バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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第六十七話 上弦会議

  side 善逸

 

 今俺はファミレスで美波とデートしている。しかも今回は明久×瑞希ちゃんとのダブルデートだ。そして午後は如月ハイランドに行く予定。前回は隣のバカのせいで散々な目にも遭ったから、今回はきっちりと楽しませてもらうよ〜。

 

 

 そしてなんといっても瑞希ちゃんがいるんだよね!え?瑞希ちゃんと浮気するって?そんなことはしないよ〜。ただね、遂にこれを試す機会が来たのさ‼︎

 

「ぬっ!」

「善逸、何してるの?」

「ごめん明久。今集中してるから話しかけないで。」

「あ、うん…。」

 

 なんと俺はムッツリーニとの修行の成果もあり、遂に透き通る世界を会得したのだ‼︎さあ、これで瑞希ちゃんのあられもない姿を見てやる‼︎

 

「美波ちゃん、我妻君は何をしているのでしょう?」

「ごめん瑞希、ウチもよく分からない…。」

 

 さてと……うまく調節して……ってこれは‼︎

 

 

 それは乳房というにはあまりにも大きすぎた。大きく、分厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに肉塊だった。

 

 ヤバいヤバい‼︎マジでこれ鼻血出そう‼︎ムッツリーニの気持ちが分かったわ!さてと、早く美波を見て落ち着こう。

 

 それは乳房というにはあまりにも小さすぎた。小さく、薄っぺらく、軽く、そして綺麗さっぱりとしすぎていた。それはまさに鉄壁だった。

 

「人の胸見て何考えてるのかな〜善逸?」

「ち、違うんだ美波‼︎俺はただ武術の技を試していたんだ‼︎相手の筋肉の動きを透かして見て攻撃の先読みをするための技だよ!」

「それで人の服を透かして見ていたってわけ〜?」

「な、なんでそういう発想になるのかな〜?」

「正直に言ったら怒らないわよ?」

「相違ありません。」

「じゃあ腕を一本潰すね〜♪」

「ぎゃぁぁぁぁ‼︎お許し下さいませ美波様‼︎どうか、どうかお慈悲をぉぉぉ‼︎」

 

 怒らないっていったじゃん‼︎美波の嘘つき‼︎

 

「瑞希のも勝手に見た罰として僕はもう片方の腕を担当するね!」

「明久テメェぇぇぇぇ‼︎」

 

 なんでファミレスで腕二本壊されなきゃならねえんだよ‼︎ふざけるな‼︎俺はただ武術を極めただけじゃん‼︎

 

 

 そんなことを思ってるとなんと上弦が全員で来店して来た。って利光と明久×瑞希ちゃんって会うの気まずくね?

 

「(明久、瑞希ちゃん、利光来たけど……)」

「(あ、本当だ!あまり目を………)」

「心配する必要はないさ我妻君。僕は吉井君を諦めたわけじゃないからね‼︎一生付き纏って、必ず自分のものにしてみせるさ‼︎」

「久保君、吉井君は絶対に渡しませんよ?」

「それはどうかな姫路さん?君が少しでも情けない真似をしたらすぐに僕は奪いに来るつもりだからね。」

「そんな真似は絶対にしません!」

 

 まだこの2人喧嘩してるのかよ‼︎お前ら地味にうるさいんだからやめてくれよな!またバイトの時みたいに怒られちゃうからね‼︎

 

 それにしてもなんで上弦がいるんだろう?Fクラスの俺たちを監視しにでも来たのかな?

 

「利光、そういえばなんでここに来たの?」

「臨時上弦会議さ。不死川君も戻ってきたことだし、全員で話したいことがあるらしいからね。」

「なるほどね〜。流石上弦、真面目だね!」

「まあ何の議題かは僕も分からないんだけどね。」

「そ、そうなのか…。」

 

 こんなところに来てまで学校のことを話すのかな〜?そんなことを思っていると美波が口を開いた。

 

「ねえみんな、学校のことかもしれないしちょっとだけ会話を聞いてみようよ!」

「賛成!エリートの会話聞いてみたいしね!」

「私も賛成です!」

「僕も‼︎」

 

 こうして俺たちは上弦会議を少し聞くことにした。

 

 

 

 そして遂に上弦会議が始まった。

 

「じゃあみんな、代表と玄弥の提案で臨時上弦会議を開くことになったけど、とりあえず何を話そうか?」

 

 司会は当然のように雑用担当の優子ちゃん。コイツマジでどこでも仕事してるね〜。あと優子ちゃんって玄弥のこと下の名前で呼ぶんだ〜。確かに同じ中学だったのは知ってるけど、あんまり絡んでた印象がなかったから意外だよね〜。

 

「俺からなんだけど、みんなの将来について聞きたいんだよ。ずっと独学だったから他の人のことがよく分かんなくてさ…。志望校とかどんな感じで決めてるの?」

 

 Wow!いきなり勉強の話題か‼︎流石上弦だね!

 

「じゃあまずは、玄弥と同じ文系の久保から話すのはどう?」

「…それがいいね。」

「ボクも賛成〜♪」

「じゃあ僕から話すね。僕は今はやりたいこともないからとりあえず東日本大学を志望しているよ。家も近いしね。そして今はそれに向けて特に国語、英語、数学、歴史2科目を勉強してるのさ‼︎」

 

 とりあえずで国内最難関大学を志望する奴がいるか‼︎レベルがおかしいだろ‼︎なに近所にゲーセンがあるから行こうみたいなノリで東日本大行こうとか言い出してるのさ‼︎頭おかしいでしょ!

 

「じゃあ私も便乗するね。私も久保と同じく東日本大の文系志望ね。」

 

 カナヲちゃんもかよ‼︎なんなのこいつら‼︎でも炭治郎はどうするのさ。流石にアイツじゃ同じ大学は無理だと思うけどね〜。同じことを思ってた玄弥が聞いてくれた。

 

「あれ、そうなると炭治郎はどうなるの?」

「都内のソフィア大学を志望してるよ。まあまあ近いから大学からは同棲する予定なんだよね♪」

「なるほどね。それならお互いのレベルに合わせられるし遠距離になることもないね‼︎」

 

 そう来たか〜。あと炭治郎の大学もかなり難しいはずなのにそれを普通に扱う上弦の恐ろしさよ…。

 

「じゃあカップルつながりで次は愛子の番だね。」

「ちょっとカナヲ‼︎ボクは違うからね!」

「…それは嘘。」

「工藤さん、早く認めた方がいいよ!」

「愛子ってばいつまでも照れてるんだから〜。」

「工藤っていじられキャラなんだね!」

「違うからね不死川君‼︎ボクはいじりキャラだよ‼︎」

「「「「そういうとこだよ。」」」」

「うぅ…。みんなボクをいじめるんだ…。」

 

 愛子ちゃん安定のいじられキャラなんだね!てかまだムッツリーニと付き合ってないのかよ!照れ屋すぎない⁉︎そんなんだからいじられるんだよ〜。

 

「まあそれはそれとして、ボクはとりあえず保健体育を生かした学部に行く予定だよ〜。」

 

 ほ、保健体育だと⁉︎それは是非とも聞くしかない‼︎って思ったけどめちゃくちゃ美波に睨まれてるからやめとこう…。優子ちゃんが代わりに聞いてくれた。

 

「愛子、それって要するに医学部ってことでしょ?」

 

 ってそういうことか‼︎愛子ちゃんも流石上弦って感じだ‼︎

 

「あ、うん。優子の言う通りだね〜。ただボクの成績だと地方に行くことになるかも〜。一応首都圏の国立を志望してるけど、全然届かないからね〜。私立は学費がかなり高いしね〜。」

「…東日本医科歯科大学?」

「一応そうだね…。」

「あと1年半あるし、逆転も夢じゃないよ!アタシも同じ理系として応援するからさ‼︎それに大学と学部学科まで決まってるの愛子だけじゃん!」

「…将来の夢があるのはいいこと。」

「流石だね、工藤さん‼︎」

「愛子はやっぱりしっかりしてる!」

「もう学部まで決まってるとか、凄いな!」

「ありがとうみんな‼︎ボクも頑張るよ!」

 

 愛子ちゃんで難しいってどんなレベルだよ!俺だと100浪してでも入れる気がしないね!

 

「じゃあボクの次は代表だね〜。よろしく〜♪」

「…私は雄二と同じ大学学部学科志望。」

 

 嘘でしょ⁉︎いくら雄二のことが好きとはいえ上弦の壱がアイツと同じ大学でいいの⁉︎

 

「流石だね霧島さん。でも坂本君はそれでいいのかな?」

「…どういうこと?」

「自分に霧島さんが合わせていいのかなって?坂本君が申し訳なく思いそうな気がする。」

 

 確かに。アイツ変に優しいところあるからね〜。ずっと翔子ちゃんが自分にとらわれ続けるのは間違ってるとか思ってるくらいだし。

 

「私も一回そうなったんだけど、炭治郎の要望で大学が近ければ自分のレベルにあったとこがいいよって言われた。」

「それこそカナヲみたいに近くの大学にして同棲しちゃえば、代表の夢も叶えられるんじゃない?」

「…なるほど!…みんなありがとう‼︎…じゃあとりあえず大学は東日本大にしておく。」

「それがいいね!」

 

 だからコンビニ行くみたいなノリで最難関大学を志望するんじゃないよ‼︎俺たちよくこんな奴らに試召戦争で引き分けに持ち越せたな‼︎

 

「…じゃあ最後は優子の番だね。」

「アタシは西日本大学かな〜。自由な校風が学問に向いてると思うからね‼︎学部は理学部数学、物理か工学部物理工、電気電子、情報で迷っているところね!」

「優子も大体決まってるじゃ〜ん!」

「…流石。」

「東日本大じゃないのが意外だね。」

「確かに。でも理由がちゃんとあるんだね。」

 

 おっと、意外にも西日本大学……ってここも国内2番目に難しいところじゃん‼︎ふざけんなよ‼︎インフレが激しすぎるでしょ‼︎しかも東日本大入れるレベルなのかよ‼︎

 そういえば玄弥だけ返事してないような……

 

「それで優子、本音は?」

「関西ってなんか面白そうじゃん‼︎」

 

 草。理由それだけかよ‼︎家での適当な性格丸出しじゃん‼︎そんな理由で志望校のレベルを落としたのかよ‼︎

 

「…優子の意外な本音。」

「まあ木下さんは本当はズボラだもんね。」

「そういえば部屋はちゃんと片付けたの?」

「また弟君に怒られちゃうよ〜?」

「優子は昔からそうだから今更だけどな。」

「ちょっとみんな!それは今関係ないでしょ‼︎」

 

 そしてやっぱりそのネタでいじられるんだね〜。でもしょうがないよ。普段不真面目な秀吉を怒っている子が逆に秀吉に怒られてるんだよ?つまらないわけないじゃん!

 

「まあ、とりあえずみんなありがとね‼︎かなり参考になったよ!」

「「「「「いえいえ〜。」」」」」

 

 玄弥こうして普通に戻れて何よりだね。

 

「さて、玄弥の話題も終わったところで、次は代表からの話題に移ろうか〜。元々提案してきたのはこの2人だしね。それじゃあ代表、よろしく!」

 

 それにしても優子ちゃんのこの切り替えの速さって凄いよね〜。脳味噌5つ、心臓が7つくらいないと出来ないよね〜。

 

「…では次の議題を発表するね。」

 

 さて、次はどんな真面目な話題なのかな〜?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…アタシは今は恋愛よりも学校の仕事を優先させてるからパスね、この言葉の真意についてみんなで話し合いたいと思う。」

 

 ん?もしかしてそれって優子ちゃんかな?ってことはもしかして‼︎

 

「善逸、これ優子のことだよ!ウチも知りたいな〜!」

「優子ちゃんに何があったか、私も知りたいです‼︎」

「ちょっとFクラスの2人まで⁉︎なにもアタシの話題って決まった訳じゃないよね⁉︎そうやって勝手に……」

「…木下優子さんについての話題。」

「ちょっと代表⁉︎アタシの話題とか特に何もないしつまらないからパスするわ‼︎」

「優子、往生際が悪い。」

「さあ、早く僕たちに話してもらいたいものだね。」

「今まで散々ボクをからかってきたんだから、たっぷりからかわせて貰うね♪」

 

 あんだけ恋愛に興味がないとか言っておきながら彼氏を作ったんだね♪そりゃみんなにいじられるに決まってるじゃん‼︎

 

「はいはい!みんなにとって面白いと思うことは何もないよ‼︎ただアタシが自分の意思でそうしたかっただけの話‼︎以上‼︎」

「せめて相手を言ってくれるかな〜?」

「本人の許可なしに言うのは………」

「優子の彼氏は俺だ。」

「「「「「「「「え?」」」」」」」」

 

 ちょっと待って⁉︎優子ちゃんの彼氏って玄弥なの⁉︎コイツ最近までクラスに来てなかったよね⁉︎いつの間に⁉︎

 

「ほうほう〜?2人はいつからなのカナ〜?」

「中学1年の時からだね。」

「「「「「「「「え?」」」」」」」」

 

 待ってくれ⁉︎頭が追いつかないよ‼︎だってその期間玄弥はずっと喧嘩してて秀吉とすら一度も会ってないんでしょ⁉︎それなのに優子ちゃんとはこっそり会ってたわけ⁉︎じゃあさっき翔子ちゃんが言った言葉は嘘だったの⁉︎

 

「あとみんな疑問に思ってるけど、優子のそのセリフは全部俺のために言ってくれたんだ。」

「そ、そんなこと……」

「あるよ。今から全部話していいかな、優子?みんなに優子の凄さを知ってもらいたくて。」

「え、いや、あ、アタシはそんなに凄くないけどな〜///」

「ボクも珍しく照れてる優子の話を聞きたいな〜!」

「「僕も‼︎」」

「…私も!」

「「私も!」」

「ウチも!」

「俺も‼︎」

 

 そうして玄弥はその言葉の意味と過去を全て話してくれた。正直うかつに聞いて後悔したくらいに重かったのはビックリしている。玄弥と会ってまた仲良く遊ぶことよりも玄弥と釣り合うために優等生になることの方を頑張ってたって意味だったのかよ……。

 

「…うかつに聞いてごめん。」

「正直すまなかったと思っている。」

「なんかごめんね。」

「あの言葉ってこういう意味だったんだ…。」

「み、みんな!そんなに気にしないでよ!」

 

 4年間も努力して待ち続けるって凄いね……。俺にそんなことが出来るかな…。

 

「まあみんな、これが優子についての話だ。それでお願いがあるんだが、優子の素の性格や努力も知った上で改めて仲良くしてやってほしい。俺が偉そうに言える立場じゃないんだけどな。」

「「「「「「「「もちろん!」」」」」」」」

「あ、アタシからもよろしく///」

「それとみんなに提案したいことがある。」

 

 ん?玄弥の提案ってなんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「優子の部屋の片付けをみんなで手伝ってくれないか?」

 

 それかよ‼︎皆を強引に入れることで片付けさせるのね‼︎

 

「はぁ〜⁉︎アンタバカなの⁉︎何勝手にアタシの部屋に皆を入れようとしてるのよ‼︎片付けるの面倒くさいじゃん‼︎嫌だよ‼︎アタシは反対‼︎」

「そうでもしないとやらないと思って。秀吉からも頼まれてるんだよね。」

「ひ〜で〜よ〜し〜‼︎」

「そうと決まれば早速優子の家に遊びに行っちゃおう〜♪」

「…賛成‼︎」

「僕も手伝える限り手伝うよ‼︎」

「一度は見てみたかったしね!」

「それじゃあ昼飯を食ったら早速行くぞ‼︎」

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 ということで上弦6人が飯を食ったあと一気にいなくなってしまった。あと優子ちゃんが絶叫してるのめちゃくちゃ面白いね。どんだけ部屋汚いんだよ。

 

「なあ善逸。」

「なに、明久。」

「上弦って結構仲良いんだね。」

「確かにね。なんか少しだけ下弦に雰囲気が似てるね。」

「それは…まあそうかもね。」

「ウチもそう思うわ。あの人たちも勉強が出来るとはいえ、同い年の生徒だからね。コミュニケーションも近くなるんじゃない?」

「私もそう思います!Fクラスのアットホームな感じに似ていて楽しそうです!」

「「「だね。」」」

 

 学校の柱として活躍しているエリート集団、上弦の意外な一面を知れた1日だった。




 ということで善逸の透き通る世界使用からの上弦会議でした。玄弥が完全復活したのがかなり後だった影響で上弦全員揃って仲良くしている場面が本編でなかったんですよね。だからこの話を書きました。


 ちなみに作中の大学のモデルは次の通りです。難易度も大体同じくらいだと思ってください。

東日本大学→東大
西日本大学→京大
ソフィア大学→上智大
東日本医科歯科大学→東京医科歯科大
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