問 次の不定積分を解きなさい。
『 ∫ sin(x) dx 』
木下優子の答え
『 -cos(x)+C (Cを積分定数とする) 』
教師のコメント
正解です。上弦の貴女にはとても簡単な問題でしたね。
木下秀吉の答え
『 姉上と同じ 』
教師のコメント
きちんと数式を書きましょう。それとお姉さんに頼りすぎるのはやめましょう。
我妻善逸の答え
『 -cos(x)+♀ (♀を積分定数とする) 』
教師のコメント
我妻君が正解するとは思えませんでした。ただ、積分定数に己の欲望を混ぜてくるあたりは流石です。
謝花梅の答え
『 このアタシに命令しないで! 』
教師のコメント
すみませんでした。
side 善逸
なんとか戦死者用補習を終えてBクラスに行き、勝利の余韻に浸っていたら、いきなり上弦の参こと木下優子がカチコミにきた。しかも俺達に先生と上弦達で勝手に決めた罰を与えるって言ってきた。
そういうとこだぞ、秀吉よりモテないのは‼︎せっかく顔はいいんだからもっと性格を柔らかくしないと‼︎本人に言ってやろうと思ったけど色々似ている背後の美波に殺されそうだからやめとこう。
雄二が当然のように優子ちゃんに反抗する。
「いきなり勝手にやってきて勝手に決めた罰を与えるだと?ふざけるのも大概にしろ。問題行動をしてきたのは認めるがこちらの意思が介入してない身勝手な決定は受け入れたくない。そもそも罰とはなんだ。」
「簡単に言うと特別補習よ。担当は西村先生じゃなくて鬼舞辻先生ね。平日毎日朝のHR前の2時間行うわ。内容は鬼舞辻先生が決めることになってるの。」
「成る程な。でも部活動の朝練とかはどうするんだ。」
「補習優先ね。まあ放課後と休日は空けてあるからそこで頑張ってちょうだい。」
うわ〜きつそう。戦死者用の補習が毎日あるみたいなものか〜。やりたくないな〜。
「じゃあこっちの提案だ。その補習をもっと軽く出来ないのか。流石にキツすぎる。」
「う〜ん。罰を受ける人数なら減らすことができるわ。特定の問題児だけにするとかね。…そうだ!こういうのはどう?」
へぇ〜。頭固い人だと思ってたら意外と融通利かせてくれるんだ。それと特定の問題児って明久確定じゃん♪かわいそ〜に。
「アタシと貴方達の誰か1人が総合科目で模擬試召戦争をして、アタシの残り点数によって受ける人数を決める。アタシを倒せたら該当者は0人ってことでこの話はナシでいいわ。」
「おう、いいじゃねえか。誰か…」
「はい!わっ、私がやります!」
瑞希ちゃんが自分から積極的に参加するって珍しいね〜。まあ実力的には瑞希ちゃん1択なんだけどね。
「あの、私、Bクラス戦で迷惑かけてしまって…。皆さんの足を引っ張ってしまいました…。申し訳ありません…。でもっ、今度こそは…皆さんの役に立ちたいです!」
「姫路さん、気にしてないよ〜!それより上弦様に痛い目見せてやれ!」
「瑞希、やっておしまい!」
「お労わしい姉上をぶちのめすのじゃ!」
「「「「「ファイトー!」」」」」
いつの間にかBクラスまで味方になってる!いいぞ!てかさらっと秀吉酷いこと言わなかった?姉妹だから軽口たたきあってるのか〜。
ちなみに総合科目っていうのは全16教科(現代文、古典、日本史、世界史、地理、公民、英語、家庭科、保健体育、音楽、美術、地学、生物、化学、物理、数学)の合計だね〜。
Fクラスの平均が大体500点前後、Dクラスが2000点前後、Bクラスが3500点前後だった気がする。ちなみに俺は333点だ!凄いだろ!殆ど音楽の点数だけどね!
「よし、じゃあ決まりね。姫路さん、よろしく!」
「よっ…よろしくお願いします!」
ん、あれ?総合科目となると学年主任の産屋敷先生の承認が必要なはずだよね?雄二もそう思ってたみたいなので俺の代わりに聞いてくれた。
「木下、産屋敷先生呼ばなくていいのか?」
「アタシ達上弦は先生の承認なしで自由に召喚獣を呼び出せたり勝負が出来たりするから大丈夫よ。」
「流石上弦だな…」
本当に別格の扱いなんだな…
「あと秀吉はCクラスの件と合わせて家でゆっくりお話しようね〜。」
「パワハラなのじゃ…」
「「試獣召喚《サモン》‼︎」」
総合科目
Fクラス 姫路瑞希 6523点
VS
Aクラス 木下優子 7017点
は⁉︎なにこの点数⁉︎2人とも俺の20倍なんだけど⁉︎ヤバくない⁉︎めちゃくちゃ高くない⁉︎いや〜別格なのは知ってたけど実際に点数をみるとその差にびっくりするよ〜。
その点数にはAクラス並の炭治郎もビックリしてる…。ちなみに炭治郎は4200点くらいらしい。
そしてここから始まった戦いは…文字通り異次元の戦いだった…。
side 姫路
根本君にラブレターを取られて、みんなにバラされるのが怖くて、戦うことをやめてしまいました…。
でもそんな中、誰も悪く言う人はいませんでした。みんな心配してくれました…。特に明久君は『あの時』みたく自分の痛みなんて顧みずに行動してくれました。壁を壊すのはとても痛いはずなのに…。
そして私は自分が許せなくなりました。みんな自分のことを気にせずに頑張ってくれたのに、私だけが自分が傷つくことを恐れてみんなを邪魔してしまいました…。
だから今度は私がみんなのために頑張る番です!みんなの、特に明久君の罰を減らすために…。明久君は1人でも残ると対象になってしまうと思うので、私が絶対に木下さんを倒します!
武器はランスみたいですね。どうやら点数は木下さんの方が結構高いみたいです…。でもそんなの関係ありません!それにこの腕輪の力させあれば!とりあえずまずは木下さんの体力を減らします!
…ってあれ?木下さんはどこに…
「後ろがガラ空きよ。」
「きゃっ!」
さっきは食らっちゃったけど今度は!ってあれ…?
「アタシの早さについていけてないみたいね。そんなんでみんなを守れるのかしら?」
「…っ!まだまだです!」
そっちがそうくるなら、近づかれないように…、水平に速く回って対抗します!
「それ、横からの攻撃にはいいけれど上がガラ空きなのよね〜」
「っ!でも今度はくる場所が分かります!」
上からきた木下さんを攻撃します!やっとダメージが与えられました!木下さんが体勢を崩している隙に攻撃です!
「それやるならもっと速くやらないと〜。アタシに攻撃されちゃうよ〜!」
「…っ!」
頼みのビームを使いたいのですが…。なんとか相手の隙を見つけないと…。
Fクラス 姫路瑞希 3712点
VS
Aクラス 木下優子 6439点
side 善逸
嘘でしょ⁉︎あの姫路さんが防戦一方なんて…。
「雄二、これヤバくない?」
「そうだな。姫路は今まで一瞬で勝負がつく格下としか相手してなかったから、経験値が圧倒的に足りてなかったんだ。本人の体力がないのも相まってかなり一方的にやられている。」
「その上姉上は観察処分者がやるべき雑用を自ら進んで引き受けたり、Aクラス内で召喚獣を扱う練習をしたりしてるからのぅ。明久並に扱い慣れてるのじゃ。」
「ね〜、それって明久の上位交換じゃない?ウケるよね〜w」
「そうだな。」
「そうね。」
「酷いよみんな!確かにそうだけども!」
あれだけの点数を持った人が明久並に召喚獣を使いこなしてる…。なんかそれにぴったりなことわざがあったような〜?鬼に黒死牟だっけ?
「でも瑞希も諦めてないわね!なんとか対応して徐々に攻撃が当たるようになってきたわ!」
「姫路さんって意外とメンタル強いんだね。炭治郎みたく長女だから我慢できるのかな?」
「いや、瑞希ちゃん一人っ子だよ。」
「とにかくみんなで応援しよう!」
そうだね!せっかく頑張ってる瑞希ちゃんのためにも応援してパワーを送ってやる!バカなこと言ってる明久はこの際無視しよう。
「頑張れ瑞希ちゃん‼︎」
「瑞希、追いついてきてるじゃない!いけるわよ〜!」
「相手も結構食らってきてるぞ!行けるぞ、姫路!」
「ブチのめせ!この伊之助様の代わりに!」
「姫路よ、学校では優等生を演じてるくせに家では汚部屋で下着姿でBL本読んでる女なんかに負けるでないぞ!」
「…………………!」
「「「「「ファイトー!」」」」」
みんなの応援もヒートアップしてる!
あと、秀吉ってこんな煽る人だったっけ…?てか優子ちゃんって腐女子なの?しかも家では結構ズボラなの?しかも下着姿⁉︎今度秀吉の家に行こう‼︎そう、これはただ友達の家に遊びに行くだけだからね‼︎普通のことだからね‼︎決して優子ちゃんの下着姿が見たいわけじゃないからね‼︎
Fクラス 姫路瑞希 1537点
VS
Aクラス 木下優子 4859点
side 明久
今日改めて思い知ったよ…。自分の好きな人が遠い存在なんだって…。圧倒的な点数の差…。上弦相手にあそこまで粘れる強さ…。バカの僕にはやっぱり釣り合わないよね…。
そんなことを考えてると木下さんがとんでもないことを口にした。
「ねえ姫路さん?アナタって1年生のときはもっと成績良かったよね?なんならアタシよりも良かったよね?上弦並って散々言われてたのに。周りの環境が悪いから貴女まで弱くなったんじゃない?FクラスなんかよりAクラスの方がいいんじゃない?」
そりゃそうだよ。僕達が姫路さんの足を引っ張ったんだ…。いくら本人が頑張っても周りの環境が悪かったら邪魔になっちゃう…。炭治郎もそうだけど、やっぱり姫路さんはAクラスにいるべきだよ…。でも設備だけだと人は変えられないし…。
「そんなことはありません!確かにFクラスは勉強が苦手な人が多いです…。設備もそんなにいいものではありません…。でも!Fクラスの皆さんは自分ではない誰かの為に一生懸命になれる人達なんです。だから私はFクラスが好きです!周りの環境はとても良いです!私が弱くなったのは、私のせいです!」
姫路さん…。僕達のためにそこまで…。
「いや、別にFクラスの人達の人柄を否定したわけじゃないんだけど…。でもクラスメイトの人柄も環境の一つだから否定したことにはなるのか…。」
「…へ?あっ…、そうなんですか?すっ、すいません…。」
あと木下さんもそこまで悪い人ではないんだね。Cクラス煽るのに利用しちゃってゴメンね。
Fクラス 姫路瑞希 135点
VS
Aクラス 木下優子 4019点
side 姫路
マズいです…。このままではやられてしまいます…。かなり疲れてきました…。木下さんの点数も半分以上残っています…。腕輪の力を使いたいのですがタイミングが…。
明久君は私のために痛みを堪えて壁を壊してくれました。他のみんなもBクラス相手に不利を承知で頑張ってくれました。じゃあ私はどうすれば…。腕輪の力を使う方法…。痛み……そうだ!これしかないです!
成功するかは分かり…いや、絶対に成功させてみせます!
「これで終わりよ!」
「まだです!」
木下さんのランスがお腹に当たりました。でも、チャンスです!木下さんの腕を掴んでここを耐えれば!
「ちょ、なんで死んでないの?てか腕離しなさいよ!」
「離しません!」
「は〜な〜し〜て〜!」
「は〜な〜し〜ま〜せ〜ん!」
「ってヤバ!逃げな…」
私の熱線は…、当たった…かな…
Fクラス 姫路瑞希 0点
VS
Aクラス 木下優子 1968点
side 明久
姫路さんの最後の捨身の攻撃…。木下さんの正面からの攻撃をあえて受けて腕を掴み、そこから腕輪の力である熱線を放つ…。本当に凄かった…。終わった2人が話し合っている。
「お疲れ様、姫路さん。最後のアレ凄かったわよ?」
「そ、そんなことありません‼︎結局倒せませんでしたし…」
「「「「「姫路さん、おつかれー!!!」」」」」
「みっ、みなさん!倒せなくてすいませんでした!」
「気にすんな瑞希ちゃん!良くやったよ!」
「姫路さん、本当に凄かった!」
「良くやったのじゃ!」
「…………良い動画が撮れた。」
自分もいつかはああなれるのかな…。姫路さんのために役に立てるくらいに…。あと最後のムッツリーニが撮った動画ってなんだろう。あとで貰っておこう。
試合が終わると雄二が特別補習を受ける人数を聞いてくれた。
「それで、何人受けるんだ。」
「結論から言うと6人ね。」
「それで、誰なんだ。」
「まず最初にこの特別補習を受ける問題児の6人は私達上弦にちなんで『下弦』と名付けることに決まってるの。それぞれの序列も上弦と同じよ。すごく簡単に言うと、数字の小さい方がバカってことね。」
「おぅ、面白そうじゃねえか!んで、その6人を紹介しろ。」
なるほど、上位6人が上弦だから下位6人は下弦ってことね。もちろん僕は入ってない…といいな!
「じゃあ数字が大きい方から発表するね。」
「まだマシな方から発表するのか。」
「そうね。じゃあ言うよ…」
お、一体誰なんだ⁉︎
「下弦の陸 坂本雄二君。」
「はぁ?お前正気か⁉︎俺は成績はまともだぞ!」
「貴方は問題行動を起こしすぎね。最近だとBクラスの室外機破壊の指示を出したりとか。」
「それは試召戦そ…」
「はい次行くね」
ざまあみろ雄二。今まで僕をからかった罰だ!
「下弦の伍 土屋康太君。」
「………………不本意な。」
「貴方は保健体育以外の成績が悪いのと変態行為が多いことが原因ね。では次いくよ。」
ムッツリーーーニ!君の命は無駄ではなかったよ!
「下弦の肆 我妻善逸君。」
「待ってくれ‼︎ちょっと待ってくれないか‼︎」
「何よ?」
「俺を1日好きにしていいから、免除してくれないか!」 キリッ!
「まあ、そういうところが原因ね。あとは音楽以外の成績ね。」
「イィィィヤャャャ!タ〜スケテ〜‼︎」
「じゃあ次いくわね。」
善逸は本当に自分がなるとは思ってなかったらしい。僕が言うのもなんだけど、バカだよね〜。
「下弦の参 木下秀吉君。」
「姉上、なぜワシなのじゃ!ただの姉上の私怨じゃろう!」
「いや、アタシはアンタのときは何も言わないようにしてたわ。」
「それなら何故なのじゃ!」
「簡単に言うと授業態度と成績ね。居眠りは当たり前。教科書じゃなくて演劇の台本を読んでたり、挙げ句の果てに仮病を装って演劇部室に行ったりしてたことね。成績も前3人よりも格段に悪いしね。」
「じゃあワシは姉上の家での生活の様子を挙げて上弦から引き摺り下ろすのじゃ!」
「無理ね。上弦は完全に成績で決めたものだから下弦とは選考基準が違うのよ。そもそも家での生活の様子なんて評価対象外だし。はい、次いくよ〜」
「パワハラなのじゃ〜!」
やっぱこの姉妹仲良いよね。間に挟まりたい。
「下弦の弐 嘴平伊之助君。」
「おかしいだろ‼︎ヒデコのニセモノ!」
「貴方は授業はほとんどサボるし成績も壊滅的。それでいて問題行動をたくさん起こしてるわね。」
「ふざけんじゃねぇ‼︎」
「あとで神崎さんキツく叱っといてね。」
「分かりました!」
「アァァァァ‼︎」
「では最後ね。」
いや、伊之助は当たり前だろ…。よく俺は違うと思えたな。神崎さんに怒られなさい!ちなみにヒデコとは秀吉のことらしい。
さて、あと1人に発表されなければ、僕は幸せだぞ〜‼︎さあ、苦痛に歪む友人たちを横目に、幸せな生活を送るんだ〜‼︎
「下弦の壱 吉井明久君。」
「「「「「「「「「「知ってた。」」」」」」」」」」
「言わずもがなね。」
「ど〜して僕なの〜‼︎」
酷いよ…。しかもなんで僕が一番バカなの…。これじゃ観察処分者の頃と変わらないじゃん!
木下さんが話を続けた。
「じゃあ、下弦のみんなは今日の放課後Fクラス隣の空き教室に集まってね。鬼舞辻先生からのガイダンスがあるからよろしくね。」
「「「「「「断る(のじゃ)」」」」」」
「ちなみに鬼舞辻先生は西村先生よりも強いから無駄だと思うわよ。」
「「「「「アァァァァ‼︎」」」」」
「……………不本意。」
「そんじゃあアタシは帰るわね。あとどうせAクラスに攻めてくるんでしょ?楽しみにしてるわ。」
終わった…。俺の学校生活が終わった…。しかも西村先生より強いってなんだよ…。ありがとうみんな。生きてて幸せだったよ…。
木下さんが去った後のBクラスには、多数の歓喜と6人の絶望の声が響き渡っていた…。
side 秀吉
「なぁ姉上。みんなに秘密をバラされて可哀想じゃったのぅ…」
「アンタがやったんでしょ‼︎」
「そんな姉上に言いたいことがあるのじゃ。」
「何よ…」
「お労しや、姉上。」
「あとで覚えてなさい‼︎」
side 明久
その後、僕は教室に戻ってラブレターを姫路さんの鞄に入れようとすると…
「吉井君!」
「なっ⁉︎姫路さん⁉︎え〜っといやこれはそのあの〜善逸にいたずらを…」
姫路さんが、だ、抱きついてきた⁉︎お、落ち着け、僕!
「あっ、ありがとうございます!私ずっとどうしていいかわかんなくて…」
「おっ、落ち着いて!泣かれると僕も困るし…」
「すっ、すいません…」
姫路さん離れちゃった…。も、もう一度抱きついて欲しいな〜。
「も、もう一度…」
「はい?」
ヤバい!声に出てた!えぇっと〜どうしよう…
「もう一度壁を壊したい‼︎」
ってバカ!お前はどこのテロリストだよ!
「あの、さらに壊したら特別補習がキツくなっちゃいますよ…」
「それはやだな〜…」
うん分かってる。だからそんな気の毒そうな目で見ないで…
「あっ、あの…」
まさか、僕に病院を紹介するつもり?
「手紙ありがとうございました!」
「別に?根本君の制服から手紙がたまたま出てきただけだよ…」
「それってウソ…ですよね?」
「いや、そんなことは…」
「やっぱり吉井君は優しいです…。振り分け試験のときだって、高熱で倒れた私のために先生とあんなに言い合いをしてくれたですし…」
それは姫路さんが報われないのが嫌だからやっただけだし…
「それにこの戦争って私のためにやってくれてるんですよね?」
「え、いや、それは…」
「ごまかしてもダメですよ。だって私自己紹介の時に吉井君が我妻君と坂本君に相談しているのを見ちゃいましたから…」
見られてたのか…
「吉井君は優しくて小学生の時から変わってなくって…」
「そっ、その手紙、うまくいくといいね!」
「あっはい!がんばります!」
そういや姫路さんって誰のことが好きなんだろう…。雄二?炭治郎?善逸…は島田さんがいるし…
「で、いつ告白するの?」
「えっと…、全部が終わってから…」
「そっか。でもそれなら手紙より直接言ったほうがいいかもね。」
「そっそうですか?吉井君はその方が好きですか。」
「うん、僕は顔を合わせて貰うだけでも嬉しいよ。」
「本当ですか?今言ったこと忘れないでくださいね?」
「え?うん…」
あとはあのことを言わなきゃ!
「それと、僕たちのために上弦と戦ってくれたこと、ありがとね!」
「いや、あれは…私の罪滅ぼしなだけです…。しかも結構な点差で負けちゃいましたし…。」
「でも僕達のためにあそこまで粘ってくれたじゃん。姫路さんこそ、とても優しいね!」
「そ、そうですか///」
「うん、そうだよ。」
「………」
「それじゃあ僕は特別補習のガイダンス?に行くからまたね!」
「は、はい!また明日…!」
姫路さんの恋、叶うといいな〜。
さ〜って、至福のひと時が終わってしまった…。これから特別補習か〜。気乗りしないな〜。
side 善逸
廊下で明久と瑞希ちゃんの様子をみんなで見てたんだが…
「(あのバカ、どんだけ鈍感なんだよ!)」
「(なんであれで気付かないんだろうな)」
「(早く付き合えばいいのにのぅ…)」
「(みんな、明久が出てくるぞ)」
平静を装って…
「あれ、みんなここで何してるの?」
「特別補習の作戦会議だ。」
「炭治郎と島田さんは関係ないよね?」
「ウ、ウチらも手助けしてるだけだよ!」
「そ〜なのか〜」
よかった。コイツがバカで助かった!あと、この事は異端審問にかけるからな!応援と審問は別だ!これが俺のポリシーだ!
「よし。じゃあ行こうか下弦ども。鬼舞辻先生とやらをボコボコにしてやるぜ!」
「「「「「おう!」」」」」
「「いってらっしゃ〜い!」」
こうして俺達の戦いは始まった…
遂に下弦が登場しました!
鬼滅原作では上弦の次に強い存在でしたが、今回は上弦とは逆の問題児集団ということにしました。
あと、バカテス原作では姫路の方が優子よりも成績がいいですが、今回は逆にしました。
さて次回は鬼滅を知ってる人なら分かるでしょう。下弦と無惨といえば、そうあれです。