ラブライブ!アラカルト   作:la55

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Brightest Melody~つながる心~ Selfish Princess & Kind Prince with Bad Mother ver (わがまま姫と優しき王子with 悪い母

 こうして、果南は鞠莉を救うべく行動を開始した。幸い、鞠莉のメールの最後の方にあるアプリが添付されていた。そのアプリを果南はインストールすると、なんと、鞠莉の現在の居場所がまるわかり、するくらいのすごい追跡アプリが起動した。どうやら、鞠莉、こんなことを予測してか、自分の服に発信装置を仕込み、だれでも鞠莉を追跡できるようにしていたらしい。で、これを見た果南、

「鞠莉、なんていうくらい用意周到なんだよ・・・」

と、鞠莉のすごさを実感しつつ鞠莉のいる場所へと急行することにした。

 

 だが、果南たちがローマの小原家別荘に急行しているなか、その小原家別荘では婚約披露宴が始まろうとしていた。

(果南、ヘルプ、ヘルプ、はやくマリーを助けて!!お願い!!)

と、鞠莉は白いドレスを身に着けながら果南に助けを求めようとしていた。

 が、果南が助けにくる気配すらなかった。いや、それは無理である、と、鞠莉は思っていた。なぜなら、婚約披露宴がもうすぐ始まる、ということで、鞠莉のまわり、そして、会場となるローマの小原家別荘のまわりには小原家直属や今回のために手配したSPたちが100人以上警戒していたのだ。それは鞠莉を取り返しにくるはずの果南たちから鞠莉を守る・・・、いや、鞠莉を自分のパペットにしたい鞠莉‘sママの考えによるものだった。鞠莉はそれを鞠莉‘sマとマから聞いていたため、

(でも、こんなにマリーを監視ししているpeople(人々)が多いと、果南、マリーをRescueできないよね・・・)

と、半場諦め気味になってしまった。しまいには、鞠莉、

(私、もう、ママのパペット・・・、ラプンツェルみたいに・・・、一生・・・、ママの・・・パペットに・・・なるんだね・・・)

と、まるで人生が終わったかのような表情になってしまった。

 

 そして、ついに婚約披露宴が始まった。まず、鞠莉‘sママが壇上に立ち招待客に対して式に参加したことへのお礼の言葉を伝えるとすぐに鞠莉‘sママが勝手に決めたフィアンセと鞠莉の紹介が始まった。まずはフィアンセ、そして、

「そして、小原鞠莉様は・・・」

と、鞠莉の紹介が行われた。が、このとき、鞠莉、

(あぁ、間に合わなかった・・・。マリーのLIFE(人生)、THE END、ですね・・・)

と、完全に諦め状態・・・。鞠莉‘sママの操り人形、パペット、鞠莉、完成、と嘆きそうになっていた。そのためか、司会から心配そうに言われると、鞠莉、

「いや、大丈夫、ですよ・・・」

と、空元気だけだして答えてしまう。

 そして、鞠莉は天を仰ぎながらこう思った。

(バイバイ、果南。この10年間、果南と一緒に過ごすことができて本当に楽しかったよ。でも、これでそんな楽しい生活とはTHE END。だからね、バイバイ、私の王子様・・・)

それはまるでこれから地獄に向かおうとしている人たちの諦めの思いと同じ思いだった。

 だが、次の瞬間、状況が一変してしまう。なんと、突然、婚約披露宴を行っている部屋が暗くなってしまった。そして、鞠莉が一番会いたい少女の声が聞こえてきた。

「鞠莉姫、助けに来たよ!!」

これには、鞠莉、

「えっ、うそっ!!」

と、びっくりした声をあげてしまう。

 この鞠莉の声とともに、

パシャ

と、一筋のスポットライトがある少女を照らす。その少女の姿を見て、鞠莉、感嘆な声をあげる。

「果南、果南王子!!」

そう、そこに立っていたのはここにいないはずの鞠莉の王子様、果南、だった。その果南はスポットライトを浴びながら鞠莉のところに向かう。

 すると、突然、

「Ms果南、待つので~す!!ここは通さないので~す!!」

と、鞠莉‘sママが果南の行く先をふさごうとする・・・も、果南、

「おばさん、そこをどかないと危ないよ!!」

と、大声で言うと、鞠莉‘sママ、

「おば・・・さん・・・」

と、口をあんぐりとしてしまった。

 そんな鞠莉‘sママに対して、果南、

「ほっ!!」

と、一息つくと、自分の行く手を阻む鞠莉‘sママめがけて突進!!これには、鞠莉‘sママ、

「ヒッ!!」

と、一瞬体を丸めてしまう。これに、果南、

「ふっ!!」

と、丸まった鞠莉‘sママを跳び箱のように手をついて前に飛ぶとそのまま体を一回転しながら鞠莉がいる机の前まで飛んでいった。Aqoursのなかで一番身体能力がある果南、跳馬の宙返りなんてお手の物だった。

 そして、果南、鞠莉のもとに近づくと、

「鞠莉姫、助けに来たよ!!」

と、優しそうな声で言うと、鞠莉も、

「果南、遅いじゃない!!待ち疲れたので~す!!」

と、果南に文句を言う。しかし、このとき、鞠莉、

(でも、果南、助けに来てくれてthank youで~す。やっぱり、マリーのPrince(王子様)で~す!!)

と、心の底から果南にお礼を言っていた。

 そんな鞠莉に対し、果南、

「さてと、鞠莉姫、そんな冗談なんて言っている暇なんてないよ!!さっさとここからずらかるよ!!」

と、鞠莉に言って自分の手を差し出すと、鞠莉も、

「そうだね、果南王子!!こんな狭苦しいところからバイバイするで~す!!」

と言って果南の手をぐっと握っては席を立った。

 そして、果南は鞠莉に対して一言。

「さてと、鞠莉姫、行くよ!!」

これには、鞠莉、

「果南王子、わかったで~す!!」

と、なんと、着ていたドレスのすそをビリっと破いてしまうと2人とも窓めがけて走り始めた。

 しかし、果南の踏み台になってしまった鞠莉‘sママ、ここにきて、

「鞠莉、待ちなさい!!逃げさせないので~す!!」

と、言っては鞠莉と果南のところに迫ろうとする・・・も、

「ママ、バイバイなので~す!!」

と、逃げる鞠莉、今さっき鞠莉が破いたドレスのすそ部分を鞠莉‘sママめがけて投げるとそれが鞠莉‘sママの顔面にクリーンヒット!!

「あれあれで~す!!」

と、自分に当たったやぶいたドレスのすそ部分をどかそうとする鞠莉‘sママをしり目に、鞠莉、

「みなさま、こんな茶番に付き合わせてしまいSorryで~す!!でも、マリーはこの果南王子と共にHappyなLife(人生)を過ごすので~す!!」

と言ってなぜか窓に設置されていた避難用チューブで果南と一緒に外へと逃げていってしまった。

 そして、ようやく絡まったドレスのすそ部分を払いのけた鞠莉‘sママ、

「鞠莉~、私の大事な鞠莉が・・・」

と、名残惜しそうに鞠莉のことを言っていた。

 こうして、果南と鞠莉は小原家の別荘から脱出、仲間たちとともに日本へと逃げ帰ることになった。

 

 こうして、果南王子と鞠莉姫は幸せに暮らしました・・・わけではなかった。なんと、こにきてある人物に問題が起きてしまったのだ。とはいっても果南や鞠莉ではない。なんと鞠莉‘sママの身に起きてしまったのだ。ただし、その原因を作ったのはほかでもない。果南と鞠莉によるものだった。

 果南が鞠莉を鳩首した次の日、

「ああ・・・、鞠莉・・・」

と、鞠莉‘sママ、ただ茫然と庭の草木を見ていた。そのなかで、鞠莉‘sママ、

(鞠莉・・・、私の鞠莉・・・、私の大事な鞠莉・・・)

と、心の中で鞠莉のことをずっと叫び続けていた。

 そして、鞠莉‘sママは自分の胸に手を当ててこれまでのことを思い返していた。

(鞠莉・・・、私の大事な鞠莉・・・、私はこれまで鞠莉のことを精一杯育てようとしてま~した~。でも、とても仕事にvery busy(とても忙しい)なために鞠莉の相手をする時間がありませんで~した~。いつもホテルのスタッフにまかせっきりでした。そのためか、鞠莉、いつもホテルを脱走してばかりで困らせることばかり。それどころか、ハグー(果南)とですわ(ダイヤ)という悪友にそそのかされて悪い道へと入ったので~す!!あぁ、私の大事な鞠莉、どうして道を踏み間違えたのでしょうか・・・。いや、私は一体鞠莉をどう育てればよかったのでしょうか・・・)

 そんな思いもあったのか、昨日の結果を受けて、鞠莉‘sママ、

(鞠莉・・・、私の大事な鞠莉がハグー(果南)によって連れ去らわれてしまった・・・。もう鞠莉は私のところにはReturn(戻って)こないでしょう。これから先、鞠莉と私はもう会うことはないかもしれないので~す・・・)

と、自分の大事な鞠莉がもう自分のもとに戻らないことに失意を感じるとともに、

(私は鞠莉を自分の思う通りに育てようとしました。ですが、鞠莉はそんな私のことよりハグー(果南)とですわ(ダイヤ)を選んでしまったので~す・・・。私、どこでボタンをかけ間違えたのでしょうか・・・)

と、自分と鞠莉の思いがすれ違ったことを後悔していた。しまいには・・・、

(もう生きていけないので~す!!鞠莉なしの人生なんて耐えられないので~す・・・)

と、自暴自棄になりかけようとしていた。

 そんなときだった。

「鞠莉からメールだよ!!」

と、鞠莉‘sママのスマホに軽快な着信音が鳴る。これには、鞠莉‘sママ、

「あっ、えっ、まさか、私の大事な、鞠莉、鞠莉からなの!!」

と、驚いてしまう。そう、なんと、鞠莉‘sママがもう会うことができないだろうと思っていた鞠莉からメールが届いたのである。これには、鞠莉‘sママ、、

「は、はやく、みる、で~す!!」

と、鞠莉からのメールをみるとこう書かれたいた。

「ママへ

 3月〇日のEarlyMorning、沼津駅前にある「ラグーン」にて、マリーの、Lastの、スクールアイドルとしてのライブを行うので~す!!ここでマリーの、私にとってとても大切なことをママに伝えるので~す!!絶対に見に来るので~す!!」

 

 こうして、鞠莉‘sママ、

「私の鞠莉、私の鞠莉が私になにかを伝えようとしている・・・。Go・・・で~す・・・」

と、藁をもすがる思いで日本に帰ってくるとその足で沼津へと向かった・・・といいたいものの、鞠莉のいる実家、ホテルオハラ沼津淡島に行くと気まずいのか、東京の同じ系列のホテルで宿泊すると、指定された日の早朝、鞠莉‘sママは自分が運転するバイクで指定された場所、沼津駅前にそびえたつエンタメビル、「ラグーン」へと向かった。

 そして、指定された時間、午前5時半ごろ、鞠莉‘sママは「ラグーン」の屋上に昇る。すると、

ピカッ

と、鞠莉‘sママを照らすようにスポットライトが鞠莉‘sママに降り注ぐと、

「ママ、待ってったよ・・・」

と、鞠莉‘sママの娘である鞠莉がスポットライトの光に当たるようにあらわれたではないか。

 鞠莉‘sママ、その鞠莉の姿を見て、

「鞠莉・・・、私の大事な鞠莉なの・・・」

と、鞠莉に問いかけると、鞠莉も、

「ママ、ママの大事な鞠莉で~す!!」

と、元気よく答えた。これには、鞠莉‘sママ、

「鞠莉、会いたかったで~す!!」

と、鞠莉を抱きしめようと近づく。

 そのときだった。

「鞠莉‘sママさん、お久しぶりです」

と、鞠莉のもとに鞠莉を鞠莉‘sママから奪った張本人、果南が近づいてくる。

 これには、鞠莉‘sママ、

「なんであんたがここにいるの!!私は鞠莉に会いたいからここに来たので~す!!親子水入らずの時間を奪わないでほしいで~す!!」

と、果南に威嚇するように言う。

 しかし、これについて鞠莉が口にする。

「ママ、ここに来てもらったのはマリーのママへの想いを伝えるためで~す!!今のままではマリーの想いを聞いてもらうことができませ~ん!!」

これには、鞠莉‘sママ、

「鞠莉・・・」

と、黙ってしまった。

 

 鞠莉‘sママから鞠莉を救出してから日本に帰ってきた果南、自分の家に帰り着くなり、

「ふ~、疲れた疲れた」

と言うとともに、

「でも、無事、鞠莉を救出できてよかったよ!!」

と、鞠莉を鞠莉‘sママから救出できたことに喜んでいたのだが、果南の心のなかでは、

(でも、これで本当によかったのだろうか・・・)

と、ある種の不安が残っていた。

 そして、自分の部屋に荷物を置くなり、果南、

(そういえば、鞠莉、あのとき、自分の母親になにか言いたそうにしていたね)

と、あのときのこと、ローマ・スペイン広場でのライブ終了後のことを思い出していた。そのときの鞠莉の言葉を思い出そうとする果南。

(たしか、鞠莉、自分の母親にこう言っていたよ、「「私はこの9人でやってきたことは私の一部になっているの!!それはこれまで私の父親や母親・・・」、って・・・)

そう、鞠莉、このとき、自分の母親に対してなにかを言おうとしていたのである。それを思い出した果南、その言葉を思い返してみる。

(9人でやってきたこと・・・、私の一部・・・、それは・・・、これまでの父親と母親・・・、あっ!!)

 と、ここで、果南、あることに気づく。

(もしかして、鞠莉、自分の母親にあるメッセージを送ろうとしていたのではないかなぁ。それは、私たちAqoursと同じくらい大事なものが・・・)

 

 そんな果南がそう思った、その日の夜・・・、

「あぁ、ママになんてことを言えばいいの・・・。それに、ママ、本当に大丈夫かな・・・」

と、鞠莉、バルコニーの手すりのところにもたれるような態勢になると、自分の母親、鞠莉‘sママに対して考えてしまった。ここは鞠莉の実家、ホテルオハラ沼津淡島。果南によって鞠莉‘sママから救出された鞠莉は、帰国後、自分の実家であるホテルに直行していた。そして、自宅に着くなり、ホテルスタッフより、「鞠莉‘sママは自分の娘である鞠莉を失ったショックで再起不能状態に陥っている」、そのことを聞いたため、鞠莉、昨日まで敵意を向けていた自分の母親に対して心配をしていたのである。

 そんな悩んでいる鞠莉に向かって、鞠莉の隣にいた果南、

「鞠莉、鞠莉のことを拘束しようとしていた親だよ。そこまで心配する必要、あるかな?」

と、わざと聞いてみる。あっ、ちなみに、今、鞠莉はホテルの自分の部屋で果南と一緒に夜空を見上げていた。実は鞠莉は自分を救った果南に対して自分を救ったお礼としてこれから沼津を離れる日まで鞠莉のホテルに泊めることにしたのだった。これから先、2人はそれぞれの進路に向けて長い間離れ離れになるかもしれない、なので、今のうちに2人だけの時間を過ごそうとしていたのだった。

 で、果南の言葉に、鞠莉、

「でも、マリーにとっては唯一のママなので~す!!それはどんなことがあっても切れないもので~す!!」

と、果南に歯向かうように言うと、今の気持ちを、自分の想いを果南に語った。

「果南、私ね、マリーはね、実は、あれだけママのこと、嫌がっていたのだけど、それでも、これまでマリーのことをほっておいてもマリーのママとして接してくれたママのことが果南と同じくらい好きなので~す!!でも、ママはそんなマリーの気持ちを知らずに、マリーがいつもEscape(脱出)ばかりしていたから、ママの言うことを聞かなかったから、ママはマリーのことを自分の言うことを聞かない子どもとみたのかもしれないで~す、マリーのこと、束縛しようとしました。それはマリーにとっていやなことなので~す!!でも、もし、多忙じゃなかったら、マリーともっといろんなことをしてくれたら、こんなことが起きなかったと思うので~す!!そう考えると、マリー、もっとママと本音を語りあいたいで~す!!マリーの本当の気持ちをママにぶつけたいので~す!!」

 そんな鞠莉の気持ちを察してのことか、果南、

「それだったら、絶好の機会があるじゃん!!次のライブ、そのライブに鞠莉‘sママを招待しよう!!そのライブを見てもらって鞠莉‘sママに鞠莉の気持ちを伝えたらどうかな?」

と、鞠莉にある提案をした。ちなみに、次のライブとは沼津駅前にそびえたつエンタメビル「ラグーン」屋上で行うAqoursラストライブのことである。これは自分の作ったユニットのメンバー大量離脱によりスランプに陥ってしまったSaint Snowの理亜に大切なことを伝えるためのライブである。それは鞠莉がいま抱えている問題の解決策にもつながることだった。それに気づいた鞠莉、

「Yes!!それはいいアイデアで~す!!」

と、果南の提案にのることにした。

 

トゥトゥトゥトゥー トゥートゥー トゥトゥ トゥトゥトゥートゥトゥ

歌い始めてから鞠莉‘sママはAqoursのパフォーマンスを食い入るようにみていた。このとき、鞠莉‘sママ、

(この前のスペイン広場でのライブといいプロにも引けを取らないパフォーマンスで~す!!かなり練習してきた感じがしま~す!!こんなの、素人じゃありませ~す!!)

と、Aqoursのパフォーマンスに圧巻されていた。鞠莉たちの圧巻なるパフォーマンスはこの1年で築き上げたその結晶の塊、そのものであった。いや、それだけじゃない。

(それに、力強い歌声、いや、自信満ち溢れている、心動かされる、そんなSingで~す!!)

Sing・・・、歌声、人はそれによって気持ちが変わることがよくある。楽しい歌声なら楽しく、悲しい歌声なら悲しく、勇ましい歌声なら力強く、そんな気持ちにしてくれる。そして、今、鞠莉‘sママはAqoursの自信満ち溢れている、なにかを鞠莉‘sママに投げかけている、そんな気持ちになろうとしていた。これも1年のあいだ、パーフェクトナイン(鞠莉命名)のなかに築き上げた、1つの大きな結晶、クリスタルの輝き、だった。その輝きに、鞠莉‘sママ、

(なんか、私の気持ちが、心のなかにあるものが、鞠莉たちによって浄化されていく感じで~す!!鞠莉たちが私に言いたいこと、訴えたいこと、それを感じるので~す!!)

と、まるで鞠莉たちAqoursの歌声によって心のなかが浄化されていく、そんな感じをしていた。

そして、鞠莉も、果南も、鞠莉‘sママに対して自分たちのすべてを賭けてある想いをぶつけようとしていた。

(鞠莉‘sママ、私と鞠莉はこの1年間ずっと自分たちを高めあってきました!!浦の星という大事な場所は守れませんでした。でも、いろんなことをやってきたからこそ、私は、鞠莉は、ラブライブ!優勝、スクールアイドルの頂点に立つことができました。そして、このライブによって、私と鞠莉はAqoursを離れます!!出会いと別れ、そんあものを繰り返しているから、私たちはそのたびに強くなることができます!!これまでこの9人でやってきたからこそ鞠莉は強くなれた!!そして、別れるたびに鞠莉は強くなれます!!だからこそ、鞠莉‘sママ、これ以上鞠莉を鞠莉‘sママというお城にずっと閉じ込めないでください!!)(果南)

 果南は鞠莉の成長を隣でよくみてきたのである。あの、雨の日の、鞠莉と果南の歴史的な和解、それは、鞠莉の中にある1つの闇を打ち払うものとなった。そして、そこから果南と一緒にやってきたこと、それがすべて鞠莉にとって、自分をたんなるわがまま姫から1人前の姫へと成長させてくれたのである。果南はそれを直に感じていたのである。

 そんな果南の想いを受け取ったのか、鞠莉、こんな風に思う。

(果南、thank you、で~す!!それに、果南、果南もこの1年で大きく成長したので~す!!だって、果南、マリーとよりを戻してからはAqoursという大きなshine(輝き)とともにマリーを守る王子様からナイトへと成長してくれたので~す!!それはわがまま姫であるマリーのお墨付きで~す!!)

そう、この1年は鞠莉からしたら、Aqoursメンバーのなかで1番成長したのは果南である、とみているのかもしれない。この1年、鞠莉、そして、ダイヤと一緒になってAqoursのために活動してきたのだ。そのなかで、果南は鞠莉姫を守る王子様から鞠莉のことを絶対に守るナイトへと成長していったのかもしれない。それくらいAqoursという輝きは果南を著しく成長させた、とても大きな存在、だったのかもしれない。けれど、そんな輝きを作り出したのは鞠莉と果南、そして、ダイヤたちAqoursメンバーたちであった。そ

 が、それでも、鞠莉、

(でも、そのshine(輝き)とはToday(今日)でgood-byeなので~す!!だって、出会いもあれば別れもありま~す!!そして、それをサイクルして私たちは成長するので~す!!先へと、Next futureに行くためにこのサイクルをしているので~す!!だから、マリーたちはこのshine(輝き)からgood-by、なので~す!!)

と、Aqoursの輝きから旅立つことについて強く想っていた。果南も鞠莉もその輝きから旅立とうとしている、それは決して悲しいことじゃない、出会いと別れという2つを経験してくことで強くなれる、先の未来へと進むことができる、そう想っていた。その決意がこの鞠莉と果南の想いのなかに満ち溢れていた。

 そして、鞠莉は鞠莉‘sママの方を見て心のなかで強く想った。

(そして、ママ、マリーはずっとママというshine(輝き)を持ち合わせていました。ママは小さい時からマリーのことを大事にしてきたので~す!!それは今のAqoursのみんなと同じなので~す!!マリーにとってママというShine(輝き)はAqoursのShine(輝き)と同じくらいShine(輝いて)してました!!Aqoursのみんながいたようにママがいたからこそ今のマリーがいるので~す!!)

鞠莉にとって鞠莉‘sママは今のAqoursのみんなと同様にとても大切な存在だった。小さいときから自分の両親を困らせるくらいのわがまま姫であった鞠莉であったが、たとえどんなことをしても自分の母親というとても大切な存在を忘れたことはなかったのかもしれない。そして、今秋も自分の母親に対する想いは鞠莉の心のなかでずと輝いていたのかもしれない。

 そして、その想いを感じたのか、鞠莉‘sママも、

(なんか鞠莉から、ハグー(果南)から強い想いを感じるので~す!!出会い、別れ・・・、なんか大切なものを感じるので~す!!なにが、なにが、私のなかで起きているので~す!?)

と、困惑の表情をみせる。鞠莉、果南、そして、ダイヤの、強い想いに自分の心が突き動かされているなにかを感じてしまい、自分のいろんな想いがまじりあってしまった、のかもしれない、鞠莉‘sママは・・・。

 

 そんな鞠莉たちの強い想いは鞠莉‘sママを困惑させたまま、ついに・・・、

トゥトゥトゥ トゥトゥトゥトゥー

と、曲のサビへと突入しようとしていた。このとき、果南、鞠莉、

(鞠莉、鞠莉‘sママに強い一撃を与えるよ!!)(果南)

(わかっているので~す!!この一閃がママを貫くので~す!!)(鞠莉)

と、心のなかであるなにかを、鞠莉‘sママに対するなにかを用意しようとしていた。

 そして、ついにそのときがきた。

トゥトゥトゥ トゥトゥトゥ トゥー トゥトゥ

サビに入ろうとした瞬間、鞠莉と果南はセンターへと移動する。と、同時に、ほかのメンバーが両サイドに移動。そのフォーメーションはまるで、

(えっ、鞠莉たちがビッグバードに見える!!)(鞠莉‘sママ)

1羽の大きな鳥に、今からなにかをしようとしている、そんな鳥に見えてしまった。

まった。

 さらに、鞠莉たちの後方からあるものが・・・。

(えっ、SUN!!)(鞠莉‘sママ)

そう、太陽があらわれたのだ!!ちょうどAqoursgがサビに入ろうとした瞬間に太陽が鞠莉たちの後ろからあらわれてはそのひかりが鞠莉たちを包むかのように照らしてくれた。

 そして、ついに、鞠莉と果南は鞠莉‘sママの方を向くと、

(鞠莉‘sママ、これが私と鞠莉、私たちの想い、絶対に受け取ってください!!)(果南)

(ママ、これが、私の、マリーの、Answerで~す!!そして、ママに送るマリーからの気持ちで~す!!マリーは旅立つので~す、新しい輝きにむかってで~す!!)(鞠莉)

と、鞠莉、果南、鞠莉‘sママに向かって自分の想いの熱き矢を打ち放つと、

((私たちの想い、鞠莉‘sママの心を貫いてください!!))

と、2人の熱き想いの矢は重なり合い、太陽という新しい輝きから放たれた一閃の光とともに巨大な火の鳥となって鞠莉‘sママへと迫っていった。

 これには、鞠莉‘sママ、よけ・・・、

(あっ、もしかして、これが・・・)

と思ったのかその場から動こうとしなかった。

 そして、

グサッ

と、鞠莉‘sママの心にそれは突き刺さった。この瞬間、鞠莉‘sママ、

(あっ、鞠莉の想い、ハグー(果南)の想い、なんかわかった気がするで~す!!)

と、鞠莉たちの想い、そのすべてを知った、そんな感じがした。さらに、

(鞠莉はハグーと大切なものを築いただけでなく、この私とのあいだにも大切なものを築いたのかもしれないので~す!!それは、かがやき、なので~す!!想い出、想い、キズナ、それを鞠莉はあの8人だけでなく私にもある、と言っているので~す!!こんなに嬉しいことなんてありませ~ん!!)

そう、鞠莉と果南というかがやき、そして、鞠莉‘sママのかがやき、その本質は心のなかにある宝物、鞠莉や果南の、鞠莉‘sママの、想い出、想い、キズナ、であった。それがあるからこそ輝ける、それがあるから次へと旅立つことができる、それあるから新しいかがやきへと向かうことができる、のかもしれない。それを鞠莉‘sママはついに知ることができたのかもしれない。そして、その想いがこもった火の鳥により自分の心が貫かれたことにより鞠莉‘sママもそのかがやきの本質を知ったのかもしれない。それは同時に、鞠莉‘sママの心のなかにある、鞠莉に対するわだかまりを壊すきっかけにもなったのかもしれない。

 

 そして、ついに・・・

トゥトゥ トゥトゥトゥ トゥトゥー

ついに曲が終わった。Aqours最後のライブが終わった。けれど、最後じゃない、絶対に、どこかで、そのかがやき、宝物を通じてライブをすることができる、そう想っているのか、鞠莉も果南も笑顔であった。そんなとき、鞠莉‘sママはセンターを務めた鞠莉と果南のところにいき、こんなことを言いだした。

「とてもすごいライブでした~。しかし・・・」

 だが

「ちょっと待って!!マリー、言いたいことがあるの!!」

と、鞠莉、鞠莉‘sママの前に立ち勢いよく言った。

「スペイン広場のときはママのせいで言えなかった!!でも、ここで言わせてもらうからね!!」

 そして、鞠莉は自分の想いを鞠莉‘sママにぶつけた。

「私は、果南とやってきたことは、すべて私の一部となっているの!!それはこれまで私の父親は母親とやってきたことと同じなの!!果南とは、この10年、自分たちだけの輝きを作り上げたの!!でも、父親、母親、いや、パパ、ママもこの18年で同じものをつくりあげたの!!だから忘れないで、私にとって、マリーにとって、果南も大事、パパもママも大事なの!!」

「鞠莉、あのライブを見て、ママ、鞠莉の想い、よくわかりました。それに、ハグー(果南と築き上げたかがやき、それに、私やパパとともに築き上げたかがやき、その両方を大事にしていることがわかりました。私、とてもうれしいで~す!!」

と、鞠莉に自分の想いを伝えると、さらに、

「そして、ふたつのかがやきによって育った鞠莉はビッグバードとなって新しいかがやきへと向かおうとしているので~す!!」

と言うと、鞠莉、

「ママ・・・」

と、鞠莉‘sママの方をずっと見てしまう。もしかすると、ここでそれを拒絶してしまうのか心配だったからだった。

 だが、鞠莉‘sママの答えはこれまでの鞠莉‘sママとはかけ離れた答えとなった。

「これまで私は鞠莉のことをただのわがまま姫だと思ってました。でも、違いました。ふたつのかがやきによって鞠莉は1人前の立派な姫に大きく成長したので~す!!その鞠莉をを束縛したらそれこそ小原家の多大なる損失につながるので~す!!」

これには、鞠莉、

「ママ・・・」

と、うれし涙を流した。

 と、同時に、鞠莉‘sママ、

「それに、鞠莉が昔みたいにわがまま姫にならないように手綱を持つ人が必要で~す!!」

と言うと、果南に向かって、

「ハグー(果南)、あなたに鞠莉の手綱を預けるので~す!!わがまま姫を守る王子様、いや、ナイト、果南殿!!」

これには、果南、

「えっ、えっ、いきなり、それ!!」

と、びっくりしてしまう。むろん、鞠莉も、

「あっ、とても大事なこと、忘れていたで~す!!私と果南がつきあっていること、まだ、ママの許しをGetしていなかったで~す!!」」

そう、果南も鞠莉もつい忘れていた、鞠莉と果南、2人は鞠莉‘sママから2人のお付き合いを認めてもらおうとしていたことを。

 だが、鞠莉‘sママの気持ちは昨日までのものとは違っていた。なぜなら・・・。

「果南殿、1人のお姫様に成長したとはいえ、その中身はまだわがまま姫のままで~す、鞠莉は。But、そんあもの、鞠莉姫を守るナイトである果南殿であればNothingで~す!!だって、小さいときからずっとわがまま姫の手綱を握っていたからで~す!!」

これには、鞠莉、

「ママ、それだと、マリー、馬になってしまうよ!!」

と、ツッコむも、鞠莉‘sママ、そんな鞠莉のことをほっといて果南の顔に近づき、

「だからね、果南殿、鞠莉のこと、一生守ってくださいで~す!!」

と、こそっと言うと、果南も、

「はい、わかりました、鞠莉‘sママ」

と、それをうまく了承した・・・のだが、鞠莉からすると、

「ママ、それに、果南、私は馬じゃありませ~ん!!」

と、ぷんぷんと怒ってしまった。

 ただ、これには、果南、

「私は別に鞠莉のことを馬だと言っていないよ。でも、たしか、鞠莉の性格じゃ、ぞくにいう、じゃじゃ馬?」

と、つい本音を言ってしまう。これには、鞠莉、

「果南、ちょっとそれはないでしょ!!じゃじゃ馬じゃないの~す!!すぐに訂正しなさいで~す!!」

と、果南に怒りの鉄槌を下そうとしていた。そんなわけで、果南、

「鞠莉、ごめんなさ~い!!」

と、逃げるように言うと、鞠莉、

「許嫁の身でも許さないわよ!!」

と、鞠莉のイメージ像を自ら崩すくらいぶっこわれそうになりながらも果南のことを叱っていた。これには、鞠莉‘sママ、

「2人をみていると面白いで~す!!!」

と、大笑いになってしまった。

 こうして、鞠莉、果南と鞠莉‘sママとの戦いにピリオドが打たれた。それはこれから続く偉大なる鞠莉と果南の物語が始まる、そのことを示していた。

 

エピローグ

 

 Aqours最後のライブから4年後・・・。

カラン コロン カラン コロン

「結婚おめでとう」「おめでとう」

アメリカハワイの小さな強化、ここではあるカップルが結婚式を迎えていた。みんあが祝福を受ける前、新婦からこんな言葉が聞こえてきた。

「KANAN MATUURA、あなたはMARIさんを・・・」

と言葉とともに、

「真心を尽くすことを誓いますか?」

と、尋ねられると、KANANは、

「はい、誓います」

と、力強く合意。対して、新婦、もう一方の方を見ては、

「MARI OHARA、あなたはKANANを・・・」

という言葉とともに、

「真心を尽くすことを誓いますか」

と、尋ねられると、MARIも、

「はい、誓います」

と、力強く合意した。

 そう、今、あの果南と鞠莉は今結婚式を挙げていたのだ。この4年間は果南はアメリカでダイビング関連の仕事に関しての勉強をしてきた。一方、鞠莉はイタリアの大学で経営学を学んでいた。2人は結婚後、鞠莉の父親のホテルチェーンにてホテルとダイビングを掛け合わした新形態のホテルを始めるべく2人力を合わせてやっていくつもりだ。もちろん最初は2人が育った地、沼津淡島にあるホテル、ホテルオハラ沼津淡島からだ。沼津淡島は2人にとって小3のときから一緒に育った地、そして、2人が結ばれた地、だからこそ、2人にとって淡島の自然を知り尽くしているからこそ2人は新形態のホテルを沼津淡島からはじめることにしたのだ。

 そして、果南と鞠莉は誓いの言葉のあと、誓いのキスを交わしてフラワーシャワーを浴びながらみんなからの結婚の祝福の言葉に対し、

「みんな、ありがとう」(果南)

「Thank youで~す!!」(鞠莉)

と、お礼の言葉を送った。

 そして、結婚式の最後、といったらこれである、そう、ブーケトスである。鞠莉は、

「えいっ」

と、ブーケを遠くに投げた。

「私に」「私に」

と、鞠莉の投げたブーケを取ろうとする参加者たち。だが、鞠莉のブーケを受け取ったのは、

「What?なんで私になのですか~?」

そう、なぜか、鞠莉‘sママだった。といっても鞠莉の父親とは今でもラブラブである。離婚なんてしていない。なのになんでか鞠莉は自分の母親にブーケを投げたのである。これには、鞠莉‘sママ、

「鞠莉、私のことをおちょくっているのですか~?私とパパはとてもラブラブで~す!!」

と、ちょっと嫌味っぽく言うと、鞠莉、大きな声で、

「それはちがいま~す!!マリーはこれまでマリーを育ててくれたママに対して「Thank you」の意味で投げたので~す!!ママ、これまで育ってくれて「Thank you」で~す!!これからはわがまま姫を守るナイトである王子様果南と一緒にいきます!!」

と、自分の母親である鞠莉‘sママに感謝の言葉と果南と一緒にこれからは歩いていく、その誓いの言葉を送った。そう、鞠莉に言わせたら、

「ブーケトス、なんで受け取った相手が次にEngageするの?そんなの、マリーには関係ありませ~ん!!ママに感謝の言葉を送るために投げるので~す!!」

とのこと。まぁ、鞠莉、本当にFreedomさ(自由奔放さ)は昔とかわらずである。

 だが、鞠莉の気持ちを受け取った鞠莉‘sママ、

「うぅ、なんていうDaughter(娘)なんで~す!!とても泣かせるので~す!!」

と、目に涙を浮かべながら言うと、鞠莉に対し、

「鞠莉、絶対にHappyになるので~す!!だって、あなたの大事な王子様なんでしょう、果南殿は。そんな鞠莉のことは大事にしてくれる人なんていないんだからね!!」

と、これからの生活の幸せを願う、そんな言葉が発せられた。

 そして、鞠莉は鞠莉‘sママの言葉を受けて自分のナイトで王子様ある果南の方を見ると、

「果南、絶対に幸せにしてね!!」

と笑いながら言うと、果南も、

「うん、私も鞠莉のこと、絶対に幸せにしてあげるよ!!だって、あの悪母の言葉だもん、毒は毒でも私たちを元気にしてくれる、そんな毒を与えてくれたんだよ!!」

と、鞠莉に笑いながら応えてくれた。

 

 わがまま姫の鞠莉とその鞠莉を守る王子様の果南、そして、悪母の鞠莉‘sママ、シンデレラなど多くの童話は最後、悪い母親は全国な運命を迎え、逆に姫と王子は幸せに暮らしましたとさ、となっていることが多い。しかし、この物語はそうではない。わがまま姫の鞠莉、その鞠莉姫を守る果南王子、そして、その2人の本当の想いを受け取った鞠莉‘sママ、3人の幸せの物語はまだまだ続く。いや、ずっと続くだろう。それは鞠莉と果南、2人のこのときの想いからも導き出されることができた。このときの2人は、

「鞠莉、これからもずっと、おばあちゃんになるまで、一緒に楽しもう、鞠莉‘sママさんと一緒に!!」(果南)

「Yes、果南!!マリーもみんなと一緒に、enjoy、するで~す!!あっ、一番は果南ですからね~!!」(鞠莉)

と言い合うと、2人の結婚を祝ってくれた人たちに向かってまんべんの微笑みをみせた、それはまるで世界が鞠莉と果南の結婚を祝っている、それに対するお礼のように!!

 

そして、そんな2人にこの言葉を送ろう。

 

2人ともよ、幸あらんことを!!  (了)

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