優姫side〜
「んん…あ…」
意識が覚醒する
……私は何…を…っ…琴里は…!
慌てて飛び起き周りを確認する
私はベッドに寝て…えっ…"ベッド"…?
何故…あの時琴里を助けようとして…それに体が痛くない…?
炎に飲まれたはずなのに…何故痛くないの…?
私は自分の体がどうなっているのか見る
傷は無い…それに火傷も…
…ならあれば夢…?
でもあの時の熱、痛みは夢なんかじゃない
…ここはどこだ…?
今私のいる部屋は日本と言うよりは西洋の部屋で
照明も無い…ベッドも私が使ってたようなものでも無いし…
コンコンッ
誰かが扉をノックしている
……誰だろうか…私をここに運んだ人間なのか…?
???「お姉ちゃん!…入るよ〜!」
…ん…?
…お姉ちゃん…?
…妹…なら…しおr…いや…ありえない
…声が違う
では誰だ?
優姫「あ…起きてた…起きてるなら返事して」
…私…なのか…?
私がこの少女の姉…?
???「お姉ちゃん?」
…知らない…このような妹は私には…
???「お姉ちゃん!」
優姫「っ…な…なんだ…?」
???「お姉ちゃん、何回呼んでも返事がないから」
…それは可哀想なことをしたな
優姫「すまない…少し考え事をしていて」
ここで警戒される訳にはいかない
私は何も知らないから少しでも多くの情報を得なければ
???「もぅっ…次からはちゃんと返事してね!」
頬を膨らませて怒っている……可愛い
優姫「ああ…次からは気をつけよう」
それにしても誰だ…この妹?は
とりあえず名前を聞かないとな
優姫「おはよう…えっと…妹よ」
…まずい…この言い方は間違えたな…
???「お・ね・え・ちゃ・ん!
私にはアルトリアって名前があるんだよ!?
ちゃんと呼んでよ!」
アルトリアか…なるほど
…やはり日本人では無いか
ならどこの国の人間だ?
優姫「そうだったな…次からはそうするとしよう」
人の名前は覚えておかなければ…覚えるのは苦手だが…
「うんっ…お姉ちゃんご飯だよ!…いこっ」
アルトリアは私の手を引っ張り連れていこうとする
…っ…いや力強いな!?
……まだ起きたばかりなんだがなぁ…
私はアルトリアに連行された……
〜〜〜
ご飯は美味しかったです…
日本と比べてかなり素朴ではあったが
それにかなり昔の食事だな…
…まぁ…死なないように頑張ろう
〜〜〜〜〜〜
私がこの国に来て10年が経過した
その中でこの国はブリテンと呼ばれていることが分かった
私の名はアステリア・ペンドラゴンというようだ
……ペンドラゴン…アーサー王伝説の時代とはなぁ…
はぁ…遠い国に来たのではなくまさか過去に来てしまうとはな…
あとは私は選定の剣…というものを抜いた…抜いてしまった…
抜いてからは王へとトントン拍子に出世?した
…ん?…今何しているかって?
ストレス発さ…んんっ…王城の騎士を鍛えているところだ
アステリア「…遅い」
私は若い騎士に剣を突きつける
本当に遅すぎる
これが騎士なのか?
この程度で国を守ろうとするのか…?
不愉快だ…
アステリア「…去れ…」
騎士「え…?」
騎士は私の言葉にポカンとしている
アステリア「ん?…聞こえなかったのか?…去れと言っている」
私は剣を鞘に収め、まだここから去ろうとしない騎士を睨みつける
騎士「な…何故…です……か…?」
騎士は途切れ途切れに聞いてくる
…はぁ…そんなことも分からないのか
アステリア「貴様のような弱いものはここにはいらない
地方に行くんだな」
この国の首都には弱いものはいらない
強きものを集め…一つの流れのようにまとめなくては
私は踵を返すとその場から去っていく
後ろから引き止めるような声が聞こえたが無視をした