だが、それから数時間後・・・、
「Aaa~、よく寝た・・・」
と別のの部屋で寝ていたミアが起きてきた。ところが、ミア、こんなことを口にする。
「Ouch・・・、おなか、へった・・・。なにかない・・・」
そう、ミア、おなかがすいたのである。
そんなわけでして、ミア、食卓にある部屋まで行く。すると、そこには・・・、
「What!?これって・・・ボクのbreakfast(朝食)・・・」
そう、そこにあったのは冷え切った、ミアのために歩夢が用意してくれた朝食だった。これには、ミア、歩夢の母親からこれがミアのために朝早くから用意してくれたミアのための朝食であることを教えてもらうと、ミア、
「Whoo・・・、ボク、なんてことを言ったんだ・・・。歩夢はわがままなボクのために温かいbreakfast(朝食)を用意してくれたんだ・・・。それを、ボクのわがままのせいでその好意を台無しにしたんだ・・・。ボク、なんてことをしたんだ・・・」
と、後悔の念を述べた。それはミアにとって・・・、
(この4日間、歩夢はボクのわがままに振り回されてきたんだ。でも、それでも、歩夢はボクのために一生懸命頑張ってくれたんだ・・・。もうolder sister(姉)なんて関係ない!!歩夢はボクのために尽くしてくれた、older sister(姉)として・・・。それはボクにとって幸せな時間だった!!こんな幸せな時間がもっと続いて欲しい!!もっと続いて、いや、もっと歩夢を愛したい!!自分のために尽くしてくれる、それくらい歩夢との時間をもっと大切にしたい!!)
そう、ミアにとって、今、まさに歩夢を自分の愛の対象としてみるようになったのだ。ミアはアメリカ人からなのか、わがままでマイペースである。それでも歩夢はそんなミアのために世話をしてくれた、尽くしてくれた。それは姉妹愛を超えた愛の時間、ミアにとって幸せな時間、だったのかもしれない。そんな時間がずっと続いてほしい、そうミアは冷え切った朝食を見てそう思ったのかもしれない・・・。
一方、歩夢も自分の部屋の片付けているあいだ、こんなことを考えていた。
(ミアちゃんにはあんなことを言ったけど、それでも私はミアちゃんのお世話を、わがままな妹のお世話をもっとするんだ!!)
そう、歩夢のなかにはやんちゃでわがままな妹みたいなミアの世話をしていくうちに、歩夢自身、そんなミアの世話をもっとしたい、そんな思いでいっぱいだった。
そして、歩夢からこんな思いが生まれた。
(私、もっとミアちゃんのことが知りたい!!ミアちゃんのわがままに応えられるようなもっとミアちゃんのお世話をして、もっともっとミアちゃんとの時間を大切にしたい!!)
そう、ついに歩夢のなかにもミアを愛する・・・、というか、ミアのお世話をする、そんな時間が続いてほしい、そんな思いが、いや、愛以上のものが生まれたのかもしれない。歩夢にとってミアは自分のなかにある「姉」という願望を叶えるものだったのかもしれない。だが、それは、ただの姉ではない。長い時間をかけてミアを世話する、ということにより、ミアの姉として、いあy、1人の女性として尽くしていきたい、そんな思いがついに生まれたのである・・・といってもいいのかもしれない・・・。
その後、歩夢は、
(ミアちゃん、私、ミアちゃんをもっと知りたい!!)
と思ったのか、ミアのいるところまでまっすぐ行く、それはまるでミア探索専用のレーダーがついているかのように・・・。
そして、ついに歩夢はミアを見つけた。そこでは、ミアが、
「Woo~、Very delicious!!とてもおいしい!!」
と冷え切った朝食を食べていた。これには、歩夢、
「ミアちゃん、なんで冷えた朝食を食べているの?」
と尋ねてみると、ミア、歩夢の姿を見て、
「歩夢・・・」
と言っては、
「だって、このbreakfast(朝食)、歩夢がボクのために作ってくれた愛の手料理だから・・・」
と、歩夢に対して「愛の手料理だから」と嬉しそうに、それでいて泣きながら答えてくれた。
そんなミアの姿を見てか、歩夢、
「ミアちゃん、冷たくなっているでしょ。それ、温めてあげようか」
と優しく言うと、舞、
「No、このままでいい。そのままだと、歩夢のボクへの思い、感じることができるから・・・」
と、歩夢が嬉しくなるような言葉を言ってくる。これには、歩夢、
「ミアちゃん、その言葉だけでも嬉しいよ」
とミアを抱きしめるとミアはそんな歩夢に対して、
「歩夢、これからもボクのようなわがままな恋人としてずっとそばにいてくれる?」
と尋ねてみると歩夢も、
「はい、喜んで!!ミアちゃん、私、ミアちゃんと一緒のこの時間がずっと続いてほしいと思っている!!」
と恋を確かめるかのように答えてくれた・・・。
そして、ミアが朝食を食べ終えた後、歩夢はあることをミアに尋ねた。
「ミアちゃん、ところで、なんでミアちゃんはわがままなお姉ちゃんを目指したの?」
そう、ミアは歩夢と言い争っていたとき、歩夢に向かって自分は歩夢の、older sister、姉、であるような発言を、いや、それ以前に、ミアは姉であることへの思いが強かった、そのことに歩夢が気になっていたのである。
すると、ミア、
「What!!そのこと!!」
と驚くとともに、
「でも、それだったら愛する歩夢のために教える」
と言うと、その思いに至った理由を歩夢に教えてあげた。
「実は、ボクには姉がいるんだ。ボクの一家、テイラー家は音楽の名門。特にボクのolder sister(姉)は僕よりも歌も音楽も上手なんだ。そんな姉にボクは憧れていた。いあy、そんなodler sister(姉)みたいな存在にボクもなろうとしていた。そのために、ボク、そんなolder sister(姉)のように振る舞っていたんだ。だから、ボクは3年生ということもあり、みんなに対してそんな風に振舞ってきたんだけど、いつもみんなから年下扱いされてきた・・・。でも、歩夢はそんなボクでも対等に扱ってくれた。そして、一緒に暮らしていくうちに歩夢ならolder sister(姉)のように振舞えばきっとolder sister(姉)みたいになれる、そう思って歩夢に接していたんだ・・・」
そう、ミアは昔から自分よりも才能がある自分の姉に憧れており、そんな姉のようになりたい、と常日頃から思っていたのである。そのため、ミアはニジガクにおいても3年生であることをいいことにまわりに対して姉みたいなことをしてきた。だが、まわりはミアのことを年下扱い、いや、あの1年のかすかす(かすかすじゃない、かすみんだよ!!byかすみ)と張り合うくらい年下扱いされてきた。でお、歩夢は違った。たとえ年下でも歩夢はミアと対等に接してくれていたのである。そして、一緒に暮らすようになり、そのことで気をよくしたミアはならばとばかりに姉みたいなことを歩夢にしてきた、というわけである。
そんなミアの言葉を聞いた歩夢はそんなミアに対し、
(でも、それって本物のミアちゃんではないよね・・・)
と思うと、ふたたび、ミアを抱いてはミアに対し、
「でも、それって本当のミアちゃんじゃないよね。私ね、こう思うんだ、ミアちゃんは今のミアちゃんでいい。私、今のミアちゃんの方が好き!!だって、わがままでマイペースなミアちゃん、そのミアちゃんのことが、私、好きだから!!」
歩夢のミアに対する深い思い、これには、ミア、
「歩夢、thank you・・・」
と歩夢にお礼を言うとともに、
「Hmm・・・、そう歩夢に言われると、ボク、かなり愛されていると思えるよ。歩夢、その思い、本当にthank you!!歩夢、I love you・・・」
と照れながら言うと歩夢も、
「私も・・・ミアちゃんのことが好き!!」
と深く抱きしめるかのようにそう言ってあげた・・・。