ゆうき「ふぁ〜良く寝た。ん?朝からみんな何してんだ?」
俺はカリスとの戦いの後、学園長先生に話した。そのおかげで体育祭が開催出来ると喜んでもらえた。ん?体育祭…
ゆうき「あ、忘れてた」
俺は体育祭がある事を忘れていた
…
ゆうき「ふぁ〜」
犬塚「ふぁ〜」
ゆうき「だりぃ〜」
犬塚「ヒマだ」
ゆうき・犬塚「「ん?」」
ゆうき「犬塚自主練参加しないのか?」
犬塚「それ言うならお前だろ?」
ゆうき「あー俺はする必要がないからやらないだけだ。後、めんどい」
犬塚「最後のが本音だろ。まっ俺もめんどくせーんだよ」
蓮季「…」
黒犬モブ女子A「まーた犬塚のこと見てる」
蓮季「ん?あぁ!見てないゾ!」
黒犬モブ女子B「どーしたの。最近消極的だよね?」
蓮季「ちょっとな」
黒犬モブ女子A「じゃあさ〜蓮季ちゃんも狙ってみたら?〝MVPのジンクス〟!」
蓮季「ジンクス?」
黒犬モブ女子A「毎年勝った寮から体育祭MVPを決めるでしょ?その人が後夜祭の舞踏会で指名した相手と踊ると〝100%カップルになれる〟ってジンクスだよ!」
蓮季「100%!?」
黒犬モブ女子B「実はMVPとったら山崎を指名するって女子が多いんだよ?」
蓮季「えぇ!?」
黒犬モブ女子C「山崎は成績優秀。運動神経抜群。争い事うるさい事嫌いの喧嘩両成敗!そしてあの大きな出来事!更には黒犬のリーダーもしている!」
黒犬モブ女子A「初等部の子供達にたいしてのあの対応!旦那さんにしたら絶対幸せ間違いなし!だから今狙ってる人多いんだよ!」
蓮季「そ、そうなんだ。けど、ゆうきはモテそうだな」
黒犬モブ女子A「そりゃ〜あんだけ強くて優しい男何てそうこの世の中には居ないわよ。私も山崎誘ってみそうかな〜」
黒犬モブ女子B「やめときなよ。かなりライバル多いわよ」
蓮季(ゆうきは多分だけどペルシアとだと思うゾ。けど、犬塚はどうなんだろ?)
私がそう思って2人の方を見たら、2人共居なかった
練習サボった!
…
俺は犬塚と一緒に練習をサボった。そしたら
『ブラックドギーはくそったれー♪
鈍足・鈍感どんくさい〜♬
負け犬!負け犬!!負け犬!負け犬!!』
ゆうき・犬塚「「ん?」」
橋の上で犬塚の土下座を見てたらセンスの欠片も感じない歌が聞こえてきた
犬塚「チッ」ピョン
みし
スコット「貴様何をする!」
犬塚「不快な歌唄ってんじゃねー!」
ペルシアも走ってたんだな
犬塚「ゆうきからも何か言ってやれよ!」
ペルシア(ゆー君が何処に)フリフリ
ゆうき「俺にフルなよ」
ペルシア(いた!)フリフリ
ゆうき(小さく手を振らないの。見られるって!
けどその反応も可愛い!)
スコット「でたな山崎!」
ゆうき「何その悪役に言いそうなセリフ。なに?そういうのが好きなの?なら俺が返す言葉はよし!よぉメガネ!」
スコット「スコット・フォールドだ!」
ゆうき「え?ワールド?」
スコット「それはJOJOだ!馬鹿にしてるのか!?」
ゆうき「落ち着けって」
ペルシア(スコットいいな〜ゆー君と喋れて)
???「どいて貰っていいかな」
犬塚「あ?誰だお前ら」
???「オイオイ。10年も同じ学校に通っているのに心外だな」
ゆうき(誰だアイツ。ごめん。俺も知らないわ)
アビ「オレはアビ・シニア。自慢じゃないが白猫の美少年コンテスト学年1位」
ヒョコン
ソマリ「は〜いあたしはソマリ!アビの彼女なの」
ゆうき(騒がしいヤツらだな。それにあのメッシュの入った女凄いジャラジャラアクセサリー付けてる)
ゆうき「ふぁ〜」
寝みぃ
アビ「オレは君に話があって来たんだ。麗しいペルシアさんにね」
ゆうき「…」ピク
ペルシア「ど、どうも」
ゆー君に言われてみたいなぁ
でも言ってる姿が想像つかないわね。
アビ「普段俺達はペルシア派とアビ派だなんて派閥争いしているけど…そろそろひとつになってもいいと思うんだ。そこでどうかな?体育祭で俺がMVPをとったら付き合わない?」
ゆうき「…」イラッ
アイツ、今何て言った?付き合わないだと?ふざけやがって!俺のペルシアだぞ!
パァン
ゆうき「フッ」
ペルシア「悪いけど私、誰よりも強い人が好きなの。例えばこの学園で誰にも負けないくらいね。それと私に気安く触れないで」キッ
ゆうき(あのばか。何だか顔がめちゃくちゃ熱い)
俺は顔を抑えて座り込む
あークソ。本当におかしい。
なんだよこの感じ。嬉しいんだかわかんないが自然と顔が緩んじまう。どうしてだ?
ソー
チラ
ペルシア「…」ニコ
ゆうき「ッ!」
なんだよ今の笑顔
アビ「まぁいい挨拶は済んだ。体育祭は全力で行かせてもらうよ。じゃあねペルシアさん」
ソマリ「バーイっちゃ☆」
騒がしいのが行ったな
ピョン
犬塚「けっ。勝手に言ってろ!」
ゆうき「そういや、犬塚。お前は出るつもりないのか?」
犬塚「あ?」
ペルシア「わ、私?もちろん出るわよ」
ゆうき「そ、そうか。MVPとったらかなり目立つよな」
ペルシア「何が言いたいの?」
ゆうき「ん?彼女とかに自己アピールできるチャンスだなと」
ペルシア「…」カァ///
も、もしかして私に見せるために?
犬塚「ッ!いい事教えて貰ったぜ!そんなこと言わなけりゃライバルが出てこなかったのによ!」
ゆうき「いや。俺のライバルはこいつだし」
ペルシアを指さす
スコット「は?」
ゆうき「正直言って他は相手にならない」
ブチッ
スコット「その言葉、体育祭で言わなければよかったと後悔させてやる!」
ゆうき「フッ!そうかよ」
スッ
ピク
ペルシア(触れたいけどみんながいるからダメよね。ただでさえ体育祭でまともに話せてないのに)
ペルシア「…」シュン
ゆうき「?」
どうしたんだ?
犬塚「よしゃあぁぁ!そうと決まれば練習だ!」
ドビュン
スコット「待てコラ!頭踏んだこと謝れ!」
…
ペルシア「はぁ」
シャル「ため息ついてどうしたの?」
ペルシア「ゆー君と会いた」ボン
シャル(あらぁ〜無意識に本音が出ちゃったわね。可愛いわ〜)
シャル「じゃあペルちゃんに朗報よ。彼が明朝5時に誰にも気が付かれないようにグラウンドに来いだって。その時の彼心配してたわよ?暗い顔してたから何かあったんじゃないかって」
ペルシア「早く寝ないと!」
シャル「すごく素直になったわね」
…
ペルシア「おはよう」ドキドキ
朝日のおかげなのかゆー君がキラキラして見える
私本当にどうしたのかしら
ゆうき「…」
ペルシア「どうしたの?」
ゆうき「あ、いや。ペルシアが普段より綺麗に見えたから?嫌、見えた」
ペルシア「あ、ありがとう…」プシュ~///
ゆうき「ん?やっぱり何かあったのか?顔が赤いし元気ないだろ」
ペルシア「違くて」
ニギッ
ゆうき「ん?」
ペルシア「ゆー君とこうやって話したりできなかったから、その、寂しかっただけよ」カァ///
ゆうき「そ、そうか」プイ
あーくそ。まただ。なんだよこの感じ。
全く理解できない。全身がポワポワしてくる
ペルシア「ゆー君は」
ゆうき「ん?」
ペルシア「ゆー君は寂しくなかった?」ウワメ
ゆうき「体育祭のせいでいつもの様に放課後初等部の子達に勉強教える時間が無くなって残念だと思ってたりする」
ペルシア「?ッ!/////」プシュ~
すごく遠回しだったけどそれってやっぱり…
ペルシア「元気、たくさん貰っちゃった」ボソ
ゆうき「ん?何か言ったか?」
ペルシア「うんん!なんでもないわ!」ニコ
ゆうき「そ…そうか」
ペルシア「体育祭。本気で相手してくれるかしら」
ゆうき「えー」
ペルシア「黒犬のリーダーである、あなたに勝ってMVPを取りたいの」
ゆうき「俺じゃなくてもいいだろ。黒犬のリーダーは犬塚もいるんだしよ。それに俺出る気ねぇぞ」
ペルシア「あなただから意味があるのよ。みんなが納得するしないじゃなくて!あなたに勝ちたい!」
ゆうき「なにそれ?俺を民衆の前でボコボコにしたいってこと?」
ペルシア「違うわよ!バカ!」
ゆうき「冗談だよ」
ウゲー
ペルシア「もしかして体育祭嫌い?」
ゆうき「俺が出る必要がねぇんだよ」
ペルシア「そうなら、私がMVPとったらなんでも1つ言うこと聞いてもらお」
頭撫でて貰ったり、抱きしめてもらったり
ゆうき「?それぐらい取らなくても俺のできる範囲なら聞くぞ?」
ペルシア「じゃあ、抱きしめて?」モジモジ
ゆうき「やっぱりMVPとったらでお願いします」
ペルシア「できないじゃないのよ!」ベシベシ!
ゆうき「そういうお願いだと思わなかったんだよ」
ペルシア「じゃあこうしてあげる!あなたがMVPとったら私がなんでも1つ言うことを聞いてあげるわ!」
ゆうき「なんでも?」
何でもって何でもですかね?ゴクリ
つまり、あれも良いって事か?
ペルシア「…」ジー
ハッ!
ゆうき「い、いや別にいいし。め、目立ちたくないからMVP狙ってないしな!」
ペルシア「何考えたの?」ジトー
ゆうき「ま、まて!別にやましいことなんて考えてないからな!」
ペルシア「じゃあ言えるわよね?誰もやましいこと考えたなんて聞いてないもの」
ゆうき「ウッ、す、すみませんでした。やましいことしか考えてません。だから勘弁してください」サッ
すぐさま頭を下げる
ペルシア「えっち」カァ///
ゆうき「ウグッ!」
でもゆー君は私の事を思ってくれてるんだ
ペルシア「でもダーメ。私達は学生よ?まだ早いわよ。そういうのは将来大人になってから」クス
ゆうき「そ、そうですね。って!大人になったらいいんかよ!」
ペルシア「こ、こら!人の揚げ足とらないの!」カァ///
ゆうき「冗談だ。でもどうしてMVPにそんなこだわってるんだ?お前だったら直ぐに取れるだろ?」
ペルシア「MVPをとったらウェストの観客に私の存在をアピールできるし、そうしたらお父様も」
ゆうき「家族に見せる為か?」
ペルシア「え?えぇ。そうなるわね」
ゆうき「って事は俺が本気ださなくちゃ意味ないんだよな?」
ペルシア「ッ!もちろんよ」キリ
ポン
ナデナデ
ペルシア(もう1つのお願いごと、かなっちゃった)カァ///
ゆうき「そういう事ならしゃあねぇ。わかった。体育祭本気でやってやるよ」
ペルシア「望むところよ!」
ゆうき「そうか」
ペルシア「あなたのご家族は見に来るの?」
ゆうき「ッ!来ない」
ペルシア「1人も?」
ゆうき「あぁ。家族はもう誰一人いないからな」
ペルシア「え?」
ゆうき「なんでもねぇ。結構時間が経ってるから帰るか」
ペルシア(誰一人いないって、どういうことかしら?)
…
時間が過ぎ100m走の選抜が始まる
丸流「100m走の選抜始めんぞ。エントリーはもういねぇか!?」
ゆうき「俺も参加する」
犬塚「俺も参加するぜ!」
蓮季(ゆうきと犬塚!?)
丸流「あぁ!?犬塚とゆうきは出ねぇんじゃねぇのかよ」
犬塚「バカ言え!体育祭出るに決まってんだろ!」
ゆうき「俺もだ。それに俺はMVPを狙ってるからな」
全員「ゆ、ゆうきがMVPを狙ってるだって〜!」
ゆうき「そんなに驚く事かよ!」
犬塚「いやいや!お前ってそんなのに興味無さそうだからさ、驚いたんだって」
蓮季「そ、そうだゾ!けど、犬塚は何でなんだ?」
犬塚「ッ!そ、それは〜」
ゆうき「まぁ何でも良いだろ。それよりもさっさと始めようぜ」
俺はそう言いながら、位置に着く
ゆうき「悪いが、最初から全力で行かせてもらいます」
犬塚「は?」
よーい!
パァン!
ダッ!
「はやっ!」
ザッ
先生「ご、ゴール!てか山崎君速すぎじゃない!?みんなまだ走ってるよ!?」
ゆうき「そんなことは無いですよ。それよりも100m走は俺が出る」
犬塚「ゆうき!てめぇ、今まで全力で走ってなかったな!」
ゆうき「全力で走ってなかった事には謝るが、本気出したら着いてこれないだろ?」
犬塚「ウグ!」
蓮季「ゆうき凄いゾ!こんなに速いなんて!これで黒犬の100m走の勝ちは決まりだゾ!」
丸流「速すぎんだろ」ハァハァ
ゆうき「そうか?それよりもさっさと次の種目出る選手決めようぜ」
その後も、選手決めが続いた
そして、遂に…
『さぁ始まりました!3日間に及ぶダリア学園高等部体育祭!その1日目を飾るのはー1年生達だー!選手入場!このダリア闘技場で黒犬と白猫のプライドを懸けた戦いが始まるー!』
開会式と各寮監の挨拶が終わったのだが…
黒犬の寮監。あんた強く生きて。
『以上。各寮監の挨拶でした』
1種目目に出る為歩いてるんだが…
蓮季「ふふ〜ん!ゆうきが出るってわかった途端白猫がゆうきに恐怖を感じてるゾ!」ドヤ
なんで蓮季が威張ってんだよ
蓮季「ゆうき!早く行くゾ!1種目目頑張ってな!ほらほら早く!」
ガシ
ゆうき「お、おい。前見て走れって」
ドン
ゆうき「人がぶつかってくるだろ」
アビ「それは違う気がするが」
蓮季「げっアビとソマリ」
アビ「おや?俺の胸に飛び込んでくるなんてかわいい子だね」
蓮季「は?」
アビ「だが残念だ君が黒犬なんかでなければ」
グイ!
ゆうき「お前が例え黒犬でも蓮季が白猫だったとしてもお前みたいなやつには蓮季が勿体ない。それに蓮季を貰うのは犬塚だ」
蓮季「ゆうき!?何言ってんだ!?」
ゆうき「え、違うのか?まぁ良いか。それよりも蓮季。1種目目に遅れる」
蓮季「そ、そうだな!」
ペルシア「待ちなさい。体育祭で堂々とイチャイチャしていい度胸ね」ゴゴゴ
ペルシアさんの顔が何故か別の意味を含めて言ってる気がするんですけど
蓮季「ハッ!ふ〜ん羨ましいだけなんじゃないか?」ニヤ
ちょっと蓮季さん?
ペルシア「別に羨ましいなんて思ってないわ。ただ今日の体育祭ではっきり分からせてあげるわ。山崎は誰のものなのか」キッ
蓮季「それは面白いな〜けど、ゆうきは蓮季達の方が良いに決まってるんだな〜」
キッ!
あれ?趣旨変わってない?
犬塚「ゆうき!今日こそはお前に勝ってやるからな!」
犬塚!今は黙っててくれ!
もしくは空気読んでれ!
『おおっと試合前から早くもヒートアップ!それではここで』
『さぁ注目の1種目目は〝タグ・オブ・ウォー〟!選抜パワーファイター同士がぶつかり合う!』
蓮季「ゆうき〜!犬塚〜!頑張れ〜!」
古羊「土佐君!山崎!ファイトー!ほら丸流くんも大声で」
丸流「するかバカ。けど2人頑張れよ」ボソ
ペルシア「みんな〜頑張って〜」
シャル「スコット!負けたら剃毛の刑よ」
スコット「罰が重い!」
ゆうき「その前に1つ聞いていいか?なんで俺が殿なの?いつ決めた?」
犬塚「お前が寝てる時に」
ゆうき「横暴だ!」
土佐「仕方ない仕方ない。山崎が1番適任だってクラスみんなが納得したんだから。犬塚も押してたし、それにあの丸流君だって山崎を押したんだぜ?」
ゆうき「ま、マジか。はぁまぁ。やりますけど」
『位置についてーレディー』
パァン!グン!
『おおっと!黒犬圧倒的だー!』
ガッ!
『すごいぞソマリ選手ー!1人で黒犬と渡り合っているー!この細腕のどこにそんな力がー!』
犬塚「あいつ!スゲー力してやがる!だが!やるぞ!ゆうき!」
ゆうき「おう!やるぞ!犬塚!」
蓮季「ゆうき!犬塚!本気で行けー!」
ゆうき「おう!お前ら!あとは俺と犬塚でやるから一瞬だけ力抜け。せーの」
スッ
ソマリ「わ!」
グイ!
『ピー!黒犬チームの勝利ー!』
黒犬モブ男子A「やったな山崎!」
ゆうき「おう!」
蓮季「凄かったゾゆうき!犬塚!」
丸流「流石ゆうきだな」
ゆうき「まぁな!」
犬塚「ゆうきだけかよ!?蓮季!サンキューな!」
『黒犬の殿の方の策略により黒犬の勝利!次は2種目目〝アスレチック・レース〟!特設されたコースをいち早く抜けるのは誰だ!』
ゆうき「丸流。頑張れよ」
丸流「おう」
『それでは位置についてーレディー』
パァン!
『おっと丸流選手飛び出した!』
ゆうき「あいつまきびし投げたな」
シャルさん?あなたどこから椅子出した?
丸流「てめぇ自分で走れや!」
シャル「嫌よ走ると疲れるじゃない」
白猫モブ男子A「そうだ!シャル姫を疲れさせる訳にはいかない!」
丸流「体育祭出んな!」
ゆうき「あいつ本当にツッコミ役だよな」
古羊「なー」
『ゴール!白猫のシャル姫が勝利だー!』
丸流「く、わりぃ負けた」
ゆうき「大丈夫だ。ツッコミ役で勝ってたから」
丸流「嬉しくね!」
こうして次々に種目は進み
スコット「貴様をここで倒して見せる!」
ゆうき「そうか」
男子100m走の時間となった。
女子の100m走はペルシアの勝利で終わった。
スコット「1つでも貴様より優れてるところをペルシア様に!」
ゆうき「諦めろ、絶対俺に勝てない」
スコット「は?」
『レディー』
パァン!
ダッ!
スコット「な!」
ペルシア「速!」
『ご、ゴール!先程殿を務めた黒犬のリーダー!山崎ゆうき!圧倒的速さで勝利しましたー!』
犬塚「やっぱりゆうきはマジで最高だぜ!」
丸流「山崎」グッ
古羊「よ!流石は我らが大将!」
土佐「バナナ食う?」
ゆうき「いらねぇ」
蓮季「ゆうき!こうやって手出して!」
ゆうき「?ほれ」
パァン!
蓮季「ハイタッチだゾ!」
ゆうき「おう!」
蓮季「はいこれ!約束通り頑張ってるゆうきに差し入れ!蓮季が手作りで作ってきたレモン水だゾ!」
ゆうき「サンキュ」
スコット「山崎。さっきの言葉の意味はどういうことだ?」
ゆうき「しらん。それに俺はお前に負ける訳にはいかねぇんだよ」
スコット「くっ」
『ここで前半戦終了ー一時休憩に入ります。得点はイーブンのまま勝敗は後半戦に持ち越しです!』
…
ペルシア「ふぅ〜さすがに疲れるわね」
ゆうき「お。なら後半戦は俺達の勝ちだな」
ペルシア「あら。言うじゃない。させないわよ」
ゆうき「そうか」
ペルシア「ありがとう」
ゆうき「?なんだよ急に」
ペルシア「本気を出してくれている事によ」
ゆうき「フッ!まだその言葉は早いだろ。俺に勝ってから言え」
ペルシア「じゃあ言わなかったことにするわ」
ゆうき「そうか」
ペルシア「今日。客席にねお母様がいるのよ」
ゆうき「…」
ペルシア「つまり私がMVPを取ればお父様にも伝わるってこと。だから負けられないわ。誰にもね!」
ゆうき「まぁお前が負けるとしたら俺だけにだろうな」ニヤ
ペルシア「そう?あなたが負けるのは確定してるわよ?」
ゆうき「そんなこと言っていいのか?後で黒歴史として残るぞ?」
ペルシア「残らないわ。事実だもの」フンス
ゆうき「そうか。夢は寝てる時に見るって知ってるか?」
ペルシア「言うじゃない」
「「…」」クス
ペルシア「お互い後半戦頑張りましょう?」
ゆうき「おう。やれるだけな」
って
『さぁ後半戦スタートだぁ!男子諸君注目!女子メンバーによる応援合戦!んー甲乙つけがたい!』
いかん。凝視しちゃいけないのはわかるんだが目が持ってかれる
ハッ!
ゆうき「なんで他の男がペルシアを見るなって思ったんだ?」
気のせいだよな?
『残る競技はあと3つー果たして栄光はどちらの手に!?』
???「頃合いだ」
『7種目は〝スティック・ダウン〟対決!激しい攻防戦はまるで戦場だ!ん?黒犬男子の方に誰一人近づかないのに対して黒犬は白猫を攻めているぞ!?』
白猫モブ男子「くそ!あいつを取り囲め!他の奴ら」
ゆうき「ん?」
『またもや山崎ゆうきが狙われているぞ!だが!1人でスティックを防衛しているぞ!?人間か!?』
ゆうき「失礼な!列記とした人間だわ!」
『す、すみません』
ゆうき「まぁ許す!」
ん?
『い、一方女子の試合、軽やかに敵陣に切り込むのはペルシア選手だ!棒に手をかけたー!しかしまだ倒れない!おっとそこにソマリ選手の援護が入る!』
ゆうき「あいつの顔」
『棒が倒れるー!』
???「悪いね、ペルシアさん」
ズゥンンンン
『白猫女子チームの勝利!そして男子はなんとー』
犬塚「お、おいゆうき!ボッーと」
ズゥンンンン
『まさかの同時倒しだー!審議の結果引き分け!男子チームはお互い50ポイント!』
グギッ
『現在の得点は黒犬250P。白猫300P!これはソマリ選手とペルシア選手の功績が大きいー!MVPに大きく手をかけた!』
犬塚「おいゆうき。どうし」
ゆうき「…」ゴゴゴ
犬塚「ッ!」
ゆ、ゆうきがガチ切れしてやがる
シャル「ペルちゃん大丈夫!?さっき」
ペルシア「何かしら?」
アイツら、誰の女に手を出したのか必ず後悔させてやる
ゆうき「丸流。頼みがある」
丸流「何だ?」
ゆうき「何か異常がないか調べてきてくれないか?お前の分のリレーも走るからよ」
丸流「任せとけ」
ゆうき「悪いな」
丸流「これぐらい気にすんな。それで俺は何を調べりゃいい」
ゆうき「手当り次第って言ったら?」
丸流「フッ!おもしれぇ。やってやんよ!」
『さぁ白猫リードの中迎える全員リレー!白猫はこれに勝てば優勝確実!アンカーは責任重大だー!』
蓮季「負けないから。蓮季はペルシアにだけは、絶対負けないから!聞いてるか!?」
蓮季違うんだ。痛みで会話がままならないんだよ
ペルシア「耳元でうるさいわね、私だって蓮季には負けたくないわ!」
蓮季「…」
せめて俺が白猫でペルシアにバトンを渡せたのならかなり余裕を作って走らせた
『今アンカーにバトンが渡ったー!勝負は蓮季選手対ペルシア選手の一騎打ちだー!』
全てが雑音に聞こえてくる。
とても耳障りの高音にしか聞こえない。
『蓮季選手猛烈なダッシュ!しかしここでペルシア選手が抜いたー!このままリードを奪えるか〜』
カーン
ペルシアが案の定倒れた
スコット「ペルシア様ぁ!担架を早く!医務室へ!」
ペルシア「大袈裟よスコット!少し転んだだけだわ」
スコット「しかし」
ペルシア「大丈夫よ、これくらい、私まだ走れるわ」
アビ「あーあ、何をやっているんだペルシアさん」
そうか、アビのやつそういう手口で来たか
ザッ
犬塚「ゆうき!?」
アビ「君のせいで繋いで来たものが水の泡だ。皆の期待を裏切ってせっかくの勝利のチャンスもお釈迦だ」
スコット「貴様!」
アビ「皆もそう思うだろ?」
白猫モブ男子A「まったくだ!」
白猫モブ男子B「ペルシアにはがっかりだぜ」
白猫モブ男子C「結局かよわい女の子ってこった」
ペルシアに1番言っちゃいけないことを言ったな
スコット(こいつらアビ派の!)
白猫モブ男子A「これで白猫のリーダーが務まるのかぁ!?」
白猫モブ男子B「ねぇ!?」
白猫が叫び観客もペルシアにヤジを飛ばし始めた
「そ、そうだ!」
「つまづいたくらいで情けない!」
「ただの運動会じゃないんだぞ!気合いが足りん!」
「ヤル気がないなら引っ込んでなさい」
「水差しおって!」
「失望した!」
スコット「きっ貴様ら黙れ」
ゆうき「どけ」
スコット「は?」
ドヨドヨ
ゆうき「おい、大丈夫か?」
ペルシア「余計なお世話よ!こっちに来ないで!」
来ないでよ!どうして来ちゃったのよ!バカ!
ゆうき「はぁーお前しか俺の相手が務まらないからな。それに他は雑魚だ」
アビ「は?」
ゆうき「俺はお前に勝たなくちゃならない。すぐに治療して戻ってこい」
ヨセ
ダキッ
グン!
ゆうき「医務室に運ぶぞ」
『く、黒犬が白猫を助けた?しかも、黒犬のリーダーのゆうきが白猫のリーダーのペルシアを助けた?』
まず空気を変えることには成功したな
ゆうき「シャル」
シャル「あなた、本当に馬鹿ね」
ゆうき「こいつをすぐさま医務室へ連れてけ」
ペルシア「ごめんなさい」
丸流「ゆうき!」
ゆうき「来たか」
丸流「黒犬側に怪しい奴がいて調べたら睡眠薬が入った物を走り終わってたヤツらに飲ませてやがった」
ゾワッ
丸流「ゆ、ゆうき?」
俺は司会者に近づき
ゆうき「おい、司会者。タイム。各寮体勢が整ってから体育祭を再開すると宣言しろ」
『いやあの』
ゆうき「早くよこせ!」
『は、はい!』
ゆうき「次の最終競技は黒犬がただいま睡眠薬をドリンクの中に混入していたためまともに動けるのは一騎のみなので少し人選するのに時間をいただきます」
ザワザワ
ゆうき「睡眠薬を混入させた犯人は俺の知り」
チラッ
ゆうき「俺の友人が調べてきて決定的な証拠、発言を掴んでおりますが、白猫の反則により黒犬の不戦勝となるのはお互い納得しませんし、暴言を普通に吐く観客も納得しないでしょう。だから」
シーン
ゆうき「黒犬の騎馬の上の奴には頭と両腕にタスキを。計3つ取られるか、騎馬が崩されたら負けでいいですよね?白猫はそのまま出場する予定だった騎馬全員でかかってこい。まぁ雑魚がいくら束になったところで無駄だし今しがた俺に勝てるかもしれない奴は消えたがな。以上」
マイクを司会者に投げクラスの奴らの元へ行く
ゆうき「お前ら。睡眠薬がどういう効果が出てくるか分からない。だから安静にしてろ」
黒犬モブ男子A「ふざっ」
犬塚「やめとけ。今のゆうきに適う奴はいない。唯一ゆうきに対抗できるのがペルシアだけだ」
蓮季「勝てるのか?」
ゆうき「俺と犬塚だけで十分だ。だろ?」
犬塚「おう!」
ゆうき「みんな頼む。俺を騎馬として出場させてくれ」
クラスの奴らに頭を下げる
ゆうき「やらしてくれ!頼む!」
蓮季「わかったゾ。ゆうきが頭を下げてまで頼むって事はそれほどみんなが危ないんだろ?」
ゆうき「睡眠薬がどういった効果が出てくるか分からない。騎馬を組んでる奴らが急に倒れたりしたら冗談じゃすまない」
それにペルシアをあんな目に合わせたやろう逹に
ゆうき「あの中に俺に勝てる奴はいない。それに勝てる奴は、アイツだけだ」
…
コンコン…
ペルシア「ッ」ポロポロ
ゆうき「何泣いてんだよ」
ペルシア「なんで、あの時来たの?」
ゆうき「さぁな。気がついたら体が勝手に動いてた」
グスッ
ペルシア「負けてばかりこんなざまでなにが世界をかえるよ、悔しい、悔しいよ」ポロポロ
ゆうき「ペルシア。こっち見ろ」
ガシ
ゆうき「体育祭に戻れるならどうする?どうしたい?」
ペルシア「そんなの決まってるじゃない!今すぐにでも戻ってあなたと戦って勝ちに行くわよ!」キッ
グシグシ
ペルシアの頭を片手で力強く撫でる
ゆうき「なら、お前は負けてなんかない。待ってろ」
俺はそう言った瞬間、ペルシアの傷を治した
ペルシア「治った?」
ゆうき「とりあえず今は出てくるな。俺が呼んだ時に出てこい。良いな?」
ペルシア「え、えぇ。けど、勝てるの?」
ゆうき「それ誰に言ってんだ?この俺だぜ?」
ペルシア「フフ、それもそうね。頑張ってね」
ゆうき「おう。だから、少しだけ待ってろ」
ペルシア「えぇ」
俺はそう言い、医務室を出た
シャル「あなたバカなの?あなたが民衆の前で何したか分かっているの?」
ゆうき「俺のライバルを持ち上げただけだ」
シャル「あなたはそう言っても周りが納得しないわ」
ゆうき「周りなんて関係ない。目の前の事実だけを見させる。それに俺にとって両国関係ないと」
シャル「勝てるの?」
ゆうき「それペルシアにも言われたわ。それにその質問そのままの返す」
クス
シャル「無理ね」
ゆうき「ペルシアの事頼む」
シャル「分かったわ」
はぁ〜すごく怒っちゃって
私が後悔させなくてもアビ派は自然と後悔するハメになったわね
絶対に勝ちなさいよ!
…
『異例中の異例!最終競技〝騎馬戦〟!白猫の騎馬が勢揃いの中先程の発言通り黒犬は一騎のみ!もはや無謀と言っても差し支えないでしょう!』
白猫モブ男子B「ウェスト舐めんなー!」
白猫モブ男子D「薄汚い東和民め!」
ゆうき「悪いな。俺のせいで」
犬塚「気にすんな。それよりも絶対に勝つぞ!」
ゆうき「おう!」
『それでは』
ピィィィ!
『スタート!』
「「「おらぁ!」」」
犬塚「バカか!」
『さ、三騎が突入したはずが』
犬塚「ゆうきに勝てるわけねぇだろ!近づいたらそこで終わりだつうの!」
『な、なんということでしょう!近づいた瞬間1人ずつ投げ飛ばされてるではありませんか!』
ゆうき「もう投げ飛ばすことは無いが、犬塚大丈夫か?」
犬塚「気にすんな!お前は前の敵を潰すことだけを考えてりゃいいんだよ!」
ゆうき「そうさせてもらうよ!」
俺と犬塚は騎馬を瞬殺した。そして、残った騎は2つ
ゆうき「来いよ、スコット。ペルシアは最後まで諦めなかったぞ」
スコット「ペルシア様を語るな!」
ガッ!
犬塚「異変にも気が付かず何言ってんだよ!」
『あと残り1騎!これは本当に勝ってしまうのか!?』
黒犬初等部男の子A「やっちまえー!」
黒犬初等部男の子B「お兄ちゃん〜!頑張ってー!」
黒犬モブ男子A「ゆうき!そのままやっちまえ!」
ウェストの観客は静まり返り肩身狭い思いしてるだろうな
その反面東和の観客は大盛り上がりだ
ゆうき「本当に都合のいいヤツらだな」
スコット「くそ!どうして勝てないんだ!」
ゆうき「お前が弱いだけだ。それ以上もそれ以下でもない」
そうして俺と犬塚は残った1騎のアビと対面する
犬塚「なぁ!今どんな気持ちだ?勝ちを確信していたのにたった1騎で打ちのめされる今この現状によ!そんな経験味わう事がまずねぇから教えてくれよ!なぁ!」
アビ「ふざけるな」
ソマリ「大丈夫!アビは負けないの!ソマリが守るから!」
ドン!ガシ!
ゆうき「ご丁寧に靴を見せてくれてどうも」
ミシッ
ググ
こいつはこの靴でペルシアの足を
ペルシア『負けてばかりこんなざまでなにが世界をかえるよ、悔しい、悔しいよ』
ギリッ!
ゆうき「それでアビだったか?こんなせこい手を使って恥ずかしくないのか?お前はもう終わりだけど」
アビ「せこいだと!貴様に何がわかる!力に恵まれた貴様に!この世界は階級社会だ。生まれや容姿才能で全てが決められる。カースト最底辺に落ちればなめられなじられなぶられる。力のない奴らがそこで生きるには狡猾になるしかない!」
ブチッ
犬塚「俺知らねぇ〜」
アビ「俺は俺達は上へ行くんだ。ペルシアを蹴落としお前を倒しMVPを取る!そして誰もが憧れる頂点に選ばれてみせる!こんなところで負ける訳にはいかない!」
ゴツ!
ゆうき「色々言葉を並べればいいと思ったのか?容姿を整えそれで満足し自分自身を鍛えようとせずせこい手を使い人を蹴落とす!そして!」
ガシ
ゆうき「そんなのクソだって事だ!その先にあるのは嘘や欺瞞で作られた偽物でしかない。お前本人が努力し築き上げてきたものなんて何も無い。それに言えることは!」
パラッ
ゆうき「お前はもう負けてんだよ!」
アビ「な、な」
犬塚「ぷはー!だっせ!ながったらしくゆうきに言ってたみたいだけどよぉ!既に終わってたんだ!それにすら気がついてねぇとか話にならねぇな!」
『しゅ、終了〜!なんと!本当に一騎のみで白猫を倒してしまいました!黒犬のMVPはあの』
犬塚「あぁ〜マジで話になんなかったな〜アレ?ゆうき誰だっけ?お前に勝てるかもしれねぇ奴」
犬塚
ゆうき「ペルシアだな」ニッ
犬塚「だとよペルシア!白猫が弱すぎてゆうきが退屈してんだ!出てこいよ!」
『どういうことでしょうか?』
犬塚「何度も言わせんな!こっちの大将が雑魚相手に話しにならなすぎてこれでMVPとったって納得しねって言ってんだよ!」
おい。誰もそこまで言ってない
犬塚「ペルシア!出て来やがれ!ゆうきに助けられたまま逃げんのか!?このままだとゆうきが誤解されて終わんだよ!コイツは根っこが優しすぎっからライバル視してるてめぇを助けたんだ!」
犬塚君?君暴走してない?
犬塚「こっちは全員雑魚過ぎて不完全燃焼なんだよ!」
結局君のストレス発散かよ!
「うるさいわね」
ゆうき「来たか」
ペルシア「当然よ」
ゆうき「戦えるか?」
ペルシア「当然よ!」
ゆうき「フッ!なら、かかって来い!本気でやってやるよ!」
ペルシア「私も本気でやるわ!」
『前代未聞続きの延長戦、各寮合意により2寮による最後の戦いです!』
ドヨドヨ
『あの様な方がこの学園にいることに驚きを隠せず司会者、観客の皆様、各学年の生徒達、皆言葉を失ってしまいます!』
ゆうき「タスキ。お前なら取れるだろ?」
ペルシア「当然よ!」グッ!
ゆうき「行くぞ!」
ペルシア「えぇ!」
ガッ!パシ!
犬塚「やっぱりペルシアじゃねぇと勝負にならねぇな!」
ペルシア「早く終わらせて上げるわ!」
スッ
シュル
『ペルシア選手が初めて取られていなかったタスキの1つをとった!?』
ペルシア「あと2つ!」
こいつ、俺の視線を誘導させて取りやがった。なら
ゆうき「…」ニッ
それにとった後も油断してない
ゆうき「強くなってるな」ボソ
なら俺も
ゆうき「犬塚!本気で行くぞ!」
犬塚「あぁ!やってやれ!」
俺はそう聞いた瞬間
ゆうき「界王拳10倍だぁぁぁぁ!」
ブワッ!
ペルシア「ッ!」
『こ、この魔力は半端ないぞ!勝てるか!?』
ゆうき「悪いが!これで終わりだ!」
ペルシア「やってみなさい!」
俺達は同時に魔力を解放して、ぶつかり合った。そして、
シュル…
ペルシア「え?」
ゆうき「視野が狭すぎたんだ」
パラッ
『ハッ!試合終了〜!体育祭は黒犬の勝利ー!つい見入ってしまって実況を疎かにしてしまいました!』
パチ、パチパチパチ!
白猫モブ「カッコよかったぞ白猫の娘〜!」
白猫モブ男子A「ペルシア様〜お疲れ様てしたー!」
スコット「ペルシア様」
ゆうき「MVPは俺が貰っ」フラ
ガシ
犬塚「無茶しやがって。早く医務室に行くぞ」
ペルシア「次は、次は絶対負けないから!」
ゆうき「…」フリフリ
俺は医務室に向かった。そしてその夜…
ペルシア「やっぱり来た」
ゆうき「そういうお前もな」
ペルシア「何だかここに来たくなったのよ」
ゆうき「奇遇だな。俺もだ」
ペルシア「涼しいわねぇ」
ゆうき「そうだな」
ペルシア「ゆー君」
ゆうき「何だ?」
ペルシア「そっか、ゆー君は体育祭のジンクスって知ってる?」
ゆうき「ジンクス?」
ペルシア「ううん…なんでもないわ」
クス
ペルシア「ねぇ山崎ゆうき君。私と踊ってくれますか?」スッ
あなたから誘って貰うのに意味があるのだけれど、私は一刻も早くあなたに触れたくて仕方がない
ゆうき「ん?軽くなら問題ないぞ」
手を出してくれたペルシアの手をそのまま掴む
『泣くなよ』
『体育祭に戻れるならどうする?どうしたい?』
『…お前は負けてなんかない。待ってろ』
キュッ
ペルシア「ゆー君!」
ゆうき「ん?」
ペルシア「ありがとう」ニコ
ゆうき「おう」
ペルシア「MVPはとれなかったけど、お願い聞いてくれてありがとう。このお返しは絶対するから、何があってもあなたを守るわ」
ゆうき「そうか。なら守られないようにしないとな」
ペルシア「いじわる」
ゆうき「冗談だ」
俺達の体育祭はこれで幕を下ろした
皆さんお待たせしました!
最強の魔法使い第13話はどうでしたか?
見た事があるような内容かもしれません。ですので面白いと思う人は少ないと思います…ですが頑張って書いたので感想等よろしくお願いします!