ありふれた転生者はデジモンテイマー   作:友(ユウ)

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ナハト・リコリス様からコラボ小説を頂きました。
ナハト・リコリス様がR-18板で投稿している『インフィニット・ストラトス 機人の力を持つ者』とのコラボになります。
あちらの作品の方で同コラボ小説が投稿されていますが、本人の希望でこちらでも投稿する事にしました。
尚、内容は全てナハト・リコリス様により執筆されていますので、感想はそちらの方にお願いします。




特別編
特別コラボ スーパーロボット対デジタルモンスター 1


 

 

今日俺はハジメと一緒にある場所に来ていた。

正確には俺とハジメの娘でもあるミュウとクオンの二人と一緒に、二人の好きな歌手の野外ライブステージに来ていたのだ。

 

「それにしても、凄い数だな(汗)」

 

「まぁ俺達はミュウとクオンの二人が当てたので、保護者としてきたが、ここまでとはな(汗)」

 

娘二人に関してはライブが始まるのかワクワクしている様子で、オマケに何時もなら隠している亜人としての特徴も隠していない。

そのためかクオンの尻尾が滅茶苦茶に左右に揺れているほどである。

実はこのライブステージで唄う歌手は、毎回動物等の特徴をもつ亜人のようなコスプレをして歌うためか、俺達以外の周りの観客も亜人族みたいなコスプレをしていたり、それ系のアイテムを着けており、保護者で何のコスプレ的なアイテムも着けていない俺達は場違いに近かったのだ。

 

「ドルモン達も置いてきたしな」

 

「まぁな。それにしても、僅か1年でここまでの人気って、流石にこれを見ると凄いな」

 

実は今から唄うアイドル歌手であるが、俺達がトータスに行っていた1年の間に大人気となり、オマケに何と男の娘のアイドルなのだ。

写真で見たのだが、これで男と知った際には驚きを隠せなかった。何しろどう見ても可愛い系の女の子にしか見えず、女性陣ですら事実を知って驚愕していたほどである。

このライブは抽選で参加できるもので、ミュウとクオンの二人に頼まれて俺達も抽選に応募したのだが、当たったのはミュウとクオンの二人だけで、他の面々は全滅だったのだ。

だがしかし、やはり年齢的に幼い子供二人だけが参加するというのは危険もあるとし、保護者として参加する事にした厳正なるじゃんけん大会により、俺とハジメの二人が選ばれたのだ。

 

 

 

そしてライブが始まった。

俺達にとっては嬉しそうにする娘の姿と、ライブ会場の歌と熱気に最高だと思っていたのだが、この後で最悪な気分になるとは、この時は思いもしなかった。

 

「いや〜、まさかあんなに凄いなんてなぁ(小声)」

 

「だな。初めてだったけど、アレなら人気あるわ(小声)」

 

ミュウとクオンはライブ会場での熱気と、サプライズで男の娘歌手である〘アストル〙と握手と直筆サインまで貰い、帰りにはぐっすりとお休みな状態となり、サインに関しては俺達が預かり、宝物庫に入れておいた。

ぐっすりとお休みの娘をおんぶし、駅から近い俺の家にハジメとミュウも今日は一緒に泊まる事になっている。

 

「見つけたぞ!この殺人鬼ども!!」

 

怒鳴るような声で言われたので振り返ると、そこには檜山の父親と母親がいた。

俺達がトータスから帰って来た時、政府側に事情説明をする時にトータスで死んでしまった人間の話もあり、帰ってきた際に自分達におきた身の上話の1つとして政府に報告したのだ。

だがしかし、死んだクラスメイトの中でも檜山に関しては俺達のだけでなく、事実を知ったクラスメイトの中でも完全に別扱いにしており、檜山が向こうで何をしたのか全て話した。

俺達から全ての話を聞いた政府側も、余りの内容に頭を抱えながらもデジモン達が関係したデ・リーパー事件の件もあり、俺達帰還者側とも色々と協議した結果、政府側は死んだ檜山大介に関しては殺人罪を適用と、更に故意で危険な事案を起こした危険な犯罪者と認定した。

そして特に被害を受けたハジメと香織の二人に関しては正当防衛が適応され、更に檜山が死んだ場所が戦場であった事から、死んだのはハジメと香織の両名による殺害ではなく、檜山本人の自己責任となった。

だがしかし、檜山の家族にはこの案件は檜山大介個人の名誉と、家族の今後の未来があるとして事実報告はしないでおこうと政府側から言われ、俺達も政府の言い分に了承し、政府からこの案件に関しては誓約書まで書かされた。

だがしかし、自分達の息子が死んだのに納得しなかった檜山の家族が、なんとハジメの家族や周りに対して嫌がらせをしてきたのだ。

当初はハジメの家族や周りも、自分達の子供が死んだのだからとし、被害を受けている事を黙認していたのだが、流石に何度も積み重なればやり過ぎだと思ってきたので、警察にこれまでの被害も込みで報告し、檜山の家族は逮捕された。

そして檜山の家族がここまでした言い分なのだが、《あの子供にしてこの親あり》と言える内容であった。

実は檜山は家でもハジメの事を相当馬鹿にしていたらしく、檜山の両親はそれを信じていたらしい。

そんな中で自分達の息子が死に、逆にハジメが生き残っていたので、ハジメが自分達の息子を殺したんだ!と言っていたらしい。

自分達の息子ではなく、ハジメが生き残っているのが気に食わないらしく、それが理由でハジメの家族や周りにも嫌がらせをしたらしい。

流石の言い分に担当した警察官達も説教したらしいが聞く耳を持たず、最終的には警察側も《話すだけ無駄》と認識し、ハジメの家族も檜山の家族がした嫌がらせの理由には納得はできるからと、怒っていたハジメを何とか説得して減刑してもらい、檜山の家族は数日間の留置と罰金だけになるようにした。

だがしかし、檜山の家族はこれを馬鹿にされたとしてハジメの家を放火しようとし、結果的に放火未遂事件とはいえ、放火されそうになったハジメの家にマスコミがこの事件を連日報道する事態となったのだ。

更には檜山の家族が放火した理由には帰還者達の中で自分達の子供が帰って来なかったからという理由だとし、報道関係も放火しようとした行為はやり過ぎであるとした。

流石に家を放火しようとした行為にハジメが完全にブチギレ、ハジメハーレムメンバーだけでなく、娘のミュウの涙ながらの言葉ですら止まらず、最終的には俺達全員でハジメを強制的に沈黙させたのだ。

流石の俺達もハジメのブチギレも理解しており、政府に頼んで隠していた檜山の事案を報道してもらったのだ。

報道した当初はハジメは殺人犯とされかけたが、当時のトータスでの情勢と状況、政府側も複数の検察官や弁護士等と、ハジメ達以外の他の帰還者達からの話も聞いた上で協議した結果とし、更に檜山家の人々の今後の未来も含めて檜山大介に関しての真実を公表することは伏せたと報道した。

会見は3時間近くにも及び、最終的にはネットですら檜山の家族は殺人を平気で行うクズ一家となり、ハジメの家を放火しようとしたのもただの自己満足とされた。

だがしかし、事態は俺達が思う以上に更に大きく変化した。

檜山大介がトータスで行った真実を報道して数時間後、かつて檜山大介からイジメられたや、万引き、備品破壊などの報告が警察や報道関係に寄せられたのだ。

それだけでなく、何と檜山の両親名義のも現れ、中には自殺させられた等の報告まであったのだ。

流石の異例とも言える事態に警察と政府が急遽作った特別捜査チームが全てを調べた結果、俺達が卒業したあの日に速報で全てが事実とされ、檜山大介とその家族はネット等でも炎上するほどの事態となった。

この事実を知った俺達どころか、元檜山の仲間であった二人も知らなかったために二人の被害は少なかったが、檜山大介は死後に滅茶苦茶に多方面から騒がれる存在として有名人となった。

因みに檜山の元仲間で生き残りの二人は就職も決まっていたのだが、危うく就職が無くなりかけたとなり、後で家族から檜山と関わっていた事で滅茶苦茶に説教を受けたらしい。

この報道によって檜山の家族は親戚や仕事関係の人達等から全てから縁を切られた上に、仕事は放火未遂事件時に懲戒解雇されていたが、それ以降もマスコミやネットで連日報道された事でアルバイトや日雇い仕事すら見つけられず、貯金を切り詰めていたらしい。

だが息子の犯罪の後に、家族も犯罪者だと報じられた最初の時に大家から『親子揃って最悪な犯罪者が住むな!』と住んでいた家から叩き出されたと報じられた。

そして今俺達の目の前に現れた二人は衣服もボロボロで、身嗜み等に関しては浮浪者に近いが、何の武器も持っていなかった。

 

「それを言うならあんなに罪状が出まくった犯罪者一家が何言ってるんだ?」

 

「特にあんた等は俺や俺の家族や周りに対しての接近禁止命令が出てるに、賠償金の支払いも全額まだだろ?俺達を殺人鬼呼ばわりするなら、お前等の方は人の人生を何人も壊したゲスだろが」

 

「ふざけるな!!お前等みたいな社会のクズが、俺達に指図すんじゃねぇ!!!」

 

「そうよ!!あんた達みたいな奴が生きている方が害悪じゃないのよ!!!」

 

あの子供にしてこの親と言える頭の悪すぎる二人の大人に、流石の俺達も呆れると同時に、異世界での生死をかけた実践経験のおかげなのか、目の前の二人が持つ【邪気】のようなものに警戒していた。

 

「殺してやる!コロしてやる!コロシテヤル!!」

 

二人が俺達への呪詛を口ずさむように言うと、二人の身体がメキメキと音を立てながら変化し、元父親は上半身が筋肉ムキムキとも言える姿になり、元母親は剣のような姿に身を変え、元父親は元母親が、変化した剣を持って俺達に向かって来た。

(見た目的には幽遊白書の初期の戸愚呂兄弟になります。兄は当初は武器に変化していましたので)

 

「な、何だよ、これは!?」

 

「どう見てもデジモンとかじゃなくて、完全に化物じゃねぇか!!」

 

【死ねぇ〜!!】

 

そして俺達は元母親が変化した剣による攻撃を開始したのだが、攻撃を受けた道路はバッサリと斬られており、流石にモロに食らったら危険だと判断できるものであった。

それを見て俺達はすぐさまその場から逃げ出した。

本来ならあの程度の相手をするなら逃げる必要性は無いのだか、今の俺達には幼い娘達をおんぶしている状態であるからだ。

仲間がいるならすぐさま二人を預けられるのだが、帰って来た時間も大分遅い上に、元々俺の家にハジメとミュウの二人が泊まることが事前に周りにも話もしてあるため、こんな状況になるなど誰も予想できない事態でもあるので、時間的には寝てる者もいる時間だったからだ。

オマケに下手に娘達を何処かに置いて戦うにしても、下手な場所には二人を置けず、おんぶしている状態で戦うにしても、あの化物と言っても問題無い元檜山の家族相手に娘達に何かしろの怪我をするかも知れない状況には合わせられないからだ。

俺達は被害も考えながら移動し、卒業した高校の敷地内に侵入した。流石に異常事態におんぶしていた二人も起きたが、途中で化物と化した檜山の家族を見て恐怖し、俺達を掴む力も強くなっていた。

学校の校庭に行き、二人も自分達の父親があの化物と戦うのだと理解しており、すぐさまおりて安全な場所に避難した。

そしてすぐさま俺達は戦おうとしたら、その時には母親は槍のような姿に変化し、父親は槍とかした母親を俺達の娘に向けて投げようとしていたのであった。

すぐさま反応して俺達は娘達に向けて投げられようとする槍を何とかしようとしたが、槍とかした母親を対処できず、槍から人形に戻り、娘達を串刺しにしようと伸びた針のような手を向けており、ハジメもすぐさまスキルで向かうも、距離的にギリギリと言えた状態であった。

 

 

 

そんな時、化物の母親を横から蹴りを入れ、二人を助けてくれた男が現れた。

同時に滅茶苦茶に威力があったのか、母親は校庭の壁にぶつかっていた。

ハジメも男と入れ替わりに娘二人を守るようにしていた。

何しろその男の手には刀か剣か分からないが、朱色の鞘を持っていたからだ。

 

「悪いが、その子達を頼む。化物退治の心得はあるんでな。こんな幼い子供を狙うような外道、俺がお前とその子達の変わりに潰してくる」

 

「・・・分かった」

 

ハジメも相手の男の言葉から一応の警戒しながらも、大切な娘達を守るのに移行した。

父親も飛ばされた母親の元に行き、男は走りながら鞘から剣を抜いた。両刃の細身の剣であったが、男は二人に斬り掛かって行った。

 

【俺達の邪魔するな!!】

 

【犯罪者のガキを殺しそこねたじゃないのよ!!】

 

「お前等みたいな化物の言い分なんぞ知るか!!」

 

そう言いながら剣と格闘で二人をボコボコにしたが、また母親が剣になり、男に斬り掛かったが、男は剣で相手の攻撃を受け流し、俺の少し前にまで移動してきた。

 

「おい、大丈夫か!」

 

「大丈夫だ。まぁ相手は化物確定だし、お前もあの子達の側にいてやれ。今から存在そのものを潰すからな」

 

男が言うと、持っている剣を自分の頭上に掲げて円を描くと、その円の中から光のようなものが出ていて、そして男は金色の狼のような鎧を着た姿に変化した。

オマケに持っていた剣も鞘も黄金で、しかもさっきとは全く姿を変えていたが、威風堂々と言えるような雰囲気を持ち合わせた姿をしていた。

流石の姿に俺達も驚いたが、向こうも同じように驚いていたが、ゆっくりと狼のような鎧を着た男は化物と化した檜山の家族に歩んで行った。

化物と化した檜山の家族も男に立ち向かうが、男は余裕とも言える態度で応戦し、剣も見た目も変わっていたが、余りの強さの違いに俺達は唖然とした。

何しろ見ているシーンだけで言えば、黄金の狼の鎧を纏った男は正義の味方(ヒーロー)とも言える存在であり、檜山の家族はヒーローに討たれる悪の手先のようにも見えた。

 

【何で邪魔しやがる!!俺達の息子を殺した奴を殺せるのに!!!】

 

「・・・下らん。幼い子供の命を奪うような真似をする奴等が、自分勝手な理由で自分のする殺人を正当化したいだけだろ。お前達は自分の子供を愛してなどいない。愛しているなら、幼い子供の命を奪うような真似はしない。人間の命の重さを理解している者はな!!」

 

そう言って化物に強烈な一撃を加えた後、金色の鎧から緑色の炎のようなものがあふれ出てきた。

 

「貴様等の陰我、ここで断ち切る!!」

 

そして緑色の炎を纏った剣による一撃が、檜山の家族は母親の剣で防ごうとしたが、そんなものは関係無いかのように二人は斬り裂かれ、そして二人は斬られた場所から緑色の炎に身を包んでゆきながら消滅した。

そして全てが終わった後、男は鎧を消し、手に持っていた剣も消え、俺達の方に近付いて来た。

 

「さてと、すまないが、あいつの話通りなら君達は関係者なのかな?」

 

「???関係者?何のだ?」

 

「ええっと確か、アイオリアか、アルトリア?何かそんな名前の女神様と知り合いがいると聞いてるんだが?で、そこの子供達も人間とは少し違う感じがあるから、てっきりその関係者だと思ったんだが、違うのか?」

 

「「・・・・・はぁ?」」

 

話を聞いて恐らく葵の運命神アルオイスとしての名前なのだろうと判断したのだが、何か締まりの無いこの出会いが、実はとんでもない事態を引き起こすとは、その時の俺達は検討もしていなかった。

 

 

 

 

 





コラボ小説第一弾でした。
前書きでも書いた通り、このコラボ小説はナハト・リコリス様により執筆されています。
感想はそちらの方にお願いします。
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