突如現れたアルカディモン超究極体に対し、総勢20体の究極体で立ち向かう俺達。
ギチギチと鳴き声を漏らすアルカディモンが、ぎょろりと目玉を動かし、正面の
「ッ!?」
次の瞬間、一瞬アルカディモンの目玉が輝いたと思った瞬間、後方の大地は音もなく消し去られていた。
『何だ今のは!? 攻撃が何も見えなかったぞ!?』
ハジメが叫ぶ。
『今のがおそらくゴッドマトリックスだ! 目の前にあるものを全て分解、吸収する不可視の恐ろしい技だ!』
『おいおい………予備動作位あってもいいじゃないか………?』
声だけでも、ハジメが冷や汗を流しているのがよくわかる。
正直、今躱せたのは幸運だった。
『なら、やられる前にやるだけよ!』
優花が叫ぶ。
「轍剣成敗!!」
ジエスモンが斬撃を飛ばす。
『その通りじゃ!』
「ペンドラゴンズグローリー!!」
エグザモンが槍からレーザーを放ち、
『私達もいくですぅ!』
『ええ!』
「ビフロスト!!」
「燐火撃!!」
スレイプモンとガイオウモンが同時に光の矢を放つ。
『んっ……!』
「シャイニングVフォース!!」
アルフォースブイドラモンが胸当てからビームを放つ。
「「ギガデス!!」」
「「「「ガルルキャノン!!」」」」
「アローオブアルテミス!!」
「オーロラアンジュレーション!!」
「ラブポイズン!!」
「轟炎輪!!」
「グランドシスタークルス(覚)!!」
「ルォオオオオオオオオオオオオッ!!」
「ファイナルエリシオン!!」
「ジャイアントミサイル!!」
「飯綱!!」
「ブリッツアーム!!」
「天之尾羽張!!」
「「グレイキャノン!!」」
「聖剣グレイダルファー!!」
総勢20体からなる究極体の必殺技が一斉にアルカディモンに迫る。
普通の究極体………
いや、例えロイヤルナイツクラスのデジモンであろうとも、塵も残らないだろう必殺技の濁流。
それがアルカディモンに迫り……………
「「「「「『『『『『なっ!?』』』』』」」」」」
音もなく消え去った。
『くっ………分解されたか………!』
俺だけは何が起きたのかを理解する。
『おいおい………チートにも程があるだろ?』
ハジメがそう漏らす。
『おい大士! 前世のマンガじゃどうやってあんなもん倒したんだ!?』
ハジメが俺に問いかけて来る。
『…………アルカディモンを圧倒したのは分解速度を超える再生速度を持ったアルフォースブイドラモンに進化したゼロマルだが…………あれは完全体でオメガモンを倒した上に、その後に進化せずにパワーアップした挙句、更に進化したバグってるアルフォースブイドラモンだからな…………ユエ達に同じことをしろというのは酷だ』
『アルファモンのバーストモードじゃ無理なのか?』
ハジメが更に問いかけて来る。
『攻撃力だけならおそらく負けて無いとは思うが…………無数の触手を振り切る圧倒的な速度と、分解能力に耐える術が無い』
迂闊に近付けば、ゴッドマトリックスを受けてジ・エンドだ。
仲間達があらゆる角度から攻撃を加えているが、その全ては分解され、アルカディモンに届いていない。
俺は、アルファモンの中で冷や汗を流した。
【Side 三人称】
横浜基地では、次々と消滅していく大地が衛星画像により映っており、その光景に一同は言葉を失っていた。
「何なの………これ…………?」
「これ…………現実………?」
「ご、合成映像じゃ…………」
A-01部隊の面々が、呆然と呟く。
彼女達の殆どは、映像に映る非現実的な光景に驚愕していた。
しかし、
「大士様…………」
悠陽が祈るように手を組みながら、大士の名を呟く。
「大士………頑張れ………!」
晴子は応援し、
「大士は負けない………!」
慧も大士達を信じ、
「勝て………! 大士………!」
冥夜もそう呟いた。
【Side Out】
アルカディモンの無数の触手が槍の様に硬質化し、襲い掛かって来る。
アルカディモンのもう1つの必殺技『ディストピアランシーズ』。
あの槍の一本一本が、並の究極体の防御力を貫く威力を持っている。
「はぁああああああああああああああああっ!!」
アルファモンは、王竜剣を振り回して切り払う。
「「ガルルソード!!」」
「「「「グレイソード!!」」」」
「アルフォースセイバー!!」
「燐火斬!!」
「マッドネスメリーゴーランドDX!!」
「スプレンダーブレード!!」
「ロイヤルセーバー!!」
「クリティカルアーム!!」
剣や槍を持つ仲間達が、同じように触手の槍を切り払っていく。
しかし、次から次へと触手の槍が生み出され、絶え間なく襲い掛かって来た。
『ちっ! キリがねえ!』
ハジメが愚痴る。
『ハジメ君!』
『おうよ!』
ハジメと白崎さんが何かを示し合わせたようで、オメガモン Alter-Sが黒く染まり、Alter-Bとなる。
そして、
「「はぁあああああああああああっ!!」」
先程よりも力の籠った斬撃が、周辺の触手の槍を纏めて斬り払い、続けて放ったグレイキャノンがより広範囲の触手を吹き飛ばした。
『このまま押し切る!!』
オメガモン Alter-Bはグレイキャノンを放ちながらアルカディモンに向かっていく。
「無茶だ! 分解されるぞ!!」
アルファモンが咄嗟に叫ぶ。
当然ながら、アルカディモンの視線がオメガモン Alter-Bに向く。
ニヤリと笑ったように目を細めた。
そして、
『遠藤!!』
「雷光一閃之突!!」
ハジメが叫んだ瞬間、アルカディモンの後頭部に強烈な一撃が見舞われた。
そこに居たのはレイヴモン;バーストモード。
「レイヴモン!?」
おそらく、持ち前の存在感の無さを利用して近付いたのだろう。
アルカディモンの目が一瞬レイヴモンBMに向く。
だがその瞬間、
『もらった!!』
「「ガルルソード!!」」
オメガモン Alter-Bが全エネルギーを集中させたガルルソードを振り被っていた。
いくらアルカディモンとは言え、アレを受ければ無事では済まないだろう。
そして、
「「『『はぁああああああああああああああっ!!!』』」」
渾身の一撃が振り下ろされ…………………
―――キィン………!
ガルルソードが半ばから断ち切られて宙を舞った。
Alter-Bのガルルソードはビームソードとは言え、その発生源である刀身そのものが折られてしまえば、エネルギーは剣の形状をとどめておく事は出来ない。
「「『『なっ……………!?』』」」
その事実に、オメガモン Alter-Bとハジメ達は驚愕の声を漏らす。
俺は、何故ガルルソードが折られてしまったのか瞬時に察した。
これは、漫画でオメガモンのグレイソードが折られてしまった時と同じだと。
アルカディモンは、刀身のみに狙いを絞る事で、瞬時に分解することが可能だったのだ。
直後、アルカディモンの触手がオメガモン Alter-Bの足に絡みついた。
「「しまった!?」」
身動きが取れなくなったオメガモン Alter-Bに対し、アルカディモンは再びニヤリと笑うように目を細めた。
次の瞬間、ゴッドマトリックスが放たれた。
はい、マブラヴ リ:デジタネイティヴ編第21話です。
モチベーションが全く上がらない中書いたので酷いです。
とりあえず次回で決着の予定。
で、マブラヴ編の後ですが、今の所やろうと思ってるのは2つ。
1つはトータス旅行記編。
旅行に行くメンバーは、原作メンバー+大士(+嫁達)、葵、優花とその家族+タカト達。
原作通りの所は省略しつつ、大士達が関わる所を書いて行こうと思ってます。
そこそこ長くなるかも?
で、もう1つが、自分の伝家の宝刀となりつつある原作クロス。
ある日パラレルモンに襲撃された大士達が、その影響で平行世界(原作)に飛ばされてそこに居た原作のハジメ達と絡むだけの話です。
ある程度からませたら再び現れたパラレルモンを返り討ちにして終わるだけの話です。
最近はモチベーション落ちてきているので、もしかしたら両方できないかもです。
どちらにせよ、この2つをやったらこの物語は終わらせるつもりです。
で、どっちを先にやるかはアンケートで決めますので投票お願いします。
P.S モチベーションが低いので、今日の返信はお休みです。
マブラヴ編の次は?
-
トータス旅行記編
-
原作クロス編