バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


十四杯目  合コン

  side 善逸

 

 遂に迎えた合コン当日、俺たちは会場に向かいながら作戦会議をしていた。

 

野島「それで、合コンの相手はどこの学校なんだ?」

耕平「紹介してくれる女の話だと全員青女の1年らしい。」

山本「青女なら期待できるな!」

野島「(しかし見ろよ奴らの服。普段着だぜ?)」

山本「(この合コンもらったぜ!)」

 

 おい2人とも。小声で話してるつもりだろうけど聞こえてるぞ〜?

 

山本「ちなみにその子はどんな子なんだ?」

耕平「アイツか⁉︎ケバ……えっと…」

伊織「ON・OFFのハッキリした女だ。」

 

 ON・OFFってまさかケバい時とケバくない時の違いってこと⁉︎どんな表現だよ‼︎確かにあってるけどさ‼︎

 

野島「そうかそうか。」

山本「できる女タイプか。」

 

 そう捉えてくれると嬉しいな。まあケバ子ちゃんが本当にそういう子なのかも知れないしね〜。

 

伊織「しかしアイツやたらと嫌そうな顔してたな。」

耕平「紹介くらいでなぜあんなに渋ったんだろうな?」

妓夫太郎「めんどくせえからじゃねえのかぁ?」

山本「分かってないな、お前ら。」

野島「そりゃあ嫌がるだろ。」

妓夫太郎「なんでだぁ?」

 

 まあ入会してすぐに合コン頼まれたら誰だって嫌だよね。野島と山本は分かってるみたい。

 

野島「友達に変態を紹介するなんて……」

山本「俺なら恥ずかしくて自殺モンだぞ。」

 

 前言撤回。コイツら壱の型でぶっ殺してやろうか?

 

野島「というか北原と我妻は彼女いるんだから嫌がられて当然だろうが‼︎」

山本「だよな‼︎」

善逸「まあね〜。ということで、俺と伊織は今日はサポートに回りま〜す‼︎」

伊織「おい善逸、ふざけ………」

善逸「梓さんとの約束!」

伊織「てないで、サポート役に回るか〜!」

 

 ざまあみろ伊織!普段俺と美波の関係を邪魔してくる罰だ!

 

伊織「(テメェ、後で覚えてろよ!)」

善逸「(は〜い♪)」

 

 そんなことを言い合ってると、遂に会場に着いた。

 

善逸「とうちゃ〜く!」

妓夫太郎「女子は先に着いてるみたいだなぁ。」

伊織「よし、行くか!」

野島「待て。」

 

 ん?何か言うことでもあるのかな?

 

野島「今のうちに合図を決めておこう。」

伊織・耕平・妓夫太郎「「「合図?」」」

野島「ああ、自分の好みを箸の向きで示すんだ。」

伊織「なるほど。」

耕平「取り合いを防ぐためか。」

野島「そしてどの子もダメだと思ったら、ギブアップの合図として箸の先を自分に向ける、というのはどうだ?」

妓夫太郎「いいと思うぞぉ。」

耕平「眼鏡は伊達じゃないな。」

 

 それじゃあ俺はずっと自分に向けてればいいんだね。そんなことを思ってると………

 

山本「ふざけるな。」

 

 山本がキレた。なんで?

 

善逸「どうしたの?」

山本「俺はそんな合図など必要ない。」

野島「だ、だが………」

山本「俺は今日、固く心に誓ってきたんだ。」

 

 何を誓ってきたんだろう?

 

山本「どんなのが相手でも絶対に童貞を捨てる、と。」

伊織「なんという男気…‼︎」

妓夫太郎「お前、すげえなぁ‼︎」

耕平「コイツ、さぞかし名のある将と見た‼︎」

野島「ただの女に見境のないかクズだろ。」

 

 昔の俺だね。あの時は色んな人に求婚してたな〜。

 

善逸「それじゃあ準備はいい?」

他5人「「「「「ああ‼︎」」」」」

全員「「「「「「行くぞ、新世界へ‼︎」」」」」」

 

 そうして向かった先で…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケバ×6「「「「「「初めまして〜☆」」」」」」

 

 

 

 皆が一斉に箸を自分に向けた。ある一人を除いて。

 

山本「やあやあ、どうもどうも!今日も暑いね〜。」

恵子「そうだね〜!」

 

 山本だけが前に進んでいた。ちなみに今アイツと話している子って、なんとなく胡蝶カナエ先生に声が似ている気がするんだけど、気のせいかな?耕平も沼田三兄弟に声が似ているし、やっぱりどこの世界にも一人二人は似ている声の人がいるもんだね。

 

 さてと、俺は俺の役目を全うしますか!

 

善逸「それじゃあ皆〜、乾杯の飲み物を決めてね〜!」

清子「何飲む〜?」

山本「ん〜何にしようかな?」スッ

 

 凄い!山本が箸の向きを決めた‼︎この状況でも前に進むなんて!童貞の鑑だよ、山本!

 

 そうしていると飲み物が届いた。こうなったらやることは一つ!

 

善逸「はいはいみなさ〜ん、本日はお集まりいただき誠にありがとうございま〜す!司会の我妻善逸です!それじゃあ、まずは乾杯といきますか!」

伊織「(お前……‼︎)」

野島「(マジで司会をやるのか……!)」

山本「(感謝する!)」

 

 司会だね!サポート役といったらまずこれだよね!

 

全員「「「「かんぱ〜い!」」」」

 

 ということで合コンが始まった!

 

善逸「それじゃあ、早速自己紹介といきますか!まずは君から!」

 

 山本が箸を向けた女の子に話を振った。

 

清子「は〜い!青女一年、神尾清子で〜す!」

山本「はい!趣味はありますか⁉︎」

清子「ん〜。」

 

 山本聞くの早過ぎでしょ‼︎どんだけノリノリなんだよ、コイツ!さてと、趣味は………

 

清子「競馬とパチンコかな♪」

 

 草。中身おっさんじゃん。

 

伊織・耕平・妓夫太郎・野島「「「「えっ?」」」」

山本「………っ!」 スッ

 

 山本が死にそうになりながら箸の向きを変えた。お前そこまでして出会いを求めてるのかよ!ここまできたらもはや勇者だよ!

 

善逸「なるほどね〜!それじゃあ隣の方、どうぞ!」

恵子「鈴木恵子で〜す!」

かなこ「飯田かなこで〜す!」

ケバ子「吉原愛菜で〜す♪」

尾崎「尾崎綾女です!」

清水「清水美春ですわ!」

 

 ん?ちょい待てや‼︎ケバ子ちゃんは兎も角、後ろの2人はなんでここにいるんだよ⁉︎アイツら絶対合コンとか行かないタイプじゃん‼︎まるで俺が変な気を起こさないか監視しているみたいじゃん‼︎怖‼︎

 

 

 

 まあとにかく、今やるべきことは………

 

善逸「(男一同、勇者山本を援護しろ‼︎)」

伊織・耕平・妓夫太郎・野島「「「「(了解‼︎)」」」」

山本「(お、お前ら……!)」

善逸「(山本、無事を祈ったぞ‼︎あと、妓夫太郎は俺から見て奥から2番目の子を相手してくれ!一番奥は俺が相手する!)」

妓夫太郎「(分かったぞぉ‼︎)」

伊織「北原伊織です!俺はこっちの席へ!」

耕平「今村耕平だ!俺はこっちへ!」

妓夫太郎「謝花妓夫太郎だぁ。俺はこの席にするぞぉ。」

野島「野島元だ。俺はこっちで‼︎」

 

 山本の援護だ!俺の合図で皆が一斉に席替えをした。ちなみに今相手にしている人は………

 

 

 

野島→清子(競馬とパチンコ)

山本→恵子(声がカナエ似)

耕平→かなこ

伊織→ケバ子

妓夫太郎→尾崎

善逸→美春

 

 

 

 だね。ちなみに美春ちゃんと綾女ちゃんは扱いが難しいため、この中ではまともな妓夫太郎と、扱い方を知っている俺で担当することにしたんだよね。さてと………

 

善逸「2人は純粋に愛菜ちゃんの友達なの?」

清水「そういうことですわ。」

尾崎「ちなみにタンポポ君が今日来ることは愛菜ちゃんから聞いたんだよね。」

善逸「なるほどね〜。」

妓夫太郎「善逸は2人と知り合いなのかぁ?」

善逸「文月時代の同級生。ちなみに2人に言うとこの人はEクラスの梅ちゃんのお兄さんだよ。」

清水「え⁉︎そうなのですか⁉︎」

尾崎「全然似てない……」

妓夫太郎「よく言われるぞぉ。ちなみに俺も文月だぁ。一浪してるから高校時代は知らなくても当然だがなぁ。」

清水「言われてみればどこかで見たことあるような……」

 

 お化け屋敷対決の時にちょいと目立ったんだけどね〜。そこまで覚えてる人は流石にいないか〜。

 

清水「ところで、なんの理由があってタンポポ君はここにいるんですの?」

善逸「実はかくかくしかじかで……」

尾崎「ふ〜ん。そのまま死ねばいいんじゃない?」

善逸「俺がここで死んだら美波はどうするのさ!」

清水・尾崎「「なるほど……」」

善逸「もちろん美波に事情を話した上でここにいる。だから俺は今日は何もしないしする気がないよ!」

清水「それならいいですわ!」

尾崎「許すよ。」

 

 あぶね〜。死ぬところだった!

 

 

 

 さてと、適当に周りを見渡しますか〜。

 

ケバ子「今日は特別な日だし、いっぱい気合を入れて化粧してきちゃった♪」

伊織・耕平「「今すぐその気合い抜いてこいや〜‼︎」」

 

 あっちでは山本の援護を忘れてる奴がいるぞ!これはいけないな〜?

 

善逸「妓夫太郎、野島‼︎」

妓夫太郎・野島「「おう‼︎」」

善逸「お2人さん、ガラスが空いてるよ〜?」

妓夫太郎「きちんと飲まなきゃいけねえよなぁぁぁ⁉︎」

野島「そうはしゃぐなよ〜!」

伊織・耕平「「グファ……」」

善逸「(落ち着いて、2人とも!)」

妓夫太郎「(使命を全うしろぉ。)」

野島「(次はしゃいだらコロス。)」

耕平「(すまん……)」

伊織「(あまりのウザさについ……)」

善逸「(とにかく冷静になって!俺が中心にサポートをしてあげるから、皆はそれに乗ってくれ‼︎)」

伊織・耕平・妓夫太郎・野島「「「「(了解‼︎)」」」」

 

 さてと、司会の出番といきますか!

 

善逸「それじゃあせっかくだし、仲良くなるために下の名前で呼び合ってみますか!」

伊織「北原伊織な!伊織でいいよ!」

野島「同じく野島元。はじめで宜しく。」

妓夫太郎「同じく謝花妓夫太郎。謝花でも妓夫太郎でも好きに呼べぇ。」

耕平「お、俺も耕平で……」

かなこ「あ、じゃあ私もかなこでい〜よ!」

尾崎「私は綾女で!」

清子「私はきっこって呼ばれてるよん♪」

山本「お、俺は真一郎……」

清水「私のことは美春とお呼び下さいませ!」

恵子「じゃあ私も………」

ケバ子「ちょ、ちょっと待ってよ……」

 

 ん?ケバ子ちゃんはどうしたんだろう?

 

善逸「どうしたの、愛菜ちゃん?」

ケバ子「いや、そのほら、なんていうかさ……、こんな短期間で呼び方変えたらサークル(PaB)の人に誤解されない?」

 

 いや、なんでここで素のリアクションなんだよ!せっかくの流れが台無しじゃん‼︎

 

ケバ子「けど、しゃ……皆がどうしても名前で呼びたいなら……」

伊織「んなわけあるか化粧バカ。」

妓夫太郎「テメェの口に……」

耕平「焼酎を……」

善逸「霹靂一閃‼︎」ゴッ‼︎

伊織「グファ……」

善逸「(使命を忘れたら殺すと言ったよね?)」

伊織「(はい………)」

 

 全く、伊織はすぐそ〜やってはしゃぐんだから♪

 

善逸「よろしくね、愛菜ちゃん!」

耕平「よろしく、愛菜!」

妓夫太郎「よろしくなぁ、愛菜ぁ。」

伊織「どうしても愛菜って呼びたいです……」

ケバ子「そ、そっか……。えっとさ、ぎゅ……皆!」

善逸「何?」

ケバ子「き、聞こえなかったからもう一回言って欲しいな〜!なんて♪」

伊織「俺もうこんなの耐えられない‼︎」

野島「負けるな北原〜‼︎」

耕平「お前は人の心を持ってないのかよ‼︎」

ケバ子「へ?」

 

 じゃあ思い切ってでっかい声で言ってやるか!

 

善逸「愛菜ちゃぁぁぁぁぁぁん‼︎」

清水「うわっ!びっくりしましたわ!」

妓夫太郎「声でけえよぉ。」

ケバ子「そこまで大声出すと思わなかったよ……」

伊織「凄えな、お前。」

 

 どうだ、凄いでしょ、俺‼︎

 

ケバ子「そ、そういえば、ぎゅ、妓夫太郎はまだ大きな声で言ってないような……」

妓夫太郎「愛菜ぁ。これで満足かぁ?」

ケバ子「う、うん……///」

 

 ん?もしかして、ケバ子ちゃんは妓夫太郎のことが好きなのかな?でもこの間は耕平に告ってたし……。よく分かんないな〜。

 

 

 

 しばらくすると、女子達がラーメンサラダを囲んで自撮りし始めた。

 

尾崎「かなこちゃんは写真好きだよね〜。」

清水「いつもどんなのを撮ってるんですか?」

かなこ「こんな感じ……」

 

 そうしてふとかなこちゃんの携帯を見ると………

 

 

 かなこちゃんの中身と思われる写真が出てきた。どうやら結構可愛い子みたい。透き通る世界で一応確認してみるか!

 

善逸「ぬっ!」

 

 あ、やっぱり!でもこれを知ったら伊織達が発狂し始めるので教えないで………

 

伊織「………」スッ

野島「………」スッ

 

 教えなくても箸の向きを変えやがったぞ、コイツら‼︎まあ山本のサポートが目的なんだしこれでいいか!

 

伊織「で、かなこちゃんは写真が趣味なの?」

かなこ「あとは映画も好きだよ。」

野島「俺も映画好きだな〜。」

伊織「映画って面白いよね〜。」

野島「最近だと何の映画観た?」

かなこ「この前『恋模様』を観たかな。」

山本「ちょいと待ちな。」スッ

 

 おい山本‼︎お前がターゲットを変えてどうすんだよ‼︎それじゃあ全く意味ないじゃんか‼︎この女に見境のない糞野郎が‼︎

 

山本「あの映画なら俺も観たぜ。俺は好きだな、あれ。」

伊織「俺も俺も!」

野島「いや俺も!」

伊織「特にあの爆発シーンが。」

野島「いやいや、水没シーンの方が。」

山本「飛び降りシーンが。」

かなこ「恋愛ものなんだけど。」

 

 観たこともないくせに適当に喋んなや‼︎バカ丸出しじゃんか‼︎そんなこと思ってると……

 

耕平「なあアンタ……」

かなこ「何?」

耕平「この後俺の部屋に来ないか?ららこたんについて語り明かそうじゃないか!」

かなこ「へっ⁉︎」

 

 ちょっと、いきなり耕平が割り込んできて口説き始めたんだけど‼︎もうこれ無茶苦茶だよ‼︎妓夫太郎が動いてないだけまだマシけどさ……

 

かなこ「わ、私、トイレ行ってくる……」

恵子「あ、私も……」

尾崎「私も!」

清子「私も〜。」

清水「私もですわ!」

ケバ子「じゃあ私も。」

 

 と言って女性陣が皆トイレに行ってしまった………。全く、これじゃあダメじゃん‼︎

 

善逸「おいお前ら‼︎人がせっかくサポートしてやってるのに自分達で台無しにしてんじゃねえよ‼︎」

妓夫太郎「使命はどぉしたんだぁぁぁぁ‼︎」

山本「そうだぞ‼︎」

耕平「んなもん知った事か‼︎」

野島「お前は自分の担当と宜しくやってろ‼︎」

伊織「落ち着けお前ら。」

善逸「伊織?」

伊織「俺たちは仲間だ。そうだろう?嫉妬は何も生まない。チームワークこそが勝利の鍵だ。」

野島「何言ってやがる。」

山本「綺麗事で彼女ができるか!」

耕平「全くだ‼︎」

伊織「誰かが仲良くなればまた合コンが組める‼︎」

 

 何だと⁉︎ コイツ天才か⁉︎ まあ俺は行かないけどね。

 

伊織「今日の合コンは明日のために、明日の合コンは明後日のために!分かってもらえたか?」

耕平「勿論だ!」

妓夫太郎「皆で勝利を掴むぞぉ‼︎」

全員「「「「「「今こそ俺たちの絆を見せる時だ‼︎」」」」」」

 

 

 

 そう言って伊織は………

 

伊織「ああ、俺もそのドラマ観てたけど!」

かなこ「本当?面白かったよね〜。」

 

 抜け駆けし始めた。まあ俺も人のことは言えないんだけど、コイツらを敵に回すとろくなことがないような………

 

山本「何かあの抜け駆け野郎を潰す手はないか?」

野島「あのクズだけが抜け駆けなど許されん。」

耕平「俺達の絆に抜け駆けなどあってはならないからな。」

 

 ですよね〜。異端審問会の連中と心の中身はおんなじだしね‼︎

 

妓夫太郎「よし分かったぁ。俺が一肌脱いでやるぞぉ。」

耕平・山本・野島「「「謝花?」」」

妓夫太郎「必ず俺がアイツから幸せを取り立ててやるぞぉ‼︎」

耕平・山本・野島「「「ありがとう…!」」」

 

 そうして妓夫太郎は伊織に近づいた。コイツは何をする気なんだろう?

 

妓夫太郎「なぁ伊織ぃ。」

伊織「チッ!なんだ妓夫太郎?」

妓夫太郎「ただの世間話なんだがなぁ……」

 

 伊織、邪魔されて舌打ちするとか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妓夫太郎「最近、彼女とは仲良くやってるかぁ?」

 

 

 なんて事言い出すんだコイツは⁉︎平然と合コンのタブーを犯しやがったぞ⁉︎普段は常識人のくせに、恋愛面になると本当にゲスくなるよな、コイツ‼︎この間は、自分で彼女を作るのは諦めたから、代わりに彼女持ちをそうじゃなくして自分と同じにする、とか言ってたし!

 

妓夫太郎「あれぇ、伊織って彼女いるんじゃなかったのかぁ?同じ彼女持ちの善逸はあんなに大人しくしてるのになぁぁ⁉︎」

伊織「お、俺は……」

ケバ子「あ、デザートを頼もうよ!」

清水「それ、いいですわ!」

 

 あれ?ケバ子ちゃんを始め女性陣が伊織のサポートをし始めたぞ?これはどういう事なのかな?

 

耕平「き、キサマ!これはどういうつもりだ!」

ケバ子「え?何のこと?」

尾崎「それよりさっさと頼んじゃおうよ♪」

かなこ「そうだね〜。」

野島「いや、ちょっと待て!」

山本「時間は取らせないからさっきの話の続きを……」

清子「え〜?」

恵子「別にいいよ〜?」

妓夫太郎「お前らぁ……」

かなこ「ちなみになんだけど……」

 

 他の人もどうやらサポートをしているみたい。もしかしたらかなこちゃんが伊織に気があるのかな?

 

かなこ「私達全員は伊織君とタンポポ君……じゃなかった善逸君に彼女がいることを先に愛菜や美春から聞いてるよ。」

伊織「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

ケバ子「ざまあ♪」

 

 草。伊織の行動全部無駄だったやんけ!あと美春ちゃん、タンポポ呼びを広めるんじゃないよ‼︎

 

 

 

 ということで俺たち、というか伊織たちの合コンは何事も無く完全敗北に終わった。ちなみに帰ってる最中にケバ子ちゃん達が俺たちのことを動物園呼ばわりしたせいで男子全員がブチ切れ、男だけの二次会が開催されることとなった。

 

 

 

 

  side ケバ子

 

 合コンの次の日、私達はカフェに集まっていた。

 

清子「ねえ愛菜、あんな感じでよかったの?」

ケバ子「うん、ごめんね〜。変な事頼んじゃって。」

かなこ「別にいいよ〜。ああいう化粧も面白かったし。」

恵子「レポート写させてもらえるわけだしね。」

清水「美春としてもアイツの想いを確かめられて良かったですわ!」

尾崎「一石二鳥だったね!」

 

 そういえば2人は善逸の監視もあったんだよね。結局彼は友達のサポート以外何もしてこなかったんだから凄いよね〜。

 

尾崎「けどさ、愛菜ちゃんはいいの?」

ケバ子「え?何が?」

尾崎「あの中にいい人がいたかもしれないのにあんな格好で……」

ケバ子「い〜のい〜の!どうせ散々観られた後だし。」

清子「あ〜、この間までのあれね!」

恵子「確かにアレを見られているなら怖いもの無しだよね。」

ケバ子「何よ〜。」

 

 事実だけどね……

 

かなこ「でも私達も人のこと言えないよね〜。見てよこの写真!」

清水「凄い顔をしてますわ!」

尾崎「送って送って〜!」

ケバ子「それに……」

他5人「「「「「ん?」」」」」

 

 

 

 

 伊豆春祭で貴方が言ってくれた言葉を思い出す。

 

妓夫太郎「どぉだ?これで満足かぁ?」

 

 私はあの瞬間に救われた。だから………

 

 

 

 

ケバ子「見た目に関係なく優しい人こそが、運命の相手だと思わない?」

清子・尾崎「「あはは‼︎」」

恵子「出たよ愛菜節!」

かなこ「アンタはドラマに影響されすぎ〜!」

清水「そうですわ!」

ケバ子「な、なによ‼︎」

 

 

 あの瞬間からずっと、私は貴方のことが好きだ。




 ということで合コンでした!そしてケバ子の好きな人が判明しました‼︎妓夫太郎×ケバ子です!妓夫太郎が善逸より目立つかもしれないと言ってたのはこのためです。そして今からぐらんぶる10巻のあのシーンを書くのがとても楽しみです(今はまだ3巻だからだいぶ先になりますけどね。)!

 さてさて、次回はケバ子がPaBの常識(飲んで服を脱ぐこと)に衝撃を受けます。どうぞお楽しみに!

 最後に、感想・評価をお待ちしております。
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