ある少女は先輩と出会った。それはスクールアイドル同好会での初めての会合に起きた。1番最初の会合ということもあり自己紹介を行うこととなった。と、ここで、1番最初に同好会の発起人でありリーダー的存在だった2年の先輩が自己紹介を始める。
「もうご存じと思いますが、初めての会合、ということで私から自己紹介します!!私は優木せつ菜、2年生です!!私には目標があります。その目標とは・・・、
「自分の好きを大々的に言える、誰もそれを否定しない、そんな世界を造る」ことです!!」
この先輩の言葉にその少女はこう思った。
(「自分の好きを大々的に言える」・・・、私もそうなりたいです!!私もせつ菜先輩みたいに自分の「好き」を大々的に言いたいです!!なので、私、そんなせつ菜先輩に憧れちゃいます!!)
そう、その少女はこのとき、せつ菜に憧れを持つようになった。自分にはないせつ菜の考えにその少女は魅了されたのかもしれない。とはいえ、せつ菜にあこがれるようになった。
ただ、このとき、せつ菜はその少女に対しこんなことを言った。
「しずくさん、今度はしずくさんが自己紹介してください」
これには、その少女、すぐにこう言った。
「あっ、すみませんでした。わ、私は大阪しずくです。演劇部にも・・・」
そして、その少女はせつ菜から指導を受けることになる。
「しずくさん、宜しくお願いいたします」
と指導役のせつ菜が言うとその少女も、
「よ、宜しくお願いいたします」
と少し緊張しながらも言った。これには、せつ菜、
「しずくさん、あまり緊張しないください。リラックス、リラックス。リラックスできたら始めますね」
とその少女のことを思いつつも練習を始めようとしていた。
「1,2,3、1,2,3、しずくさん、凄いです!!やっぱり演劇部ですね!!」
その少女は、練習中、せつ菜からよく褒めらえていた。その少女は演劇部所属ということもあり成長の度合いも半端なかった。いや、それ以上に、その少女は、
(もっと成長して、せつ菜先輩みたいなスクールアイドルに、自分の「好き」を大々的に言えるスクールアイドルになりたいです!!そして、せつ菜先輩と一緒にステージに立ちたいです!!)
と思うようになっていった。その少女はせつ菜の目標を一緒に実現したい、そう思っていた。それは憧れからくるものだったのかもしれないなので、せつ菜からの指導を熱心に受けていた。
だが、そう思ったのもつかの間、その少女はつい弱気になってしまった。
(でも、私は・・・、私は・・・、果たして、せつ菜先輩みたいになれるのでしょうか・・・。だって・・・、だって・・・、私は・・・、私は・・・)
その少女は・・・、桜坂しずくは・・・、ある思いをもっていた・・・、その思いに苦しんでいた・・・。
(私は・・・、私は・・・、「当たり障りのないいい子」だから・・・)
「ODAIBA’S HOLIDAY~お台場の休日~」PROLOGUE END
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