っていたら放課後になった。早速帰るぞ〜‼︎
「下弦ども、吉井と土屋の件について話がある。いつもの空き教室に集合するように。」
「みんなごめんね。」
「「「「「はい。」」」」」
でしょうね。停学中に来た奴と盗撮がバレた奴がいるんだからこうなるよね。
無惨によるパワハラが終わった後、下弦のみんな(停学中ですぐ帰らされた明久は除く)で今後のムッツリ商会について話していた。
「ムッツリ、やめるのか?」
「………やめる。………校内のカメラと盗聴器も今日中に撤去する。」
「なんか寂しいね〜。いろんな写真が見れなくなるのか〜。」
「お前は島田に頼めばいいだろ。」
「じゃあ雄二は翔子ちゃんに頼んでみてよ!」
「なんてこと言うんだ、善逸⁉︎」
雄二も素直じゃないね〜。
「じゃが今後はどうしていくのじゃ?」
「………カメラも普通の用途でしか使わない。………それ以外は何もしない。………責任は取る。」
「本当に終わるんだね…。」
「………ああ。」
なんか寂しいね〜。俺もムッツリ商会よく使ってたんだけど、結構いい写真ばかりだったのにな〜。
「じゃあ最後に大仕事を頼みたい。」
「………何をすればいい?」
「善子の写真の焼き増しだ。」
「ブチ殺すぞ貴様。翔子ちゃんにアオイちゃんと密会していたことを伝えるよ?」
「はやまるな善逸。Aクラスを弱体化させるのには必要なんだ。」
「俺も弱体化するよ?」
「誤差の範囲内だろう。」
「ふ〜ん。」
雄二がそうくるんなら俺だって考えがあるよ。
《もしもし翔子ちゃん、雄二がBクラスのアオイちゃ……》
「おいやめろ‼︎電話壊すぞ‼︎」
《んと密会してたよ!》
《…ありがとう我妻。》
当たり前だよなぁ⁉︎俺の黒歴史をいとも簡単にばら撒きやがって‼︎
「もうやめろ。俺はお前が嫌いだ。」
「俺だって嫌いだね、雄二。」
「…雄二、浮気は許さない。」
「しょ、翔子⁉︎来るの早すぎだろ⁉︎ちょっとやめろぉぉぉ‼︎」
「ざまあみやがれ‼︎」
これも誤差の範囲内ってことで‼︎
「じゃあみんな、明後日頑張ろうぜ!」
「………ああ‼︎」
「言われなくともそのつもりじゃ‼︎」
「ウデがなるぜ‼︎」
みんなに別れを告げた後、俺は帰路についた。明日秀吉がどんな宣戦布告をするか楽しみだな〜。
ということで2回目のBクラス戦終了です‼︎根本の末路はいかがだったでしょうか。あと童磨がいいキャラなの違和感ありすぎてヤバイですね。まあ彼も鬼滅原作では無惨に鬼にさえされてなければ内面はどうであれ人々をそれなりに救って天国に行けたんですけどね〜。
ムッツリーニはパワハラを受け、ムッツリ商会を辞めたことで停学が免除されました。まああれ何回も気絶するから停学の方がマシなんですけどね。
さて、次回はAクラス戦の前日を書く予定です。もしかしたらAクラス戦まで入るかもしれません。よろしくお願いします。