バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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注:12月の話です。


第七十話  修学旅行(前編)

  side 善逸

 

 ついに来週は待ちに待った修学旅行だ!そして今日のHRはその話!さて、胡蝶スケベこと我が担任は何を話すのかな〜?

 

「これから修学旅行の話をする。まずは2日目の自由行動の班を決めて欲しいんだが………」

 

 きた!修学旅行のグループ決め‼︎美波は確定としてあと誰と組もうかな〜?自由行動だからふざけられるメンツがいいよな〜。そんなことを思っていると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「下弦以外でグループを作ってくれェ。下弦はそもそも自由行動じゃねェ。放課後隣の空き教室(パワハラ部屋)に集まるように。」

「「「「「「は⁉︎」」」」」」

 

 まさかの自由行動を禁止されたのであった……。

 

 

 

 放課後、俺たち下弦はパワハラ部屋に向かった。ちなみに美波は炭治郎、瑞希ちゃん、須川、横溝と一緒のグループって言ってた。その後異端審問会の2トップが審問を受けたのは言うまでもない。炭治郎はもちろんいじめるとカナヲちゃんにいじめ返されるから手を出さなかったけどね♪

 

 パワハラ部屋に集まると、優子ちゃんが修学旅行のことについて話してくれた。ただ何故か他の上弦までいた。

 

「えっと、下弦の自由行動についてなんだけど、アタシら上弦が一対一で監視をしながら行動することになったの。それで、今から誰が誰と組むか決めるのよ。」

 

 びっくりした〜!ぶっちゃけ無惨や他の先生が同行するのかと思っていたからこれはこれで助かったぞ〜!そんなことを思ってると雄二が口を開いた。

 

「それはそれで構わないんだが、お前らはそれでいいのか?せっかくの修学旅行なのに自由を制限されるんだぞ?」

「アタシらはアンタたちと違って給料貰うことになったから大丈夫よ!」

 

 なにそれずるくない⁉︎確かコイツら修学旅行の旅費タダだったよね〜?それどころかお金を貰えるのかよ‼︎ってか俺たちの面倒を見ることがお金払うくらい大変なことって認識されてるのが腹立つんだけど‼︎クソが‼︎

 

「それじゃあペアを決めていくわね〜。誰か組みたいペアがある人!」

「………愛子と組む。」

「え⁉︎あ、うん、いいよ///」

「「「愛子、よかったね!」」」

「「工藤(さん)、おめでとう!」」

「ちょっと!みんなボクのことをからかわないでよ‼︎」

 

 ムッツリーニ早くない⁉︎でもまあここは確定だよね〜。あと上弦の息がピッタリすぎてビビるよ。

 

「…じゃあ私は雄二と組む。」

「却下。俺は玄……」

「…組まなかったら即結婚。」

「引き受けよう。」

 

 草。雄二は相変わらず惨めだよね〜w。とっとと付き合え糞野郎!

 

「じゃあ僕は吉井……」

「僕は栗花落さんと組むよ‼︎」

「よろしく、吉井!」

「え⁉︎ちょっと待ってよ2人とも‼︎吉井君は僕と組むべきなんじゃ……」

「「ごめん、瑞希と炭治郎に頼まれたんだよね。」」

「そんな〜‼︎」

 

 ん?どういうこと?

 

「ねえ明久、カナヲちゃん?2人はダブル不倫でもするの?」

「するわけないじゃん‼︎瑞希たちのグループと合流するんだよ。」

「そうしたら私も炭治郎と一緒になれるし吉井も瑞希と一緒になれる。」

「なるほどね〜。」

 

 凄いね。多分こんなことを明久が思いつく訳ないからカナヲちゃんが考えたんだね。流石!炭治郎への愛はブレないね!そうなると俺は利光とか……

 

「オレはボボ(久保)がいい‼︎」

「嘴平君!よろしくね。あとで吉井君と連絡をとっておいてね。」

「分かった‼︎」

「まあ別にいいよ〜。」

「ありがとう吉井君!」

 

 なんか炭治郎達のグループが巨大化してない⁉︎9人いるよね⁉︎俺も美波と一緒に行きたいけど、混ざると11人になって流石にキツいからな〜。う〜ん、とりあえず美波に連絡してみよう!

 

「みんな、ちょっと美波と電話していい?」

「いいけど……」

 

『もしもし美波!修学旅行の班決めなんだけどさ〜。』

『何善逸?』

『美波のグループが9人組になったのは知ってる?』

『さっき連絡があったから知ってるよ?』

『知ってたんだね、それで、俺はグループをどうしようかな悩んでるんだけど……』

『せっかくなら敢えて違うグループにしてみるっていうのはどう?宿泊先のホテルでそれぞれが持ち寄った思い出を共有しようよ!』

『なるほど、いいねそれ‼︎そんじゃあそれでいくよ‼︎』

『うん!それじゃあまた明日!』

『バイバ〜イ!』

 

「お騒がせしました!さて、残りのペアを決めようじゃないか!」

 

 ということで残ったペアを確認すると……

 

 

 

明久&カナヲ

伊之助&久保

土屋&愛子

雄二&翔子

秀吉

優子

善逸

玄弥

 

 

 あのシスコンのことを考えると俺は玄弥と組むべきだね!それじゃあ……

 

「俺は……」

「ワシは玄弥と組むぞい‼︎」

「「「「「え?」」」」」

 

 予想外の返答なんだけど⁉︎確かに秀吉と玄弥は友達だけどさ!お前シスコンなんじゃなかったの⁉︎

 

「ねえ秀吉、優子ちゃんじゃなくていいの?」

「姉上の顔はもう見飽きたのじゃ♪」

「秀吉〜?今日の夕ご飯無くていい?」

「な、なんでそうなるのじゃ!とにかくたまには玄弥と組んでみたいのじゃ!」

「そういうことなら俺は引き受けるよ。それじゃあ優子は余った善逸と組んでくれ。」

「分かったわ。」

 

 ということでまさかの優子ちゃんと2人きりになってしまった。

 

「よ、よろしく〜。」

「こちらこそよろしくね、我妻。」

 

 それにしても秀吉はなんでこのペアにしたんだろう?合流とかさせるつもりなら最初から優子ちゃんと組むはず…。そんなことを思ってると当の本人に話しかけられた。

 

「善逸、ワシに良い案があるのじゃ!」

「何をするつもりなの?」

「立場上自由にできない人の恋路を応援するのじゃ!」

 

 立場上自由にできない人…………う〜ん、分からん!

 

「ごめん秀吉、それ誰のこと?」

「それは………」

 

 こうして俺と秀吉は作戦会議をした。

 

 

 

 

 そしてついに修学旅行当日を迎えた。行き先は学園から新幹線で4時間の師走漁港だよ!海沿いに面している上に温泉もあるから絶好の観光スポットなんだよね!中でも街の南にある師走山から見える夜景は最高だよ‼︎街自体が結構北にあるから12月に行くには寒いのだけがちょっと欠点なんだけどね。

 

 そして我がFクラスはAクラス並みの設備になったおかげか、グランクラスを利用することになったのだ‼︎ゆったりとした座り心地の良い座席にグランクラス限定の昼食、さらには車内サービスといいとこ盛り沢山だよ‼︎ラッキー♪ちなみに本来だったら在来線とフェリーで18時間かけて行く予定だったらしい。Aクラス相手に引き分けに持ち越せてよかったね!

 

 ちなみにそんな中でも……

 

「明久は相変わらず気絶してるんだね。」

「グランクラスなのに勿体無いわよね。」

「乗り物酔いが激しいんじゃ仕方ないですよね。」

 

 といつも通りだ。アイツマジで可哀想だよね〜。

 

 

 

新幹線 座席表

 

雄二   美波 善逸

炭治郎  姫路 明久(気絶)

土屋   秀吉 伊之助

 

 

 

 まあぶっちゃけ新幹線4時間は暇なんだよね〜。だから退屈を凌ぐために……

 

「古今東西、『M』から始まる英単語ゲーム‼︎」

 

 ということで気絶している明久以外のいつものメンバーでゲームをすることになった。

 

「座席の前、雄二の方からよろしく〜!ちなみに伊之助の次は雄二だよ!」

「分かった。それじゃあ、Mental」

「次はウチね!Mazohist、善逸のことね!」

 

 美波は俺のことをなんだと思ってるんだろう。俺はどMじゃないのに………。

 

「ちょっと違うから!」

「違うのか?」

「雄二も同調しない!それなら俺はMarriage、雄二のことだね!」

 

 もちろん本当の意味は結婚だよ!まあ雄二でも同じ意味だけどね!

 

「善逸、死にたいか?」

「坂本、違わないの?」

「雄二は照れ屋なんだから!」

「そろそろ翔子ちゃんと一緒になって欲しいですね♪」

「うるせえ‼︎俺は絶対に翔子から逃げ切ってみせるんだ‼︎」

 

 絶対無理だね。断言できるよ。さてと、次は炭治郎だね。

 

「次は俺か!May!」

「次は私ですね!March!」

「………Manwoman、意味は秀吉。」

「ちょっとムッツリーニ!それはどういうことじゃ‼︎」

「………両性具有。」

「じゃからワシは男じゃ〜‼︎」

 

 秀吉らしい英単語だね!だからManかWomanの片方だけにしなかったんだね!

 

「もう!次はワシの番じゃ!Mahjong!意味は麻雀じゃ!」

「ヒデコ!嘘はいけねえぜ!」

「嘘じゃないのじゃ伊之助!調べてみるとよいぞ!」

「あ、ホントだ……。」

 

 ちなみに本当にその英単語はあった。これも麻雀が強い秀吉らしいっちゃらしいね!

 

「ほら、あるじゃろ!」

「………流石秀吉、Manwoman!」

「ムッツリーニ、ワシはMan「こ」じゃ……って善逸!お主は何を言うておるのじゃ‼︎」

「秀吉、いくら自分がエロ本大好きだからと言って公共の場でそんな下ネタを大声で言っちゃダメだよ?」

「善逸、うるさいのじゃ〜‼︎」

「木下って意外と……」

「違うのじゃ‼︎違うのじゃ‼︎違うのじゃ‼︎」

 

 今日も秀吉が可愛い♪そんなことを思いながらその後も英単語ゲームは続いた。

 

 

 

 

 師走漁港に到着すると、早速宿に向かうことになった。初日は移動日だからこれで終わりだね。さてと、宿の部屋割りは当然下弦6人なんだけど………

 

「ちょっと待ってよ!この隣の人って……」

「無惨だな。」

「ちなみに向かいは鉄人じゃな。」

「……その隣はスケベ。」

「「「クソ〜‼︎」」」

 

 最悪の部屋割りだった。しかもこの部屋にはベッドが2つしかない。だから一つのベッドに3人寝なければならない。ちなみにここは角部屋だから逆隣はない。つまりは俺たち下弦は無惨、鉄人、スケベに監視された中で過ごさなければいけないのだ。

 

「さて、布団割りをどうするかだな。」

「ワシは善逸とムッツリーニとかいいのじゃ!」

「じゃあそれで行こう。」

「ちょっと待ってよ秀吉!僕は寝相の悪い2人を相手にしなきゃいけないの⁉︎」

「明久、嫌なら床で寝てもいいんだぞ?」

「オレが怖いのか、バカひさ‼︎」

「分かったよ……ちゃんと布団で寝るよ……。」

「明久、安心するのじゃ!」

「安心できないよ!」

 

 明久なんか可哀想だね〜w。さてと、俺は秀吉とイチャイチャタイムとでもいきますか!

 

 そしてその日の夜、俺は秀吉とムッツリーニと共に一緒の布団で寝ているわけだが……

 

「ん?ムッツリーニ、やけに寝るのが早いね?」

「きっと疲れておるのじゃ。」

 

 といつもならそんなに早く寝るタイプのムッツリーニがすぐに寝ている。まあ確かに移動で疲れてるからね。仕方な………

 

「ワシのことを新幹線の中でからかった罰じゃ♪」 バタン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝目が覚めると、俺とムッツリーニはベランダに捨てられていた。




 ということで修学旅行編、開幕です。この話で高2を終わりにして善逸達を3年生に進級させるつもりです。

 ちなみに、師走漁港のモデルは函館です。12月の夜に師走漁港でベランダに捨てられた善逸とムッツリーニはどうなってしまうのでしょうか。お楽しみに。


 それと、相変わらずの宣伝です。僕の新作「バカとお酒とパチンカス 3浪と3留の物語」が清涼祭編を迎えております。リンクを下に貼っておくのでよかったら読んで下さい。

https://syosetu.org/novel/229540/

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