騎士となり少女は戻る   作:雪の日の猫鍋

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第5話

…マーリンとの話から2年

この2年の間でマーリンとどのような筋書きで行くのかを話し合った

時々円卓の騎士の一部から「何故マーリンとよく話しているのか…?」

と聞かれることが多くなった

それに対して何も答えなかったことで私へ懐疑心を抱いたものもいるようだがあと少しで消える身だ

気にする事はないだろう

 

姉さんから娘を紹介された

名前はモードレッドと言う活発的な少女だった

始め私のことを警戒していたが姉さんと話をしていると警戒を解いたのかこちらに話しかけてきた

話した内容としては円卓の騎士の活躍や妹のこと

他にもマーリンから聞いたランスロット卿やガウェイン卿の英雄譚についても話したところ

目を輝かせながら聞いていた

……王としての私ではなく…一人の人間としての私として久しぶりに話せた気がする…

 

姉さんに計画のことも話した

途中険しい顔で怒られたりもしたが

何とか説得することは出来た

……まぁ…納得は一切していないようだが…

私が消えた後、姉さんをブリテンの相談役になって欲しいという無理な相談をしたのだが

意外にも受け入れてもらうことが出来た

 

……これで私が消えてしまっても安心できるな

…あとはブリテンを脅かす存在を消すのみか

 

…その後はひたすらに攻めてくる蛮族を剣や槍、メイスなどで蹂躙し、ブリテンに勝利をもたらすことが出来たがこちらの被害も大きくいくつかの村が犠牲になってしまった…

 

王としては無表情で過ごしているが内心は後悔でいっぱいだ…

 

だが…あと少しの我慢だ…

 

……ついに計画の準備が整った

マーリンに頼んで何人かの円卓の騎士に私を討つべきだ…と思考を誘導してもらい反逆を起こさせる

国を私への反逆心でまとめることで国の崩壊を防げるだろう

あとは次の王…なのだが…アルトリアが相応しいと私は考えている

…だが…王としての重責を背負わせる訳にはいかない…

…だが……

その後かなり葛藤したが…アルトリアが最も王に相応しいという結論に至った

 

…計画の実行は次の戦場が終わったらにしようか…

 

 

私は何度民を欺けば良いのだろう

何処まで苦しめれば良いのか

 

私は救いを求めている

王の仮面を被り民を苦しめ冷酷であろう

敵を斬り…全てを蹂躙し…国を守る…

…私の心はいらない…ただ国という一つの機械を動かす歯車になればいい

……私が消えるまで私が無くなるまで…

全てを欺き勝利を捧げよう

私の名はアステリア…崩れかけた橋の上で道化のように踊り続ける…

全て無くなるまで……………

 

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