【Side 三人称】
舞台の下に引きずり込まれた一夏は誰かに手を引かれ、アリーナの更衣室へと連れてこられていた。
「着きましたよ」
「はぁ、はぁ………どうも………」
息を切らせながらもお礼を言う一夏。
そこで初めて一夏は自分をここまで連れてきた人物を確認できた。
「あ、あれ? どうして巻上さんが……………」
一夏は困惑した声を漏らした。
一夏をここまで連れてきた人物は、御奉仕喫茶に客としてやってきて一夏にISの装備などを進めた巻上 礼子と名乗る女性だった。
だが、一夏は何故自分を助けてここまで連れて来てくれたのかが分からない。
すると、
「はい、この機会に白式を頂きたいと思いまして」
彼女はにこやかな笑顔のままそう言った。
「は…………?」
一夏は呆然として、素っ頓狂な声を漏らす。
「いいから寄越しやがれよ、ガキ」
「えっと………あの、冗談ですか?」
突然変わった口調と、変わらない笑顔とのギャップで一夏は思考が停止し、状況を把握できずにそんな馬鹿な事を聞いてしまう。
「冗談でてめえみてえなガキと話すかよ、マジでむかつくぜ」
その女性はそう言うと、一夏の腹を思い切り蹴飛ばした。
「ぐっ!?」
蹴飛ばされた一夏はロッカーに叩きつけられる。
「ゲホッ! ゲホッ! あ、あなたは一体………!?」
「あぁ? 私か? 企業の人間に成りすました謎の美女だよ。おら、嬉しいか?」
思わず問いかけた一夏にそう答えながら近付いた女性は、更に一夏に蹴りを加えようと足を振りかぶり、
「はあっ!」
「ぶふっ!?」
突然駆けてきた大士の飛び蹴りを顔面に受けた。
大士の飛び蹴りを受けて女性は吹き飛び、ロッカーに激突して倒れる。
「なっ!? ま、巻上さん!?」
一夏はあろうことか吹き飛んだ女性に向かって心配するような声を上げた。
「しばらく様子を見るんじゃなかったの?」
続いて現れた優花が着地した大士に声を掛けた。
「いや、織斑の奴の余りの対応を見かねてつい………」
大士は優花に振り返りながら頬を掻く。
「まあ、気持ちは分かるけどね」
葵も苦笑しながら現れた。
すると、
「大士! 巻上さんになんて事を!? しかも顔を蹴るなんて!!」
一夏はよろよろと起き上がりながら叫んだ。
女性を蹴り飛ばした目の前の大士に厳しい視線を向けている。
「……………お前、今の状況で出てくる言葉がそれか………?」
大士は呆れた表情で呟く。
その時、女性がゆらりと立ち上がり、
「あぁ~痛ぇ…………このガキ、よくもこの私の顔を思いっきり蹴りやがったなぁっ!」
先程までの笑顔が嘘のように狂気じみた表情を浮かべる女性。
だが、
「だ、大丈夫ですか!? 巻上さん!?」
一夏は心配そうな声を女性に掛ける。
思わず駆け寄りそうになる一夏を大士が手で制した。
「何するんだ!?」
自分を止めた大士に厳しい声を掛ける一夏。
「……お前はいい加減、自分の置かれた立場がどれだけ危ないか理解しろ」
「な、何言って………?」
一夏は一瞬困惑するが、
「何処までも平和ボケしたガキだな! 見てるこっちが逆にムカついてくるぜ! 俺はテメエの白式を頂きに来たっつってんだろ!」
女性は一夏に向かって苛立ちを隠さずにそう言う。
一夏はそこまで言われてようやくハッとした様に事態を飲み込めたらしい。
「ッ………白式……!」
今更と思える状況でISを展開した。
すると、その女性はニヤリと笑い、
「待ってたぜ、そいつを使うのをよぉ!」
彼女の来ているスーツを突き破って背中から8本の装甲脚が飛び出す。
それぞれの先端には爪のような刃物が付いていた。
それはさながら蜘蛛の足の様だった。
「くらいやがれっ!!」
装甲脚の先端が割れるように開いて銃口が見える。
「ッ!?」
一夏は即座に床を蹴って天井に向かって緊急回避を行った。
一瞬後に一夏がいた場所にレーザーが着弾する。
「ほう……やるじゃねえか」
不意打ちを回避した一夏に称賛の言葉を贈る女。
勢い余って天井に激突した一夏は、
「何なんだよ! アンタは!?」
雪片を呼び出し、女性に斬りかかる。
その斬撃を後ろに跳んで躱した女性が言葉を続けた。
「ああん? 知らねーのかよ、悪の組織の1人だっつーの!」
「ふざけん………!」
「ふざけてねえっつーの! ガキが! 秘密結社『
その女―――オータム―――は調子に乗った口調で一夏を狙い続ける。
「くらえ!」
8本の装甲脚による集中砲火。
左右から放たれた攻撃を一夏は真上に飛んで躱す。
今度は天井の事を考えていたようで、身体を反転させて天井に足を着くと、そのまま天井を蹴ってオータムに向かって跳び出し、同時に右手に持った雪片を振り被って斬りかかった。
「貰った!」
「甘ぇ!」
だが、8本の装甲脚が雪片を挟み込み、ガッチリと受け止めてしまった。
「くそっ!」
一夏は雪片を外そうとするが、8本の装甲脚で挟み込まれている雪片は、押しても引いてもビクともしない。
そうしている内に、オータムは右手にマシンガンを呼び出すと、一夏に向けて容赦なく引き金を引いた。
「ぐうっ!?」
無数の弾丸を浴びる一夏。
これ以上は拙いと思ったのか、スラスターの逆噴射で宙返りをしながらマシンガンの銃身を蹴り上げ、更に強引に雪片を奪い返しながら飛び退いた。
間合いが開き、一夏は多少床を滑りながら着地した。
「ハハハ! やるじゃねえかよガキ! この『アラクネ』相手にちょこまかと!」
「うるせぇ!」
完全に一夏を舐め切っているオータムの言葉に、一夏は思わず言い返す。
だがその時、
「織斑。手を貸そうか?」
今まで様子を窺っていた大士が一夏に声を掛けた。
一夏1人では荷が重いと判断したんだろう。
しかし、
「ッ………! お前の手は借りないっ!」
一夏は自分の意地を優先し、その言葉を蹴った。
「そうか………なら好きにしろ。ヤバくなったら助けてやる」
大士はその言葉を予想していたのか、特に反応せずにそう返した。
「見てろ!」
一夏はオータムに向かって突っ込み、斬りかかる。
「でやぁああああっ!!」
「ハンッ!」
一夏の攻撃をオータムは装甲脚で防ぎ、更に別の装甲脚で反撃に転じる。
「くっ………!」
何度か切り結んだ一夏は一旦距離を取る。
(手数が多い………装甲も硬い………)
素人目でも相手の戦力を分析する一夏。
「だけど!」
一夏はタイミングを見計らい、一気に突っ込む。
だが、いくら分析した所で正面から突っ込むだけでは何も意味は無い。
「はぁああああああああっ!!」
「馬鹿め!」
飛び込んできた所を装甲脚で迎撃され、一夏は逆に吹き飛ばされた。
「ぐあぁっ!?」
ロッカーに叩きつけられ、苦悶の声を漏らす。
「オラオラァッ!」
オータムは一夏を狙って次々とレーザーを放つ。
「くっ………!」
一夏はそれを横に回避するが、オータムは射撃を止めずに方向を修正しながら次々と一夏を狙う。
一夏は堪らずオータムを中心とした円軌道で射撃を避けながら様子を伺う。
「……………敵の動きが…………これは………?」
だが、その時一夏は気付いた。
今の状況は、楯無と訓練した『シューターフロー』の状況と酷似していることに。
「間合いがつかめる!」
一夏は体勢を整え、何時でも反撃に転じられる体勢をとりながら円軌道を続ける。
「このガキ、ちょこまかと!」
オータムはアサルトライフルを呼び出してそれをフルオートで連射する。
一夏はその攻撃を体勢を崩すことなく避けていた。
自然と一夏の口元に笑みが浮かび、左手を握ったり開いたりしている。
訓練の成果が出ていることに味を占めたのだろう。
「あ、織斑君、ちょっと訓練でやった事が上手くいったからって、調子に乗ってるね」
「織斑って、ちょっと上手くいくとすぐ油断するのよね」
葵と優花がそう零す。
すると、
「そうそう、ついでに教えといてやるよ。第二回モンド・グロッソでお前を拉致したのはウチの組織だ! 感動のご対面だなぁ! ハハハ!」
その言葉を聞いた時、一夏の頭は一瞬にして沸点を超えた。
「だったらあの時の借りを返してやらぁ!!」
一夏は感情のままに真正面から
だが、オータムはそれを見越していた。
「クク、やっぱガキだなぁ、おい。こんな真正面から突っ込んできやがって……よぉっ!」
突っ込んでくる一夏に向かって掌からエネルギーで出来た白い塊を放つ。
それは一夏の目の前で広がり、網となって一夏を絡めとった。
「くっ、このっ………!」
エネルギーワイヤーに絡めとられた一夏は振りほどこうともがくがビクともしない。
「ハハハ! 楽勝だぜ全くよぉ! クモの糸を甘く見てるからそうなるんだぜぇ?」
そんな一夏にニヤリと笑みを浮かべながらオータムが近付いていく。
オータムは糸を巧みに操って一夏を宙吊りにした。
「言わんこっちゃない………」
大士が大きく溜息を吐く。
「織斑、もういいか?」
大士がそう言葉を投げる。
だが、
「ッ……まだだ! まだ俺は負けてない!」
一夏はそう言って負けを認めようとしなかった。
ここで声を掛けたのが箒や鈴音だったのなら、一夏は負けを受け入れたかもしれないが、自分にとって認められない相手である大士では、一夏は負けを認める事は出来なかった。
「はぁ? 何寝言ほざいてんだてめぇ? どっからどう見てもてめえの負けだろ?」
オータムにもそう言われる。
「織斑、俺を認めないのは構わないが、自分の『弱さ』や『未熟』さは認めろ。それを認めない限り、お前はこれ以上強くなることは出来ないぞ」
「ッ………!」
諭すような大士の言葉に、一夏は悔しそうに歯を食いしばりながら俯いた。
大士はオータムに向き直ると、
「そう言う訳だ。白式が欲しいなら、先に俺達を倒してくれ」
大士は特に気負った様子も見せない言葉でそう語りかける。
「ああ……? まあ、そりゃ道理だがよぉ………ISも展開しねえで何余裕ぶっこいてんだ……!?」
オータムは大士の態度にイラついてきたのか、8本の装甲脚の銃口を大士に向けた。
「死ねっ!」
そうして一斉射撃を放つための指示をISに送る。
だが、
「………………………」
その銃口からレーザーが放たれることは無かった。
「あん? 何で発射しねえ………?」
オータムは怪訝そうな声を漏らして装甲脚の先にある銃口を自分の目で確認する。
すると、
「なっ!?」
オータムは思わず驚愕の声を漏らす。
何故なら、オータムが確認した装甲脚の銃口には苦無が突き刺さっており、その銃口が潰されていた。
「何だと!?」
オータムが慌てて全ての銃口を確認すると、全て同じように苦無が突き刺さっており、全て使用不能状態だった。
「鬱陶しいから先に潰させてもらったわ」
優花が苦無を手で弄びつつそう言う。
「ッ………何しやがったテメエっ!?」
オータムは両手にカタールを呼び出し飛び掛かってくる。
すると、
「はっ!」
葵が前に出て2本の刀で迎撃する。
甲高い音を立てて、オータムのカタールを弾き、その勢いでオータムは押し返される。
「なっ!? 何っ!?」
生身の人間にISごと押し返された事に、オータムは驚愕する。
「な………何なんだテメエらはっ!?」
オータムは叫びながら掌を大士に向けると、一夏を捉えたエネルギーワイヤーを放つ。
蜘蛛の糸の様なエネルギーワイヤーは大士に巻き付き、その動きを封じる。
「はっ! 油断したな!」
オータムは勝機を得たと言わんばかりに声を張り上げる。
だが、
「………で? これが何だっていうんだ?」
「は? 何言ってやがる。このアラクネの糸に絡めとられたが最後、身動きできずに嬲り殺しにされるんだよぉ!」
態々説明するオータムだが、
「………………フンッ!」
大士が全身にデジソウルを纏い、力を込めると、一瞬でエネルギーワイヤーが引き千切られ、大士は拘束から逃れる。
「なっ!?」
「俺を拘束するには、少々強度が足りなかったようだな?」
オータムが驚愕した一瞬の隙に、大士は懐へ飛び込んできた。
「ッ…………!?!?」
悪寒を感じたオータムは、全ての装甲脚を防御に回す。
次の瞬間、
「はぁああああああっ!!」
大士の拳が繰り出された。
全ての装甲脚を防御に回したにも関わらず、ベキベキと圧し折られる音と同時に、腹部を貫かれると思えるほどの衝撃がオータムを襲う。
「ぐっ………はあぁぁぁぁぁっ!?」
オータムは踏ん張る事も出来ずにそのまま後方上空に吹き飛ばされ、天井に激突したかと思うと、そのまま天井をぶち抜いてアリーナの中に吹き飛んでいく。
「………ちょっと力入れ過ぎたか?」
大士としては、一応殺さない程度に手心を加えたつもりだが、生きているか怪しく思えた。
まあ、本人としては、死んでいたら死んでいたで、『敵』に同情するつもりは無いが。
すると、葵がエネルギーワイヤーに絡めとられていた一夏に近付き、刀を振ってエネルギーワイヤーを切断する。
「うわっ……?」
突然解放された一夏は声を上げるが、
「あ………ありがとう……神代さん」
葵が拘束を解いてくれたことに気付くと、そうお礼を言う。
すると、
「…………私にはお礼言えるんだね…………」
ボソッとそう呟くのだった。
すると、
「あらら、どうやら出遅れたみたいね」
そんな声が聞こえて振り向けば、いつの間にか楯無がそこに居た。
いや、優花には気付かれていたが。
「楯無か」
「楯無さん………」
大士と一夏が呟く。
「折角私のISをお披露目しようと思ってたのに………台無しじゃないですか!」
楯無の言葉に、一夏がガクッと首を垂れる。
大士は場の雰囲気を変えようとする楯無の策だという事は分かっていたので、軽く愛想笑いをしておいた。
「くそっ……! 何なんだよあいつらはよっ!?」
シンデレラの舞台セットの上に吹き飛ばされたオータムは、よろけながらも速足でこの場を離れようとする。
既に避難命令が出ているのか、客席に生徒達の姿は無い。
しかし、突然オータムの身体の自由が奪われた。
「こ、こいつは………AICか!?」
「その通りだ。『
オータムの言葉に、背後からラウラが正解だと言わんばかりに答えた。
ラウラは右手を前に翳し、AICを発動している。
「フッ………どうやらお姉様やお兄様の前に手も足も出なかったようだな」
ドヤ顔でそう言うラウラに、オータムはイラついた表情をするが、AICで拘束されているため動くことが出来ない。
更に、オータムの両サイドから銃口と剣の切っ先が突きつけられた。
「往生際が悪いよ!」
「観念するんだな!」
アサルトライフルを突き付けたシャルロットと、刀を突き付けた箒がそう言い放つ。
「ッ……………」
オータムの進退が極まり、打つ手はもう無いと思われた時、アリーナの天井を突き破ってレーザーが降り注いだ。
「「ッ!?」」
箒とシャルロットは咄嗟に飛び退く。
ラウラはその場でAICを切らさないように耐えたが、天井に空いた穴から1機のISが舞い降りてきた。
それはイギリスで開発されている筈の新型のBT2号機『サイレント・ゼフィルス』。
「増援!? オルコットと凰が突破されたのか!」
ラウラが驚愕するが、そのISはラウラの近くへと降り立ち、光るナイフを抜いた。
ラウラは攻撃に備えたが、サイレント・ゼフィルスは突っ込んできたかと思うとナイフでオータムを捉えていたAICを破壊した。
「なっ!?」
その事に驚愕するラウラ。
すると、
「その程度か? ドイツの『
サイレント・ゼフィルスの操縦者がそう呟いた。
その言葉を聞いてラウラは別の意味で驚愕の表情を浮かべ、
「貴様、何故それを知っている?」
ラウラは思わず問いかけたが、
「言う必要は無い」
サイレント・ゼフィルスの操縦者はそう淡々と答えるとオータムに向き直り、
「迎撃態勢が整い過ぎた。帰投するぞ、オータム」
同じように感情の籠っていない声で淡々と告げる。
すると、オータムは悔しそうな表情をしながらも腕部装甲を消すと、ISの下半身を乗り捨て、コアだけを抜き出すとサイレント・ゼフィルスの操縦者に掴まる。
するとサイレント・ゼフィルスは6機のビットを射出すると足止めの為に無数のレーザーを放ち、その隙に天井の穴から飛び出す。
残されたアラクネの下半身はその場に残されたが、そのアラクネからまるでカウントダウンのような電子音が鳴り響いていた。
「ッ!? お前達! 離れろ!」
ラウラの軍人としての勘が危険を知らせ、箒とシャルロットに退避するよう叫ぶ。
しかし、アラクネの下半身は自動操縦によりラウラ達に近付いてくる。
「「「ッ!?」」」
思わぬ出来事に一瞬気を取られ、退避が遅れてしまう3人。
「間に合わんっ………!」
ラウラが爆発に呑み込まれることを覚悟した瞬間、
「〝黒天窮〟」
澄んだ声が響いたかと思うと、突如出現した黒い球体に、まるでブラックホールに吸い込まれるが如くアラクネが呑み込まれていく。
アラクネが完全に呑み込まれると、その黒い球体は何事も無かったかのように消え去り、静寂だけが残った。
「……………一体………何が…………?」
何が起こったのか分からなかったラウラは声を漏らす。
すると、
「ん………何か危なそうだったから消したけど………拙かった………?」
この場に箒でもシャルロットでもない少女の声が響き、ラウラは咄嗟に振り向く。
そこには、一瞬ビスクドールかと思わせるような美貌を持った金髪赤眼の少女が首を傾げて佇んでいた。
「……………ッ!」
一瞬呆けてしまったラウラだが、すぐに得体の知れない人物だと気付くと、すぐに警戒を強めようとして、
「あれ? 何でここに居るんだ? ユエ」
大士の声が響いた。
「ん、タイシ達………」
空けた穴らか出てきた大士達は何故ユエがここに居るのかと首を傾げる。
「ハジメがISに夢中になってるから、シアと一緒に演目を見て回ってた」
ユエが淡々とそう言う。
良く見ればユエの後方には、観客席のシェルターに大穴が空き、その近くでシアが戦槌を担いでいた。
「…………シェルターぶっ壊すなよ………」
大士は呆れた様に呟く。
「お兄様、この者を知っているのですか?」
ラウラが疑問を口にする。
「ああ、仲間だよ。だから警戒しなくても大丈夫だ」
大士の言葉にラウラは警戒を緩める。
「で、さっきの侵入者は?」
大士がラウラに聞くと、
「残念ながら逃げられました。増援に現れた者が、思いの他強敵で………」
「そうか………」
まあ大士としては、そこまで犯人を捕まえる事に意気込んでいるわけでは無かったので別にどうでもいいと思っているが。
こうして波乱の学園祭は幕を閉じる事になるのだった。
尚、学園祭の一夏&大士争奪戦の結果だが、楯無が生徒会の出し物『シンデレラ』(?)にフリーエントリー組として参加する条件を『生徒会への投票』としていたために生徒会の圧勝だった。
これにより一夏と大士は生徒会の副会長の座に就いた(就かされた)のだが、各部への助っ人として貸し出されることになる。
ただ、貸し出しを受けるために出される申請書の人選は、全て一夏だったことは言うまでもないだろう。
IS編第17話です。
今回はオータムとの戦闘でした。
一夏は原作通り敗北。
ですが、大士達相手ではオータムでは瞬殺。
挙句の果てに、自爆特攻もユエによって不発。
オータムさんいいとこ無しです。
因みに黒天窮はアニメでユエが使ってました。
本来は零の方でミレディが使う奴みたいですけど。
因みにスパロボ30はまだ全クリしてないです。
大分終盤には入って来てるとは思いますが………
来週までにはクリアできるかな?
それでは次も頑張ります。
一夏の今後の扱いをどうするか?
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アンチ路線を突っ切れ!
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いやいや、矯正しましょう!