ラブライブ!アラカルト   作:la55

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my sister 第2話

 とはいえ、この関係がずっと続く・・・わけではなかった。それは4日目の朝のことだった。この日は歩夢の家で家族総出で家の中を大掃除することとなっていた。そのため、歩夢、少し早めにミアを起こすことにした・・・。

「ミアちゃん、起きて、朝だよ!!はやく起きて!!」

 だが、ミア、ちょうど作曲の仕事が立て込んでいたのか、昨晩も夜遅くまで作曲をしていた・・・ということで徹夜していたためか、いつもの通り、

「Whoo~、あともう少し・・・、いや・・・、もっと長く・・・」

と寝言を行ってはもう少し、いや、もっと寝ておきたい、と主張していた。

 ところが、それでも、歩夢、負けじとミアを起こす。いや、必死になって起こした。

「ミアちゃん、早く起きて!!温かいごはんができたよ!!だから、起きて、ミアちゃん!!」

そう、歩夢がミアを必死になって起こそうとした理由、それは歩夢が作曲の仕事のために頑張っているミアのことを思って温かい朝食を作っていたからだった。それは歩夢のミアに対する強い思い、からかもしれない。

 ところが、そんな歩夢の思いなんて知らないのか、ミア、歩夢に対し、

「もっと寝かせて!!」

と言って布団にもぐりこんでは起きようともしない。それでも起こそうとする歩夢。それを何度も2人は繰り返してしまう。

 そして、ついに起こってしまった、2人を切り裂くことが・・・。それは同じ攻防を2人が何度も繰り返したあと、突然、歩夢がミアに対しこんな行動を起こしてしまったのだ。なんと・・・、

「ミアちゃん、ちゃんと起きて!!温かいご飯が冷めちゃうよ!!だから、早く起きて!!起きないなら、布団、とるよ!!」

と、歩夢がまだ寝ているミアに対しそう言うとミアのお布団を剝ぎ取ってしまったのだ。むろん、これではミアも寒くて眠ることなんてできない。いや、このまま寝ていたらミア自身風邪をひいてしまう。そんなわけでして、ミア、

(Woo~、このままじゃ風邪をひいてしまうよ!!まだ眠たいのに歩夢が無理でも起こすなんて、Sit、怒るからね!!)

と思ってか、突然飛び上がっては歩夢に対し、

Woo~

とまるで獲物を狙うかのような目つきで、無言のまま、歩夢に迫る!!これには、歩夢、

「えっ、ミアちゃん、どうしたの?なんで迫ってくるの!?ちょっとこわいよ・・・」

と、自分に迫ってくるミアに対しそれを泊めようとするも、ミア、そんな歩夢を無視して強気に歩夢に迫ってくる。これには、歩夢、

(ひ~、ミアちゃん、無言で迫ってくるから怖いよ~!!)

と半分泣きそうになりながらも後ずさりする。

 そして、ついに歩夢は、

ドンッ

と壁のところまでミアによって追い込まれてしまう。これには、歩夢、

(う~、あとがないよ~)

と半分泣きべそをかきそうになる。

 すると、ミア、そんな歩夢に対し、

ドンッ

と壁に張り手を繰り出し、ドンッ、という音と共に歩夢の顔のそばに手を置く。すると、歩夢、ミアのその行動にはっとする。

(こ、これって、壁ドンじゃ・・・)

そう、ミアが歩夢にしたこと、それは、俗にいう、壁ドン、であった。

 そんな壁ドンをしたミアは歩夢に対しこんなことを叫ぶように言ってしまう。

「歩夢、ボクはもっと寝たい!!昨日、寝るの、遅かった!!だから、もっと寝たい!!もっと寝たいんだ!!」

このミアの叫びに、歩夢、

(こ、これって、普通の壁ドン・・・じゃないよね・・・。ただの脅かし・・・だよね・・・)

そう、普通の壁ドンは相手を脅かしつつも愛の言葉を言うものである(諸説あり!!)対して、ミアのやった壁ドンは単なる脅し、であった。なので、歩夢からすれば、ミアの壁ドンはただの脅しだった、と思ったのである。

 だが、そんな歩夢に不意打ちをするようにミアがこんなことを言ってきた。

「ボク、ずっとボクのお世話を歩夢がしてくれてとても嬉しかった!!ずっとこれが続けばいいのにと思っていた!!」

あまりものミアからの不意打ち、これには、歩夢、

(えっ、これって・・・、私への愛の告白・・・)

とはっとしてしまう。歩夢からすればこれはミアからの愛の告白だったのかもしれない。

 ところが、それだけでは終わらなかった。ミアは続けてこんなことも言ってしまう。

「でもね、ボクからしたら、無理やり起こされたこと、とも嫌だった!!だって、ボク、もっと寝たいんだ!!なのに、起こすなんて、歩夢はボクのolder sister(姉)なの!!わかる!?」

 このミアの叫びに、歩夢、

(姉!?ミアちゃんが私の姉!?それっておかしくないかな・・・。だって、私はミアちゃんにとって・・・)

と思ってからなのか、ミアも驚くようなことをしてしまう。なんと、、

(What!?歩夢、なぜ、ボクを抱きしめるんだ!?)

と、ミアが驚いてしまうほど、突然、歩夢はミアを抱きしめてしまった・・・のだが、歩夢、ミアを抱きしめたまま半回転すると今度はミアが壁を背にしたような姿になってしまった。いや、それどころか、

ぱっ

と歩夢はミアを離すと、ミア、そのまま、

ドンッ

と壁とミアの背中がぶつかってしまった。これには、ミア、

(Ouch・・・)

と叫びそうになるも、歩夢、ここぞとばかりにミアの顔近くの壁に向かって、

ドンッ

と張り手をするが如く手を置いてしまう。これには、ミア、

「What!?」

と叫びそうになる。いや、これって、俗にいう、ミアに対する歩夢の壁ドン、といえるのでは・・・。

 だが、歩夢はミアに対し自分の思いを暴露する。

「たしかにミアちゃんの言う通り、ミアちゃんと一緒にいたい、ずっとこのままでいたい、そう思ったよ!!でもね、ミアちゃんは私からみたら年下なの!!私が年上なの!!だから、私の方がお姉ちゃん、ミアちゃんは妹、なの!!」

あまりにも歩夢の告白、それは、歩夢のミアに対する告白・・・、だったのかもしれない。というのも、歩夢はミアのお世話をしていくうちに「ミアちゃんとずっといたい、ずっとこのままでいたい」というミアに対する愛情を持つようになったのかもしれない。だが、それは、姉として、という、姉妹愛、みたいなものだったのかもしれない、歩夢にとってみれば・・・。姉はわがままな妹のお世話をするもの、という認識が一人っ子の歩夢にあったのかもしれない。いや、そんな願望が歩夢にあったのかもしれない。そして、それをミアを通じて叶えたかったのかもしれない。だが、そんなミアが姉である歩夢に反抗した、ミアのために温かいご飯を用意しているにも関わらずミアは反抗した、さらには、ミアは自分こそ姉であると言ってきたのである。自分がミアの姉であると自負する歩夢が怒るのも当然である・・・。

 だが、それでもミアは負けたくなかったのか、歩夢の告白に、ミア、

(What!?たしかに年齢的には歩夢が上だけど、学年的にはボクの方が上!!だから、ボクの方がolder sister(お姉さん)なんだ!!)

と一瞬かっとなったのか、歩夢に向かってこんなことを言いだしてしまう、大声で・・・。

「そんなの、MissTake(間違い)!!ボクの方がolder sister(お姉さん)なんだ!!僕は歩夢より学年が上!!それに社会に出て仕事をしている!!それってボクの方が歩夢のolder sister(お姉さん)である証拠!!それに、わがままなolder sister(姉)にyoung sister(妹)の歩夢がつきあうのが筋!!」

 むろん、このミアの発言に、歩夢、

「ミアちゃん、そんなわがままなんて通じないよ!!それってたんなるわがままだよ!!それでも私はそんなミアちゃんのわがままにつきあってきたんだよ!!でもね、今、ミアちゃんが行っていることは私を深く傷つけたんだよ・・・」

と自分の今の思いを吐き出すと、

「もうどっかにいって!!」

とミアのことを突き放すような言葉を言ってしまった。これには、ミア、

「Off corrse、わかった!!なら、そうするよ!!」

と言ってはどっかに行ってしまった・・・。

 こうして、2人はついに仲たがいをしてしまったのである・・・。

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