今年もよろしくお願いします。
【Side 三人称】
大運動会が終わった後、
「…………………………」
一夏は食堂で席に着いたままボーっとしていた。
「…………ちょっと? 何ボーっとしてるのよ?」
正面に座っていた鈴音が問いかける。
「そうだぞ。いくら運動会で負けたのが悔しいからと言って、学校の行事でそこまで落ち込むこともあるまい」
同じく鈴音の隣に座っていた箒がそう言う。
「…………………」
2人がそう言っても、一夏は黙ったままだ。
2人が顔を見合わせてどうしたものかと思っていると、
「………………なあ、箒………鈴………」
ずっと黙っていた一夏が口を開いた。
「2人は今までに、思い通りに行かなかった事ってあるか…………?」
一夏の口から出てきたのはそんな質問。
「………はあ? 何言ってんのアンタ?」
鈴音は何言ってんだコイツ?と言いたげな表情でそう言うと、
「そんなの当然あるに決まってるじゃない。むしろ思った通りに行かなかった事の方が多いぐらいよ」
そんなのは当たり前だとそう言った。
「……………そうなのか………箒も?」
「む………まあ、思い通りに行ったことと行かない事を比べたら、思い通りに行かなかった事の方が多いだろうな」
話を振られた箒は鈴音に同意する。
「…………そうか……………」
箒の言葉を聞くと、一夏は俯いた。
「…………一体どうしたのよ一夏!?」
そんな一夏を見かねて鈴音が思わず叫ぶ。
「いや………楯無さんから言われたんだ………俺は今まで、『挫折と言える挫折をした事無いんじゃないのか』って……………」
一夏はそう呟く。
「……………………ッ」
その言葉を聞いて、箒は幼い頃共に剣道の道場に通っていた頃の事を思い出していた。
一夏が道場に通い始めた頃は、当然だが初心者だった。
しかし、練習を始めてすぐにその頭角を現し始めた。
あっという間に同年代の同門達をごぼう抜きし、もっと早くから剣道を始めていた箒よりも強くなった。
確かに一夏は、『壁』に当たったとしても、すぐに乗り越えられるほどの才能を持っている。
一夏の本質も、基本的に品行方正で、正しくあろうとしているし、間違ったと思った事を見て見ぬふりする事は無い。
箒がいじめられている時も、一夏は助けてくれた。
だが、『壁』をすぐに乗り越えられるが故に、他者とぶつかったとしても一夏は他者を上回り、自分の意を通してきた。
その為、自分が絶対に正しいと思い込むようになり、間違いと思う事は自分が正さなければいけないと考えるようになった。
その為越えられない『壁』に初めてぶつかり、どう折り合いをつけていいか分からなくなってしまっているのだ。
これが普通の子供であれば、幼い頃から『壁』にぶつかり続け、経験を積み、清濁併せ吞むという事を覚えている筈だが、一夏には清濁の『濁』を吞み込むだけの経験が足りていないのだ。
「あ~、確かにアンタは何でも才能あるしね」
鈴音は何となく納得したような表情を見せる。
IS操縦者という視点で見れば、一夏の操縦技術は代表候補生にも劣らない。
本人の直情的な性格と、試合経験の少なさで、戦術を立てるのが下手糞なのが理由で中々勝てはしないが、技術毎にテストを受けさせれば、かなりの高評価になるのではないだろうか。
鈴音も約1年で代表候補生になった天才だが、一夏の成長速度はそれすらも上回る。
「才能…………あるのか………? 俺………?」
一夏はよくわかっていなさそうな声を漏らした。
「アンタが才能無かったら世界人口の9割9分9厘は才能無しよ!」
鈴音は思わず叫ぶ。
「だけど………大士には勝てなかったし…………」
「…………それは比べる相手が間違ってるわよ。アンタは自分が千冬さんや篠ノ之 束博士に勝てると思ってる?」
「いやいやいや! それは無理だろ! あの2人は『人間を超えた人間』だぜ!?」
鈴音の言葉に即座に首を振って否定する一夏。
「大士達は、その2人を遥かに超える存在よ。『人間を超えた人間』どころじゃない………言い方は悪いけど、『人外』とか『化物』って言った方がいいわ。勿論比喩じゃなく、マジの意味でね………『人間』のカテゴリーに入れるのが間違ってるのよ」
鈴音は何処か悟ったような雰囲気でそう言う。
「『化物』って………それは大袈裟だろ?」
「じゃあ、最強の兵器と言われるISを拳1発で粉々に出来る人間が、大士達を除いて何処に居るの?」
「…………………」
「それに、前から言ってるけど、大士達は周りに迷惑をかけているわけじゃないのよ? 好きにさせとけばいいじゃない」
「でも………だけど、悪い事は…………」
「…………………私の私見なんだけどさ。大士達は『悪い事』をしているのかもしれないけど、『悪人』じゃないと思うわ」
「えっ?」
鈴音の言葉に一夏は戸惑った声を漏らす。
「本当に悪い奴っていうのは、『悪い事』を『悪い』って思っていない奴。もしくは、自分が悪い事をするのは他人の所為だって考えてる奴らよ。その点大士達は、自分達の行いを周りから見たら『外れた行い』であることを自覚してる。それに、自分達から周りに迷惑を掛けようとも思ってない。少なくとも、無責任な奴らとは違うわ」
「………………………それでいいのか?」
「良いかどうかを決めるのは自分よ。少なくとも、大士が複数の恋人を持つ事でアタシ自身には何か不都合がある訳じゃない。好きにしたらいいと思ってるわ」
「………箒もそう思っているのか………?」
「わ、私自身としては、複数の恋人を持つ事など不純だと思ってはいるが………黒騎さん達は如何言おうと別れるつもりは無いようだし、力尽くで敵う人たちでもない。鈴も言ったが、私自身に不都合がある訳でも無い。それならば、不干渉が妥当だと思っている。それに…………黒騎さんも恋人にした女性達の事を本気で愛していると思う…………そうでなければ、高所から飛び降りる真似など出来ようはずがない………」
「…………それは飛び降りても平気だからじゃないのか?」
「もしそうなら、着地できるように足から飛び降りると思うわよ。あの時の大士は、本当に無防備のまま自重落下した。あんな体勢で落ちたら、いくら大士でも無傷じゃすまなかったと思うわ」
「お前は私達を信じずに白式で逃げようとしたがな」
箒がジト目を向ける。
「いや………あれは誰でも逃げるだろ?」
「大士は逃げなかったわよ?」
「…………………………」
鈴音の言葉に二の句が告げなくなる一夏。
「少なくとも、大士が簪達を信じる気持ちは、アンタが私達を信じる気持ちより上だったって事は確かね」
「悔しい事だがな」
2人は不満げにそう言った。
「…………………」
その言葉に委縮してしまう一夏だった。
【Side Out】
大運動会の翌日。
今日は振り替え休日のため休みとなっている。
そんな昼下がり、
「大士さん! デートに行きましょう!!」
部屋に突撃してきた楯無が開口一番にそう言った。
部屋でデジモンカードゲームをしていた俺、葵、優花、簪と、それを見ていたドルモン、リュウダモン、ハックモンが固まる。
「唐突だな楯無…………」
俺は若干呆れつつそう零す。
「実はこんなのがありまして」
楯無がそう言いながら差し出したのは、『大帝国ホテル』というホテルのディナー招待券だった。
「それで、期限が今日までだったのを思い出しまして………」
しかもおあつらえ向きに、ペア2名の招待券だ。
何処まで狙ってるんだろうか?
「それで、このディナーの時間までデートしてくれって事か?」
「そういうことです!」
楯無は力強く肯定する。
俺は葵達に視線を向けた。
「お姉ちゃん………強引過ぎ………」
簪がジト目で楯無を見る。
「まあ、時間の問題だと思うし………」
「女として大士に惚れるのは当然だと思うけど、やっぱり複雑な気持ちね………」
葵達はやれやれと溜息を吐いていた。
って言うか葵。
既に楯無が恋人になるのは決定事項だと思ってるんだな。
………………否定できそうに無いと思ってる自分に自己嫌悪。
「断りはしないが、ドルモンは連れて行くぞ?」
「まあ、ドルモンは大士さんと一心同体ですから、それは分かってます」
俺の言葉に楯無も頷く。
「じゃあ、早速行きましょう!」
こうして俺はデートに連れ出された。
「で? 予定は決まってるのか?」
街に繰り出した俺が最初に聞いたのはそれだった。
「そうね………まずはショッピングね。それからお茶にして、ええっと、イヤリングも見たいかな」
楯無はやりたい事を口に出し、手の指を数えるように折り曲げていく。
「いつも大士が葵や優花とやってることだね」
ドルモンが口を出す。
「ふむ………まあ定番のデートって事でいいな、楯無………いや………」
俺は2人きりの時にはあの名前で呼んで欲しいと言われていた事を思い出す。
だから、
「………刀奈」
その名を呼んだ。
「ッ…………! はい!」
刀奈は一瞬驚いたようだが、すぐに嬉しそうに笑みを浮かべて返事をする。
そんな刀奈に、俺は手を差し出す。
「あ………………」
刀奈は一瞬呆けたが、
「………ほら」
俺が促す様に一言呟くと、刀奈は嬉しそうにその手に自分の手を重ね、握り合った。
「ほらほら、これなんかどう?」
そう言って刀奈が見せてきたのは、丈の短いファー付きのコート。
「うん、中々似合ってるんじゃないか?」
俺は率直な感想を零す。
「えへへ~」
刀奈は褒められて嬉しいのか、笑みを浮かべる。
すると、店の窓の外に目が行き、
「あっ!」
何かに気付いたように声を上げた。
「大士さん! あれあれ!」
そう言いながら外を指差す。
「私、あそこに行ってみたい!」
刀奈が指差した場所を視線で追っていくと、
「………ゲーセン?」
何の変哲もないゲーセンだった。
「あそこに行きたいのか?」
「うん!」
俺が一応確認を取ると、刀奈は目をキラキラさせて頷いた。
まあ、刀奈は良い所のお嬢様っぽいし、ああいう庶民的な所に憧れみたいなものがあるんだろう。
「わかった。次はあそこに行こう」
「うん!」
ウキウキしているのが丸わかりな刀奈の様子を眺めながらショップを出る。
その所為で周りをよく見ていなかったのか、刀奈は車が来ているのにも関わらず、道を渡ろうとしていた。
「あ、バカ!」
俺は咄嗟にデジソウルで身体能力を強化。
道に飛び出してしまった刀奈の場所まで一瞬で辿り着くと即座に抱き上げ、そのまま跳躍して車を躱した。
歩道に着地すると、
「浮かれるのはいいが、せめて安全は確認しろよ?」
「あ………う、うん……………」
楯無は抱き上げられている事に気付くと顔を赤くして俯く。
すると、周りがざわつき出したのが分かった。
「な、何………今の………?」
「何かの撮影………?」
「今、5mぐらい飛ばなかったか?」
当然だが、生身でこんな事仕出かせば騒ぎになるのは当然だ。
「あ……ご、ごめんなさい大士さん………私の所為で…………」
刀奈は自分の所為で余計な騒ぎになってしまった事を心苦しく思っているのか、そう謝って来た。
「別にいいさ………お前が車に轢かれるような事になるよりはずっとマシだ」
「大士さん…………」
「それに、心配しなくてもすぐに収まると思うぞ?」
「えっ………?」
刀奈は疑問の声を漏らした瞬間、ざわついていた周りが突如としてこちらに興味を無くし、何事も無かったかのように人の流れを取り戻した。
「…………一体何が………?」
流石にこれは刀奈もおかしいと感じたのか、怪訝そうな表情になる。
「………………やっぱりついて来てたみたいだな」
俺はボソッと呟く。
おそらく、後をつけてきた葵達が魂魄魔法で、目撃した人たちから今の記憶を消したんだろう。
「それじゃ、早く行こうぜ」
地面に下ろした刀奈に俺はそう言う。
「う、うん………」
刀奈は少し釈然としないようだったが、頷いて付いてくるのだった。
ゲーセンに入ると、特有の騒がしさが耳に入る。
刀奈は嬉しそうに辺りを見回すと、
「大士さん! 私、ゾンビ撃つ奴やってみたいです!」
「ガンシューティングか? まあ定番と言えば定番だな」
特に反対も無いので了承する。
そのガンシューティングは最大4人用で、無線式のガンコンだった。
「じゃあ始めましょう!」
刀奈の言葉に俺はガンコンの1つを取るが、刀奈は2つのガンコンを手に取った。
それを見て、俺はまさかと思ったが、刀奈はそのまま3人分のコインを投入する。
刀奈は顔の前でガンコンを持った手を十字にクロスさせるポーズを取ったかと思うと、
「
そして始まったのは刀奈無双。
ぶっちゃけ俺はやることがほぼ無かった。
精々ボスキャラ相手にダメージを稼いでいた程度だ。
早撃ちの速度こそハジメに及ばないが、その正確性と的確な判断力は劣らない。
結局ノーダメージでクリアしてしまった。
「凄いや! まるでハジメみたいだったよ!」
ドルモンも俺と同じ事を思ったのか、そう言って刀奈を称賛する。
「ま、こんなものね」
そのまま見事なガンスピンを披露してフィニッシュのポーズを決めた。
その瞬間、わっと周囲が盛り上がった。
「お、おい、あの子すげえぞ!」
「一発も当たってないどころか、ゾンビを全く近寄らせなかった!」
「何者なんだ………」
いつの間にか人だかりができており、注目を集めていたようだ。
すると、
「っていうか、その傍にいる生き物何?」
「もしかして、デジモンって奴じゃ………」
「嘘………! 大丈夫なの!?」
雰囲気がキナ臭くなってきたな………
流石にドルモン連れ込んだのは拙ったか?
その時、
「あっ、どっかで見たことがあると思ったら、ほら、『ISモデルショット』九月号表紙の更識 楯無だよ!」
集まった人の1人が刀奈を指差してそう言った。
「ほんとだ! じゃあ、隣にいるのって彼氏?」
「いや、あんなパッとしない男は彼氏じゃないでしょ?」
刀奈のネームバリューのお陰で集まった人達の興味がそっちに移ったようだ。
その後の俺に対する評価はいつも通りだが。
俺はやれやれと聞き流そうとしたが、隣にいた刀奈は不満………というか、不機嫌そうにしていた。
すると、俺の腕をグイッと引っ張りながら抱き着くように自分の腕を絡め、
「この人は、私の彼氏です!!」
大声でそんな事を叫びやがった。
「「「「「「「「「「ええっ!?!?!?」」」」」」」」」」
驚愕する人々。
「お前っ……! いきなり何言って………!?」
俺は思わず刀奈を問い詰めようとしたが、周りの視線が集中している事に気付き、咄嗟に刀奈の手を取ると、
「逃げるぞドルモン!!」
傍らのドルモンにそう呼びかけ、慌ただしくゲーセンを後にするのだった。
暫く逃げ回って追手を巻いて落ち着いた後、俺は刀奈に問いかけた。
「…………なんであんな事言ったんだ………?」
すると、刀奈は少しバツが悪そうな顔をして、
「だって、あの人達………大士さんを馬鹿にするような事言うんですもん…………」
刀奈の言葉に、俺は思わず溜息を吐く。
「そんな事は今更だろ? 別に気にするほどでもない」
「私は気にするんです! 好きな人を馬鹿にされたら、誰だって怒りますよ………」
好きな人と言われると、知っていても顔が熱くなってしまう。
「あ、ああ…………ありがとう…………」
思わぬ出来事があったが、デートの続きを楽しむことにした。
そして日が暮れかかる頃、
「あー、楽しかった!」
刀奈はグッと背伸びをしながら満面の笑みでそう言った。
その時だった。
突如として刀奈が真剣な表情になり、ISの待機状態を耳に近付ける。
ISに通信が入ったのだろう。
「………もしもし。ええ。ええ。そう………わかったわ。今すぐ向かいましょう」
そこに居たのは、先程までの年相応の少女である『刀奈』ではなく、対暗部用暗部更識家当主である『楯無』だった。
「…………楯無」
俺はあえて『楯無』と呼びかける。
「ごめんなさい大士さん………急用が入りました」
おそらく『任務』が入ったんだろう。
「………………………」
俺は如何するべきか少し考えたが、すぐに答えは出た。
「俺も手伝おう」
「えっ?」
楯無は意外そうな声を漏らす。
「どうして…………?」
そう聞いてきたので、
「お前を放っては置けない………そう思っただけだ」
紛れもない本音で答える。
「少なくとも、お前にとっていい
俺は自分達を連れて行くメリットを挙げる。
「じゃ、じゃあ………お願いします………」
「ああ。ドルモンも行けるな?」
「勿論さ!」
楯無の言葉に、俺とドルモンは頷いた。
俺と楯無はIS学園の制服に着替え、IS学園からほど近い臨海公園に来ていた。
IS学園の制服なのは、IS学園がどの国にも属さない独立地帯だからだろう。
仮に捕まったとしても、日本に迷惑は掛からない。
まあ、もし捕まったとしても、楯無を護る為に力尽くで潰すだけだがな。
「そういや、目的地は何処なんだ?」
俺が大事な事を聞くと、楯無は水平線を指差す。
「海…………」
まあ、海岸線に来た時点で予想は出来たが。
「ここから数十kmほど離れた場所に停泊しているアメリカ国籍の秘匿空母………目標はそこよ」
目標に関しては予想以上だったが。
精々どっかの犯罪組織の根城を潰すのかと思っていた。
「因みに、どうやってそこまで?」
もしISを使えば、アラスカ条約違反になってしまうので瞬く間に日本とアメリカのIS部隊に囲まれることになる。
返り討ちにしようと思えばできるけどな。
「勿論泳いでよ」
楯無は当然と言いたげに笑う。
俺は軽く溜息を吐いた。
「いくら鍛えていると言っても、数十kmの遠泳なんかしたら無駄に体力消耗するだけだろ………」
まあISが使えない以上、海を渡るには船か泳ぐぐらいしか無いわけで、船で空母に近付いたらレーダーで即バレなので、消去法で泳ぐしか無いわけだが………
しかし、俺には別の手がある。
「ここは俺達に任せろ」
俺はそう言うと、Dアークと1枚のカードを取り出す。
そして、
「カードスラッシュ! 超進化プラグインS!!」
――EVOLUTION
「ドルモン進化!」
進化カードをスラッシュしてドルモンを進化させる。
「ドルガモン!!」
目の前に現れるドルガモン。
「ドルガモンに乗って行った方が早いぞ」
俺がそう言うと、少し呆気に取られていた楯無が気を取り直す。
「ちょ、ちょっと待ってください! 確かにアラスカ条約には違反しませんが、これだけ巨大な生物が近付けば、どちらにしろレーダーに………!」
「勿論そんな事は分かっている」
楯無の言葉に被せるように俺は言葉を発する。
そして、もう1枚カードを取り出し、それをDアークに通し始める。
「カードスラッシュ!」
そのカードをスラッシュした瞬間、俺はそのカードの名を口にした。
「マンタレイモン!!」
その瞬間、ドルガモンの身体が丸み帯びた細長く青い装甲に包まれる。
その姿は、何処かステルス戦闘機を思わせた。
スラッシュしたのはアーマー体デジモンの1体であるマンタレイモン。
このデジモンは『深海のスティルス』と呼ばれるほどにステルス性能が高く、レーダーに捉えられにくいという特性を持つ。
ドルガモンの形状から、マンタレイモンそのものよりもステルス性能は落ちるだろうが、ある程度まで近付くことは可能だろう。
「この状態でギリギリまで接近してから泳いでいけば、早く着けるし、無駄な体力も使わなくて済むだろ?」
「…………ええ、そうですね…………」
そう言う楯無は、ポカーンと口を開けていた。
ドルガモンに乗って海上を移動する傍ら、俺は楯無から作戦目的を聞いていた。
どうやら、以前学園祭で襲撃してきた『
「じゃあ、俺は陽動でもすればいいのか?」
「可能ならバレる事無く侵入して情報だけを持ち帰るのがベストなんですが………もし見つかったら………囮として…………」
楯無は言いにくそうに言葉を濁すが、言いたいことは分かった。
「よし分かった。見つかった時には俺が囮となって気を引こう」
「えっ? いや、確かにそうなんですけど、そんな簡単に………」
「適材適所って奴だ。俺には情報端末をハッキングするような真似は出来ないからな。暴れる方が得意だし。いざとなったら空母を叩き割って逃げるから安心しろ」
「いやいや! 叩き割っちゃ駄目ですからね!?」
「冗談だ」
「大士さんなら本当に出来ますから冗談に聞こえません」
楯無は呆れるように呟く。
すると、いよいよ目標となる空母が見えてくるのだった。
「さて、と。ここまでは良いわね」
ある程度の所でドルガモンを退化させ、泳いで空母に侵入した俺達は、調理室に身を潜めていた。
だが、俺は少し違和感を覚えていた。
「なあ、楯無。なんか、あっさりと事が進み過ぎじゃないか? ここまで誰も見て無いし………軍の空母ってもっと警戒が厳しいイメージがあるんだが………」
「ええ………確かに妙です………」
楯無も違和感は感じていたのかそう口にする。
ただ運がいいだけなのか………
それとも、手に入れた情報自体が『囮』という可能性だってある。
その時だった。
「おーい、腹減ったぞー。何か作ってくれー!」
サバサバした口調の女性が調理室にやって来る。
俺達は咄嗟に隠れた。
「んんっ? 誰も居ねえのか?」
その女性はあちこち探し出した。
このままだと見つかるのは時間の問題だろう。
俺は楯無を見つめると、手でサインを送り、先に進む様に伝える。
そして俺は、
「待ってください!」
両手を挙げながら立ち上がってその姿を晒した。
「何だお前?」
その女性はダイバースーツの様な全身を覆うISスーツを身に纏っており、警戒の眼差して俺を見ていた。
その隙に楯無がこの場を離れる。
「は、話を聞いてください! 俺は別に怪しいものじゃありません! 俺、朝からボートで海釣りに出てて…………全然釣れなかったからついうたた寝をしてしまって…………気付いた時にはずっと沖まで流されてたんです! その後すぐに波に煽られてボートが転覆してしまって………途方に暮れていた所にこの艦を見つけまして、ここまで必死に泳いできたんです! 勝手に上がり込んだのは申し訳ないと思いましたが、こっちも命懸けだったんです! でも、ここに来るまでには誰にも会わなかったので、説明する事も出来ずに……………」
俺は予め考えていた言い訳を口にする。
勿論信じられるとはこれっぽっちも思ってない。
ただ、話を長引かせることによって、楯無に注意が向かないようにと思っただけだ。
「あー、そうかそうか」
その女性は納得したようにポンと手を打つ。
え?
もしかして信じてくれた?
「………って、そんなわけあるか! 黒騎 大士!!」
「ですよねー!」
女性のノリツッコミと共に投擲されたナイフを指で摘まんで受け止める。
優花の投擲に比べたら止まって見えるので摘むのは容易い。
寧ろ俺の名を知っていた事に驚きだ。
まあ、軍人ともなれば、世界で2人しかいない男性IS操縦者の名前ぐらい知っていて当然だろう。
「お前、どうやってここに入り込んだ? 通常空母なら未だしも、ここはイレイズド所属の秘匿艦だぞ…………ははん、誰かもう1人いやがるな?」
「いや、ここまで誰にも会わなかったのは本当なんですが?」
俺は一応そう言うが、
「アタシの予想では………更識 楯無だろ? まさか織斑 千冬ってこたぁないよな」
俺の言葉を無視して女性はそう口にする。
流石に誤魔化し切れないか。
右の拳を左の掌にぶつけながら、女性が近付いてくる。
「あのー、俺はどうなるんでしょうか?」
「まあ、一先ず侵入者という事で捕縛。その後はどっかの研究所に実験モルモットとして放り込まれるんじゃねえの?」
「わーお」
「と、いうわけで………観念するんだな!」
女性は見事な身の熟しで俺との間の障害物を潜り抜けると、躊躇いなく2丁拳銃をぶっ放した。
俺は弾道を見切って避ける。
「捕縛じゃなかったんですか!?」
躱さなければ当たっていた事に文句を言うと、
「急所は外してやるよ!」
「全然安心できませんね!」
俺は放たれる弾丸をヒョイヒョイと避けていく。
そんな俺に対し、女性は攻撃を中断すると、
「思ったよりもやるじゃねえか………」
そう言って両手の拳銃を手放す。
「Are you ready?」
本場の英語でそう呟くと、光の粒子に包まれ、ISを装着した。
「言っておくが、アタシは年上好みだ」
そう言う女性。
手加減しないという意思表示なのだろうが、女性から基本好かれない俺にとっては如何でもいい情報だ。
その直後、女性は
【Side 三人称】
ドゴォォォォンっという大きな衝撃音を遠くに聞きながら、目的のセントラル・ルームに辿り着いた楯無は情報のハッキングを急いでいた。
この艦は明らかにおかしい。
間違いなく無力化されている。
しかも、先程分かった事だがこの艦は自沈装置を作動させていた。
程なくこの艦は海に沈んでしまう。
楯無は急いで情報の確認をする。
やがて、目的の情報を見つけたが、その事実に目を疑った。
だがその直後、楯無の背後にゆらゆらと火球が浮かんでおり、楯無がそれに気付いた瞬間、大爆発に呑み込まれた。
「ふふ……」
沈みゆく空母を、上空から黄金のIS『ゴールデン・ドーン』を纏った女性が見下ろしていた。
彼女の名はスコール・ミューゼル。
「流石に死んだかしら。さようなら、更識 楯無」
そう言ってスコールが背中を向けた瞬間、槍の先端が襲う。
「今度こそ逃がさないわよ! スコール・ミューゼル!」
ミステリアス・レイディを展開した楯無が不意打ちで攻撃したのだ。
「はぁぁっ!」
超高圧水流弾が連続で放たれるが、スコールは余裕の眼差しで受け止めた。
「無駄よ。あなたのISでは私の『ゴールデン・ドーン』は倒せない」
スコールの周りには、熱線のバリアが張られており、楯無の放った水弾はそれに阻まれ、蒸発していた。
「この程度の水では、この炎の結界『プロミネンス・コート』を破れないもの。そして……」
そう言いながらスコールは楯無に手を向け、その掌に火の粉が集まって凝縮された火球が生み出された。
「ミステリアス・レイディの『アクア・ヴェール』では、私の『ソリッド・フレア』を防げない」
その言葉と同時に火球が放たれ、直撃。
楯無のバリアを貫通して絶対防御を発動させる。
「くっ………!」
「『負けられない』、『逃がさない』………そんな心一つで如何にかなるほど、私は甘くないわ」
火球の連弾が楯無を襲う。
楯無は距離を取り、躱そうとするが、相手の苛烈な攻撃に振りを悟る。
(逃げてばかりじゃやられる……!)
楯無は火球の1つを蒼流旋で薙ぎ払い、爆発させると、爆煙に紛れての
だが、それはスコールに読まれており、ゴールデン・ドーン背部から伸びていた巨大な尾の先が食虫植物の口の様にガバッと開かれ、楯無を捕らえた。
「くっ………!」
胴体をホールドされ、焦燥の表情を浮かべる。
対してスコールは余裕の表情を浮かべ、
「何をそんなに焦っているのかしら………? ふふ、そう言えば居たわね、もう1人………」
スコールはそう言いながら眼下の空母に視線を向ける。
そして、両手を頭上に掲げた。
「沈めたら………どうなるのかしらね? フフッ」
両手の先に巨大な火球が生み出される。
沈みかけている空母なら、その一撃で完全に沈没してしまうだろう威力だ。
「やめなさい! そんな事は、させない!」
ミシミシと身体とアーマーが悲鳴を上げるのも構わずに、楯無は強引に体をホールドしている『口』を抉じ開けていく。
大士なら、予め来ると分かっている攻撃なら耐える事が出来る。
だが、もし艦内にいて、攻撃が来ることが分からず、爆発に呑まれてしまったら………
その万が一の可能性が、楯無を焦らせていた。
だが、
「遅いわぁ♪」
巨大な火球が、甘い囁きと共に放たれた。
「うああああああああああああああっ!!」
限界を超えた力で拘束していた『口』から抜け出した楯無。
だが、巨大な火球は既に追いつけない所まで達している。
「残念ね、本当にざんね…………」
そしてついに、巨大な火球が空母に直撃する―――
「メタルメテオ!!」
―――その直前、巨大な火球が、それよりも超巨大な鉄球によって掻き消される。
「なっ………!?」
その非常識な出来事に、スコールは初めて余裕の表情を崩した。
超巨大な鉄球が、そのままスコールに向かってくる。
「ッ………!?」
直径200mはあろうかと言う超巨大な鉄球が、高速で飛んでくるという出来事に、半ば混乱しながらもスコールは回避行動を取り、何とか直撃は逃れる。
「な、何なの……一体………?」
スコールがそう漏らした。
その時、バサッ、バサッ、と力強い羽音が聞こえる。
楯無がそちらを向くと、
「あ……ああ………!」
泣きそうな……
それでいて安堵したような声を漏らす。
そこには紅の獣竜が4枚の黒い翼を羽搏かせ、空中に滞空している姿。
そして、その頭上に立つ大士の姿。
その頃、大士に向かって行った女性。
アメリカ国家代表の『イーリス・コーリング』だが、大士の拳一発で調理場の床に頭から埋められていた。
「ドルグレモン 完全体 データ種 獣竜型デジモン」
大士はそう口にする。
「ッ………!?」
スコールが息を呑んだ。
「さて、随分と好き勝手やってくれたみたいだな?」
大士がスコールを睨む。
「くっ……!」
スコールが咄嗟に掌を向けると、楯無とドルグレモンを同時に攻撃する様に連続で火球を放った。
しかし、その前に何かが飛び込んできて、その火球全てが四散した。
「こ、今度は何!?」
スコールが焦った表情を浮かべる。
それは、
「簪ちゃん!?」
楯無が叫んだ通り、打鉄・凶鳥を纏った簪だった。
そして、近くにはヒシャリュウモンが飛んでおり、その背に葵、優花、ハックモンの姿も見える。
「このっ………!」
スコールが再び火球を連続して放つ。
「無駄。あなたのISでは私の『打鉄・凶鳥』は倒せない」
しかし、スコールが放った火球は全て、『グラビティ・テリトリー』の前に沈黙した。
「この程度の火では、この重力の結界『グラビティ・テリトリー』を破れないもの。そして………」
簪は、聞いた事のあるような話の流れを口にしながら右手のライフルを向ける。
「ゴールデン・ドーンの『プロミネンス・コート』では、私の『グラビトン・ライフル』を防げない」
そこから放たれた重力衝撃砲が、炎の結界を紙の如く突き破り、ゴールデン・ドーンの型アーマーを吹き飛ばした。
「ッ~~~~~!?」
スコールは悔しそうな顔をする。
「あはは………簪ちゃん。もしかして私の仇を取ってくれたの?」
話の流れに気付いた楯無が、苦笑しながらそう言う。
簪は楯無に振り向くと、口元に笑みを浮かべた。
それから再びスコールに向き直ると、
「『負けられない』、『逃がさない』………そんな心一つで如何にかなるほど、私は甘くない……だっけ?」
簪のその言葉は、逃げれるものなら逃げてみろと言った意思表示だ。
「……ッ!」
スコールは一瞬の思案の後、後退しながら火球を乱射した。
この場から撤退しようというのだろう。
だが、
「オーバードライブ………!」
打鉄・凶鳥の装甲が赤く染まる。
そしてサイドスカートからビームサーベルを抜くと、一瞬で火球全てを切り払い、スコールの元へ到達していた。
「遅い……!」
簪がビームサーベルの柄をドッキングさせ、バスターソードモードを振り上げる。
簪はその一撃でスコールのISを強制解除まで持っていくつもりだった。
振り下ろされるビームソード。
だが、ここで簪にとって予想外の事が起こる。
振り下ろされたビームソードの刃は、バリアにも絶対防御に防がれることは無く、スコールの左腕を、二の腕辺りから切り裂いたのだ。
「……………え?」
簪は、一瞬何が起きたか分からず呆けてしまう。
左腕を切断してしまった事もそうだが、その左腕の切り口から見えるのは、血や筋肉や骨などではなく、『機械部品』だった事もその理由の1つだ。
「私の身体の秘密、バレちゃったかしら?」
「………………
簪がその結論に至る間に、僅かな時間を要した。
そして、その僅かな時間が命運を分けた。
いつの間にか掲げられていた右腕の先に、先程よりも巨大な火球が生み出されていた。
スコールは、絶対防御を切ってシールドエネルギーの消耗を最小限にし、逃走に必要な最小限のエネルギーを残して、全て一発の火球を作るために注いだのだ。
その火球が放たれる。
しかし、それは簪に向けて放たれたものではない。
「ッ!? お姉ちゃん!」
その火球は、楯無に向けて放たれていた。
迷いは一瞬。
簪はオーバードライブのスピードを生かして楯無の前に回り込む。
そして、
「あの威力………グラビティ・テリトリーでも防ぎきれるか分からない…………それなら!」
簪は両手にグラビトン・ライフルを展開。
同時に両肩のグラビティ・インパクト・キャノンを前方に展開する。
4門の銃口を全て火球に向け、
「『フル・インパクト・キャノン』!!」
4門同時射撃による超重力衝撃砲が巨大な火球を貫き、四散させた。
だが、その時には既にスコールの姿は無かった。
「………………逃げられた」
簪は目を伏せる。
やはり自分はまだまだ未熟だと痛感した。
左腕を切断した時に呆けなければ、スコールを捕らえる事が出来た筈だと。
だが、簪はすぐに気持ちを切り替えると、楯無に近付く。
「お姉ちゃん…………」
「あはは………簪ちゃん、やっぱりすごいわね………最近のお姉ちゃん、良いとこ無しだわ…………」
そう言う楯無は、先程の拘束を解くときに相当無理をしたのか、意識が朦朧としている様だ。
「無茶するな楯無。今はゆっくり休め」
ドルグレモンに乗って近付いてきた大士が、今にも崩れ落ちそうな楯無を抱き上げる。
「た、大士さん………!」
「まったく、俺の為に頑張ってくれたことは素直に嬉しいが、もう少し自分を『大切』にしてくれ」
「た、大士さん……今……」
その『大切』と言うフレーズに、何となく違う意味を感じた楯無が何か言おうとしたが、
「今は休め。その話は、後でゆっくりとな………」
大士がそう言うと、楯無は眠気に逆らえず、瞼を閉じた。
尚、沈みそうになっていた空母は、葵と優花の再生魔法で事なきを得ていた。
「う…………」
次に楯無が気が付くと、
「お。起きたか楯無」
大士の顔が目の前にあった。
「へあっ!? た、大士さん!?」
楯無は突然の事に、変な声を上げてしまう。
そして、その直後に自分が如何いう状態かを把握した。
「た、大士さん……!? ひ、ひざっ………」
「膝枕だな」
「ッ~~~~~~~~~!?」
大士からハッキリと言われ、楯無は顔を赤くする。
「まあ、男の膝はそんな気持ちいいもんじゃないかもしれないが………」
その言葉に、楯無はブンブンと首を横に振った。
「う、嬉しいです……!」
顔を赤くしたまま楯無はそう言う。
その時、楯無はハッとして、
「そうだ! ディナー!」
一途の望みを賭けて、楯無はそう口にするが、
「残念だが、もう時間は過ぎてるな」
「そ、そんなぁ~………」
楯無は本気で残念そうな声を上げる。
楯無は起き上がると大きく溜息を吐き、
「残念ですけど、今日は帰りましょうか………」
再び残念そうにしながらそう言った。
「いや、ちょっと待て」
「えっ?」
帰ろうとした楯無を大士が呼び止める。
その直後、すぐ近くの空間に穴が開いた。
そこから優花が出てる。
「ああ、楯無。目が覚めたのね。丁度良かったわ」
「はい? 丁度いい……ですか?」
優花の言葉に、楯無は不思議そうな声を漏らす。
「このまま帰るのも何でしょう? 折角だから、ディナーに招待するわ。まあ、大士と2人きりって訳には行かないけどね」
優花は意味あり気に笑みを浮かべながらそう言う。
「ディナーですか……? でも時間が………」
「いいからいいから」
大士に促され、楯無は空間ゲートを潜る。
そこは、とある洋食レストランの前だった。
その洋食レストランの名は、
「……………『ウィステリア』?」
楯無は首を傾げる。
「私の両親が経営してるお店よ」
「優花さんの………!?」
優花の言葉に楯無が驚く。
「そ、だから少しは融通が効くの。今日は無理言ってお願いしたわ」
「それは………大変ご迷惑を…………」
「別に偶になら良いわよ。そりゃ有名な高級レストランとかには叶わないかもしれないけど、常連さんには結構評判いいから、味の方は保証するわよ」
そう言いながら店の入り口を潜ると、テーブルの1つに葵と簪、それからデジモン達が揃っていた。
「あ、こっちだよ!」
葵が手を振る。
そのテーブルの上には、特別に用意してくれたであろう料理の数々。
「さ、早く行こうぜ」
大士に連れられて、楯無はそのテーブルへ向かう。
そして、楯無は後に語る。
この日、この店で食べた料理は、どんな高級レストランの料理よりも美味しく、そして温かかったと……………
なお、大士が優花の両親である博之と優理に、楯無と簪の事を根掘り葉掘り聞かれた事は言うまでも無いだろう。
改めて、あけましておめでとうございます。
IS編第27話です。
本当なら去年の内に投稿したかったのですが、完成したのがギリギリだったので、どうせなら新年と共に投稿してみました。
さて、今回は楯無とのデートと潜入任務です。
ぶっちゃけどうやってスコールを逃がすかで悩んだ。
大士とドルグレモン、葵とヒシャリュウモン、優花とハックモン、おまけに簪まで居たら確実と言えるぐらい逃げ切れませんから、なので、葵と優花は空母を直すために別行動。
簪はまあ、未熟を理由にしてスコール逃がしました。
そんで最後はラーメン屋ではなくウィステリアへ。
こんな感じでどうでしょう?
そして新年早々ですがIS編はもうすぐ終わりです。
もうネタ切れですし………
それはともかく今年もよろしくお願いします。
P.S 返信が間に合わないので今回はお休みします。