俺は泣いていた簪から話を聞いて、その存在の姿を見て学園に来ているウイルス扱いの存在がデジモンだとして調べると、デジモン《アルゴモン》であった事が判明し、更にこのままだと学園どころか世界がヤバいとした。
俺はDアークの力ならと思って電脳世界に移動した。その後葵と優花に事前にカードの準備をするように声をかけ、2人はパートナーデジモンと一緒に俺と同じように電脳世界にやって来た。
アルゴモン完全体のいる場所から体感距離で1キロ程度の場所に俺達が揃っていたが、ここまで侵食されているのと、完全体のアルゴモンの大きさが目に見えたと同時に、俺達に向けて攻撃がされたので全員が回避した。
そして周りには幼年・成長・成熟期の姿をしたアルゴモン達が現れたが、俺達はアルゴモン達を倒しながら進んで行ったのだが、アルゴモン達の数が余りにも多過ぎたのだ。
「くっ!きりが無いぞ!」
「数が多過ぎる!一体どれだけの数がいるの!?」
「大士だけでも楯無の元に向かわせたいのに」
流石の数の暴力に俺達でもキツいと言える程の状態になっていたのだが、突然穴のようなものが展開したと思ったら、そこから何ととんでもない増援が現れたのだ。
「いくぞ、皆!」
『『『『『おう!(はい!)』』』』』
『お前は先に行け、グリッドマン!グリッドナイト乱れサーキュラー!!』
紫色の巨人が放った光の光輪の乱れ打ちが俺達の周りにいた無数のアルゴモン達を消し去り、俺達の前に赤・白・青を基調としたトリコロールカラーの巨人と、赤い機械の恐竜、そして戦斧を持ったロボットが近くにやって来た。
「大士!君は私とダイナレックスと共に、彼女を助けに行くぞ!」
「グリッドマンって、勇太か!!」
俺が目の前のグリッドマンが勇太の力だと確信するとグリッドマンは頷き、葵と優花は一緒に行けと言われ、俺はグリッドマンとダイナレックス、そしてゴルドバーンと言う金色の龍の背中にドルモンと一緒に乗せてもらい、楯無の元へと向かった。
葵と優花達はグリッドナイトと名乗る紫色の巨人と、パワードゼノンと名乗る合体戦人の2体と共にアルゴモン達との交戦を開始するのであった。
俺達の前に無数の成熟期のアルゴモン達が現れたが、グリッドマンとゴルドバーン、恐竜の姿から巨大人形の形態である合体龍人ダイナゼノンと言う姿に変形し、そこにドルモンの進化したラプタードラモン、俺はデジソウルを纏った拳で現れたアルゴモン達を撃破しながら前に進んで行った。
完全体のアルゴモンのいる中心部に囚われているボロボロの姿の楯無を見つけたのだが、そこに2体の完全体アルゴモンが襲って来た。
だが、グリッドマンとダイナゼノンが襲って来た2体のアルゴモンを受け止め、俺達に楯無を救えと言われて俺達は前に進んだ。
俺はラプタードラモンをグレイドモンに進化させ、グレイドモンの剣が完全体のアルゴモンの蔦を切り裂き、デジソウルを纏った拳で殴り飛ばした。
そしてグレイドモンの剣撃でアルゴモン完全体と地面との繋がっていた蔦を切断し、アルゴモン完全体は宙を舞い、グレイドモンの十文字斬りによってその体を切り裂かれた。
データが分解されている状態になっているアルゴモン完全体を倒したと思って楯無を救おう捉えている蔦を斬ってしまおうと思ったら、俺は不思議に思ってしまった。
この蔦はアルゴモンの物なので、アルゴモンを倒した以上消滅する筈なのに、消滅していないのがおかしいと思った瞬間、別方向から蔦が伸びてきて、俺とグレイドモンを絡めとった。
咄嗟に先程倒したと思ったアルゴモン完全体がいた方向に向くと、少し前にはデータ分解の状態だったのがデータ粒子を吸収する様子で、更に周りにいた倒したアルゴモン達のデータ粒子も吸収している様子であり、そして怪しい光に包まれ、アルゴモン究極体へと進化したのであった。
そこに更に追い打ちをかけるように、グリッドマンとダイナゼノンが俺達のいる場所から少し離れた場所に攻撃を受けて吹き飛ばたれたようにやって来て、グリッドマンは額のビームランプを点滅させた上に危険音を鳴らしていた。
「グリッドマン!」
グリッドマン達が吹き飛ばされた方向に顔を向けると、そこにはシャイングレイモンのバーストモードの色が紫色になったような姿とアルゴモン究極体が混じっているような不気味なデジモンが存在していた。
(見た目に関しては、シャイングレイモン・ルインモードの見た目がアルゴモン究極体のような色合いに変化し、アルゴモン究極体の眼がある感じです)
アルゴモン究極体の胸部にある闇の中からギョロリと1つの瞳が開いたかと思うと、その闇の中に無数の瞳がギョロギョロと浮かび上がり、咆哮を1つ上げただけで空間を揺るがし、電脳空間が一瞬だが不安定になってしまう。
並の究極体では無いと判断できたのだが、アルゴモン究極体の胸部にある全ての瞳が俺とグレイドモンに向けられた瞬間に悪寒に襲われた。
その瞬間にアルゴモンの胸部の前に膨大なエネルギーが集約されているのを目撃してしまう。
俺はデジソウルを全開にして全身に身に纏い、更にグレイドモンが俺を庇ってくれたのだが、放たれた砲撃の直線上の先にドルモンと一緒にボロボロの姿になって漂うような状態になってしまった。
そしてボロボロになった俺の姿を見て楯無が声を上げたが、俺自身の『大切』の為に戦うと宣言すると、楯無を捕まえている蔦が締め付けを強くし、楯無が苦痛の声を上げ、アルゴモン究極体はその様子を楽しんでいるように思えるような感じになっていた。
俺はドルモンと融合して究極体《アルファモン》の姿になると、アルゴモン究極体はアルファモンの姿を見て威嚇するように咆哮を上げ、ビリビリと空間を震わせ、電脳空間内が不安定になるもアルファモンは平然としていた。
そしてアルゴモン究極体はアルファモンに攻撃をしかけるが、逆にボコボコにされて左腕と右足を失い、楯無を人質にとろうとしたが、アルファモンの能力で楯無を救出された上に、アルゴモン究極体は残っていた右腕と左足を失ってしまう。
怒りの雄叫びとも言える咆哮を上げ、アルゴモン究極体が触手を利用して身体を起こすと、アルファモンの方を向き、胸部の無数の目と、開いた口の前に先ほど以上のエネルギーが収束されていった。
正真正銘アルゴモン究極体の最後の攻撃であったのだが、アルゴモン究極体の最大出力で放たれたエネルギー砲は、アルファモンの出した魔法陣から出た光の剣【聖剣グレイダルファー】の一撃であっさりと切り裂かれ、アルゴモン究極体の胸を貫いたのであった。
アルゴモン究極体はまるで訳が分からないと言う風な感じになったが、貫かれた部分から膨大なエネルギーが流し込まれ、断末魔の叫びと共に、遂に耐えきれずに爆散し、今度こそ完全にデータ粒子に分解され、消えていくのであった。
俺の方の戦いが終わったのでグリッドマンの方を見てみると、そこには赤い鎧を纏った姿のグリッドマンがいて、手にしている巨大な大剣を持って決めポーズのような姿の後ろには、アルゴモンと同じように敗北したのだろうと思えるようなデータ粒子があった。
時間を少し戻すが、グリッドマンの方はグリッドマンのエネルギー残量が危険だとする危険音を鳴らしながらシャイングレイモン?の攻撃を回避し、ダイナゼノンと共に攻撃を与えているが、余りダメージを負っている様子は無かった。
「強い。だが、お前のような存在に、この世界を滅ぼさせはしない!」
グリッドマンと融合している勇太の守りたいという意志が高まると同時に、グリッドマンの姿が変化し、グリッドマンはプライマルファイターの姿から変化し、赤と銀に青を加えたカラーニングが入ったユニバースファイターの姿に変化した。
同時にゴルドバーンもビッグゴルドバーンに変化し、ビッグゴルドバーンの口から放たれた金色の光がグリッドマンとダイナゼノンに当たり、グリッドマンはシャイングレイモン?と交戦をしつつ、ダイナゼノンは4つに分離し、ダイナゼノンとビッグゴルドバーンがグリッドマンの両腕・足・鎧と言う風にグリッドマンを守る鎧のように合体していき、最後に手に巨大な剣《ダイナミックビッグブレード》を持つのであった。
『『『『『『超竜王合体超人ローグカイゼルグリッドマン!!』』』』』』
ローグカイゼルグリッドマンとなったグリッドマンはそのままシャイングレイモン?にダイナミックビッグブレードで攻撃をした後、ダイナミックビッグブレードを地面に刺して身体も使った回し蹴りを叩き込み、更に突撃して両手からビームの爪《ローグネイル》を出して荒々しい攻撃を加えた後に、胸部から放たれたビームバルカン《ゴルドショット》が放たれた。
グリッドマンの猛攻にシャイングレイモン?もボロボロになった所に、すぐさまダイナミックビッグブレードを掴んだ。
『カイゼルパワーチャージ!』
両肩のドリルパーツが回転し、ダイナミックビッグブレードを構え、ドリル状のエネルギーを纏ってシャイングレイモン?を貫くのであった。
そしてそれは偶然にもアルファモンがアルゴモン究極体を倒したのと同じタイミングであった。
アルファモンがモニターの向こうにいる簪に楯無を電脳空間から脱出をするように指示を出すのであるが、簪は無理だと言ってしまう。
「電脳空間から帰還する為のプログラムが破損してるんです。だから・・・」
『それなら私の領域だ』
グリッドマンがそう言うと、ローグカイゼルグリッドマンの姿から一度分離し、グリッドマンとビッグゴルドバーンと合体した姿であるハイパーフィクサービームフォーメーションの姿になる。
『グリッドハイパーフィクサービーム』
グリッドマンから放たれた青白い光が電脳空間に広がっていき、アルゴモン達によって破壊された電脳空間が修復されていった。
僅か数秒とも言える時間であったのだが、モニター側も、電脳空間にいる面々ですら修復されて綺麗な色へ変化していく様子を呆然と眺めているのであった。
そしてアルファモンがモニター側の簪にもう一度声をかけると、簪は楯無を電脳空間から戻すシステムが復活している事に驚いていたが、電脳空間から現実世界に楯無は戻るのであった。
同時にアルファモンとグリッドマン達が葵達が戦っている方へ眼を向けると、ヒシャリュウモンとセイバーハックモンを伴った2人と、紫色を主にしたロボットのような存在がいたのであった。
そして俺達は電脳空間から出るのであった。
そして彼等が電脳空間から出て数分後、オブジェクトの影に隠れていた少女クロエ・クロニクルは、束の頼みでこのIS学園のシステムにハッキングを掛けていた。
その際に、序とばかりに持たされたタマゴのデータ《デジタマ》を時間稼ぎとして電脳空間内に放ったのだが、デジタマが孵った瞬間、予想以上の速度でデータ浸食と増殖を始めたのだ。
これにはクロエも予想外で、アルゴモンの影響により電脳空間内からの脱出も不可能になっていた。
如何するか悩んでいた時、大士達が現れてデジモン達を倒してくれたのだ。
「………束さま………あまり彼らにはちょっかいを出さない方が良いかもしれません………」
クロエはそう呟くと、誰にも知られずに電脳空間を脱出した。
そして現実世界に帰って来た俺達は織斑先生と話し合いとなった。
まず第一に今回の事件はデジモンが原因であるが、周りに被害等が無いのと、周りからも隔絶しているIS学園のネットワークにデジタマが侵入するのもおかしいので、学園に侵入した何者かがアルゴモンのデジタマを解放し、その結果が今回の事件だとなったのだ。
その日の夜、俺は保健室で楯無こと刀奈の名前を教えてもらったと同時に、勇太が保健室にやって来た。
そして勇太から俺と刀奈は謝罪の言葉を言われたのだ。
流石に謝罪の言葉を言われたのに驚いたが、勇太はあのシャイングレイモン?と思われる相手はこの世界に別世界の異物でもある自分が来たことで現れた可能性があると言われた。
「あのシャイングレイモンもどきがその可能性って事か」
「あぁ。序に下手に別世界の存在である俺がこれ以上いるのもこの世界の修正力とかの関係も考えて、2・3ヶ月以内にこの世界から出たほうが良いかも知れないんだが、それまでに俺と一緒にこの世界に来た異物が見つかればいいんだがな」
勇太自身も自分がこの世界に来た理由でもある存在の捜索を諜報系特化の存在達を使って行っているのだが、今日までその痕跡が見つからなかったらしい。
「とは言っても、今回のアレは欠片みたいなものと思うからな。俺自身もアルゴモン完全体との戦いであの2体を倒した後に、片方がデータ吸収している時に変な穴が開いてそれを吸収した結果みたいな感じだからな。もしかしたら、俺とそいつは時間軸みたいなのが違うだけなのかも知れないが、それでも現状は色々と分からないに近いからな」
そして勇太は俺達との話し合いを終え、部屋に帰るのであった。
このコラボ小説はナハト・リコリス様により執筆されています。
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