ありふれた転生者はデジモンテイマー   作:友(ユウ)

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第23話 ありふれた作戦

 

 

 

 

学院襲撃の後…………

コルベール先生とアニエスの間に一悶着あったが、とりあえず原作やアニメの様な重傷は負っていない。

まあ、まさかメンヌヴィルがバイオデジモンに変身するとは思わなかったが。

それから数日。

遂に俺達も、軍隊へ合流する為に出発する日がやって来た。

魔法学院の門の前で、見送りに来たコルベール先生やエレオノール、カトレア。

それに、キュルケとシャルロットの姿もある。

正直、シャルロットはこっちに付いて来ると言い出すかと思ったが、先日の学院襲撃があったことで、再び魔法学院が狙われる可能性もゼロでは無いという事で、自分から防衛の為に学院に残ると言ったのだ。

それぞれがルイズに対して言葉を贈る。

特にコルベール先生の、

 

「死ぬなよ! 死ぬな! みっともなくたっていい!卑怯者と呼ばれてもかまわない! ただ死ぬな! 絶対に死ぬなよ! 絶対に帰って来いよ!」

 

という言葉が印象に残った。

因みにエレオノールには頬を抓られ、カトレアからは抱擁を受けていた。

と、その時、ルイズを抱擁したカトレアがルイズから離れると、俺の方に歩み寄って来た。

俺は、ルイズを守って欲しいとお願いされるのかと思っていたが、カトレアは俺の前で立ち止まると、胸の前で祈る様に手を組み、一度目を伏せると、

 

「ご武運を…………」

 

そう呟いて目を開けると、俺に微笑みかけた。

 

「ッ………!」

 

その微笑みが余りにも綺麗で、俺は思わず顔が熱くなった。

 

「あ、ああ………ありがとう」

 

俺は何とかそう返す。

 

「……………4人目?」

 

「あはは………カトレアさんは私の巫女だし、恋を制限するつもりは無いって言った手前、反対するつもりはないけど………」

 

「葵の巫女になったから、大士の『異性に好かれにくい』って因果が効かなくなったのかしら………?」

 

「カトレアさんは、本来の『運命』とは別の『運命』を選んだから、大士の『運命』と交わる可能性は十分にあり得るね」

 

「シャルロットだけでも意外だったのに、何でこう次から次へと………」

 

「常識から見れば、私と優花の2人を恋人にしてた時点で大概なんだけどね……」

 

後ろで2人がコソコソと話していたが、俺の耳には入っていない。

一通り別れの挨拶を済ませた後、俺達は魔力駆動四輪に乗り込み、ラ・ロシェールへ向かう事にした。

 

 

 

 

 

 

ハルケギニアの暦でウィンの月の第1週、マンの曜日。

この日、トリステイン、ゲルマニア連合軍6万を乗せた大艦隊が、アルビオン侵攻のため、ラ・ロシェールを出港した。

俺達も、旗艦である『ヴュセンタール』号に乗り込んでいる、

ラ・ロシェールを出港してから程なく、俺達(と言うか、ルイズ)は士官に案内されて作戦会議室に連れて来られた。

そこには、ずらっと並んだ将軍たち。

そして、その中には見知った顔もあった。

ルイズが空いていた席に勧められ、俺達はその後ろに立つ。

すると、一番上座の人物が口を開く。

 

「アルビオン侵攻軍総司令部へようこそ」

 

その人物は仮面を被った男性だった。

だが、

 

「総司令官のウインドだ」

 

そう名乗ったが、見る人が見ればわかる。

この総司令官はウェールズだ。

俺達は元々ウェールズが総司令官をやるという事を知っていたが、どうやって正体不明の男を総司令官にしたのやら。

女王サマがゴリ押ししたのかね?

そう思っていると、

 

「こちらが参謀総長のウィンプフェン」

 

ウェールズ、もといウインド総司令の左に腰掛けた、皺の深い小男が頷いた。

 

「ゲルマニア軍司令官のハルデンベルグ侯爵だ」

 

角の付いた鉄兜をかぶったカイゼル髭の将軍が重々しく頷く。

 

「そして、ご存知だろうが、トリステイン王国女王であるアンリエッタ女王陛下、並びにマザリーニ枢機卿だ」

 

「ひ、姫さま!?」

 

ルイズは思わず叫んだ。

 

「ルイズ、あなたが来てくれて心強いわ」

 

女王サマは微笑んで言った。

っていうか、女王サマがいるのかよ。

たしかアニメの流れじゃ女王サマはアルビオンまで来てたっけ。

まあ個人的には後ろで偉そうに命令しているだけの奴よりかは好感が持てる。

現実的に言えば、一国の王が最前線に立つのは如何かと思うが…………

それからウェールズは、会議室に集まった参謀や将軍たちに、ルイズを紹介した。

 

「さて各々方。陛下の女官であり、“虚無”の担い手を紹介しよう」

 

しかし、そうは言っても会議室の面々は盛り上がらない。

胡散臭そうにルイズを見つめるばかり。

 

「タルブの空で、アルビオンの艦隊を吹き飛ばしたのは、彼女たちなのです」

 

と、女王サマが言って初めて、将軍たちは関心を持ったらしい。

ザワザワと騒めき始める。

 

「いきなり司令部に通されて驚いただろう。いやすまない。しかし、この艦が旗艦ということは極秘なのでね。見ての通り、竜騎士を搭載するために特化した艦なんだ。故に大砲も積んではいない。敵にバレたら、狙い撃ちにされてしまうからね」

 

「は、はぁ………しかし、どうしてそのような艦を総司令部になさったのですか?」

 

ルイズが戦争の素人丸出しの質問をしたので、辺りが笑い声に包まれた。

 

「普通の船では、このような広い会議室を設ける事はできん。大砲を積まねばならないからな」

 

大軍を指揮する旗艦に必要なのは攻撃力より情報処理能力という事なのだろう。

 

「雑談はそのぐらいにして、軍議を続けましょう」

 

というゲルマニアの将軍の言葉で軍議は再開された。

 

 

 

 

軍議は難航していた。

アルビオンに6万の兵を上陸させるための障害は2つ。

1つは、未だ有力な敵空軍艦隊。

以前のタルブの戦いでレキシントン号を筆頭に、戦列艦十数隻を鎮めたとはいえ、アルビオン空軍には未だ40隻ほど戦列艦が残っている。

対してトリステイン・ゲルマニアは60隻の戦列艦を持つが、二国混合艦隊のため、指揮上の混乱が予想された。

錬度に勝るといわれるアルビオン艦隊を相手にした場合、1.5倍の戦力差は帳消しになってしまうかもしれない。

2つ目は、上陸地点の選定。

アルビオン大陸に。6万からの大軍をおろせる要地は2つ。

主都ロンディニウムの南部に位置する空軍基地ロサイスか、北部の港ダータルネス。

港湾設備の規模からいって、やはりロサイスが望ましかったが、そこを大艦隊で真っ直ぐ目指したのではすぐに発見され、敵に迎え撃つ時間を与えてしまう。

 

「強襲で兵を消耗したら、ロンディニウムの城をおとすことは叶いません」

 

参謀長は冷静に兵力を分析して一同に告げた。

望ましいのは、やはり奇襲で戦力を温存させつつロサイスを占拠する事だろう。

 

「どちらかに“虚無”殿の協力を仰げないか?」

 

参謀記章をつけた貴族がルイズの方を見ながら言った。

 

「タルブで『レキシントン』を吹き飛ばしたように、今回もアルビオン艦隊を吹き飛ばしてくれんかね」

 

ルイズは首を振った。

 

「無理です………あれほど強力な『エクスプロージョン』を撃つには、よほど精神力が溜まっている状態でないと。後何年、何ヶ月かかるかわかりません」

 

参謀たちは首を振った。

 

「そんな不確かな“兵器”は切り札とは言わん」

 

戦場ではそういう感覚になるのも頷けるが、実際に聞くといい気はしないな。

すると、

 

「失礼」

 

女王サマが口を開いた。

 

「彼女はわたくし直属の女官であり、友人でもあります。“兵器”というような発言は謹んでいただきたいわ」

 

「こ、これは失礼」

 

兵器発言をした将軍は慌てて謝る。

女王としては甘いのだろうが、思わず〝ざまぁ〟と思ってしまう。

そんな中、ウェールズが言った。

 

「艦隊は我らが引き受けよう。君たちには陽動の方をお願いしたい。できるかね?」

 

「陽動とは?」

 

「先程議題に上がったとおりだ。我々がロサイスではなく『ダータルネスに上陸する』と敵に思い込ませるんだ。………そう、例えば『偏在』のような魔法で偽の艦隊を作り出す………などのね」

 

…………なんかピンポイントで望ましい魔法を口に出されたんだが。

まあこの際だ。

 

「デルフ。虚無の魔法にそういう系統の魔法はあるのか?」

 

俺は背中のデルフに訊ねる。

 

「おう。あるぜ! おあつらえ向きな魔法がな! 嬢ちゃんが望めば祈祷書に現れる筈だ!」

 

ルイズは頷いた。

 

「明日までに、使用できる呪文を探しておきますわ」

 

「お願いする」

 

と、ウェールズは微笑む。

その後、退室を促され、俺達は外へ出た。

その夜、ルイズはウェールズとデルフの言葉をヒントにして陽動に使えそうな魔法を見つけるのだった。

 

 

 

 

 

 

翌日。

使用する虚無の呪文を選択したルイズは、参謀本部へと提出した。

参謀本部ではそれを受けて作戦が立案され、作戦参謀たちによって計画書が作成された。

本日、早速その作戦は実行される事になった。

その際、護衛の竜騎士が付けられるという話が出たのだが、足手纏いだと言って断った。

当然何も知らない竜騎士を束ねる将軍は顔を真っ赤にして怒り出したのだが、タルブ戦で20騎の竜騎士をたった2騎で、余裕で全滅させたのは俺達だと言ったら黙り込んだ。

 

 

 

甲板へ出て出撃の時を待っていると、

 

――カンカンカン!

 

と激しく鐘が打ち鳴らされる音が響いた。

空を見上げると、遠くの雲の隙間に、明らかに味方とは違う動きの艦隊が、急速に降下してきてこっちに向かってくるのが見えた。

この総旗艦『ヴュセンタール』号を含む輸送船団の左上方を航行していた60隻の戦列艦たちが、現れた敵艦隊と雌雄を決するために進路を変えて上昇していく。

そこに伝令が飛んできた。

 

「“虚無”出撃されたし! 目標“ダータルネス”! 仔細自由!」

 

敵が攻めてきた所為か、慌てているのが分かるぐらい適当な指示だ。

まあ、この位で崩れるわけ無いから、俺達はさっさと作戦を進める事にした。

 

 

 

 

ドルガモンとギンリュウモンに乗り、俺達はアルビオンを目指す。

雲の切れ間にアルビオン大陸が見えた頃、向こうからもこちらを発見したのか、十数騎の竜騎士が向かって来るのが見えた。

 

「来たか………」

 

まあ当然の行動だ。

だが、

 

「優花、頼む!」

 

俺は、一緒にドルガモンの背に乗っている優花に呼びかける。

因みにルイズは葵と一緒にギンリュウモンの背中だ。

 

「任せて!」

 

優花はそう言うと、ドルガモンの背中から跳躍して、ドルガモンの頭に乗る。

そして、射程距離に入ったのか、アルビオン軍の騎竜である火竜がブレスを吐こうと息を吸い込む仕草をしようとした瞬間、

 

「……………!」

 

優花の〝威圧〟と〝魔力放射〟が発動した。

圧倒的強者の威圧に、アルビオン軍の火竜達は恐れをなして逃げ出していく。

続いて現れた100騎を超える竜騎士も同じだった。

 

「やったぁっ!」

 

ルイズが歓喜の声を上げた。

だが、俺は油断せず辺りを窺う。

倉田はワルドと行動を共にしていたのだ。

アルビオンに居る可能性は十分に考えられる。

と、その時だった。

雲を切り裂いて無数のミサイルが俺達に襲い掛かる。

 

「ッ!? 回避だ!!」

 

俺は咄嗟に叫ぶ。

ドルガモンとギンリュウモンは回避行動を取るが、口と手が付いたその有機体系ミサイルは、その後を追尾してくる。

 

「チッ!」

 

俺は舌打ちしつつ宝物庫からカードの束を取り出し、その中から一枚のカードを選んで抜き出した。

 

「カードスラッシュ! トゲモン! チクチクバンバン!!」

 

俺はトゲモンのカードをスラッシュして、その能力をドルガモンに付与する。

 

「チクチクバンバン!!」

 

ドルガモンの毛の一部が硬質化して、それが広範囲に放たれる。

無数に放たれたそれにより、ミサイルは撃ち落とされて爆発した。

それを確認してホッとした後、俺はミサイルが飛んできた方向に目を向ける。

そこには、

 

「メガドラモンとエアドラモンか………」

 

5体のエアドラモンと、それを率いるように存在するメガドラモンの姿だった。

成熟期と完全体の攻撃を受けても、俺達は生き残れるだろうがルイズは下手をしなくても死ぬ。

ここはルイズの安全を考えて、俺とドルガモン、優花とハックモンで受け持った方が良いだろう。

……………改めて考えると、成熟期は未だしも、完全体の攻撃を受けても生き残るって大概だな。

自分達の非常識さを改めて実感し、俺は何となく遠い目をした。

 

「大士?」

 

俺の様子にドルガモンが怪訝な声を漏らしたので俺はハッとなって我に返る。

 

「ああ、いや………何でもない」

 

俺は気を取り直し、

 

「葵! ギンリュウモン! ルイズを連れてダータルネスに向かえ! ここは俺達で引き受ける!」

 

「うん! 分かった!」

 

「任せたぞ!」

 

俺の言葉に、葵とギンリュウモンは迷うことなく頷いてダータルネスの方へと向かって行く。

 

「さて、俺達はこいつ等を引き付ける訳だが……」

 

俺が呟くと、エアドラモン達がこちらに向かって炎を吐き出してきた。

 

「おっと……!」

 

ドルガモンは翼を強く羽搏いて後ろに飛び退く。

 

「俺達を敵と認識してるのか………?」

 

デジモン達にしてみれば、突然見知らぬ場所に飛ばされて暴れているだけなのかもしれないが。

 

「………少なくとも、倉田はこの世界にデジモンを呼び出す方法を確立している様だな」

 

多分時空振動爆弾なんだろうが………

一回次元の壁を破壊したものをまた使うなよ………

俺は倉田に呆れつつ、メガドラモン達に意識を向ける。

 

「一先ずこいつらを倒すぞ! 優花! 行けるな!?」

 

「勿論よ!」

 

俺達は1枚のカードを取り出すと、そのカードがブルーカードへと変わっていく。

 

「「カードスラッシュ!」」

 

そのカードをDアークにスラッシュする。

 

「「マトリックスエボリューション!!」」

 

Dアークから放たれた光がパートナーデジモンを進化させる。

 

「ドルガモン進化!」

 

「ハックモン進化!」

 

ドルガモンは成熟期から完全体へ。

ハックモンは、成長期から完全体へ二段階の進化を遂げる。

 

「ドルグレモン!!」

 

「セイバーハックモン!!」

 

更に優花はもう1枚のカードをスラッシュした。

 

「カードスラッシュ! 白い羽!」

 

すると、セイバーハックモンの背に、3対6枚の天使の羽が生み出され、その翼で宙を舞った。

すると、再びエアドラモンが炎を吐き出してくる。

ドルグレモンとセイバーハックモンは二手に別れるようにその炎を躱す。

セイバーハックモンはそのままエアドラモンの1体に接近し、

 

「はぁあああああああああっ!!」

 

右手の剣の一閃をお見舞いする。

 

「グォオオオオオオオッ!?」

 

その一撃で、そのエアドラモンはデジタマへと戻る。

だが、

 

「ジェノサイドアタック!!」

 

合計10発の有機体系ミサイルがメガドラモンから放たれる。

 

「むっ!」

 

セイバーハックモンは身構えるが、

 

「させないわよ!」

 

優花が手裏剣と苦無を瞬時に投擲。

ミサイルの全てを撃ち落とす。

 

「ありがとう! 優花!」

 

セイバーハックモンはそう礼を言いつつ、もう1体のエアドラモンを切り伏せた。

優花はドルグレモンの背中から、〝空力〟の足場を使って跳躍し、セイバーハックモンの援護に向かう。

 

「俺達も負けていられないぞ、ドルグレモン!」

 

「おおっ!」

 

ドルグレモンは俺の呼びかけに応えると、メガドラモンに向かって突進し、体当たりを仕掛ける。

 

「グォオッ!?」

 

メガドラモンは一瞬怯む。

だが、

 

「グッ、グォオオオオオオッ!!」

 

メガドラモンは体勢を立て直すと、ドルグレモンと組みあう形となった。

その時、メガドラモンは左腕でドルグレモンの首を抑えたまま、右手のメガハンドをドルグレモンに向けると、その先が展開する。

この至近距離でジェノサイドアタックを撃つつもりなのだろう。

これだけの至近距離で喰らえば、ドルグレモンと言えど大ダメージは必至だ。

しかし、それをただ見ているだけのつもりはない。

俺は、ドルグレモンとメガドラモンが組み付いた瞬間に跳躍し、メガドラモンの頭の上に降り立っていた。

メガドラモンは一瞬俺に視線を向けるが、すぐに視線をドルグレモンに戻し、メガハンドからミサイルを撃とうとする。

俺の事は、虫か何か程度にしか思って無いんだろう。

 

「はっ! 上等!」

 

俺の勝手な思い込みだが、カチンときた俺は右手にデジソウルを宿す。

そしてその右手を握り込み、拳を作ると、

 

「おらぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

そのまま足元のメガドラモンの頭目掛けて振り下ろした。

デジソウルにより強化された俺の拳の衝撃は、機械化されたメガドラモンの頭部の装甲を突き抜ける。

 

「グォァアアアアアアアアアアッ!?!?!?」

 

メガドラモンは何が起きたのか理解できない様な声を上げて、眼下に叩き落された。

俺はすぐにドルグレモンに拾ってもらうと、

 

「ドルグレモン!」

 

メガドラモンに手を翳しながらドルグレモンに呼びかけた。

ドルグレモンは首を上に向けると、口の先に超巨大な鉄球を出現させ、

 

「メタルメテオ!!」

 

それをメガドラモンに向けて放つ。

メガドラモンは未だに錐揉みしながら落下している最中だったので、体勢を立て直す事も出来ずにその鉄球に激突し、そのまま眼下の海へ一直線に落下していく。

そして、大きな水飛沫を上げながら海上に激突した。

水飛沫どころか津波だがな。

流石に完全体と言えど、無事では済まないだろう。

俺は優花の方に視線を向ける。

すると、

 

「ニーベルング!!」

 

「トライデントセイバー!!」

 

丁度、残ったエアドラモンに止めを刺した瞬間だった。

 

「あっちも終わったか………」

 

流石優花とセイバーハックモンだな。

そう思った時、ダータルネスの上空に、艦隊の姿が浮かび上がった。

虚無魔法の〝イリュージョン〟により、作り出された幻影だ。

後は暫く敵の目を引き付けて、折を見て撤退するだけだ。

俺達は葵達と合流する為にダータルネスの方へ向かった。

 

 

 

 

 

そして、この作戦の甲斐あって、味方の軍は、無事にロサイスを占領する事が出来たのだった。

 

 

 

 

 






ゼロ魔クロス第23話です。
ぶっちゃけ戦争中に見どころは無い!(キッパリ)
自分なりの見どころは戦争の直後からなんで、戦争は割と軽く流します。
とは言え、2、3話ぐらいは掛かると思いますが。
ウェールズの扱いについても突っこまないでくれると助かります。
今回はまあ、オマケの様に出てきたデジモン達ぐらいですな。
メガドラモンこの小説2回目の出演。
デジモンアドベンチャー:では、グレイモンにぶん回されるだけで倒された哀れな完全体です。(しかも数体掛かりなのにグレイモン1体で圧倒されてました)
余談ですが、そのデジモンアドベンチャー:でホーリーエンジェモンの究極体がゴッドドラモンになったのは、やはりセラフィモンが負けフラグを立てまくったからなんでしょうか?
いや、自分としては、エンジェウーモンの究極体がホーリードラモンと分かった時点で、ホーリーエンジェモンの究極体はきっとゴッドドラモンだと約20年前は思ってました。
なのに、ふたを開けてみればセラフィモンというデジモンが出て来てガッカリしたのを覚えてます。
そのセラフィモンは負けフラグを重ねるし………
それが20年の時を経て叶うとは思ってませんでした!
にしても、デジモンアドベンチャー:のゴッドドラモンとホーリードラモンでけぇ!って思いました。
ミレニアモンの大きさも大概でしたけどね。
無印の頃と比べてはるかにデカくなったウォーグレイモン(目算20m~30m?)が羽虫レベルでしたから。(全長10km前後? もっとデカい?)
更にその次に出てきたズィードミレニアモンは更に大概デカかった。
衛星クラスに思えましたから。
更に余談の余談ですが、ウォーグレイモンが最後に放ったファイナルガイアフォース(作者命名)が、ドラゴンボールの元気玉に見えた人は作者だけではあるまい。
では、次も頑張ります。
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