今回は修行編です!
それではどうぞ!
俺と祐斗は互いに木刀を持って向き合っていた。
ゆうき「…」
祐斗「…」
お互い、ジッと相手を見つめ、隙を伺う
ゆうき(よく鍛えられているな)
そう思えるほど、祐斗の構えは自然で、隙が見当たらない。良く鍛えられている。
だが、
ゆうき「ハッ!」
祐斗「ッ!」
小さいかけ声と共に、一歩踏み込む俺。当然、祐斗は反応して防御の構えを取る
けれど、そこで普通に踏み込むはずがない俺は踏み込むと見せかけて、一歩前に出る前に止まった。
祐斗「ッ!」
踏み込まないことに驚いたのか、一瞬、動きを止めてしまう祐斗。
ゆうき(その一瞬があればいい)
俺は、今度は本当に踏み込み、祐斗に向けて突きを繰り出す。
コレにはさすがに反応出来ないらしい。俺は祐斗の首の目の前でピタッと止める。
ゆうき「一本だな」
祐斗「参りました」
木刀を下げる。
祐斗は笑みを浮かべて言う。
祐斗「いやあ、驚きました。さっきのフェイント、完全に打ち込んでくると思ったんですが」
ゆうき「まぁそういう事をしてくる奴も居るって事が分かったろ?」
祐斗「はい、けど山崎先輩の剣術は自己流何ですか?構えも見た事ないので、自己流しか無いと思うのですが」
ゆうき「そうだぜ、俺って今まで自己流でやって来たからな。その方が色々と出来るから楽だしな」
祐斗「先輩らしいですね」
ゆうき「そうか?まぁリアス達にも言われた事はあるからな〜まぁ俺自身気にしてねぇから良いけどよ」
祐斗「気にしてないんですか?」
ゆうき「気にしたら終わりだからよ。お前も俺に今負けたからって落ち込むなよ?」
祐斗「はい。部長の為にももっと強くならないといけないですしね」
ゆうき「そうそう、その意気だ。さて、今のを見てどう思った一誠?」
俺は近くで俺たちの試合を観戦していた一誠に声を掛ける
一誠「いや、正直、何が何だかさっぱり分かりません。じっと睨み合っていたらゆうき先輩が動いたと思って、それに反応した木場が防御しようとしたら、ゆうき先輩が動かないで。で、次の瞬間、今度はゆうき先輩が動いてて…」
ゆうき「ちゃんと見てるじゃねぇか。それくらい見ているなら問題無い。次はお前だ。こっち来い」
一誠「は、はい」
促されて、こっちに来る一誠。祐斗は端に寄り、今度は俺と一誠が向き合う
一誠「えっとゆうき先輩? 俺の木刀は?」
自分の手のひらを握りながら俺に聞く一誠
ゆうき「何言ってんだ、有るわけ無いだろう。お前は無しだ」
一誠「え、ええええ!?何でですか!」
何で、そりゃあ、な
ゆうき「なら聞くけど、お前、剣振るえんのか?」
一誠「いや、全然」
ゆうき「だろ?そもそも、一週間かそこらで剣が振るえるわけがねえだろ。だから、剣を振るうということは捨てて、剣を避けることだけを考えて貰う」
一誠「成る程」
一誠は納得したように頷くが、祐斗が口を挟む
祐斗「けれど先輩、やっぱり自分で振るうことで基本を分かっているのと分かっていないとでは結構差が出ると思いますよ? それだったらちゃんとやった方が」
ゆうき「一誠、お前、剣振るうのと避けるのを習うの同時に出来ると思うか?」
一誠「無理です」
ゆうき「だろうな。というわけだ祐斗。暇さえあれば一誠に斬り掛かってくれ。最低でもお前が同じ騎士と戦っているときにもう一人の騎士が一誠と戦うかもしれんしな」
祐斗「分かりました。そいうことでしたら」
ゆうき「悪ぃな。お前にも修行があるのに」
祐斗「いえ、気にしないでください。また手合わせをお願いします。結構勉強になる事も多いんで」
ゆうき「おう!さて、一誠、やるぞ。とにかく避けて避けて避けまくれ」
一誠「は、はい!」
若干緊張しているのか、どもりながらも、構える一誠。
だが、その構えは取り敢えず、といった感じで、ほぼ隙だらけだ。
ゆうき(後で最低限の構えは教えておくか)
一誠の神 器『赤龍帝の籠手』は十秒ごとに自分の力を際限無く倍加していくという神をも滅ぼす『神滅具』という十三種の一つだ。
その特性上、身体能力の底上げの能力なら、武器を持たせるより、拳や足で戦った方が神 器をより扱えるようになるだろう。
まぁそう簡単にもいかないだろうな
普通、敵が力を増すと分かっていて、放置するヤツが居るだろうか? 答えはノーだ。まぁ俺は相手の全力と戦いたいから待つけどな
まぁその後、一誠はボロボロの状態で地面に大の字に倒れたけどな。やったのは俺だけど、流石にやり過ぎたな。その後は、朱乃と魔力の修行って事で俺は参加しなかった
小猫「せい!」
ゆうき「甘いぜ!」
俺のパンチを両腕をクロスして受け止める小猫。俺は後ろにステップして下がる。
小猫「…」
ゆうき「…」
互いに構えてにらみ合う。つーか、やっぱり強いな小猫。戦車としての特性もあるけど、ぶっちゃけ俺が超サイヤ人とかに覚醒してなかったらヤバかったな
小猫「えい」
ゆうき「危ね」
考え事をしていると、小猫が距離を詰めてきて、右から蹴りを繰り出してきた。一瞬、反応に遅れるが、何とかガードする俺。
ゆうき「ッ!やっぱり痛てぇな」
小猫「油断している先輩が悪いんです。それに普通なら折れてるレベルです」
俺はここで終わらせるのもしゃくなので、小猫の足を掴み、そのまま投げ飛ばそうとする。
小猫「…」
しかし、小猫は体を捻って、俺の手から離れて距離を取った。
小猫「ゆうき先輩、やっぱり体術も出来るんですね」
ゆうき「まぁな、どっちかと言うと体術の方が得意だからな」
小猫「やっぱりですか、基本がしっかりしていて、かなり練習しているのがわかります」
なんかむずかゆいな。余り褒められた事がねぇからな〜けど、ジュリエットや犬塚達は結構褒めてくれたな
小猫「ゆうき先輩、もう1セットお願いします」
ゆうき「いつでも来い!」
因みに一誠は小猫に吹き飛ばされて現在ダウン中だ。アイツ本当に大丈夫かよ
俺は一誠を心配しながら小猫の訓練を続けた
リアス「ほらほら、もっと早く登りなさい」
ゆうき「わかったよ。それよりも俺までこれする必要あるのか?」
現在俺は馬鹿でかい岩を背負いながら、坂道ダッシュをしていた。その上にはリアスが乗っており、少し重みが…
リアス「何か失礼なこと考えていないゆうき?」
ビック
ゆうき「い、いえ、何も」
やばい、一瞬背筋がひんやりした。リアスの奴俺が考えてる事が分かるのか?悪魔ってそんな事まで分かるのか?
俺がそう思っていたら
一誠「ぐおおおおおおお!」
隣で同じく岩を背負った一誠が必死に坂道を上っている。つうか、マジでよく頑張っているなあ一誠のヤツ。ほんと根性はめちゃくちゃあるしな
リアス「ほらほら、イッセーがあんなに頑張っているのに先輩としてどうなの?」
ゆうき「へいへい、行きますよ」
俺は途中から本気になり、一瞬で一誠を抜かしてしまった。その後、リアスに怒られた。急にスピードを上げたのでビックリしたらしい
ゆうき「あー良い気持ちだねぇ〜」
湯に浸かりながら俺は呟いた
祐斗「先輩はお風呂が好きなんですか?」
同じく風呂に浸かっている祐斗が聞いてくる
ゆうき「好きって言うか、体動かした後とかに入るのは結構好きだな」
風呂に入ると気分が本当にスッキリするからな
祐斗「そうなんですか」
ゆうき「そうだぜ。しっかし、この大浴場、広いな」
辺りを見渡しながら俺は言う
俺の家の風呂の数倍はある広さだ。十数人は余裕で足が延ばせるんじゃないか?
現在俺たちは一日目の修行を終えて風呂に入っている
ゆうき「残りの日にちで何とか戦えるようにならないとな」
祐斗「そうですね。これからの修行も頑張らないと」
祐斗が真剣な表情で頷く
そう、これからもっと頑張らないといけない。いけないのに
ゆうき「ところで一誠、お前何やってんだ?」
半眼で一誠の方を向く
一誠は壁に張り付いて熱心に何かをやっている
いや、まあ、何をやっているかは大体予想が付くんだが
一誠「ゆうき先輩何って決まってるじゃないですか!覗けるかどうか試してたんですよ!」
ゆうき「…」
俺は無言で一誠の後頭部目掛けて風呂桶を投げ飛ばす
一誠「ぐお!」
見事にクリーンヒットして、悶絶する一誠
一誠が涙目でこっちに来る
一誠「痛いですよ、ゆうき先輩!何するですか!」
ゆうき「何って馬鹿を止めた」
一誠「馬鹿!?いや、なんで馬鹿なんですか!」
ゆうき「女湯覗こうとするやつを馬鹿と言わずに何と言う。あれか?犯罪者とでも言えば良いのか?」
一誠「いや、そういう事じゃなくてですね!女湯を覗くのは男のロマンもとい、当たり前の行動ですよ!?」
ゆうき「いや、そんなに力説されても、男のロマンってお前漫画の読みすぎだぞ? 現実にやったら間違いなく逮捕だろう」
一誠「何でですか!、ゆうき先輩はそれでも男ですか!」
ゆうき「お前に男が何たるかを言われる筋合いはねぇと思うんだけどな」
ほんと、こいつだけには言われたくないな。
しかし、俺の発言が気に食わないのか、一誠は今度は祐斗に聞く。
一誠「木場!お前は男だよな!」
祐斗「イッセー君、確かに僕は男だけど、覗きはだめだよ」
祐斗も窘めるように言う
というか、祐斗に同意を求めるのも間違ってるぞ。
俺と祐斗に否定された一誠は信じられないものを見るかのように後ろによろめく
一誠「し、信じられねぇ!覗きは男のロマンだろ!?二人ともどうしちまったんだよ!」
ゆうき「いや、だからお前がどうしちまったんだよ」
思わず突っ込むように言う俺
しかし、一誠は力説を続ける
一誠「男が女を求めるのは男の性です!故に! 男が女湯を覗くのは自然的なことであって、決して不自然な事では無いんですよ!」
ゆうき「お前…その頭の良さをもっと違う事に使えよ!」
俺がそう叫んだ時
リアス「イッセー、何を騒いでいるの?
隣の女風呂からリアスの声が響いてくる。どうやら、男湯の煩さが女湯に伝わったようだ
一誠「部長」
リアス「さっきからどうしたの? 言い争っているようだったけど」
訝しげなリアスの声。どうやら内容は聞こえていなかったようだが
ゆうき「一誠が女湯覗きたいって願望を高らかに叫んでいたんだよ」
一誠「ゆうき先輩!?」
驚いたようにこっちを見る一誠。どうした?俺はリアスに言っただけだが…
まぁ、そう言ったとしてもリアスは別に大丈夫だろう。
リアス「あら、こっちに来たいのイッセー? 私はまぁ別に構わないわよ。ゆうきも一緒に来ていいわよ?」
ほらな?リアスはどうもそういう所に寛容というか、無頓着というか、全く女性はもっと慎みを持って…ん?
ゆうき「何言ってんだよリアス!?」
思わず叫ぶ俺。いや、本当に何言ってんのあいつ!?
俺の動揺を他所にクスクス笑っているリアス。
リアス「あなたなら私構わないわ…むしろ喜んで」
後半はよく聞こえなかったが、そんな事よりも
ゆうき「いやいや、そっちには朱乃達だっているだろ?」
リアス「そうね…朱乃はどう?」
朱乃「私は構いませんよ。子供と一緒にお風呂に入ることに抵抗は無いですよ」
一誠「まじっすか!?」
一誠が喜ぶように言う
だがな、一誠気づいているか? 朱乃は俺たちの事子供扱いしてんだぞ?って俺まで子供扱いかよ!
リアス「アーシアは?」
アーシア「わ、私は…イッセーさんが望むのなら」
アーシアが気恥ずかしそうに、しかし、はっきりと肯定した
ま、まずい、アーシアは一誠の事なら基本的にOKだから。だが、四人中三人がOKってどういう事よ、お前らは男に裸見られた恥ずかしくねえのかよ!?それにジュリエットにバレたら、考えただけで怖ぇぇぇぇ
リアス「最後に小猫は?」
小猫「いやです」
最後の一人でようやく出た! てか、四人中三人が混浴OKというのもほんとどうかと思うぜ
と喜んでいたら
小猫「けど、ゆうき先輩だけなら良いです」
ゆうき「え?こ、小猫。何言ってんだ?俺だけなら良いって?」
小猫「はい。そう言いました」
ゆうき「マジ?」
小猫「はい」
リアス「イッセーはダメらしいけど、ゆうきはこっちに来ていいわよ」
ゆうき「誰が行くかよ!そっちに行ったらジュリエットに殺されるだろうがぁぁぁ!」
俺はそう言いながら、風呂を出た。2日目の午前中は悪魔と天使と堕天使の話を聞いた。俺はその間、祐斗と小猫と訓練をしていた
夜中
ゆうき「くそ、全然寝れねぇ」
俺はそう言いながら、歩いていた、そしたら…
ゆうき「リアス?」
リアス「ゆうきもう起きたの?」
屋敷内を探索していたら、リビングでリアスを発見した
リアスはネグリジェ姿で、眼鏡を掛けていた。前に一緒に勉強していた時に集中できるからと、かけていたから、多分これも伊達眼鏡だろう
ゆうき「まぁな。お前は何やってんだ?」
机の方に目を向けると、様々な紙や本が散らばって置いてあった。俺はその内の一枚を手に取ってみた
ゆうき「フォーメション? レーティングゲーム用か?」
リアス「えぇ。と言っても焼け石に水でしょうけどね」
ゆうき「?」
焼け石に水って、こんなに必死にゲームについて学ぼうとしてんのに。そりゃあ、こんな短期間ではつけ刃になるだろうけど、何もやらないよりはマシな気もするけど
俺の沈黙をどう受け取ったのか、リアスは苦笑する。
リアス「別にこの資料が全く役に立たないわけでは無いのよ? 通常の上級悪魔ならこれでそれなりの対策が出来るわ」
ゆうき「通常って事は、ライザー相手ならそれが役に立たないと?」
リアス「えぇ。ライザー、つまりフェニックス」
フェニックス。不死鳥。文字通り、不死身の炎の鳥の事だ。流す涙はいかなる傷も癒し、その血を飲めば不老不死になるとも言われている。
通常、聖獣の方が広く知られているが、悪魔として七十二柱の序列三十七として侯爵としての地位を持つフェニックスもまた、存在する。
その力は聖獣のフェニックスとほぼ変わらず、不死身の炎の鳥。
リアス「実際、ライザーの実力はあんなヤツだけど本物よ? ゲームの戦績は八勝二敗。この二敗は懇意にしている相手側のお家への配慮ですもの。つまり、実質全勝」
ゆうき「つまり無敵か」
実際、漫画とかではよくあることだが、実際に聞くとなるとそうとう厄介なことだ
何せ不死身だ。どんなに攻撃しても倒れない
リアス「別に、倒せない訳は無いのよ?」
ゆうき「何か方法でもあるのか?」
リアス「えぇ。不死身といえど、完璧ではない。方法は二つあるわ。まずは神クラスの攻撃を当てる事。これなら、フェニックスの肉体と精神を一気に消し去ることができるわ。次に兎に角攻撃を当て続けて相手の精神を圧し折る。このどちらかが出来ればライザーを倒せるわ」
ゆうき「なるほどな」
前者の神クラスの攻撃はぶっちゃけどの程度か分からないが。多分あの姿ならライザーの肉体と精神を一気に消し去る事は出来るな。
そこまで考えて、俺はふと前に感じていた疑問を思い出した。
ゆうき「なぁリアス。お前、なんでこの結婚をそこまで拒絶するんだ?」
これがずっと俺が疑問に感じていたことだ。普通、貴族社会ってのはその特権と引き換えに個人の自由というのが極端に無くなってしまう。
結婚もその一つだ。貴族社会の中で生きてきたリアスがその事を知らないとは思えない。それに、リアスはそういう事はちゃんと責任を持って臨むヤツだと俺は思っている。
ゆうき「お前がそんな無責任なヤツとは俺は思わない。お前は、そんなヤツとは思わない」
リアス「私ってそんな風に見える?」
苦笑しながら言うリアス。
ゆうき「別に。本音は別として、だ。お前はそういう事はちゃんとするヤツだよ」
本人の個人的な意思なんかは除いて、だけどな
じっと俺を見つめるリアスだが、やがて諦めたようにため息をつき、話し始めた。
リアス「そうね、普通なら、私はここでちゃんと結婚の話を受け入れて大人しくライザーとの結婚を素直に受け入れるべきなのでしょうね。でも」
ゆうき「でも?」
一旦、言葉を切り、窓の方を向くリアス。その眼差しはどこか遠くを見るようだった
リアス「どうしても結婚…恋だけは私にとって譲れないものなの」
譲れないもの
リアス「確かに、私はグレモリーの娘として、次期当主として生きてきたわ。それを苦に思った事は無いし、これからも思うことは多分無いわね。でもね、それでは、みんなグレモリーという家を通して私を見るわ。私個人の事を見てくれる人なんて同じグレモリーの家の家族ぐらいだわ。他の悪魔たちのほとんどは、私をグレモリー家を通じて見てくるわ」
ゆうき「それで?そんなお前個人を見おうともしないヤツとか結婚したくない。お前事を、お前自身をちゃんと見てくれる人と結婚したい。そういうわけなんだな?」
リアス「まぁ、それもあるけど」
どこか歯切れが悪く言うリアス。なんだ、まだあるのか?
リアス「その、私ね、えっと」
頬を赤らめて、何やら恥ずかしそうにもじもじしているリアス。
なんだよ…なんか、普段と違って可愛いな。普段は綺麗とか、凛々しいとかの方が似合う感じだったんだが。それに何かジュリエットに似てるな。てか、リアスも女の子なんだからこっちの方が素か。
恥ずかしがっているが、意を決したようにこちらを見るリアス
リアス「じ、実はねゆうき、私貴方の事が」
ゆうき「俺の事が?」
リアスは俺の事を見詰めながら、何かを言おうとした瞬間
グゥ〜
ゆうき「悪ぃ悪ぃ腹減っちまってよ」
リアス「もう!」
けど、俺はリアスの夢を聞いた。なら俺がしてやれる事はただ1つ
ゆうき「リアス」
リアス「ゆ、ゆうき?」
訝しげに俺を見るリアス
俺はリアスの目の前まで行くと、しゃがみ込みリアスを見つめる。そして、リアスの手を取る。
リアス「ちょ、ゆうき!?」
突然のことに驚いたのか、リアスは頬をあからめる。
ちょっとリアスには悪いが、俺だってこれから恥ずかしいセリフいうんだから、勘弁してほしい。
ゆうき「リアス、俺はお前の事は全然知らないと思う。実際、二年とちょっとの付き合いだしな」
リアス「う、うん」
ゆうき「けど、お前が全部の物事にいつだって真剣で、手を抜かない。そんな奴だ。ほんと、尊敬している」
リアス「そ、そう? ありがとう」
ゆうき「他にも、色んないいところを俺は知ってる。だからこそ、俺はそんなお前が好きだ」
リアス「え…」
一瞬キョトンとしたリアスだが、
リアス「え、ええええええ!?」カァ///
驚くが、俺はそれに構わず話を進める
ゆうき「だから、世界中の誰もがお前の夢を否定しても、俺は否定しない。誰かがお前の夢を奪おうとするなら、俺が全力でそれを阻止してやる」
リアス「ゆうき」
ゆうき「約束だ。俺がお前の夢、全力で叶えるのを手伝ってやる」
リアスの目を見て俺はしっかりと言った。
リアス「…」
顔を俯かせて黙るリアス。髪に隠れてその表情は見えない。
あれ、これもしかしなくても失敗した? 失敗したか?
慌てる俺だが、ふと、腕に水滴が落ちてくるのに気が付いた。
ゆうき「え?」
俺が上を向くと、
リアス「…」
呆然とした表情でリアスが泣いていた
なんで!? え、いや、なんで!?
いや、だってなんで泣くの!? あれ、俺やっぱ変な事言っちまったか!?
ゆうき「ど、どうしたリアス? なんか俺変な事言ったか?」
焦りながら聞く俺
しかし、リアスは首を振る
リアス「違うの私嬉しくて。笑われるんじゃないかと思って」
ゆうき「リアス」
リアス「家族には言えるわけなかったし。朱乃にもずっと言えなかった」
ゆうき「え」
そうなの!朱乃にも言ってないということは、俺が初めてか!
リアス「だから、ありがとうゆうき。私の夢を否定しなくて」
そういってほほ笑むリアス
ゆうき「夢は大切だからな。俺の彼女のジュリエットだってそうだぜ。アイツも夢の為に強くなろうとした、それに戦った。俺はジュリエットの夢を守る為に強くなった。誰にだって夢はある。俺はお前の夢を聞いた、だから俺はその夢を守る為に戦う。親友としてな」
リアス「ゆうき…ありがとう」
ゆうき「気にするな。それよりも何か食い物あるか?」
リアス「ふふ、貴方らしいわね。あるわよ」
ゆうき「マジか!助かったぜ」
俺はこの時誓った絶対にこのゲームに勝つとそしてリアスの夢を守る為に強くなろうと改めて強く思った。
俺は次の日から練習量を増やしていきあの姿に慣れるようにまで自分の限界を超えようと必死に努力した。一誠のレベルアップも兼ね備えて、そして遂にゲームの日がやって来た
どうでしたか?
修行と言う事で、少し?長く書きました。誤字等あれば教えていただけると嬉しいです!
感想等もよろしくお願いします!