バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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バカテスト 英語 

問 以下の問いに答えなさい。

『An apple cost 2 dollars, and a banana cost 3 dollars.
If you buy 16 apples and 8 bananas, how much is it ?』


竈門炭治郎の答え

『56 dollars.』

教師のコメント 

正解です。ちなみにドルの記号$を使ってて答えても大丈夫です。


木下秀吉の答え

『very much』

教師のコメント

たしかに高校生からすれば大金でしょうね。


嘴平伊之助の答え

『gtfogpc』

教師のコメント

アルファベットを並べれば英語になるわけではありません。


我妻善逸の答え

『YAMATANO ORO TINTIN』

教師のコメント

虹色の鳥が回転する動画の見過ぎです。


第六話   自分ではない誰かの為に

  side 明久

 

 

 Bクラス戦2日目。炭治郎は妹の看病で休みだそうだ。まああんなことがあったら仕方ないよね。

 あと、昨日根本君の件で暴れていた善逸が島田さんと付き合い始めたらしい。今はBクラス戦で忙しいけど、後で審問してやろう。友達としてちゃんと裁いてあげなきゃね♪

 これからの審問に期待を膨らませていると……

 

 秀吉の生着替えが始まった!この学校の女子の制服に着替えてる!どうやら作戦のためらしいけど、そんなことはどうでもいい!今はこの目に焼き付けるんだ!後ろで善逸が島田さんに殴られているのは気にしないことにしよう。

 

「雄二よ、ワシはこれを着てどうするのじゃ?」

「姉の真似をしてCクラスに行き、煽ってAクラスと戦争させる。」

「う〜ん。あまり気が進まんのぅ…。」

「そこをなんとか頼む。」

「むぅ…。仕方ないのぅ…」

「雄二、秀吉の様子を見についていっていい?」

「構わないぞ明久。ただしCクラスの中に入るのは秀吉だけな。」

「いちおうオレも行く!」

「伊之助も明久と一緒のとこまでな。」

「おう!ウデがなるぜ!」

 

 こうして僕は伊之助と秀吉を連れてCクラスの前まで行った。一応開戦時間前なのでBクラスに襲われる心配はない。そして遂に木下優子(CV.木下秀吉)の大演説が始まった。

 

「静かにしなさい!この薄汚い豚ども!」

 

 うわぁ、ひでぇ。木下さんごめんね。すかさず小山さんが言葉を返す。

 

「何よあんた!」

「私はAクラスの木下優子よ!アンタたち臭い豚どもをしつけにきたのよ!」

「アンタ、点数がいいからって調子に乗ったんじゃないわよ!」

「私はねえ、こんな臭くて醜い教室と生徒たちが同じ校舎にいることが気に食わないの。アンタたちなんで豚小屋で十分よ!」

「なっ!言うに事欠いて、私達にはFクラスがお似合いですって⁉︎」

 

 別にFクラスとは言ってないでしょ!

 

「手が汚れるのが物凄く嫌だけど、近いうちに薄汚いアンタたちを相応しい教室に送ってあげるわ。覚悟してなさい。」

 

 これ後で秀吉は木下さんに怒られるんだろうなぁ〜

 

「汚らわしいのはお主じゃ!小山、彼奴らを始末してやろうぞ!」

「楽しいのぅ楽しいのぅ!私の蹴鞠で始末してやろうぞ!」

「矢琶羽と朱紗丸の言う通りよ!Fクラスの前にAクラス戦の準備を始めるよ!」

「「「「オー‼︎」」」」

 

 どうでもいいけど、秀吉と同じような喋り方をする人が後2人いるとは思ってなかったなぁ〜。あの2人だけ古い時代の作品から飛び出してきたみたい。

 

「これで良かったかのう?」

「ひでこ!やったな!すげぇ殺気だぞ!」

「これでBクラス戦に集中できるね!」

 

 よし、後は教室に戻ってBクラス戦の準備だ!

 

 

 

 

   side 根本

 

 Fクラスには代表を除いて厄介な人物が4人いる。上弦並の姫路、Aクラス並の竈門、Aクラス並の音楽の成績と高速居合いができる召喚獣を持つ我妻、そして保健体育学年一位のムッツリーニだ。このうち姫路の無力化と竈門の欠席に成功した。またムッツリーニも今日は休みらしい。となると残るは我妻だ。

 

「魘夢、頼みたいことがある。」

「なんだい根本君?」

「ーーーーをして欲しい。お前のアレを生かせ。」

「分かったよ。やってみるさ。」

 

 これで完璧。あとは坂本を倒すだけだ。

 

 

 

   side 善逸

 

 いよいよBクラス戦が始まった。まず俺は1人でDクラスに向かった。

 

「平賀、約束通りに室外機を壊してね。」

「分かったよ。でもなんでこんなことをするんだ?」

「それは見てのお楽しみ♪」

 

 さて、役目も終わったしBクラスの足止めに行くか!昨日の審問の続きもあるしね♪

 Bクラスについたぞ!おっ、やってるやってる!秀吉と明久と瑞希ちゃんがいるのか。でもなんか瑞希ちゃんが変だな…。

 

「(明久、瑞希ちゃんどうしたんだ?さっきから何もしてないよ?)」

「(僕もそれ思ったんだ、なんか気まずそうにしてるし…)」

「(とりあえず話しかけてみるよ)」

「瑞希ちゃん大丈夫?」

「あっ…はい!大丈夫です…。」

 

 いや、絶対大丈夫じゃないでしょ。そんなことを思っていると隣にいた明久の音が変わった。普段の明久からは聞こえないような音がする。怒りに燃え上がるような音だ。

 

「(どうした明久、なんかあったか)」

「(…やらなきゃいけないことができた)」

「(…理由は?)」

「(言えない…とりあえず善逸はここを頼む)」

「(分かった)」

「姫路さん、具合悪そうだから休んでて。あまり戦争には加わらないでね。」

「分かりました…。」

「何があったか分からぬが、ワシが姫路の分まで頑張るぞぃ。」

「ありがとうございます…。」

 

 明久が去ると、俺は少しBクラス内を見た。すると根本の制服から少し手紙のようなものが見えた。間違いない。あれは瑞希ちゃんの明久へのラブレターだ。昨日ちゃぶ台ぶっ壊した時にでも盗んだんだろう。そういうことね。やってやろうじゃないか、根本!

 しばらくすると、明久が雄二と何か話したのか、雄二から無線が飛んできた。ちなみに今無線を持ってるのは雄二、明久、秀吉、俺、ムッツリーニだ。

 

《善逸、秀吉、聞いてくれ。明久の提案で姫路の調子が悪いから外すことになった。理由は言えないらしい。明久には教室待機組全員を連れてそっちに向かってる。姫路の代わりに頑張れよ。》

()()(()()()()())()

 

 どうやらあいつが何かするようだ。ならば俺のやることは一つ。Bクラス入口付近の前線を保つことだ!

 

 しばらくすると明久たちがやったきた。雄二と伊之助も連れてきている。でもあれ?美波は?アイツは今どこにいる?

 

「なぁ明久、教室にいたのはそれで全員なのか?」

「そうだけど、どうしたの?」

「美波は?」

「最初は僕たちと一緒にBクラスの入り口にいたんだけど…」

 

 トイレか?にしては長すぎるような…

 

「雄二ごめん。ちょっとトイレ。」

「漏らすなよ。」

「漏らさないよ!」

 

 そう言って俺は新校舎の女子トイレの前に向かった。

 

 

 

 

 

 新校舎の女子トイレの前で待つこと5分。だが美波は出てこない。携帯にかけても繋がらない。続いて旧校舎の方で待ったけど一向に出てこない。一応保健室にも行ったが来てないという。まさか…

 

《雄二、美波はそっちに戻ってきたか?》

《戻ってないぞ》

《………俺は美波を探す。すまないがそれまでは頑張ってくれ。》

《早く戻れよ》

 

 今現在美波は戦場のどこにもいない。朝はいたのに…。だとすると…、監禁されているのか?となると場所はどこだ?校舎内?体育倉庫?とりあえず手当たり次第探すほかない。

 聞くんだ…美波の音を…。不器用だけど一途な彼女の音を…。

 

 校舎の外に出て怪しそうな体育倉庫に目掛けて向かっていると、とても嫌な音が聞こえてきた。とても歪な、不快な音。振り向いて距離を取るとそこには制服を着て不気味な笑みを浮かべた人がいた。

 

「何をする気だ?」

「いや〜。別に何も?」

「じゃあなんで急に近づいてきた。」

「気のせいじゃないかな〜?」

 

 こいつは確かBクラスの魘夢民尾だっけ。まあいい。その彼が振り向いて去ろうとしたとき、彼の制服から袋に入った白い粉が落ちてきた。

 

「おい、それはなんだ。」

「やだな〜。僕の薬だよ〜。何を勘違いしているの?」

 

 そういうことか…多分あれは睡眠薬だ。突然倒れた禰豆子ちゃんも、監禁された美波もコイツのせいだ。でも先生が周りにいない今、コイツを倒す術がない。だったら先に美波を助けるまでだ。

 

「呼び止めて悪かったな。俺は用事があるから失礼する。」

「ばいば〜い。」

 

 そう言って俺は体育倉庫に向かった。でも一向に魘夢の音が小さくならない。あいつも追って来てるんだろう。そして体育倉庫に近づくと…間違いない、美波の音だ!中から少し叩く音と声がする。後ろには俺を眠らせようとする魘夢も近づいている。早くしないと!

 体育倉庫に辿り着いた。しかし外側からしか開けられない鍵がかかっている。もちろん鍵なんて持っていない。するとそこにたまたま不死川先生が通りかかった。チャンス!ここはやるしかない!

 

「不死川先生、召喚許可をください!」

「なんでだァ?」

「後ろにいるBクラスの魘夢に数学勝負を挑みます!」

「分かったァ。」

「「試獣召喚《サモン》!」」

 

 

数学

 

Fクラス  我妻善逸  12点

       VS

Bクラス  魘夢民尾  207点

 

 

「美波‼︎入り口から離れろ‼︎」

「善逸⁉︎分かった…」

「おい待てェ!何をする気だァ‼︎」

 

 今までの霹靂一閃では間に合わない。だけどこれを奮発すると2回で召喚獣は動かなくなるだろう。でもドアを壊すためにはやるしかない!

 

「雷の呼吸 壱の型 神速 二連」

 

 こうして俺は召喚獣と自分の身体を使って体育倉庫の扉をぶっ壊した。中には泣きそうになってた美波がいた。良かった…。助けることができた…。

 

 

 

「善逸…///」

「ごめん遅くなった…。あとは頼む…」

「ありがとう…!今度はウチの番よ!試獣召喚《サモン》‼︎」

「扉壊すなんて、馬鹿だなぁ〜。そんなことしたらどうなるか分かってるよね〜?」

「ウチらが馬鹿ならアンタたちは屑よ!物を壊すウチらと人を拉致するアンタたち!生徒に恵まれなかった先生が可哀想だわ!」

「カッコつけてくれてありがと〜う。でもBクラスに勝てるのかな〜?」

「ウチは数学だけならAクラス並よ!皆(特に善逸)の役に立つために勉強したんだから!」

「な⁉︎」

 

 

Fクラス

     我妻善逸  0点

     島田美波 323→173点

      VS

Bクラス

     魘夢民尾  0点

 

 

「善逸…本当に助けてくれてありがとう…!」

「ところで美波はなんで捕まってたの?」

「アンタが怪我してるって聞いて保健室に向かったら意識が飛んで…、気がついたらここにいた…」

「そうか…ありがとう!でも不死川先生がいたから運良くこうなっただけで…もしいなかったら俺もあの魘夢の睡眠薬にやられてたかも…ゴメン。」

「謝らなくていいよ…//。助けてくれたんだし…//」

「………これからもよろしく。」

 

 美波に別れを告げて俺は補習に向かった…。帰りに不死川先生と魘夢がなんか喋ってた。

 

「オィ、睡眠薬とはどういうことだァ⁉︎」

「ただ僕が昼寝のために服用しているだけですよ〜。」

「じゃあなんで島田はここにいたんだァ⁉︎」

「彼女が寝ぼけながらここに入ったんじゃないですかね〜?んで中に人がいることを知らない体育教師が鍵をかけちゃったんじゃないですかね?怪しむなら指紋でもなんでも調べればいいじゃないですか〜?」

「じゃあそうさせてもらうぞォ。」

 

 後日分かったことなんだけど、禰豆子ちゃんに使われたもの、美波に使われたもの、俺に使おうとしたものは別々の薬だったらしい。証拠不十分ということで不起訴。全く、用意周到な奴らだな…。

 

 

 

 

 

side 根本

 

 魘夢がやられたのか。まあ良い。これでFクラスの厄介な奴はいなくなった‼︎

 にしてもあちいな。エアコン効いてねえんか?

 

「オィ、窓を開けろ」

「へい。」

 

 さて、Fクラスの奴らを煽っとくか…

 

「お前ら暑苦しいんだよ。さっさと諦めろや。」

「無用な心配だな。」

「そうか?姫路は調子悪そうだし竈門は休みらしいな!」

「お前らじゃ役不足だからな。休ませとくさ。」

 

 何言ってんだこの代表は。諦めたのか。

 

「口だけは達者だな!負け組代表さんよ!」

「それはお前らのことじゃないのか?」

「頭でもイカれたか?」

 

 まあいい。もうすぐ終わらせてやるさ。そしてお前らが負かしたD・Eクラスと合わせてAクラス戦に利用させてもらう。

 

 

 

 

 

 

side 明久

 

 僕が姫路さんの代わりに出来ること。僕にしかない特性…。観察処分者の性質…。そうだ、あれしかない!

 

「雄二、伊之助ちょっとだけ貸して〜。」

「一応さっき索敵したから大丈夫だが、どうするんだ?」

「とにかく任せて。」

 

 こうして伊之助と作戦会議をすると、僕達はDクラスの教室に入っていった…。そして…

 

「バカひさ!俺と勝負しろ‼︎」

「やってやるよ!どっちがバカなのか証明させてやる‼︎継國先生、承認を‼︎」

「何故ここで…勝負せねば…ならぬのか…」

「Fクラスじゃぶっ壊れるからだよ!」

「成る程…よかろう…そういえば私も昔…こうして仲間と自分を…高め合ったな…承認する…」

 

「「試獣召喚《サモン》‼︎」」

 

 

古典

 

Fクラス  吉井明久  6点

       VS

Fクラス  嘴平伊之助 7点

 

 

「いくぞ伊之助‼︎」

「おらぁ‼︎」 ドゴォ

 

 そして僕の攻撃は伊之助…ではなく後ろの壁に当たる。

 

「おら!」 ドゴォ!

「まだまだだぜ!」

「このバカめ!」 ドゴォ!

「バカはテメェだ!」

「バカって言ったほうがバカなんだ!」 ドゴォ‼︎

「テメェも言ってるじゃねえか!」

 

 手が痛い…。でも…姫路さんが受けた…痛みに比べりゃ…こんなん…余裕だ!

 

「とっととくたばれ…このバカめ‼︎」 ドゴォ‼︎‼︎

「なんだと⁉︎」

「もう口も…きけないのか!」 ドゴォ‼︎‼︎‼︎

「うるせえクソ馬鹿野郎!」

「バカは…お前…だ…!」 ドゴォ‼︎‼︎‼︎‼︎

「テメェだっつてんだろ!」

 

「とっとと…………くたばれ……………」

 

 

 

 

 

 

「糞野郎〜〜〜〜〜!!」 ドガァァン!!!!!!

 

 

 

 

 

 

「な⁉︎壁を破壊しただと⁉︎お前らバカか⁉︎」

「オレたちFクラスがバカなのも知らねえのか⁉︎さてはテメェ、この伊之助様よりバカなんじゃね!」

「うるさい!」

 

 

  そう。これは僕が観察処分者だからできたこと。観察処分者の召喚獣が雑用をするために物理干渉出来ることを応用したものさ。

 

 

 

「お前ら!この伊之助様に続け!敵の親分を倒せ!」

「遅れてゴメン、ウチを監禁した仕返しと善逸の弱みにつけ込んだ仕返しをしてやるんだから!」

「俺も遅れてゴメン!妹の看病が終わったからきたよ!そして!俺の禰豆子を傷つける奴は、Bクラスだろうがなんだろうが絶対に許さない‼︎」

「「「オーー!」」」

 

 

 

みんな…ありがとう…僕も…必ず…根本君を…倒す…

 

 

 

 

 

  side 雄二

 

 明久がBクラスとDクラスの壁をぶち壊した。流石だな、あのバカは。監禁されてた島田や休んでた炭治郎も戻ってきた。姫路は少し後ろで休んでる。

 

「お前ら!あと少しだ!」

「明久らの努力を無駄にするでないぞ!」

「「「「オーー‼︎」」」」

 

 さあ、伊之助達か根本を倒せるかな?

 そう言ってると根本が急に笑った。

 

「残念だったなお前ら!俺にはその攻撃は届かない!行け、沼田三兄弟‼︎」

「あの16の女、俺がもらってやるか。胡蝶先生、承認をお願いする。」

「ダメだ俺よ、最近俺は女が不足してるんだ‼︎だから俺が俺の代わりにあの女をもらう‼︎」

「……………………(キリキリキリキリ)」

「承認するよ〜」

 

「「「「「「試獣召喚《サモン》‼︎」」」」」」

 

 

生物

 

Fクラス  

     竈門炭治郎  221点

     島田美波   62点

     嘴平伊之助  10点

       VS

Bクラス

     沼田鬼一郎  231点

     沼田鬼二郎  231点

     沼田鬼三郎  231点

 

 

 なんだあの一人称と二人称がどっちも俺のよくわからん三つ子は。しかも1人ずっと歯軋りしてる奴いるし。でもいい、これで根本の周りはガラ空きだ。

 

「残念だったな‼︎お前らの奇襲は失敗だ‼︎」

 

 残念なのはお前だ、根本。敗因は二つある。まずお前は自分のことしか考えられない。そして他の人を自分の道具だとしか思ってない。だから自分の危険を顧みず、自分ではない誰かのために頑張るやつらの行動が予測できなかったんだ。

 そして二つ目は教科の特性を理解していなかったことだ。各教科の担当の先生によってテストの結果に特徴が現れる。例えば化学の伊黒先生は採点が厳しくて遅い。美術の宇髄先生は採点が早い。今いる生物の胡蝶先生は多少のことは寛容で見逃してくれる。

 

 では保健体育はどうだろうか?

 保健体育は採点が早いわけでも甘いわけでもなく、召喚可能範囲が広いわけでもなければ御しやすい先生というわけでもない。

 保健体育の特性。それは教科担当が体育の教師であるがための…

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー並外れた身体能力ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「な⁉︎窓から入ってきただと⁉︎ここは3階だぞ⁉︎」

「…………Fクラス土屋康太。…………Bクラス代表根本恭二に保健体育勝負を申し込む。………冨岡先生、承認をお願いする。」

「その勝負、承認する。」

 

「寡黙なる性識者《ムッツリーニ》‼︎」

 

「「試召戦争《サモン》‼︎」」

 

 

保健体育

 

Fクラス  土屋康太  631点

       VS

Bクラス  根本恭二  377点

 

 

  終わりだな、根本。

 

 

保健体育

 

Fクラス  土屋康太  498点

       VS

Bクラス  根本恭二   0点

 

 

 

 

 

 

 

  side 根本

 

 俺は常に頂点に立つように親から言われてきた。そして自分でもそれが正しいと思って行動してきた。目的のためならいろんな人を騙し、蹴落とし、踏み台にして生きてきた。中学まではそれでずっといろんな分野で頂点に立ってきた。もちろん勉強でも。それが自分の楽しみにもなっていた。

 だが高校で挫折を味わった。学力主義のここ文月学園ではテストの点が全てだった。頂点しか取ったことがなかった俺は挫折を味わった。上弦になると言われていた6人。あいつらは異常だった。いくらカンニングをしても才能や記憶力、その場の発想力などで覆された。圧倒的な差をつけられ全く太刀打ちできなかった。

 だから俺はあえて振り分け試験の点数をBクラス代表になるように調整した。そして俺はBクラスの頂点となり、Aクラスに試召戦争で勝って文月学園の頂点を取ろうとした。

 でも何故だ。何故底辺の連中であるコイツらに負けた。俺の作戦は正しかったはず。なのに…

 

 

「なぁ、お前は自分のことばかり考えてたよなぁ。だから自分以外の人のために自分を捨ててまで生きる奴の行動が読めなかった。そういうもんだ。まあ、そういう奴をバカってもいうんだけどな。」

「そういう…ものなのか…坂本…」

 

 今の俺にはまだわからんが、いずれ分かるのだろうか。

 そんなことを考えていると今日は休んでるはずの竈門がやってきた。

 

「俺は竈門炭治郎だ!お前は俺の妹を傷つけた!よって俺はお前に頭突きする!」

 

 は?コイツは何を言って………

 

 

 

 

 

side 明久

 

 なんとか回復してきた…。てか相変わらず炭治郎の頭突きはエグいな〜。根本君一発で気絶しちゃったよ…

 

「明久、随分と思い切った行動に出たのぅ。」

「うぅ…痛いよ〜秀吉〜」

「なんともお主らしい作戦じゃったな。」

「でしょ?もっと褒めて〜。」

「後先考えず自分を追い詰める、男気溢れる素晴らしい作戦じゃな。」

「…遠回しにバカって言ってない?」

「まあ、それが明久の強みだからな。」

「バカが強み⁉︎不名誉だよ〜。」

 

 まあ、壁壊すなんて初めてだし、きっと留年や退学にはならない…はず!

 

「そういえば根本君気絶しちゃったけど、交渉どうするの?」

「代表根本が気絶したため、副代表である神崎が代わりに対談します!」

 

 あ、伊之助の幼馴染みの神崎さんだ。

 そんなことを思っていると雄二が話し始めた。

 

「本来なら設備を明け渡してもらい、お前らに素敵なちゃぶ台をプレゼントするところだが、特別に免除してやらんでもない。」

「条件はなんですか?」

「Aクラスに試召戦争の準備が出来ていると宣言してこい。そうすれば今回は設備は見逃してやる。」

「それだけですか?」

「ああ、ただしそこで気絶している根本に…、女子の制服を着せて交渉させるんだ。」

「分かりました。それで大丈夫です!みんな、根本に着付けして!」

「「「「「イェッサー‼︎」」」」」

 

 根本君…。いったい今までどれだけの人から恨まれてきたんだ…。

 

「では、これで終了ですか?」

「ああ、これで終わりだ。」

「では、ありがとうございました。」

 

 なんて礼儀正しい子なんだろう…。っておや?伊之助の方に向かったぞ?

 

「伊之助‼︎アンタまた授業サボって遊んでたでしょ‼︎」

「いや、ちげーし!そんなことしてねーし!」

「Fクラスの人から聞いたんだけど⁉︎」

「え…」

「とにかく、今度授業サボったら外で遊ぶの禁止ね‼︎」

「…はい」

 

 伊之助は神崎さんには弱いからね〜。家が隣の僕にとってはこれもよく見慣れた光景だ。

 

 さてと、姫路さんのラブレターを探さなきゃ!…う〜んと、あった!根本君の制服はゴミ箱に捨てちゃおう。根本君は姫路さんへのいじめ、島田さんの監禁、炭治郎妹への傷害の罰として女子制服の着心地を楽しんでもらおう。それにしても昨日と今日は疲れたな〜。早く帰って寝たいな〜。

 

 

 

 

 

 

 Fクラスのみんなで勝利の余韻を味わっていると、入り口の方から、今朝聞いたような、でもちょっと違うような声が聞こえてきた。

 

「Fクラスの皆さん、ちょっといいかしら?」

 

 雄二が答える。

 

「なんか用か?上弦の参、木下優子。」

「貴方達の今までの問題行動の数々や成績について他の上弦や先生と話し合ったの。その結果、貴方達には今までにない特別な罰を与えることにしたわ。」

 

 上弦の…参?どうして今、ここに…




 Bクラス戦が好きなので盛ってみました。常識では考えられないような策を次々と実行して掴み取った勝利って感じで好きです。ちなみに善逸と炭治郎のところは原作ではありません。また、義勇の出番が今までなかったのもこのためです。
 そして、ずっと話題に上がってた上弦が初めて登場しました。まあ姫路も上弦クラスあるのでアレなんですけどね。
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