未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
side 善逸
ミスコンが始まってしばらくすると、伊織達が遅れてやってきた。
甘露寺「少し遅くなっちゃったわ!」
伊織「先輩達が酒盛り始めるからですよ。」
伊黒「古手川と島田の出番がまだ先だったものでな。」
善逸「大丈夫ですよ!2人の出番はまだきてません!」
甘露寺「それならよかったわ!」
妓夫太郎「それにしても結構人が入っていますね……」
寿「そりゃあコレと男コンがステージの目玉だからな。」
耕平「こんな大勢の前に出るのか……」
時田「ただの遊びにそう気負うな。」
愛子「ボクとムッツリーニ君で可愛く撮ってあげるよ!」
ムッツリーニ「………任せろ!」
伊織・耕平・妓夫太郎「「「断る。」」」
そうか、こいつら大勢の前で晒し者になるんだもんね。可哀想に、俺は救ってあげないけどね‼︎
伊織「耕平はまだいいだろ、男の格好なんだから。」
妓夫太郎「俺と伊織はネタ枠だぞぉぉぉ!」
まさお「ネタ枠が不満なの?」
伊織「不満というか出る必要が無いというか…」
時田「何を言う。見てみろ2人とも。」
伊織・妓夫太郎「「はい?」」
そうしてステージを見た先には………
ケバ子「きゃはっ♪」
ケバ子ちゃんがいた。確かにネタ枠だね!というか例のテニサー、ティンカーベルの人なんだ。陽キャ特有のノリなのかな?
時田「他のサークルだってネタ枠を用意しているだろ?」
伊織「それで俺たちがやる気になるとでも?」
妓夫太郎「出来ればああは目立ちたくないですね……」
良かった〜、俺は晒し者にされなくて!まあ高校時代に散々善子ちゃんの写真をばら撒かれまくったから十分晒し者になったけどね。
さてと、そんな事を思ってたら、次は美波の出番か!
司会「それでは所属サークルとお名前をどうぞ!」
美波「Peek a Boo1年の島田美波です!」
時田「おお、似合ってるな!」
寿「可愛いよ〜‼︎」
まさお「ナイスチャイナ!」
衣装は2・3年の清涼祭の時のチャイナドレスだね!懐かしいな〜。美波は脚がスラっとしているから似合うんだよね〜。ただ………
善逸「やはりアレが足りないな。」
伊織「お前はあの島田の何が不満なんだ?」
耕平「答えようによっては殺さざるを得ないな。」
善逸「2人とも、よく見て欲しい。」
伊織・耕平「「う〜ん?」」
善逸「女性として大切な部位が欠けてるのが分かるでしょ?」
伊織「成る程、胸か!」
耕平「しかし貧乳はステータスだ、希少価値だ、という人も一定数はいると思うが………」
善逸「それはあくまで少数派の意見だね。基本的に男というのはおっぱいの大きな女の子に惹かれるものでしょ?」
耕平「確かに……」
伊織「否定はしない!」
善逸「そこで2人には、これを届けて欲しいんだ!」
そうして俺はさっき急いで家に帰って持ってきたものを取り出した。
善逸「これを伊織と耕平が美波に届けて欲しい。」
耕平「分かったが、これをやったら俺達が殺されるのではないか?」
善逸「安心して、親切に忘れ物を届けに来た友達のように振る舞うんだ!ただし俺の名前は絶対に出さないでね!」
伊織「分かった。やってやるよ!」
耕平「おう!」
そうして伊織と耕平はステージにいる美波に忘れ物を届けに行った。そしてステージに着くと………
伊織「島田、忘れ物の右胸パッドだ。受け取ってくれ。」
耕平「島田、忘れ物の左胸パッドだ。受け取ってくれ。」
忘れ物である胸パッドを届けた。やったね!これなら自然と美波の弱点を補う事が出来たぞ!そしてこの2人に届けさせることによって俺がやったと思わせなくするのさ!だってバレると殺されちゃうからね!
美波「えっと、ちなみにこれは誰が届けるように言ったのかな?」
伊織・耕平「「我妻善逸という人です。」」
美波「分かった、ありがとう!」
ブチ殺すぞ。俺の名前を出すなって言っただろうが。
司会「それでは、ダイビングサークル、Peek a Booの島田美波さんでした!」
そうして美波は胸パッドを使うことなく出番を終えた。
そして次は千紗ちゃんの番になった。白いワンピースを着ていて結構可愛いんだけど、なんていうか………
善逸「トゲトゲしいね。」
妓夫太郎「表情が固い気がするなぁ。」
耕平「あれは怒ってるのか?」
伊織「いや、多分ありゃ緊張している顔だな。」
ムッツリーニ「………不器用だな、古手川。」
愛子「しかしさっきの美波はともかく千紗がこれだと負けるかもね〜。」
善逸「なんとか俺たちでフォロー出来ればいいんだけどね……」
妓夫太郎「耕平、なんかないかぁ?」
耕平「なぜ俺に?」
伊織「お前、こういうのゲームとかで詳しそうじゃないか?」
耕平「まあ確かに詳しいが、ああいう無口キャラが輝くとなると、滅多に見せない『笑顔』だな。」
成る程ね。なら千紗ちゃんを笑わせればいいんだね!
愛子「でも、千紗はあまり笑わないよね?」
善逸「それならさ、こっちが笑ったらつられて笑うんじゃないかな?」
妓夫太郎「悪くないなぁ。」
ムッツリーニ「………それでいこう。」
ということで、
伊織「千紗ぁぁぁぁぁぁ‼︎」
一年男子全員「「「「「にたぁ〜w」」」」」
愛子「えへっ♪」
笑ってみたのだが………
千紗「………」ピギッ
いかにも人を殺してそうな顔に変わってしまった。失敗だね!
善逸「逆効果だね。」
伊織「あれは客の前でやっちゃダメな顔だな。」
妓夫太郎「他に何かないかぁ?」
耕平「まあ後は、『恥じらい』かな?」
ムッツリーニ「………恥じらい?」
愛子「そんなもの、どうやればいいの?」
耕平「俺の知ってる展開では……」
ということで、
伊織「千紗ぁぁぁぁぁぁ‼︎」
千紗「?」
男子全員で半裸になってみた。先輩方も含めて10数人の半裸の男の姿を見せれば恥じらうはず……!
千紗「………」
千紗ちゃんの顔が死んだ。こりゃまた失敗だね!
善逸「恥じらわないね。」
耕平「おかしいな。普通はここで『な、なんて格好してるのよ、バカ!』となるはずなんだが……」
伊織「あれはゴミを見る目だな。」
妓夫太郎「これも失敗だなぁ。、」
耕平「となるとあとはアレだな。」
善逸「アレとは?」
耕平「今日の服装!」
伊織「OK!スカート捲りだな‼︎」
耕平「フッ、言うまでもなかったな。」
なんで伝わるんだよ。おかしいでしょ!
善逸「でもどうやって捲るの?」
耕平「このスーパーボールを使う!」
伊織「千紗の足元に投げるのか!」
スーパーボールが地面に当たって反射し、スカートを捲る。いい作戦だね!
妓夫太郎「なるほど、小学生の悪戯であるやつだなぁ。」
愛子「だけどこれって結構千紗の怒りを買うよね〜。」
妓夫太郎「だよなぁ。古手川には悪いよなぁ。」
善逸「そうだね。実行犯の伊織が殺されるかもね。」
伊織「なぜ俺がやるって事が確定してるんだよ‼︎」
耕平「古手川といえば北原だろうが。」
伊織「絶対に嫌だ‼︎せめてジャンケンで決めようぜ‼︎」
ムッツリーニ「………ジャンケンか……」
この時、俺は名案が浮かんだ。
善逸「ならもっといい方法があるね!」
妓夫太郎「というと?」
善逸「全員で一斉に投げて実行犯を特定させないのさ!」
ムッツリーニ「………これで俺と善逸は学年の男子全員で女子風呂の覗きを成功させた実績がある。」
強化合宿のことだね。あの時はババアの裸しか見られなかったけどね。
耕平「お前ら何やってるんだ……」
伊織「過去の実績はともかくお前にしてはいい考えだな!」
妓夫太郎「じゃあそれで行くかぁ‼︎」
そうして俺たちは準備をして………
善逸「行くぞ!いっせ〜の、せっ‼︎」
伊織「どりゃぁぁぁぁぁ‼︎」
千紗「…っ///」
伊織のスーパーボールが千紗ちゃんのスカートの中に入った‼︎いいぞ‼︎
司会「おおっと、これは⁉︎」
善逸「いい感じだね!」
耕平「畳み掛けろ‼︎」
伊織「おうっ‼︎」
千紗「……っ///」
伊織のスーパーボールがどんどん命中していくぞ!
善逸「ナイスコントロールだね、伊織!」
耕平「やはりこんな事が出来るのはお前しかいない‼︎」
伊織「はっはっはっ‼︎任せ………ろ?」
ちなみに俺を含めた伊織以外は全員離れたところで見ていたよ。こいつバカだから気付かなかったんだよね〜。ウケる〜w
司会「えっと、大丈夫でしょうか?」
千紗「………‼︎」
泣きながら恥ずかしがってる!どうやら作戦は大成功みたい!
伊織「な、なんでみんな投げないんだよ‼︎」
妓夫太郎「最低だな、伊織ぃ。」
耕平「小学生みたいな悪戯しやがって。」
ムッツリーニ「………古手川が可哀想。」
善逸「あとで千紗ちゃんに謝っておきな〜?」
愛子「な、なんかごめんね……」
伊織「貴様らぁぁぁぁぁぁ‼︎」
司会「ダイビングサークル、Peek a Booの古手川千紗さんでした!」
ミスコンが終わった後、俺たち1年男子(特に俺と伊織)は金属バットを持った2体の鬼から逃げるために隠れていた。
千紗「……………」
美波「善逸〜?どこにいるの〜?ウチはアンタと話がしたいんだけど〜?」
どうやら鬼たちは俺たちが草むらの中に隠れているのに気付いていないみたいだ。
妓夫太郎「テメェら、早く死んだらど〜だぁ?」
伊織「嫌に決まってんだろ!」
ムッツリーニ「………どんな感じの墓がいい?」
善逸「だから死ぬ前提で話を続けるのやめて!」
耕平「とっととくたば………ん、何だこのケバい気配は?」
ん?まさか見つかったのか⁉︎まずい‼︎早く逃げな………
ケバ子「ねえアンタ。」
ケバ子ちゃんだった。良かった〜!耕平の肩を掴んでいるみたい。
耕平「ひぃぃぃぃ〜!」
伊織・ムッツリーニ「「確かさっきの……」」
善逸「昼にもいた……」
耕平「ケバ子‼︎」
ケバ子「ケバ子言うな!それよりさ……」
耕平「何だ?」
ケバ子「私と、付き合ってよ。」
一年男子「「「「「は?」」」」」
突然の告白!美波の消化器の時よりびっくりだよ!さて、耕平は何て返すのかな?
耕平「付き合うって、俺とお前が?」
ケバ子「そうよ。文句ないでしょ?」
耕平「待ってくれ、名前も知らん相手に……」
ケバ子「青海女子1年、吉原愛菜!これでいい⁉︎」
耕平「いやいやいや、全く良くない!」
伊織「おめでとう耕平!」
善逸「お幸せに〜♪」
ムッツリーニ「………邪魔すると悪いな!」
妓夫太郎「俺たちは失礼するかぁ。」
耕平「オイ待てェ、失礼するんじゃねェ。この状況で俺を置いていく気か⁉︎」
伊織「ついさっきミスコンで俺を平然と切り捨てた人間が何を言う!」
善逸「そ〜だそ〜だ‼︎」
そのせいで今俺は鬼化した美波に追われてるんだからね!逃げるなぁぁぁ‼︎その責任から逃げるなぁぁぁぁ‼︎
ケバ子「……もういい!」
一年男子「「「「「あっ………」」」」」
そう言ってケバ子ちゃんは去ってしまった。
耕平「なんだったんだ、アレ?」
伊織「さあね。」
時田「お前ら、こんなところにいたのか。」
寿「何してたんだ?」
善逸「う〜ん、青春ですかね?」
まさお「何それ……」
ということで俺たちは先輩方と合流し、伊豆春祭一日目は男コンを残すのみとなった。まあ俺は出番ないけどね‼︎そして打ち上げ会場に向かってるわけだが………
善逸「俺ちょっとトイレに行ってきます!」
まさお「いってら〜!」
ということで途中で逃げてトイレに立て篭ることにした。これなら美波も追って来れないだろう。安心あんし………
美波「ねえ善逸?」
げっ………。もしかして間に合わなかった感じ?
善逸「な、なんでしょう美波様?」
美波「忘れ物を届けてくれてありがとね♪」
善逸「いや、アレは伊織と耕平が……」
美波「ウチがこれ持ってるのを知ってるの、アンタと土屋だけでしょ?土屋はウチの部屋を知らないし、持ってこれるのはアンタだけじゃない?」
善逸「き、気のせいだよ〜。」
美波「そうなのね〜。」
善逸・美波「「……………」」
逃げるしかない!
善逸「霹靂………」
美波「一閃‼︎」 ドゴォ‼︎
善逸「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」バタン
ダメでした。おしまい。
美波「それじゃあ、さっさと打ち上げ会場に行くよ〜。」
善逸「はい………」
ということで会場に着いたわけだが………
千紗「ちょい残し、ちょい残し!」
伊織「千紗ぁ⁉︎」
妓夫太郎「全然『ちょい』って量じゃねえぞぉぉぉぉぉ⁉︎」
ムッツリーニ「………鬼だ。」
世にも珍しい千紗ちゃんの焼酎原液一気飲みコールが行われていた。
善逸「あ、伊織も死刑執行されたんだね!」
伊織「まだ執行の最中なんだが……」
千紗「ちょい残し!ちょい残し!」
一発の蹴りで済んだ俺はまだマシだったね!そんなことを思ってると梓さんが帰ってきた。
梓「ただいま〜。」
甘露寺「あっ、梓さんだ!遅かったですね!何かあったんですか?」
梓「蜜璃〜!聞いてよ〜!しつこいナンパにあっちゃってさ!」
甘露寺「それってもしかして、またティンベル(テニサー:ティンカーベルの略称)ですか?」
梓「そうそう!その会長さんよ!私と蜜璃を昼にナンパした人!」
甘露寺「やっぱり……」
良くもまあそんな人がいたもんだね。そんなことしたら伊黒さんにブチ切れられるだろうに。
梓「めんどくさかったからその人に、男コンに出るとこを最前列で見た〜い、って言って手続きに行ってる間にずらかったわ。」
美波「流石ですね、梓さん。」
甘露寺「もちろん応援なんてしませんよね⁉︎」
梓「もちろん!」
まあチャラ男にはこのくらいが妥当だろうね!そんなことを思ってると………
ラグビー部「よう!」
相撲部「約束通り遊びに来たぞ‼︎」
鉄人顔負けのガチムチ集団がやってきた‼︎てかどんな遊びを誰が約束したんだよ⁉︎
時田「おう、お前らか!」
寿「早く入れ〜!」
まさお「久しぶりの勝負だね!それじゃあまずは『酒の呼吸 漆の型 洗面器飲み』からいくか!」
お前らかよ‼︎しかも洗面器飲みって何だよ⁉︎それ酒を入れる飲み物じゃないよね⁉︎こんなところにいたら死んじゃうよ!
善逸「みんな、わかってるね?俺たちは男コンもあるんだからセーブしないとね‼︎」
一年男子(善逸以外)「「「「おう!」」」」
ということで一年男子でなんとか脱獄した。
脱獄した後、外で涼んでいると………
ケバ子「ん?アンタら………」
一人で飲んでるケバ子ちゃんと遭遇した。
ということでミスコンでした。人前で胸パッド渡したらそりゃあ怒りますよね。善逸が無事で何よりです。
ちなみに祭りの神である宇髄さんが居ませんが初日は店番のため居ません。二日目に登場する予定です。
そして次回はケバ子の絡み酒からの男コンです。お楽しみに!
最後に、感想・評価をお願いします。