バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


五杯目   マイルーム(後編)

  side 伊織

 

 千紗の奴、なにもあそこまで怒ることないだろ。俺の頭にカラーボックスを突き刺しやがって。

 

伊織「とにかく俺はちゃんとした部屋作りがしたいんです。だから3人とも出てって下さい!」

前田「待ってくれよ〜、伊織!」

寿「このままでは俺たちの沽券に関わると思わないか?」

ムッツリーニ「………友のためにせっかく来てやったというのに。」

伊織「いえ、その気持ちはどこまでも迷惑なので本当にもう帰って下さい。」

 

 さてと、これで………

 

前田「ところで、もう一本AV見るか?」

 

 そういわれちゃあ仕方がない!

 

伊織「仕方ないですね。先輩方とムッツリーニを信じましょう!」

寿「任せておけ。『新入生らしい』完璧な部屋を作ってみせよう!」

前田「お前は店の手伝いでもしておくといいよ〜♪」

ムッツリーニ「………終わったら呼ぶよ!」

伊織「頼みましたよ!」

 

 そしてとりあえず俺は店に行くことにした。

 

 

 

 店に着くと、俺はおじさんに話しかけられた。

 

店長「なあ伊織。さっき千紗が怒ってたんだが何かあったのか?」

伊織「俺だけが先輩に引っ越し祝いを貰ってたのが良くなかったようで。」

店長「それで怒るとはアイツもまだ子供だな。」

伊織「良かったら一緒に、と誘ってみたんですけどね。」

 

 そんな会話をしていると、

 

奈々華「あ、伊織君!」

 

 奈々華がやってきた!ここはさっきの誤解を解かないと!

 

伊織「奈々華さん、さっきのは誤解なんです!」

奈々華「ううん大丈夫。私は気にしてないから。」

伊織「いえ、そういう問題ではなく……」

奈々華「それにさっき色んなお友達に電話で聞いたら、伊織君ぐらいの男の子なら普通の事だって皆言ってたよ!」

伊織「え?それ、俺の不名誉が拡散されてません?」

 

 奈々華さんの友達には会わないようにしよう。凄い目で見られそうだから。

 

伊織「とにかく、さっきの部屋は先輩方のジョークなんですよ!」

奈々華「あ、そうだったんだね!」

伊織「はい、今はもうバッチリ普通の部屋に………」

妓夫太郎「伊織、テメェの部屋作り終わったぞぉ。」

 

 ん?妓夫太郎?どうして今、ここに?とりあえず俺の部屋に行くか〜。そして自分の部屋の扉を開けると………

 

 

 

 

・小さい鎌12本

・中くらいの鎌12本

・大きい鎌12本

・血塗れ鎌12本

 

 

 

 

 凄い恐ろしい部屋が出来ていた。

 

伊織「ちょい待てや‼︎」

妓夫太郎「どうしたぁ伊織ぃ。何か変かぁ?」

伊織「変に決まってるだろ‼︎お前病みすぎなんだよ‼︎しかもなんで血塗れのがあるんだよ‼︎」

妓夫太郎「切れ味を試すためにリスカしたんだぁ。」

伊織「なにしてんだよ!不気味すぎるだろ‼︎」

 

 お前その顔でこれが趣味とかタチが悪すぎるぞ。マジで怖えよ!先輩方とムッツリーニも帰ってきた。

 

ムッツリーニ「………伊織、今回は完璧なはず‼︎」

寿「新入生らしい部屋だったら新入生が作るのが一番だからな!」

前田「ムッツリーニはさっきのエロ部屋で使っちゃったから代わりに妓夫太郎にしたよ!」

妓夫太郎「ってことだぁ。」

伊織「全然話になりません‼︎頼む人が間違っています‼︎もっとメンタルが安定している人にして下さい‼︎」

前田「分かったよ!じゃあ別の人に頼むよ!」

伊織「お願いしますよ!」

 

 全く、どいつもこいつも使えねえな!新入生に頼むんだったら千紗とか島田とかのもっとまともな人にして欲しいよ‼︎

 

 

 

 数十分後、ムッツリーニから連絡が入った。

 

ムッツリーニ『………準備完了!』

伊織『本当に大丈夫なんだろうな?』

ムッツリーニ『………自分のやってることに自信がある人を連れてきた。………そういう人はメンタルが安定しているからな‼︎』

伊織『成る程な!よし、それじゃあ今から行くよ!』

 

 さて、部屋はどうなっているかな?

 

 

 

 

・アニメのフィギュア

・アニメグッズ

・二次元キャラのポスター

 

 

 

 

 耕平を呼んだのかよ‼︎ふざけんなよ‼︎これじゃあ俺がただのオタクになっちゃうじゃん‼︎

 

 

伊織「ブチ殺すぞ貴様らぁぁぁぁぁ‼︎」

耕平「どうだ北原?俺プロデュースの快適部屋は?」

伊織「いいわけあるか‼︎人の部屋を勝手に自分の色に染め上げやがって‼︎」

ムッツリーニ「………自分のしていることに自信がある人!」

妓夫太郎「俺よりはマシだろぉぉぉ‼︎」

伊織「別ベクトルでダメだろ‼︎ふざけんなよ‼︎」

前田「じゃあどんな部屋が良かったの〜?」

伊織「これとは正反対の部屋ですよ‼︎」

寿「なんだ、そうだったのか!そうならそうと先に言えよ!」

伊織「言われなきゃ分からないんですかね⁉︎」

耕平「分かった。今すぐそういう部屋にしてやる。」

伊織「いや、もう自分でやるから帰ってくれ。」

耕平「俺をお兄ちゃんと慕う女子中学生たちとの飲み会を目前に帰れるか‼︎」

伊織「お前、どんな餌でここに呼び出されたんだよ。」

 

 全く、俺の周りには揃いも揃って頭おかしい奴しかいないのか!そんなことを思ってると………

 

善逸「伊織〜!店長が呼んでるから早く来てよ〜!」

 

 善逸に大声で呼ばれてしまった。

 

妓夫太郎「居候なら手伝いは大事だからなぁぁぁ。早く行ってこいよぉぉ!」

耕平「安心しろ北原!俺に任せておけ!」

伊織「クソ!不安だが仕方ない‼︎」

 

 ということで俺は部屋をアイツらに任せて店長の手伝いに向かった。

 

 

 

 数十分後、俺は部屋の様子を見に階段を登っていると、不穏な声が聞こえてきた。

 

善逸「伊織ってこんな趣味があったんだ‼︎俺知らなかったよ‼︎」

美波「これは優子に知らせないとね!同じ趣味を持つもの同士話し合えそうだし!」

善逸「でも優子ちゃんには玄弥がいるし……」

美波「そこは優子のことだからちゃんと割り切るでしょ!」

 

 優子って誰だ?でも女の子と同じ趣味ってことは悪くないな!ありがとう皆‼︎ようやく普通の部屋を作ってくれたんだね!あとは玄弥って奴からその子を引き剥がせば完璧だ‼︎そう思って中を見てみると………

 

 

 

 

 

・BL本

・BLのポスター

・BLキャラの抱き枕

 

 

 

 

 

 腐女子向けの部屋があった。

 

善逸「あ、伊織じゃん!腐男子だったんだね!」

美波「アンタも意外な趣味してるね〜。」

ムッツリーニ「………同志を知っているから安心して欲しい。」

妓夫太郎「好きな男のタイプとかいるのかぁ?」

 

 コイツらの発言はこの際無視しよう。俺が殺るべきはただ一人!

 

耕平「どうだ北原!さっきの部屋と正反対だろう?」

伊織「とっととくたばれ糞野郎。」

耕平「きっ、キサマ!よせ‼︎さては俺に乱暴す………っ!エ………みたいに……っ!」 バタン

 

 よし、悪は成敗できた。あとはコイツらにブチ切れてやる!

 

伊織「さっきよりも酷くなってるじゃないですか‼︎」

寿「ちなみにこのDVDは何だ?」

前田「再生してみよっか!」

伊織「人の話を聞いて下さい‼︎とにかく早く片付けないとあらぬ誤解を……」

奈々華「伊織君?」

伊織「ひぃぃぃぃ〜‼︎」

 

 マズい!奈々華さんにドアをノックされた!なんとか外へ出て誤魔化さないと!

 

善逸「どこ行くの伊織?」

伊織「外‼︎」 バタン!

 

 よし、中は見られてないぞ!

 

伊織「どどとど、どうかしましたか、奈々華さん⁉︎」

奈々華「片付けが終わってないなら手伝おうと思って。」

伊織「いや結構です‼︎もう部屋には10人くらいいるので‼︎」

 

 

AV男優その1『俺はお前が男でも構わない。』

AV男優その2『そうか。実は俺もお前のことが……。』 

 

 

 アイツら、ブチ殺してやる……。

 

伊織「あ、あの、奈々華さん!今のはですね……」

奈々華「え、えっと、ごめんね伊織君。私、ちょっとお友達に電話してこないと!」

伊織「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 終わった………。またしても俺の不名誉が拡散されてしまった……。こうなったら…………。

 

 

伊織「お前らぁぁぁぁぁ‼︎絶対に最高の部屋を作って合コンに行くぞぉぉぉぉぉぉ‼︎」

前田「お、そうだね……」

寿「協力してやるから少し落ち着け、な?」

善逸「欲望に忠実な男だね〜。」

伊織「うるさい善逸!とにかく俺にはもう後がありません!なんとかして奈々華さんの気に入る部屋を作る必要があります‼︎」

前田「奈々華が気に入る部屋って結構難しいと思うけどな〜。」

伊織「出来る出来ないじゃなくやるんです‼︎」

善逸「無惨みたいなこと言うなよ。」

ムッツリーニ「………ここでも俺たちはパワハラされるのか……。」

 

 いや無惨って誰だよ。まあそんなことより!

 

美波「それで、アンタには何か考えがあるの?」

伊織「あぁ、勿論だとも!」

善逸・ムッツリーニ「「なんだ伊織、言ってみろ。」」

伊織「いいか皆、奈々華さんは『妹の千紗を溺愛』している‼︎」

耕平・美波・ムッツリーニ・妓夫太郎「「「「そ、そうなのか?」」」」

善逸「千紗ちゃんの前ではそんな素振り見せてないけどね〜。」

伊織「つまり、奈々華さんが気に入りそうな部屋っていうのは………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 千紗の顔写真が全体に貼ってある部屋だ‼︎

 

 

 

 こうして俺たちは耕平の用意したキャラのポスターの顔を全部千紗に変えた。

 

 

善逸「ねえ伊織、流石にこれは違うと思うよ?」

伊織「無駄口を叩いてないで手を動かせ‼︎」

美波「これもう完全にストーカーよね〜。」

ムッツリーニ「………知り合いの写真はこれまでに何度も撮ってきたが、まさかそれで抱き枕カバーを作ることになるとはな。」

 

 ムッツリーニ、お前は今までの人生で何回盗撮をしてきたんだよ。

 

耕平「ところで先輩方、そろそろ飲み会の時間では?」

前田「あ!そういえば言い忘れてたわ!」

伊織「何かあったんですか?」

前田「例の飲み会なんだけど、向こうの都合で延期になったんだよね〜。俺としては楽しみにしてたんだけどな〜。」

 

 は?延期?

 

伊織「延期?」

前田「延期。」

伊織「今日じゃない?」

前田「今日じゃない。」

伊織「ちょ、ちょっと待って下さい……。」

前田「待つよ?」

伊織「という事は今俺がやってる事って何の意味も………」

千紗「伊織、お茶………」

 

 あっ………。

 

 

 

 

 

 こうして俺は店の3階から取り壊し予定の離れに左遷されることになった。

 

 

 

 

  side 善逸

 

 伊織がやらかして左遷された影響で、

 

 

1階 店

2階 店長の部屋、奈々華さんの部屋、千紗ちゃんの部屋

3階 俺の部屋、美波の部屋

 

 

というとんでもない状況になってしまった。ちなみに宇髄さん達は新築のマイホームに移り住んでいて、そこから店に通っているよ。

 

 さて、最上階に2人きり、実質同棲みたいな状況になったわけだが………

 

伊織「さてはキサマが俺をハメたな?彼女と同棲するために。」

 

 さっきから俺は伊織にイチャモンをつけられている。

 

善逸「違うよ伊織!俺はお前と同じタイミングで荷解きしてたじゃん!」

伊織「怪しい。」

善逸「美波に脅されてたのを見てなかったの?」

伊織「俺の目は節穴だからな。」

善逸「それ自分で言う奴初めて見た。」

伊織「とにかく、お前が俺の機嫌を損なわないよう、ムッツリーニの協力の元お前の部屋に盗撮カメラを仕掛けてもらった。」

善逸「お前が俺の機嫌を損なってることについては?」

伊織「知るか!とにかくお前が島田とスケベしたら学科の男子全員にチクってやる!」

 

 学科男子全員にチクるだと⁉︎確かウチの学科は男女比が141:2だからFクラスよりも酷いんだよ⁉︎その男達にチクったら、異端審問会より酷いことになるじゃないか‼︎

 

善逸「やめる気は?」

伊織「無い。だから島田とスケベするな。」

 

 これをやるとまた美波に怒られるかもしれない。前よりも折檻が酷くなるかもしれない。でもね美波。選ばれた者でなくとも、力が足りずとも、男にはどうしても引けない時があるんだよ。なんせ人の心を持たない者がこの世にいるからね。理不尽に命を奪い、反省もせず、悔やむ事のない。その横暴を、俺は絶対に許さない‼︎

 

善逸「分かった。俺はお前をスピリタスで潰した後、ムッツリーニを脅して全部カメラを取り壊す。」

伊織「やってみろや。」

 

 こうして大学生活3日目、俺と伊織は酔い潰れ、全裸で一緒に寝る羽目になった。




 ということで伊織が離れに左遷されました。そしてその腹いせで善逸まで潰されました。善逸が服を着て自分の部屋で寝れるようになるのはいつになるでしょうかね?

 ちなみに学科の男女比についてですが、ぐらんぶる原作よりも悪化させました(140:3→141:2)。もちろん女子は美波と千紗だけです。野島達が更に可哀想になりましたね。

 最後に、評価や感想をお待ちしております。
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