がっこうぐらし! 縛りプレイ めぐねえぱふぱふMOD   作:かませ犬XVI

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保護者の目を盗んで隠密任務に行くので初投稿です


3-2表 くるみとトイレにランデブー

 さあ、食後になりました。現在時刻は午後一時ニ十分。普段なら五時間目の授業の時間です。というわけで、廊下をうろつく彼等の数も少しは減ったでしょう。胡桃と共にチョーカーさん探しの時間です。

 胡桃を見回りという名目で分離し、残る三人には生徒会室の片付けを頼んでおきます。ただ、三人もいれば意外と早く終わりそうな上、めぐねえは目を離すとすぐ職員室にSAN値直葬ファイルを見に行くので、生徒指導室の掃除も追加で押し付けてしまいましょう。

 めぐねえを仕事で拘束し、常に複数人での行動を強要して妙な動きをさせないのがコツです。尤も、それでもこっそり抜け出してSAN値直葬ファイル見てる時もあるんですが。

 

 というわけで、胡桃を連れて遠征に行くぞ。

 

「何処行くんだ?」

 

 校舎左翼側バリケードに到着。乗り越えようとすると、胡桃から引き留められます。見回りって名目で呼んだからね。でもセーフエリア内部とも言ってないよ。って事で、引き留めを振り払って外に出ます。

 胡桃は自分が戦闘要員という自覚があるので、こんな時は嫌々でも付いて来てくれます。よっぽど嫌われてでもない限り、見棄てられる事は有りません。マジ良い娘。階段を降り始めると、すぐに追い付いて来てくれました。って事で、一階左翼側、職員玄関前トイレに向かいます。

 

L E V E L U P

 

 お、レベルが上がりました。が、チョーカーさんは居ませんでした。戦果は彼等三人だけです。なので戻ります。まだ二階どころか三階の制圧すら済んでいない現状、無駄にリスクを冒す必要は有りません。すぐ近くにある保健室や技術室も魅力的な部屋なんですが、ここでも1%でゾンビパーリィが発生する事には変わりないです。また、戦闘音に釣られてあちこちから続々と彼等のおかわりが来るので、経験値もスキルも足りない現状でたった二人の孤立無援の戦いなんてやりたくないです。

 

 三階に戻ったら、今の内にスキル振っておきましょう。いざという時用の投擲レベル2にします。これで射程は半径三メートル。狭いようで意外と届く、結構な範囲です。

 ところで、今回ってレベル上がるの遅くないか。これ、まだ二度目のレベルアップなんだけども。殺傷武器持つのが遅かったせいか? 相当な経験値を胡桃に持ってかれたようだな。

 

 生徒会室の扉が閉まってますが、中から声が漏れ聞こえてますね。内容までは判りませんが。とはいえ油を売ってる暇なんて無いので、無視してそのままセーフエリアは素通り。今度は中央階段側バリケードを乗り越え、二階及び一階の中央トイレを探します。諦めたのか、今度は胡桃は何も言わずに付いて来てくれました。

 が、居なかったので倍速です。うーん、運が悪いですね。(激ウマギャグ)。一旦三階に引き揚げます。

 残るトイレは三ヶ所。校舎右翼側、セーフエリアから最も遠い教室の向こうのトイレです。道中が最も長くなるので、連れ帰るまでの帰路が長くなり、きちんと掃除しないと救出失敗も有り得ます。

 とはいえ、今は授業中の時間である事も手伝ってか、三階廊下は閑散としてます。騒がなければ大丈夫そうですな。不要な物音を避けるため、歩いて突破します。

 

 まず女子トイレ。未制圧エリアが近くにあるため、ドアはこっそり開けます。胡桃も招き入れて中に滑り込み、ドアをこっそり閉めます。さて、手前から順に静かに中を覗いて行きましょう。言い忘れていましたが、この時には戦闘態勢は絶対に解かないように。超低確率で、この個室の中にも彼等が潜んでいる事があります。噛まれた後で逃げ込んで、そのまま彼等化しちゃったんでしょうねぇ。

 それから、チョーカーさんを捜す際には、必ず全ての個室の中を確認するように。チョーカーさんは居ても息を潜めて居留守を使う上、寝落ちしていてノックしようが何しようが一切の反応を示さない事があります。

 三階には居なかったので倍速。

 

 二階に下りましょう。敵が一気に増えます。また、現時点で三階右翼側を制圧出来ていないという事は、交戦の音で三階から彼等が下りて来る可能性もあるというわけです。可能な限り隠密状態を維持するように。

 階段前は無人。だが教室前廊下に五人。一番近い彼等はD組前の男子生徒。まだ日が高いので、視線が通ります。迂闊に出ると見付かります。階段から新手が来ない事を祈って気にしつつ、あっちを向くのを待ちましょう。

 待機する事四十秒、あっち向きました。よし、今の内に通り過ぎましょう。トイレ前は無人でした。流石にここに居たらどう足掻いても戦闘するしかないので一安心です。って事で中に入りましょう。

 おや? 鍵の掛かった個室があります。呻き声も聞こえません。ここですね。

 

「誰か居るのか?」

 

 ドアが開かない事を再度確かめた後、声を潜めつつ胡桃がそう訊いてきます。多分そうだと答えたいとこですが、何の選択肢も出ないので返答は保留。まずはドアをノック。反応が有りません。必死で気配を消してるんでしょう。

 ドライバーでも持っていればピッキングして無理矢理開ける事も出来るんですが、残念ながら今の愛ちゃんはそんな物は持っていません。っていうか、拾うの忘れてました。普段やらないめぐねえ接待プレイだからかなんか緊張してますね。

 って事で、一つ手前の個室に入ります。便座を経由してタンクの上によじ登って、仕切りの上から個室を覗きます。

 ビンゴ。居ました、チョーカーさんです。

 

「やぁ。無事?」

 

 便器の蓋を閉じた上に座って、両手で口を押えてます。まさか上から確認されるとは思ってなかったのか、固まって茫然と見上げてますね。二日のトイレ籠城でやつれ、化粧が乱れて酷い顔ですが、生きてます。見たところ制服にも血に染まった部分は見当たらないので無傷でしょう。

 見付けたので後は連れて帰るだけです。悲鳴を上げられる前に会話を繋いで落ち着かせましょう。因みに宥めすかす事に失敗し悲鳴を上げられた場合、彼等が集まってきて数の暴力で押し潰されます。トイレのドアなんて紙装甲です。籠城戦は出来ません。

 

 

「柚村、静かにな」

 

 合流するか否かの説得が無事終わったので、トイレから脱出します。流石に飲まず食わずで弱っているので、皆で三階に立て籠もってる事と物資がある事を説けば、説得も簡単ですね。胡桃がチョーカーさんに忠告するのを聞きながら、時計を確認しておきましょう。現在時刻、午後二時三十九分。

 六時間目がほぼ終わっています。あと十分で六時間目が終わり、ニ十分でホームルームが始まり、三十分で下校時刻になります。帰宅のため彼等がわんさか廊下に溢れ出てくるので、その前に何とか拠点に帰り着きましょう。

 因みに、事件発生から丸二日を飲まず食わずで耐えてきたチョーカーさんは、ステータスが痛烈なデバフ塗れとなっております。さらに、バッドステータスとして脱水症状も付いてます。具体的に言うと、スタミナがスッカラカンなので走れません。歩く速度が半減し、しかもただ歩いているだけなのにフラ付き、何も無い場所で転ぶ事があります。階段を上る速度に至っては七割五分も減退し、しかも手すりまたは他人の介護が必要です。バリケードを乗り越える際には、上から引っ張り上げる人と下から押し上げる人の計二人からの介護が必要になります。

 つまりは戦闘しながら逃げるなんて不可能です。交戦の際は、彼女は一切動けない要救護者と見做して対処する必要があります。勿論こんな状態で彼等に組み付かれたら抵抗なんて出来る訳がありません。一瞬で噛まれるのでオワタ式と思って行きましょう。

 

 二階階段前。どこから沸いたのか彼等が一人。チョーカーさんが足を止めました。震えてます。その間に胡桃が大きく振り被って、上段から唐竹割り。綺麗に脳天に決まって、一撃必殺。無力化しました。が、代償として打撃音を聞かれました。三年C組前にいる一人とD組前に居る一人がこっちガン見してます。視認判定食らいました。隠密失敗です。ついでにチョーカーさんの正気度も減退しました。

 階段には彼等の姿は有りません。控え目に言ってプルプル震えてるチョーカーさんの手を引っ張って、少しでも移動速度を稼ぎます。胡桃は後ろ、殿を務めてくれるようです。追尾されてる事を判ってるからね。

 片手で手摺を掴ませ、もう片手を愛ちゃんで引っ張り、難所である階段を急ぎます。流石に介護すると速力減退も結構緩和出来ますね。踊り場に着きました。あと半分です。ここで胡桃が一撃。階段下で追っ手を一人片付けました。もう一人も仕留めるつもりみたいなので、今の内にさっさと三階を目指しましょう。

 

 三階階段前、現在時刻、午後二時四十八分。このまま拠点直行は駄目みたいですね。一旦三階女子トイレに退避、隠れます。

 彼等の行動パターンは、時間割にかなり忠実です。移動が遅いので遅刻したり階段で転がって遊んでる連中も多いですが、休み時間は廊下に出る彼等の数が大きく増えます。ホームルーム前の十分休憩でもそれは同じ事です。

 

「まな、どうした?」

「……なぁ、行かないのか?」

 

 胡桃、次いでチョーカーさん。二人揃ってトイレに退避した行動の件について訊いてきます。勘とでも答えておきましょう。取り合えず十分間ここで隠れ、ホームルーム中の最後の十分でなんとかバリケードを乗り越えましょう。

 それを逃したら、彼等が帰宅し終わるまで一時間近くは追加で待機せねばなりません。そうなると、めぐねえがバリケードを乗り越えてでも捜しに来始めるので、死亡率が跳ね上がります。主にめぐねえの。というわけで、待機中はキンクリします。

 

 現在時刻、午後三時二分。十分以上経ちました。最後のホームルームの時間になったので、残る八分の間に教室前を突っ切ります。廊下には、彼等の姿はありません。皆教室に戻ってくれたようです。

 では、チョーカーさんの手をしっかりと握って、歩きます。一度でも転べば、物音で彼等が様子を見に来るのでアウトです。

 ただゆっくり歩いてるだけなので倍速。たっぷり四分掛けて、最難関地帯を超えました。中央階段前とトイレ前を過ぎたら、次は物理実験準備室。ですが、ここで倍速解除です。

 

 

 バリケードのすぐ向こう側にめぐねえの姿。二人が居なくなってる事に感付いて探しに来たんでしょう。抜け出した事をばっちり見られました。

 

「何してるんですか!」

 

 いつの間にか生徒が外に居た事に気付き、焦っためぐねえが声を掛けて来ます。不用心にも、バリケード外にもそれなりに聞こえるような声量で。

 

「ア"ア"!?」

 

 と同時に、バリケードすぐ手前、物理実験室から彼等の呻き声。間違い無く気付かれました。すぐさま胡桃が反応。追っ手を警戒して後ろに居た彼女が前に出て、シャベルを構えます。拳を掲げ、止まれの合図。交戦の気配に怯えて縋り付いて来るチョーカーさんを背に庇い、きちんと止まります。

 実験室から一人出てきました。白衣を着てるんで教師でしょう。同僚の変わり果てた姿を見て、めぐねえ絶句。ちょっと不味いですね。めぐねえの正気度にダメージが入りました。しかも、めぐねえの声に反応して出て来たので、バリケードに取り付こうとしています。逆に言えば、こっちに背を向けているので攻撃チャンスなわけですけども。

 すかさず胡桃が駆け出して、そのままダッシュ斬り。踏み込み付きの大振りの一撃が決まりました。が、彼等が弾かれるように前に倒れ、バリケードに激突。ガシャンと打撃音を響かせます。

 

「急げ!」

「あ……え……?」

 

 胡桃がシャベルを背負い直し、バリケードをよじ登って振り返ります。めぐねえが思考停止してますが、今は無視。チョーカーさんをボタン連打で押し上げます。とは言え、最低限は筋力のある愛ちゃんなら連打も楽です。チョーカーさんも軽いですし、胡桃も上から引っ張り上げてますので。

 胡桃が完全に引っ張り上げたのを確認したら、愛ちゃんも後を追います。よじ登って、飛び降りて。振り返ると、教室前に彼等が八人。めぐねえの声に反応したのか、それともバリケードにぶつかった音に反応したのか。少し距離があるおかげでまだ視認判定は喰らってません。見付かる前に退きましょう。

 

「掴まれ」

 

 胡桃が手早くチョーカーさんに肩を貸し、立ち上がらせます。それを見て、困惑していためぐねえも正気を取り戻しました。胡桃と共にチョーカーさんを抱え、バリケードから離れます。愛ちゃんは殿を務めましょう。彼等はヨタヨタこっちに向かってますが、バリケードのおかげもあってまだ隠密状態を維持出来てます。防衛戦しなくてもやり過ごせるでしょう。

 

「――えっ? たかえちゃん!?」

 

 騒ぎを聞き付けて、由紀とりーさんまで出て来てしまいました。すぐに由紀がチョーカーさんの存在を見付け、駆け付けて来ようとして、けれども四人の雰囲気に気付いて、すぐさま事態を察したようです。りーさんはちょっと困惑している模様。でも悪いが話は後だ。

 気を利かせた由紀が生徒会室の扉を開け放ったので、そのまま中に退避しましょう。椅子に座らせたらこれで保護完了です。ちょっと危なかったですね。

 

 

 改めて、由紀とチョーカーさんが感動の再会です。飛び付いた由紀が泣きながら抱き締めて喜んでいます。

 が、残念ながらそれを暢気に見守る事は出来ません。りーさんに由紀達の見守りを任せ、残る三人は放送室のコントロールルームに逆戻りです。そこで愛ちゃんは胡桃立会いのもと、めぐねえと謝罪合戦をせねばなりませぬゆえ。

 何せ無断でバリケードを乗り越え、胡桃を巻き込んで冒険を仕出かした事はバッチリ見られています。これも独断専行の部類なので、好感度も正気度も減ります。しかもそれだけではなく、最後のバリケード越えの所にて、めぐねえの声で彼等が寄って来てしまうという痛恨のミスを犯しております。自分のせいで生徒に危機が及んだ事、あわやバリケードに彼等が殺到するところだったと自覚しているめぐねえは、自責の念から正気度にも追加ダメージが入っております。

 これらは生存者を確保したボーナスを打ち消して余りあるダメージなので、ケアしてめぐねえの正気度と好感度を何とか回復させねばなりません。

 

「本当に、申し訳御座いませんでした」

 

 己の過ちを年下相手にもきちんと謝罪出来る、良く出来た大人の図。身体を直角に曲げて見事な謝罪である。やっぱりめぐねえ好き。

 ただし、そもそもの発端は愛ちゃんの独断専行なので、こっちも謝罪しましょう。というわけで、愛ちゃんがするのは土下座だ。独断専行の方が罪が重いからね仕方ないね。

 

 こんな事ならめぐねえも連れて行けば良かった、と言いたいとこですが、安定を欲すればめぐねえは連れていけませんでした。何せ、要介護ヒロインです。戦闘になれば、ろくに戦えもしないくせにすぐ殿を務めたがるので、目を離すとすぐ噛まれます。チョーカーさんという要救助者を護衛せねばならないと判っている状態で、更に要介護ヒロインの面倒まで見ながら戦闘なんて面倒以外の何物でもありません。

 また、チョーカーさんの存在とタイムリミットを知ってる神の視点のプレイヤーと違って、居るかどうかすらもわからない生存者の捜索を提案しても、反対されるのは目に見えています。まだ三階の完全開放すらしていないので、まずは自分達の生存圏確保を優先すべきと言われるのが関の山です。

 というわけで、めぐねえを由紀やりーさんに預けて外に出たんですが、それが裏目に出てしまいました。大人しくリカバリーしましょう。

 それから、巻き込んだ胡桃にもきちんと謝罪を。態度に出ていなくても、好感度はしっかり減ってます。というより、今回の独断専行の最大の被害者なので蔑ろにするべきではありません。

 

 愛ちゃんが土下座を始めると、めぐねえが呆気に取られました。慌てて止めに来ますが、このまま全責任を背負いこんでしまいましょう。そもそもホウレンソウをしっかりしていれば、めぐねえが声を荒らげる事も無かったわけですので。胡桃も仲裁してくれるので、これで何とか穏便に済ませる事が出来ました。

 

 さて、今から夕食ですが、その前に返り血を落としましょう。シャワーを使えなかった昨日の昼はさておき、更衣室を奪還している今返り血を浴びたまま食事をすると、自分は勿論同席者全てに悪影響が出ます。食事の準備はりーさんに任せて、胡桃と共にシャワーユニットの世話になりましょう。

 が、まだ終わってないです。独断専行が現行犯でバレ、めぐねえが探しに来たという事は、由紀やりーさんにも心配をかけたとみてほぼ間違いありません。漏れなく彼女達からの好感度も下がっているはずなので、不和の火種が燃え上がる前に消火しましょう。特にメンタルが弱いりーさんとの対立は危険です。

 

 めぐねえ付き添いのもと、生徒会室に戻って謝罪会見です。胡桃が庇って一緒に謝ってくれました。胡桃とは戦闘要員として共に居る時間が長いおかげか、減った割に好感度が高止まりしている様子。この場には救出したチョーカーさんも居るので、りーさんからも溜息一つと忠言だけで勘弁して貰えました。由紀はチョーカーさん助けたボーナスが最もデカいので、差し引きでお釣りが来ます。

 ただ、りーさんからの好感度がちょっと不安ですね。明日以降にはリカバリーが必要でしょう。

 

 

 チョーカーさんの体調が優れないので、新メンバー加入イベントは発生しませんでした。まだそんな体力無いです。回復したらまたイベント発生判定が来るでしょうから待ちましょう。

 さて、飯も食ったし、チョーカーさんを除く三人のシャワーを護衛して本日やる事もほぼ無くなったので、そろそろ就寝の時間です。放送室に移動しましょう。が、就寝前に本日のぱふぱふをして貰わねばなりません。

 果たして、後半ガバった件がどこまで響いているか。もし選択肢が出て来なければ、縛り失敗なのでリセットですね。昼食までは大体上手く行っていたので、そこから先が悔やまれます。しかもセーブしてなかったので、リセットしたら昨夜寝落ちするところからやり直しです。

 放送室に移動して、就寝準備。本日の見張り役は、胡桃とめぐねえです。ブースに向かう四人の見送りに見張り二人もコントロールルームに残っているので、今の内に話し掛けましょう。

 

 めぐねえ、おっぱい貸して。

 

「どうしたんですか?」

 

 嗚呼、あったあった。助かった。トラブルがありましたが、カバーし切れたのか元々が高かったのか。ちゃんとぱふぱふが出ました。

 それじゃあ本企画二枚目のスチル、回収と行きましょう。

 昨日の物と比べて、格段に絵が明るいですね。廊下と違って、室内なら蛍光灯が付けられますのでそのおかげです。昨日も室内で話し掛けるべきでしたね。

 前回同様、ふくよかなマシュマロめぐパイに正面から顔突っ込んでますな。良い匂いしそう。そしてこの同性とはいえセクハラ紛いにやっぱり抱擁で応えてくれるめぐねえのこの包容力よ。

 そうそう。後で調べたんですが、この背中を抱き留めて後頭部下部を支える抱擁方法、抱っこ紐を使いつつ赤ちゃんを抱く時とそっくりなんですね。メタ的に言えば描く時参考にしたんでしょうが、ナチュラルに赤子のように抱いて貰えるとか幼児退行したくなるんじゃ。

 お姉ちゃんみたいだからめぐねえって愛称なんですけど、彼女にバブみを感じる身としては恥も外聞も投げ捨ててママって甘えたい。

 

 ただ。このスチル、一つ難点がありまして、どうしてもこの構図が、ちょっと気に入らないんですよね。皆も何となく見覚えがあるんじゃないでしょうか。

 多分これ、原作一巻139ページ目のトレースですね。真後ろに扉がある事といい、めぐねえの少し左斜め前から描いてある事といい、めぐねえのアホ毛のしなり具合といい、そっくりです。部屋そのものが明るいのと、めぐねえが無傷なのと、噛まれた腕を庇うんじゃなくて主人公を抱っこしてくれてるから雰囲気は真逆なんですけどねぇ。元のコマの状況を思うと、気にしないわけにはいかない。

 彼等ごときにくれてやるには勿体無いので、ちゃんとエンディングまで連れて行ってあげましょう。

 

 さて、めぐねえにも癒して貰えたし、さっさと寝るとしましょう。いつの間にか由紀やりーさんが顔出してるし、胡桃にも早よ寝ろと促されます。

 

「それじゃあ皆さん、お休みなさい」

 

 愛ちゃんがブースに入ると、その後ろを付いて来ためぐねえが壁のスイッチに手をやりつつ、本日最後の挨拶をしてきます。

 めぐねえが見張りをすると、この挨拶も毎日欠かさずやってくれるの良いですよね。一緒に寝る時も、見張り担当が出発する前に最後の挨拶してくれますけど。

 おかげで、うっかりめぐねえが戦死した後は就寝前が寂しい事寂しい事。もうプレイヤーの自分がやる気無くすレベルですよ。精神崩壊し掛けたり共依存に陥ったりしながらとはいえ、原作主人公勢はたった三人でよく乗り越えたな。

 

 消灯されました。セーブしながら大人しく寝ましょう。お疲れさまでした。




めぐねえって歳いくつなんだろうなぁ
明らかに若いし俺よりは下だろうけど

ゆき達三年の現国を担当してるんだから、多分一年から共に繰り上がって来てるはず
教員免許は留年浪人無しのストレートで取れたとして、大学卒業と同時だから二十二、卒業と同時に就職決めたとして二十五か? 誕生日によってはまだ二十四ってとこか

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