問 次の問いに答えなさい。
『調味料の さしすせそ を述べなさい。』
竈門炭治郎の答え
『砂糖、塩、酢、醤油、味噌』
教師のコメント
正解です。醤油はせうゆからとってます。味噌も紛らわしいですね。
坂本雄二の答え
『砂糖 塩 酢 せ ソース』
教師のコメント
後半が難しいですよね。しっかり覚えましょう。
賽子厚焼肉の答え
『サイコロステーキ し す せ そこそこの鬼一匹』
教師のコメント
相手を舐めてかからないようにしましょう。
姫路瑞希の答え
『酢酸 硝酸 ストロンチウム セシウム 塩素』
教師のコメント
人殺しですか。
side 善逸
俺たち下弦はFクラスの隣の空き教室に呼び出されていた。するとそこに優子ちゃんが入ってきた。
「鬼舞辻先生って優子ちゃん?」
「姉上は鬼じゃからのぅ。」
「違うわよ!出席を取りに来ただけよ。」
6人いるの分かってるんだから大丈夫なのに〜。
「下弦の陸 坂本君。」
「はい。」
「下弦の伍 土屋君。」
「……………はい。」
「下弦の肆 我妻君。」
「今度家に遊びに行っていい?」
「無理。下弦の参 木下君。」
「姉上が自分で自分を呼んでおる…」
「いい加減にして。下弦の弐 嘴平君。」
「ハイ!」
「じゃあ最後に、下弦の壱 吉井君。」
「は〜い♪」
「じゃあそれでは全員揃ったので、鬼舞辻先生、よろしくお願いします。」
そう言って教壇を降りた優子ちゃんの代わりに、鬼舞辻先生という女の先生が現れた。めっちゃ可愛い!でもこの人本当に西村先生より強いのか?そう思ってると先生が言葉を発した。
「私は鬼舞辻無惨だ。今日から貴様ら下弦の特別補習の担当となった。試獣召喚《サモン》」
なに?俺たち全員の召喚獣が勝手に召喚されたんだけど。どういうこと?てか声低‼︎でも可愛いから許す!結婚したい!
side 雄二
なんでコイツが喋るだけで俺たちの召喚獣まで召喚されたんだ。意味がわからない。ん、あいつが何か話しそうだぞ…。
「頭を垂れて蹲え、平伏せよ。」
なんだアイツ。なんか偉そうだな。てか明久と伊之助は言葉の意味わかってないし…。
アイツ、言うこと聞かなかった明久と伊之助の召喚獣にかかと落とししたぞ。しかも2人とも痛みが身体にフィードバックしてるし…。あれは明久だけじゃなかったのか?
その後善逸が口を開いた。
「この通り俺と結婚してください‼︎頼みます‼︎」
こいつ、馬鹿じゃねえのか。女好きもここまでくるともはや呆れるな。てか島田に謝れ。
先生はなんで返すんだろう?
「黙れ。誰が喋って良いと言った。貴様どもの下らぬ意思で物を言うな。私に聞かれたことにのみ答えよ。」
キッツ‼︎冗談通じないのかよ!しかも善逸ぶん殴られて気絶してるし。これはもしや全員にフィードバックがあるのか?
俺たちが黙ってるとまたアイツが口を開いた。
「私が問いたいのはただ一つ。何故に下弦の者達はそれ程までに馬鹿なのか。ここ1年あまり、学校の柱として活躍してきたのは上弦の者達だ。しかし下弦はどうか。何度やらかした?」
そんなことを俺たちに言われても…。
「そんなことを俺たちに言われても…、何だ坂本、言ってみろ。」
思考が読めるのか⁉︎まずい…‼︎
「何が不味い、言ってみろ。」
「お許し下さませ鬼舞辻先生‼︎どうか、どうかお慈悲を…」
side 明久
目を覚ますと善逸と雄二が気絶していた。バカだな〜。余計なことを考えるからだよ〜。
どうやら僕が味わってきたフィードバックをみんな味わってるみたい。どうだ!痛いだろ!
雄二へのパワハラが終わって鬼舞辻先生、もとい無惨先生がまた何か喋り始めた。ていうか無惨先生のほうが呼びやすいね。
「土屋。お前は本校の女子生徒と遭遇したとき、いつもスカートの中を覗こうと考えてるな?」
「………………いいえ。」
「お前は私が言うことを否定するのか?」
「………………‼︎」
ムッツリーーニ!鼻血以外で気絶しているところを始めてみたよ…。てか今の話関係なくね?全く関係なくね?
さて、次は誰の番かな〜?
side 伊之助
ダメだ…。肯定しても否定しても殺される…。戦って勝てるワケネェ…。だったら!逃げる!
どうだ、俺は速い………
side 明久
伊之助が逃げようとしたけど捕まって気絶した。無惨先生めっちゃ速いね。木下さんの言ってたことも強ち間違いじゃないね。
木下さんといえば次は秀吉の番か…
「木下、お前は授業を無視して演劇のことばかりやってるな。」
「……そうなのじゃ…」
「ではお前の演劇部での活動を禁止する。何か言い残す事はあるか。」
「…待ってくれなのじゃ!あと少し頑張って成績を上げるのじゃ!」
「具体的にどれほどの猶予を?お前はどの教科でどのくらい点数を伸ばせる?今のお前の力でどれ程の事が出来る?」
「…点数を!お主の点数を分けてくだされば、必ず、ワシの成績は必ず上がるのじゃ‼︎」
「何故私がお前の指図で点数を与えなければならんのだ?甚だ図々しい、身の程を弁えろ。」
いや当たり前でしょ。でも秀吉のちょっとおバカなとこ、とても可愛いよね〜。流石Fクラスのアイドル♪
「違うのじゃ‼︎違うのじゃ‼︎ワシは必ず…」
「黙れ。何も違わない。私は何も間違えない。貴様ら下弦どもの全ての決定権は私にあり、私の言う事が絶対である。お前らに拒否する権利はない。私が正しいと言った事が正しいのだ。お前は私に指図した。死に値する。」
秀吉が気絶したのって姫路さんのお弁当以来だよね。でも部活動禁止は可哀想だな〜。
さて、最後は僕の番だね!
「吉井、最後に言い残す事はあるか?」
何も言ってないよね⁉︎でもいい、ここは僕自身を洗脳する!無惨先生の望むがままに!
「僕は夢見心地でございます!貴方様直々に手を下していただける事!他のバカ達の断末魔を聞けて楽しかった〜。幸せでした〜。バカ達の不幸や苦しみを見るのが大好きなので〜、夢に見るほど好きなので〜。僕を最後まで残してくださってありがと〜!」
よし、やったか⁉︎
「気に入った。」
やった!これで僕の勝ちだ‼︎
「私の宿題をふんだんに分けてやろう。」
は、ちょっと待てよ…
「ただしお前は宿題の量に耐えきれず死ぬかもしれない。ただ、この宿題をこなせたならば、さらなる成績を手に入れるだろう。そして他人の役に立て。学校の柱となれ。」
ふざけんなよ!宿題めっちゃ出されたんだけど!こんなの終わらないよ!
「ではこれで今日の補習を終了とする。明日は英語で、朝6時半から始まるから教科書を絶対に持ってくるように。」
そう言って無惨先生は帰った。フィードバックに慣れてる僕ですら気絶したのに初めての5人は耐えられるわけないよね。なんてパワハラ補習だ‼︎下弦6人で協力してぶっ殺してやる!
あっ、やべ、無惨先生帰ってきた。
「木下、お前の姉の頼みで演劇部の活動を許可することとなった。部活動をやる代わりに勉学にも励むように。」
「…姉上…ありがとなのじゃ…」
「お姉さん優しいね。」
「実はそうなのじゃ。みなが思っているほどキツい性格じゃないぞ。そして何よりいじりやすいのじゃ。」
「それって長所なのかな〜?」
みんなが目を覚ますと木下さんが帰ってきた。
side 善逸
あれ、あの川は…?向こうにいるのは爺ちゃん…?それとも…
優子ちゃんじゃん‼︎
「あれ、おじいちゃん?」
「違うわよ!」
「おばあちゃんじゃの。」
「秀吉、部活禁止にするわよ。」
「すまないのじゃ。」
なんか求婚したときから記憶がないんだけど…。てかめっちゃ背中が痛い!どういうこと⁉︎痛いんですけど⁉︎
「優子ちゃん!痛いんだけど!」
「鬼舞辻先生のお叱りを受けたからでしょ?」
「なんで俺だけ!」
「善逸、俺も受けたぞ。しかもアイツは召喚獣を通して俺達の心が読めるぞ。」
「「「「「マジで(なのじゃ)⁉︎」」」」」
え、じゃあ俺の心からの求婚はダメだったの⁉︎ふざけんなよ⁉︎あのババア許さねえ!
「じゃあみんな、最後に下弦の特徴のおさらいね。まず、下弦は鬼舞辻先生の監視下においては召喚獣の扱いは全て鬼舞辻先生が制御しているの。心も召喚獣を通して鬼舞辻先生に伝わるわ。でも先生が制御するのは特別補習のときだけだから安心して。」
「先に言えよ。」
「良かった〜。」
「それはゴメンね。あとは前まで観察処分者がやってた雑用を下弦全員で行うことになったわ。だから、フィードバックは下弦全員が対象だね。」
「キッツ…」
「先生と上弦らはこれをFクラス全員にやらせようとしてたのか?」
「そうだね。でもそれだとFクラスのみんなにも不親切だから、予め妥協案として模擬試召戦争で人数調整するっていうのも既に決めていたのよ。まさか上弦と同じ人数になるとは思ってなかったけどね。」
「殆ど姉上の掌の上じゃったか…」
「アタシってより先生と上弦全員ね。まあ、みんな明日からがんばってね!」
「「「「「「断る(のじゃ)!」」」」」」
VS Bクラス、VS 上弦の参、VS 鬼舞辻無惨との連続した戦いの日から2日、遂にVS Aクラスの日がやってきた!今日の午後からはリクライニングシートで寝放題だ!
「不可能だと言われていたにも拘らずここまで来れたのは他でもないみんなの協力があってのことだ。感謝する。」
「どうしたの雄二?らしくないよ〜w」
「ああ自分でもそう思う。だがこれは偽らざる俺の気持ちだ。」
珍しい。いつも他人をこき使ってる雄二らしくないな〜。
「ここまで来た以上、絶対にAクラスに勝ちたい。勝って生き残るのは勉強が全てじゃない現実を教師どもに突きつけるんだ‼︎」
「「「「「……………」」」」」
普通なら盛り上がるところだけど、みんな全然盛り上がらない。それもそのはず、一昨日の優子ちゃんとの戦いから上弦の強さを生で実感してるからだ…。でも雄二は一騎打ちをするって言ってた…。となると出てくるのは上弦の壱、優子ちゃんよりも強いという霧島翔子ちゃんだ。何かあるのかな?
「雄二、一騎打ちをするとは前々から言ってたけど、それについて何か考えがあるんでしょ?それを言ってくれない?」
ナイス炭治郎‼︎いい質問だ!
「分かった炭治郎、一騎打ちするのは俺と翔子だ。」
「は⁉︎バカなの⁉︎下弦の陸が上弦の壱に勝てるわけないじゃ〜んw無惨先生の補習で脳味噌が…っておい!雄二!カッター飛ばすなや!」
「善逸、次は耳だ。」
コイツは友達をなんだと思っているんだ。
「まあ善逸の言う通りまともにやったら無理だ。だがそれはDクラスもBクラスも同じだった。だから策をうって勝ちに行く。」
「具体的にどのようにするのじゃ?それはどれほどの効果があるのじゃ?雄二は今の力でどの程度できるのじゃ?」
my Angel秀吉ちゃんまで無惨先生に脳を溶かされてる…まああれは補習じゃなくて拷問と洗脳なんだけどね。
「具体的なやり方だが、一騎打ちでは教科を限定する。内容は日本史。ただしレベルは小学生程度で100点満点の上限あり。召喚獣勝負じゃなく純粋にテストの点数で勝負する。」
「それじゃあ延長戦のあげく雄二が負けるんじゃないの?」
「そこは過去に神童と呼ばれていた俺を信じろ。」
いや、信じろと言われても…。そこで隣の美波が雄二の考えが読めたらしい。
「坂本、何か上弦の壱にとっての地雷問題でもあるの?」
「島田、その通りだ。アイツの地雷問題は…大化の改新の年号を答える問題だ!」
「知ってる!794年でしょ!」
「バカひさ!1192年だ!」
「2人は予想以上にバカだな。645年だ。だか翔子は間違って覚えてる。つまりこの問題が出れば俺たちの勝ちだ!」
運要素もあるけど結構いいね!でもね、俺は違うことが気になっちゃったんだ♪
「雄二先生、質問です!翔子ちゃんとの関係はなんですか⁉︎セフレですか⁉︎」
「黙れ善逸、ただの幼馴染みだ。」
「須川会長!異端者を発見しました!」
「これより、異端審問会を始める。罪人坂本雄二の罪状を述べよ!」
「待て待て!俺が何をした!」
「待つんだ伊之助‼︎靴下は死刑判決の時に口に押し込む用だ!」
「分かったバカひさ!」
「お〜ま〜え〜、いいご身分だな〜⁉︎あの美人でボインの翔子ちゃんと幼馴染みだと⁉︎俺のー」
「ぜ・ん・い・つ?」
ヤバ…隣に美波いんの忘れてた…。腕捕まれてるんだけど…。誰か助けてくれそうな人…。明久は?
「吉井君は霧島さんが好みなんですか?」
「そりゃまぁ美人だし…って姫路さん⁉︎何で僕に向かって攻撃態勢なの⁉︎」
ダメだ、あのバカは使えない‼︎しかもアイツも俺見て同じような顔しやがるし!
「皆!いい加減にしろ‼︎」
「「「「「炭治郎…すまねえ」」」」」
「霧島さんの好みは女性だろうが‼︎」
「「「「「いやそうじゃないだろムッツリ石頭!」」」」」
上弦の壱こと霧島翔子さんは絶世の美女でありながら男子の告白を全部断っている。だから女性が好きなのではないかと噂されている…。最近は特に瑞希ちゃんを見にくることが多いそうだ…。ヤバいぞ明久!早くしないと俺がお前を捌けないじゃないか!
「まあまあとにかく、俺と翔子は幼馴染みで、小さい頃に間違って嘘をついたんだ。アイツは一度教えたことは忘れない。だから上弦の壱の座にいる。」
ヤバいなそれ…。チートもいいとこだよ〜。
「そして俺はそれを利用してアイツに勝つ‼︎そしたらシステムデスクは俺らのものだ!」
「「「「「「オーー!」」」」」」
行くぜAクラス!待ってろよシステムデスクとリクライニングシート!
皆大好きパワハラ会議!この話を書くために上弦と下弦を設定した節もあります。
次はいよいよAクラス戦。第1章完結の予定です。