バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


六杯目   プールde全裸

  side 善逸

 

 伊織の部屋作り騒動の翌日、俺が目を覚ますと隣に伊織がいた。もちろん全裸で。

 

伊織「いよぅ善逸。俺の部屋へようこそ!」

善逸「クソ!また俺は自分の部屋で寝られなかったのか!」

伊織「ざまあねえな‼︎」

 

 全く、少しは服を着て自分の部屋で寝たいもんだよ!そんなことを思っていると、先輩方がぞろぞろとやってきた。

 

時田「おはよう2人とも。丁度よかった。これからサークルミーティングを始める。」

伊織「場所はどこですか?」

時田「ここだ。」

善逸・伊織「「えっ?」」

伊黒「もともとこの部屋は俺達の部室だ。昨日北原の部屋になったらしいが、今更お前の一存で場所は変えることが出来ないのだ。」

伊織「俺の部屋は俺の一存で自由にしたいところですけどね。」

善逸「ざまぁ♪」

伊織「善逸、ブーメランって知ってるか?」

善逸「え?」

伊織「後ろを見てみ?」

 

 そうして俺が振り向くと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美波「死ね。」

 

 

 鬼がいた。

 

 

 

 

 美波の折檻による気絶から目を覚ますと、宇髄さんが何かを話していた。

 

 

宇髄「ところで寿、新入生は何人入ったんだ⁉︎」

寿「今のところこの8人っす‼︎」

 

 同じ声が2方向から聞こえてきて紛らわしいのはさておき、周りのメンツを見渡すと………

 

 

・美波

・伊織

・耕平

・妓夫太郎

・千紗ちゃん

・ムッツリーニ

・愛子ちゃん

 

 

 

 と見知ったメンツがいた。ってかこの8人かよ!

 

 

耕平「ところで先輩、声優の水樹カヤと俳優兼声優の木下秀吉が店に来るって聞いたんですがいつ来ますか?」

 

 お前それで釣れたのかよ。あと秀吉が早速有名になってるね。アイツはやっぱり凄いよな〜。

 

寿「それは嘘だな。」

耕平「Really⁉︎」

宇髄「派手に嘘だぞ。」

耕平「くぅぅぅぅぅ……」

 

 えっ、マジ泣き⁉︎この年で⁉︎

 

伊織「というか水樹カヤって紅白にも出てた有名人だろ?それにもう一人の木下秀吉は今話題の有名人だしな。そんな人たちが来るわけないだろ。」

奈々華「木下さんはともかくカヤちゃんは最近特に忙しいみたいだから当分は来られないと思うよ?」

愛子「その言い方だと前まではよく来ていたみたいですね?」

奈々華「ええ、来てたわよ。」

耕平「Really⁉︎」

奈々華「うん、Really!」

宇髄「芸能人とか声優さんも派手によく来るぞ。」

耕平「いやウソだ。そう言ってまた騙す気に違いない!」

奈々華「証拠ならあるよ!確か彼女が着ていたウェットスーツが向こうにあるし!」

 

 へ〜そうなん………

 

 

 

 

耕平「ではテイスティング宜しいか?」

ムッツリーニ「………後学のためにそのウェットスーツを調査させて欲しい。」

 

 

 

 

 すげえ躊躇のない変態宣言だね。性欲を持て余し過ぎでしょ。

 

 

耕平「俺やる気が出てきました‼︎ダイビングの事を教えて下さい‼︎」

ムッツリーニ「………エロに興味はないがダイビングには興味があります!」

時田「任せておけ。」

寿「今日はそのために集まったんだからな。」

 

 という事はダイビングの練習だね。多分初心者向けかな〜?となると……

 

千紗「それは私も参加しなきゃいけませんか?」

時田「う〜ん、経験者の千紗ちゃんには必要ないなぁ。」

千紗「それなら私は不参加で。」

 

 まあそうなるよ………

 

美波「千紗、それならウチらに教えてくれない⁉︎」

愛子「ボクも教わりたいな〜。」

千紗「2人がそう言うなら参加する‼︎」

 

 テンション上がりすぎでしょ!BL本渡されたり雪だるま作ったりしている時の優子ちゃんみたいになってるよ?まあこれで全員参加だね!

 

伊織「俺は見学でいいですか?」

 

 いや、お前は不参加かい‼︎

 

宇髄「地味に体調が悪いのか?」

伊織「いえ、そうじゃなくて……」

寿「もしかして泳げない事を気にしてるのか?」

伊織「はい……」

 

 伊織って泳げなかったんだね。知らなかったよ。

 

寿「それなら安心しろ。泳げないダイバーだって結構いるんだぞ?」

一年生(千紗以外)「「「「「「「えっ?」」」」」」」

時田「まあ泳げるに越した事はないが。」

前田「それほど大きな問題でもないんだよね〜。」

宇髄「じゃあその辺を派手に説明してやろうぜ‼︎」

時田・寿・前田「「「おう‼︎」」」

千紗「分かりました。」

 

 ということで先輩と千紗ちゃんによるダイビング講座が始まった。

 

 

 

 

ーグループ分けー

 

 

寿・前田グループ

 

 伊織、妓夫太郎、ムッツリーニ

 

時田グループ

 

 善逸、耕平

 

千紗グループ

 

 美波、愛子

 

 

 

 グループに分かれると、早速俺は疑問に思っていたことを時田さんに聞いた。

 

善逸「時田さん、なんで海に入るのに泳げなくても大丈夫なんですか?」

時田「それは水泳とは状況が全く異なるからだ。とりあえずはこのダイビングをする時に担ぐタンクを持ってみろ。」

耕平「お、重い………」

善逸「何キロあるんですか?」

時田「10kgくらいだ。」

 

 思ったより重いね!

 

耕平「それなら確かにクロールなんて出来そうにないですね……」

善逸「確かに……」

時田「水中では浮力が働くから重さはそこまで気にならないが、背中に担ぐとかなり動きづらいぞ。そもそも泳げない人の大半が苦手なのは息継ぎだ。だから息継ぎをしなくていいダイビングは勝手が違う。」

耕平「成る程。それなら水泳の技術はほとんど関係ないですね。」

時田「まあ、何らかのトラブルが原因でタンクを外して水面を泳ぐ状況もありえなくはないが、そういう時は下手に動かず口でBCD(ダイバーが装着する浮力調整装置)に空気を入れて大人しく救助を待つべきだな。」

 

 それなら全く泳げない伊織でも大丈夫だね!ということで先輩方と千紗ちゃんから軽く説明を受けた俺たちは………

 

 

 

 

 

 レクリエーションも兼ねた水泳の練習を行うことになった。

 

伊織「ちょっと!なんで水泳の練習なんですか!さっき泳げなくてもいいって言ってたのに!」

前田「泳ぎの技術の向上のためじゃなくて、水に慣れるための練習さ!」

寿「水への恐怖心を減らすことで水中でのパニックを防ぐんだ。特にマスクが外れたときはパニックに陥りやすいからな。

前田「それと恐怖心で効率の良い呼吸を保てず酸素の消費量が多くなるんだよね〜。」

伊織「効率の良い呼吸ってなんですか?」

 

 呼吸の話ね。俺も雷の呼吸を会得するときに色々と意識したから伊織にアドバイスしてあげよう!

 

善逸「ゆっくりと大きく深く呼吸することだね!肺を大きく広げ、身体の隅々にまで酸素が行き渡るイメージを持つといいかも!」

前田「善逸の言う通りだね!」

時田「流石雷の呼吸を使えるだけはあるな。」

伊織「な、なるほど……。とりあえず頑張ってみます。」

 

 ということで俺たちは水着に着替えることになった。さてと、更衣室に向かいますか!そんな事を思ってると……、

 

愛子「ボクの着替えを覗きたいなら覗いてもいいよ〜♪」

伊織・耕平「「お願いします‼︎覗かせて下さい‼︎」」

 

 と愛子ちゃんのからかいにバカ2人が乗っていた。

 

愛子「2人ともいい反応だね〜♪それとさ〜、そっちにいる謝花君はどうする?」

妓夫太郎「いや、そういうのは良くないだろぉ。」

伊織「妓夫太郎、お前には性欲というものがないのか‼︎」

妓夫太郎「いやぁ、あるというにはあるが、そういうのは女子に迷惑だと思って……」

耕平「その女子が許可してくれてるんだぞ‼︎」

伊織「据え膳を食わない奴は、男ではない‼︎」

妓夫太郎「そ、そこまで言うならぁ……」

愛子「あはっ♪3人とも面白いね〜♪」

 

 まあこの3人は愛子ちゃんのからかいは初めてだからね。この反応も無理はない。そして予想通り伊織から俺たちに攻撃が飛んできた。

 

伊織「お前らはいいよな‼︎ムッツリーニはいつも工藤のを見てるわけだし、善逸には島田がいるからな!」

 

 コイツは何か勘違いをしている。それをきちんと解いてあげないと!

 

ムッツリーニ「………お前達は勘違いをしている。」

善逸「確かに、俺たちはここで愛子ちゃんのからかいに乗って覗くことに意味がない。だけどね、その理由はお前らが考えてるものとは違うんだよね!」

伊織・耕平・妓夫太郎「「「どういうことだ?」」」

善逸「もし、女子風呂や女子更衣室をわざわざ覗かなくても、女の子に服を脱いでもらわなくても、その裸を見ることが出来る方法があるとしたら?」

伊織・耕平・妓夫太郎「「「なんだと⁉︎」」」

伊織「そんな事が可能なのか⁉︎」

ムッツリーニ「………あぁ。………お前達に、『透き通る世界』を教えてやる!」

伊織・耕平・妓夫太郎「「「よろしくお願いします‼︎」」」

 

 よし!それでこそ男だ‼︎あとは………

 

善逸「愛子ちゃん、そんなにムッツリーニに見せたいなら2人きりの時にすればいいのに〜w」

愛子「いや、べ、別にボクはそんなつもりじゃ///」

ムッツリーニ「………成る程な!」

愛子「な、納得しないで!」

伊織「工藤って実は恥ずかしがり屋?」

耕平「ギャップ萌えってやつか?」

ムッツリーニ「………そう!」

愛子「そうじゃない‼︎」

 

 愛子ちゃんはやっぱりいじられてナンボだよね!からかい上手の工藤さんかと思ったら実は恥ずかしがり屋の工藤さんなところがいいんだよね〜。

 

 さてと、さっさと着替えて練習をしますか!もちろん水着は例の盗聴器付き特注水着(第二十一話、第四十六話参照)だよ‼︎これ結構気に入ってるんだよね‼︎

 

 

 

 そして時田さんの指導のもと練習が始まった。

 

時田「まずは2人には水中で目を開ける練習をしてもらう。なんといってもダイビングの醍醐味は水中の幻想的な景色を見ることだからな。それを見るためには水の中で目を開けるのに慣れて欲しい。」

善逸・耕平「「はい!」」

 

 まあ俺はそんなに怖くないんだけどね。さてと、水中の景色とやらを見てみますか!一体どんな景色が…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 信じられないものを見た。耕平の水着を脱がして全裸にしようとする時田さんの姿がそこにはあった。気味が悪かった。

 

 

 しかも時田さんがこっちに近づいてきた。マズい!ここでまた全裸になったら、俺が美波に殺されてしまう!だったらやることは………

 

 

 

善逸「ぷはぁ!」

時田「善逸、お前やるな。まさか俺がお前の水着を脱がそうとするのを先読みして、逆に俺の水着を脱がすとは。」

善逸「呼吸が使える奴を舐めちゃあいけませんよ‼︎」

耕平「いや、まずなんで水着を脱がしたんですか!それに善逸はなんでそれに対応できたんだよ‼︎」

時田「水中で装備が外れてもパニックにならない訓練だ。」

耕平「外すなら普通ゴーグルでしょうが!」

善逸「あのね耕平、戦闘において普通なんて存在しないんだよ?哀れで弱い人達が作り出したおとぎ話なんだよ?」

耕平「なんで俺は水中で戦闘しなきゃいけないんだよ‼︎」

時田「まあ安全において沢山のハプニングを想定しておくのは良い事だからな。」

耕平「ハプニング過ぎるだろうが‼︎」

 

 この時、俺は気づいていなかった。自分の身に何が起きたかを。

 

美波「ねえ善逸?」

善逸「何、美波?」

美波「なんでお酒を飲んでないのに全裸になってるの?ここプールでしょ?」

善逸「えっ?」

 

 そうして俺は自分の下半身を確認すると、確かにさっきまで履いていたはずの水着がそこにはなかった。

 

善逸「いや、あの、その、どうして俺の水着が無いのでしょうか?」

美波「アンタがバカだからよ。」

善逸「まさか美波が……」

美波「そんなわけないでしょ‼︎それとも死をお望みで?」

善逸「すいませんでした。」

美波「分かったらさっさと探す‼︎」

善逸「はい‼︎」

 

 クソ‼︎また美波の機嫌が悪くなったじゃないか‼︎誰だよ、俺の水着を奪った奴は‼︎

 

時田「善逸。」

善逸「何でしょう時田さん?」

時田「俺は一度もお前の水着が無事だったとは言ってないだろ?」

善逸「ブチ殺すぞ貴様あぁぁぁぁぁ‼︎」

耕平「無様だな!」

 

 全く、この先輩方のせいで俺の美波とのイチャラブ生活が台無しだよ‼︎ブチ殺してやる‼︎

 

 

 

 

 水着を奪還後、俺は伊織が全裸で堂々とプールに入り、まるで風呂に入ってるかの如くくつろいでいるのを見た。なんで?

 

善逸「伊織、何してるの?」

伊織「水に慣れるための訓練なんだ。温泉だと思ってプールに入ってるんだよ。」

 

 そんな事を思っていると………

 

千紗「キモっ………」

 

 伊織の天敵、千紗ちゃんが現れた。

 

善逸「だよね〜w」

伊織「違うんだ千紗!これは水に慣れるための訓練なんだ‼︎ですよね、先輩⁉︎」

寿「しかしお前も脱ぐのが好きだよな。」

善逸「だってわざわざ脱ぐ必要が無いですもんね〜。」

千紗「……変態。」

伊織「先輩イィィィィィィ⁉︎」

善逸「変態イィィィィィィ‼︎」

 

 ん?待てよ?千紗ちゃんがいるってことは………?

 

美波「善逸、アンタは人のことを言える立場だと思ってんの?」

善逸「すいませんでした。」

 

 一緒に練習していた美波もいることに早く気付くべきでした。

 

伊織「変態イィィィィィィ‼︎」

 

 コイツは後でもういっぺんシバいとこう。きっとバチは当たらないはず。

 

 

 その後もプールでの練習はしばらく続いた。早く実際に海に入ってみたいと思えるような、そんな練習だった。ちなみにその後は伊豆に来てから初めて自分の部屋のベッドで服を着て寝る事が出来た。やったね!




 ということでプール回でした。ぐらんぶる実写で服を脱がす改変をしたんだから本作でもこれくらいは脱がしていいだろ、ってやった結果ほぼ毎回のように全裸が出てくる物語になってしまいましたね。後悔はしていません。


 あと、本作ではバカテス編の明久の時と同様に伊織絡みの話を結構カットしている節があります。やっぱりせっかくだから鬼滅キャラを目立たせたいなぁ、と思ったので。また今はまだ妓夫太郎の出番が少ないですが、これからだんだんと増えていきます。どのように増えていくかはお楽しみに。

 最後に、評価・感想をお待ちしております。
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