学園祭が終わって数日後、俺は生徒会の仕事を手伝い、各部活動等からの申請書の山を削っていたのだが、流石に大量にあるので少し生徒会室から出て休憩していた。
全て織斑の名前が記載されている申請書の山を見て対応するのも少しはキツくなっていたので、休憩も兼ねて外に出て気分転換をしていた。
そしてこれ以上の休憩は駄目だろうと思い、生徒会室へ戻ろうとした時に、俺の名前を呼びながら葵が走ってやって来た。
「どうかしたのか、葵?」
「大士、大変だよ!アリーナで織斑君達がカラフルな6人組にボコボコにされてる!!」
「・・・はぁ〜?」
流石に言葉の意味が分からず、俺は葵の誘導にしたがってアリーナに向かうと、織斑達をボコボコにしていたとされる存在達の姿に目を見張った。
1つ!不法な悪事を憎み!
2つ!不思議な事件を追って!
3つ!未来の科学で捜査!
4つ!宇宙のよからぬ悪を!
5つ!一気にスピード退治!
6つ!無敵がなんか良い!
SPD!!
デカレッド!
デカブルー!
デカグリーン!
デカイエロー!
デカピンク!
デカブレイク!
《特捜戦隊デカレンジャー!!》
スーパー戦隊シリーズの1つである《特捜戦隊デカレンジャー》の6人の宇宙刑事達が決めポーズまで決めて存在していたのであった。
「・・・マジか(汗)」
そしてその際に葵から少し前に見た姿と違うと言われ、俺は目の前のデカレンジャーが何なのか分かったのだが、あいつ等はスーパー戦隊と何で交戦することになったのだろうかと思うのであった。
数分後、デカレンジャーの6人にボコボコにされた織斑達はダメージでISを解除され、俺や葵が行くとデカレンジャーの面々が驚いた様子であったが、何故か納得している様子でもあった。
「何だ?こいつ等の敵討ちか?」
「いんや、別に。逆に何でこんな事になったのかを知りたいんでね」
「・・・分かった。こっちも無駄な戦いはする気が無いからな」
そう言うとデカレンジャーの姿が消え、1人の男だけが残っていたのだ、問題なのはその男が着ていた服装がIS学園の男子制服であったと言うことである。
「始めまして。俺は平行世界のIS学園で2番目に見つかった男性操縦者であり、成り行きでだが1年で生徒会長を襲名している天宮 勇太(あまみや ゆうた)だ」
流石の言葉に唖然としたが、デカレンジャーとかになれるなら楯無を倒して生徒会長になったとしても仕方ないかと思いつつ、向こうから俺に織斑先生と話し合いを頼んできたので、俺はその言葉を了承し、職員室へと行くことになるのであった。
職員室で織斑先生との話し合いとなったのだが、平行世界とは言えこの学園の生徒会長と言うことで、学園長の前での話となり、この世界における生徒会長である楯無も参列し、序に俺・葵・優花の3人も参加させてもらったが、これに関しては勇太が俺の知り合いの女性も参列しても良いとしたからだ。
「それでは知らない人もいるので再度自己紹介をさせてもらいます。自分は平行世界のIS学園に在籍する事になった2番目の男性操縦者であり、1年でIS学園の生徒会長を勤める事になりました天宮勇太と言います。どうぞよろしくお願いします」
自己紹介が終わった後、勇太への尋問となった。
まず織斑達との交戦に関してだが、話を聞いたら完全に織斑と篠ノ之の2人が原因であった。
勇太のいる時間軸的には未だに学園は夏休みの時期らしいのだが、生徒会長としての用事があったらしく登校していたら、謎の生命体のような物を追っていたら、この世界のアリーナに来てしまったらしい。
そして織斑と一緒にいる周りの面々の顔ぶれを見て、この場所が平行世界だと思ったらしいのだが、織斑達からすれば学園の男子制服を着た不審者であり、学園祭時のテロリスト関係もあって織斑と篠ノ之が勇太の話も聞かずに敵認定したらしく、序に勇太の世界での織斑と篠ノ之の関係もあって叩き潰すつもりでしたらしい。
「・・・お前の方の織斑と篠ノ之って、そんなに仲が悪いのか?」
「織斑先生には悪いが、俺のいた世界でもあの2人に関してだが、俺はクラスメイトとしての対応はするが、それ以外は全くしないと宣言してる。序に俺の世界で織斑と一緒にいるのは篠ノ之だけで、この世界では一緒にいるセシリア・鈴・シャルロット・ラウラの4人に関しては、織斑と距離を置いてるからな。鈴以外はクラス代表の訓練で付き合ってる程度だからな」
「・・・何でそんな風になっているんだ?」
「この世界であったかは知りましたが、学年別トーナメントの際にラウラの機体にVTシステムが搭載されており、システムが発動した際の発言ですが、過去の織斑先生のデータを模倣しただけの存在を、織斑一夏本人が【織斑先生本人】と断定するような発言をしたので、《俺達全員の総意》として織斑一夏との関係は最低限度としました」
勇太が言った発言に違和感を感じ、俺は勇太に質問をした。
「ちょっと待ってくれ。今お前《俺達全員の総意》って言ったな?どう言うことだ?」
俺がそう言うと、勇太が『口にするより見たほうが早い』と言って、勇太の身体が光ったかと勇太の姿が一瞬にして変わり、腰まで伸びた黒髪の女性で、特に胸が爆乳と言える存在に変化した。
オマケに悪いのであるが、同じ長髪の黒髪である篠ノ之よりも、個人的に目の前の女性の方が雰囲気的にも《大和撫子》と言う感じだなと思った。
だがしかし、男性から女性へ、しかも容姿が全く違う存在に変化したと言う事態にこの場にいた全員が唖然となった。
「私は天宮神夜と申します。他にもいますので、変わりますね」
そう言うと今度は金髪の女性に、更にはガンダムキャラで有名な男性かと思えば青髪の女性、最後には俺が知る限りでヤバい存在の乗り手である存在の男性になり、そしてまた勇太の姿に戻った。
「自分は滅茶苦茶に特殊ではあるんですが、解離性同一症、もしくは解離性同一性障害、かつて多重人格障害と呼ばれた多重人格者なんです。序にこれに関しましては俺のいた世界で、私個人の理由にもなります」
「・・・どういう事でしょうか?」
「・・・お話するよりも、これを観た方が早いですね」
そう言って勇太は制服から映像デバイスの品物を取り出し、中身の内容は向こうの世界であった特番やニュース等を使って制作したものだとした。
因みに勇太が学校に来る用事であったらしく、出したのは自分用のモノとした物であるとした。
「本来なら学校での特殊教材用です。まぁ内容は最悪ですけど、後でこの場にいる皆さんで観てください。簡潔にしますが、その中の話の場所で自分は生活していたのですが、金の亡者とも言える親戚連中から自分は殺されかけ、オマケに非合法の毒薬を飲まされまして、その毒の効能が変に作用した結果と思ってます」
「毒って、そんなのしたら普通にバレるんじゃないか?」
「・・・俺のいた世界と、俺のいた場所が原因としか言いようが無いな。何しろ金と権力の力で、政府すら黙認するしか無いような場所だったんだよ。そのせいであの場所にいた男性は殆どPTSDや精神的に生活困難状態にさせられて、未だに治療中って人が多い上に、俺に関しては政府の特別証人保護プログラムの対象になる程の事案だ。しかも、発生した場所はこの日本だぞ」
勇太がそう言ったので、日本国内でそこまでヤバい場所にいたのかと思うと、平行世界とは言え、同じISがあるだけでここまで違うのかと思うのであった。
そして織斑達をボコボコにした能力に関しては、この時の毒殺によって一度死にかけた事で会得した能力みたいなものらしく、保有する能力的にはISを軽く凌駕する力だと認識しているらしく、自分の世界では殆ど使わないようにしているいらしい。
まぁ普通に体型や人が変わるのに、オマケにあんな能力持ちなら、普通に解剖とかの非人道的な目に会う可能性が待ったなしなので、仕方ないだろうと判断できた。
そしてこの学園の生徒会長になった経緯に関してであるが、話を聞いたらシャルロットとラウラが学園に来た時に、シャルロットの件で織斑先生と一緒に部屋で話をしようとした際に、楯無が裸エプロン姿で部屋に勝手にいたらしく、更に部屋には大量の盗聴器や隠しカメラを仕掛けていたらしく、生活環境的に女性に対して良い印象をもたない勇太の逆鱗に触れていたらしい。
「系列的に織斑先生の弟である織斑一夏よりも、一般人の自分を非人道的やり方とかを普通に行うかも知れない組織や団体からの護衛任務かも知れないけど、普通に部屋に不法侵入した上に裸エプロン姿、オマケに大量の盗聴器や隠しカメラの設置と、こんな真似する奴を『はい、分かりました』で信用できると思うか?」
流石に平行世界とは言え楯無のやった事案に周りがジト目になるが、楯無自身は何も言い返しができなかった。
結果的に非公式で武道場で織斑先生が審判をし、2人が公式的なルールの交戦したのだが、勇太が楯無に勝って終わったのだが、この学園で最強とされる自分のプライドを理由に最後の勝負をし、楯無が負けた結果、勇太は生徒会長に就任したらしい。
「一応言っておくが、その時に楯無には織斑先生の目の前で、俺が勝てば楯無は俺と同室で、俺の性奴隷扱いすると宣言してるんだぞ?オマケに、俺が負けたら無条件で楯無の言う事は聞くのと、何も無いなら頼みとかがあるなら聞くと、交戦しなくてもマシな案件にしてたんだぞ?」
「普通に教師の前で堂々とそんな宣言をするとはと言いたいが、そっちの楯無は自分のプライドで交戦して敗北し、お前が生徒会長に就任した訳か」
「その前に織斑先生も却下しろと言ったし、俺も再度本人確認を聞いた上での案件ですからね。これに関しては本人の自業自得ですが、こんな所ですね」
流石の楯無も話を聞いて顔を真っ赤に染めていたが、こればかりは平行世界とは言え、内容が内容なので仕方無いと諦めた。
そしてその後の話し合いで勇太に関しては帰るまでは勇太がいた1年1組の人間として担当し、同時にこのIS学園の生徒会での補佐を命じられ、泊まる部屋に関しては当分の間は俺と同室となった。
因みにドルモン達デジモンと出会った際は当初は驚いていたが、それ以外は普通にドルモン達と接してくれていた。
あとだが、本人は専用機に関しては学園から渡されたラファールらしいのだが、向こうの学園に整備等で出していて現在は保有していないと言われた。
そして勇太が提供した映像端末の映像を観せてもらったのだが、中身に関しては最悪過ぎる内容であった。
織斑先生も登録されていた話内容の時には現役で活躍していた時代なのもあり、流石に最悪過ぎるとなり、同時に自分が知らないだけで、このような事態を引き起こす原因があったかと思うと、織斑先生としても遺憾の意を評していた。
同時に学園長からもこの映像内容はこちら側でも決して起こしていけない事案とし欲しいと言われ、勇太は了承するのであった。
そしてそんなドタバタな1日を終えるその日の夜、一緒に色々と話をしていた際に勇太から爆弾発言をされた。
と言うのも、勇太がもっている能力の内容を教えられ、その際に言われたからだ。
「あの輝夜市を壊滅させたのは、実は俺なんだわ」
「・・・マジか?(汗)」
「これを言うのはお前が絶対に信頼できる相手だけにしろよ。何しろあの時、俺は毒盛られてたうえに、俺の祖父母や両親の死の真相を知ってな。祖父母まで殺したと笑って言いやがるクズ共に怒りに任せてオリジナル状態のネオ・グランゾンを呼び出して、縮退砲を町にぶち込んだ。因みにやった事に関しては後悔はしてないぞ。ただ怒りに任せて使うのは止めようって思うだけだ」
「・・・あぁ~それは。俺も気持ちは分かるな」
流石にやった案件は案件だが、俺自身も勇太と同じ経験をしているので悪く言うつもりは無かったし、観せてもらった映像内容や本人からの話を聞いたら、そこまでの外道共に情けをかける理由すら無いので、怒りに任せて使わないようにするというのには納得した。
だがしかし、次の日に織斑先生から特殊事情込での新入生扱いとして勇太が来たのだが、納得しないのは織斑と篠ノ之の2人であり、織斑先生に勇太が頭を下げ、放課後にアリーナで2人と勇太の変則マッチバトルの開催となった。
2人が負けたらこれ以上は問題は無しとなったのであるが、勇太に関しては織斑と篠ノ之が負けたのもあるからか、能力使用での勝負となった。
このコラボ小説はナハト・リコリス様により執筆されています。
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