ありふれた転生者はデジモンテイマー   作:友(ユウ)

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エピローグ2 帰還

 

 

 

月明かりが照らす夜の学校。

その屋上の空間が歪み、穴が開いたかと思うと、そこから数十人の人間がぞろぞろと現れた。

言わずもがな、俺達異世界召喚されたメンバーである。

俺達は、屋上のフェンス越しに見えるトータスとは明らかに違う夜景を見て、『帰って来た』と実感した。

 

「帰って…………これた…………」

 

生徒の誰かが呟いた。

その瞬間、

 

「いよっしゃぁーーーーっ! 帰って来れたーーーーーっ!!」

 

「帰れた! 帰って来れたよぅ!!」

 

「ただいま地球!!」

 

学校の屋上で大はしゃぎする生徒達。

そこに、空気をぶち壊すことは分かっているのだが俺は口を挟んだ。

 

「あ~、気持ちはよく分かるが今は静かにしてくれ。ここで部外者に見つかるとややこしいことになる」

 

俺はそう言って皆を宥める。

 

「それじゃあ予定通り政府と繋がりのある俺の知り合いの人と連絡付けてくるからちょっと待っててくれ」

 

俺はそう言って校舎の中へ向かう。

当然ながら一年近く前に持っていたスマホや携帯電話は電池切れだ。

なので校舎の中の職員室などにある電話を借りることにしたのだ。

しかし、屋上の出入り口のドアノブを回すと、やはりガチャっと鍵がかかっていた。

 

「やっぱカギかかってんのな」

 

トータスの文明レベルの低い鍵とは違い、地球の鍵はハジメでも開けられない。

 

「…………………仕方ない」

 

俺は軽くデジソウルを発生させ、バキッと、力尽くでドアノブを壊して扉を開けた。

俺は一応夜の見回りの人が居ないかを確認しつつ職員室へ向かう。

職員室にある電話の1つを手に取って、ややうろ覚えだが、何とか記憶していた番号をプッシュした。

 

――プルルルッ プルルルッ

 

と受話器の向こうで呼び出し音が鳴る。

数度の呼び出し音の後、

 

『………山木だ』

 

久し振りに聞く、山木さんの声がした。

 

「あっ、山木さん! お久しぶりです! 俺です! 黒騎 大士です!」

 

俺がそう言うと、息を呑む音がして、

 

『ッ!? 大士君!? 大士君か!?』

 

「はい、俺です。タカトから少しは聞いてると思いますが、つい先ほどこちらの世界に戻ってきました」

 

『そうか………! 無事で何よりだ』

 

「いえ…………」

 

『それで大士君。君は今何処に………?』

 

「俺達は今、俺達が召喚…………行方不明になった学校に居ます。他の皆も一緒です」

 

『そうか………よし、すぐにこちらから迎えに行く。君達は一先ず我々と一緒に、こちらで貸し切っておいた施設に来てもらう。そこで君達のご家族も呼び、何があったかを説明してもらおうと思う』

 

「分かりました…………ただ………」

 

俺はこれだけは伝えておかなければならないと思い、言葉を続ける。

 

「行方不明になった生徒の内………2名は帰還していません」

 

『……………それは?』

 

俺の声色の変化を感じ取ったのか、山木さんの声が重苦しくなる。

 

「ハッキリと言いますが………帰還できなかった2名は、死にました。それと、生還した内の1名は記憶喪失です」

 

『ッ……………そうか…………』

 

山木さんは半ば予想していたのか、平静を装って頷いた。

 

「死んだ2名は、檜山 大輔と近藤 礼一。記憶喪失者は中村 恵理です」

 

『………帰還出来なかった2人の事は残念だが、今は生還した君達の事を喜ぼう。よく頑張ったな………!』

 

「ッ……………いえ………」

 

山木さんの優しい言葉に目尻が熱くなった。

 

『先ほども言った通り、こちらから君達を迎えに行く。ご家族への連絡もこちらで行おう。すぐに行くから待っててくれ』

 

「はい………! あ、それとタカト達にも連絡を入れると思いますけど、その際にジュリと、可能ならアイとマコトを呼ぶようにお願いします」

 

アイとマコトはインプモンのパートナーだが、年齢的にこの時間に呼ぶのはキツイかもしれない。

俺は山木さんとの話を終えると受話器を置いた。

 

 

 

 

 

数十分後、学校の校庭に1台のバスが入って来た。

校庭で待っていた俺達の前に止まると、プシューと空気が抜ける音がして自動扉が開き、そこから金髪でサングラスを掛けた見覚えのある男性が降りてきた。

 

「山木さん!」

 

俺が声を掛けながらその男性――山木さんに歩み寄る。

 

「大士君!」

 

山木さんも笑みを浮かべて俺の名を呼んだ。

 

「改めてお久しぶりです。山木さん」

 

「無事で何よりだ」

 

握手を交わす。

すると、

 

「黒騎君、そちらの方は………?」

 

愛子先生が遠慮がちに声を掛けてきた。

俺が説明しようとした時、山木さんが一歩前に出て、

 

「初めまして。私は情報省ネット管理局、ヒュプノス所属の山木 満男です」

 

山木さんが自分で自己紹介した。

 

「こ、こちらこそ初めまして。私は畑山 愛子です。この学校の教員で、生徒達と一緒でした」

 

愛子先生は緊張しつつもそう言う。

 

「これより皆さんをこちらで用意した施設に連れて行きます。皆さんのご家族にも連絡が行き、そこに集まる様通達している所です。皆さんには窮屈かと思いますが、その施設で数日過ごしていただき、皆さんに何が起きたのかの説明をしていただき、今後の方針を決めたいと思います」

 

山木さんの言葉に促され、俺達はバスへ乗り込み、学校を後にした。

尚、デジモン達だが、家族との再会に水を差したくないということで、ユエ達異世界組と一緒に暫く学校で待つことにした。

ただ、俺の家族はドルモンの事を知っているし、葵の家族もリュウダモンの事を知っているらしいので、そのまま連れて行くことにした。

 

 

 

 

 

 

俺達が案内された施設は、郊外にある目立たないホテル。

山木さんの話ではここのスタッフは全員関係者なので、外に情報が漏れることは無いので安心して欲しいとの事。

バスから降りた俺達がホテルのロビーに足を踏み入れると、既に連絡を受けてホテルに来ていたであろう何組かの家族がソワソワとした様子で待っていた。

その直後、

 

「お父さん! お母さん!」

 

「「妙子!!」」

 

「親父! 御袋!」

 

「「昇!」」

 

生徒の中の何人かが飛び出し、固い抱擁を交わす。

それを皮切りに、次々と皆の家族がホテルにやってきて、約1年ぶりの再会に涙している。

そんな中、

 

「あーっ! 本当に帰って来た!」

 

少女の声が響く。

俺がそちらを見ると、ホテルの入り口でこちらを指差しながら叫ぶ、髪をサイドテールにした俺達より少し年下の少女。

そしてその少女の事は、俺はよく知っていた。

 

美姫(みき)……………」

 

俺はその少女の名を呟く。

少女の名は黒騎 美姫。

俺の一個下の妹だ。

その少女の後ろには、大学生位の女性と、50代の夫婦の男女。

 

「ミキって…………大士の妹さん?」

 

俺の横に居た葵がそう聞いてきた。

俺は美姫の方に目を向けたまま、

 

「まあな……………可愛くない妹だよ」

 

「えっ………? 普通に可愛いと思うけど?」

 

葵が不思議そうに首を傾げる。

まあ容姿だけを見れば可愛いとは俺も思う。

でもな…………

 

「ッ…………!」

 

そう思った時、弾かれたように美姫が駆け出してきた。

その顔には笑みを浮かべ、漸く会えたという喜びが伺える。

 

「ほら、あんなに嬉しそうな顔してるよ」

 

葵がちゃんと出迎えてあげなきゃと俺を前に押し出す。

…………この後のオチが読めている俺はどうすっかな~と頭を掻いた。

まあ、俺は久しぶりという意味を込めて片手を上げる。

美姫は、ぶつかりそうな人を避け、生徒達の合間を縫い、人込みを掻き分け、〝俺の横を素通りし〟、

 

「お帰りっ! ドルモンッ!」

 

「わっ!? 美姫っ!?」

 

ドルモンに飛びついた。

普通にスルーされた俺は、手を上げたまま固まり、

 

「…………………………な? 可愛くねえだろ?」

 

「あ、あはは……………」

 

予想通りの出来事に俺はやっぱりと呆れ、葵は乾いた笑いを零す。

 

「久し振りのドルモンのモフモフ~~♪」

 

「み、美姫、くすぐったいよ!」

 

美姫は俺の事そっちのけでドルモンとモフモフしている。

まあ、ドルモンの毛皮の感触が気持ちいい事は否定せんが。

 

「ようやく帰って来たわね、大士」

 

先程美姫の後ろに居た大学生の女性。

それは、

 

「姉ちゃん……………」

 

俺の3つ上の姉である黒騎 真姫(まき)

 

「心配したのよ、大士」

 

「全く………タカト君から無事だと話は聞いていたが、心配かけさせるな、バカ息子」

 

目に涙を溜めながら、そう言ってくるのは、

 

「母さん………父さん………」

 

俺の両親だ。

久しぶりに見る家族の顔に、俺の胸に熱いものが込み上げる。

 

「………………母さん、父さん、姉ちゃん、美姫……………ただいま!」

 

俺は万感の思いを込めてそう口にした。

 

「「「お帰り………!」」」

 

母さん、父さん、姉ちゃんはちゃんと『お帰り』と言ってくれたのだが、

 

「それぇ~! モフモフ~~!」

 

「わぁぁ! くすぐったいってば~!?」

 

美姫は未だにドルモンをモフモフしていた。

その時、

 

「葵ぃ~~~~~~~~~~~~~~っ!!」

 

若い男性の声がした。

何事かと振り向けば、葵が呆れた様に頭に手を当てている。

すると、入り口の方から結構なイケメン男性が走ってきて、

 

「葵ぃ~~~~~~~~~~~っ! 無事だったかぁ~~~~~~~~~~~~っ!!」

 

そのまま手を広げて葵に抱き着こうとして、

 

「そういうの無理だから」

 

「おうふっ!?」

 

葵が突き出した掌が掌底の様にその男性の頬に突き刺さった。

首がグキッと音を立てる。

 

「兄さん! そう言うスキンシップは止めてって、前から言ってるよね!?」

 

葵がそう言った。

どうやらこのイケメン男性は葵のお兄さんの様だ。

 

「……………シスコン?」

 

俺は純粋にそう思った。

すると、

 

「葵!」

 

「葵ッ!」

 

その葵のお兄さんの後ろから2人の男女が小走りで駆け寄って来た。

 

「あっ、お父さん、お母さん…………!」

 

「無事だったか………!」

 

「心配したのよ………!」

 

葵の両親は静かに葵を抱きしめる。

この抱擁は葵も受け入れた。

 

「うん………ごめんなさい………」

 

よく見れば、葵の目尻にも涙が光っている。

女神としての記憶を取り戻しているとは言っても、葵は17歳の少女でもある。

家族に会えて嬉しいのは当然だろう。

そんな様子を見て俺は笑みを浮かべる。

次々と家族同士の再会が行われる中、

 

「大士!」

 

聞き覚えのある少年の声がした。

ホテルの入り口から駆け寄ってくるのは、

 

「タカト!」

 

傍こちらに駆け寄ってくるのはタカト。

更にその傍には段ボール箱を被ったギルモン。

一応、周りの人に配慮しているつもりらしい。

当然だが、注目は集めている。

タカトに続いて、ジェン、ルキ、リョウ、ケンタ、ヒロカズときて、最後にジュリが少し困惑しながらロビーに入って来た。

 

「ジェン、ルキ、リョウ、ケンタ、ヒロカズ! 二週間ぶりだな! それから、ジュリは久しぶりだな!」

 

俺は皆に声を掛ける。

 

「無事に帰って来れてよかったよ………!」

 

タカトは安堵の息を零しながらそう言う。

 

「お帰り、大士」

 

「良く帰って来たわね」

 

「無事に帰ってきて何よりだよ!」

 

「お帰り」

 

「無事でよかったぜ!」

 

皆が口々に俺達の帰還を喜ぶ。

 

「…………おかえり大士君…………無事に帰って来てくれて嬉しいわ」

 

ジュリも笑みを浮かべてそう言ってきてくれるが、その表情には若干の困惑が見受けられる。

 

「それで………私も呼ぶように言ったのが大士君だって話だけど………」

 

「ああ。ジュリに会わせたい奴が居るからな」

 

俺は笑みを浮かべてそう言う。

 

「私に会わせたい人?」

 

ジュリが首を傾げる。

 

「ああ、でも少し待ってくれ。もう少し場が落ち着いてからな…………」

 

俺はそう言って、再会を喜び合う皆を眺める。

 

「浩介!? 何処にいるんだ!?」

 

「目の前だよ畜生!!」

 

すると、

 

「「ハジメッ!!」」

 

ロビーに駆け込んできた男女が一目散にハジメに駆け寄った。

ハジメの容姿は、召喚前と比べると、背が伸びて目付きも違う。

髪こそ黒くして近い容姿にしてあるが、一目でハジメと言われると、疑う者が殆どだろう。

だが、その2人、ハジメの両親は一目でハジメだと見破った。

 

「あ……その…………ただいま…………」

 

一方のハジメは、久し振りに会った両親に、変わってしまった自分を受け入れてもらえるかの不安があるのか、少し言葉に詰まる。

 

「ハジメっ、お前、この馬鹿野郎! 今まで、どこをほっつき歩いてたっ」

 

「このバカ息子っ。どんだけ心配したと思ってんの!」

 

ハジメの両親は力一杯ハジメを抱きしめている。

それだけで、ハジメの両親がどれだけ息子を愛しているのかが理解できる。

 

「父さん、母さん――ただいま」

 

そんな2人の様子に、戸惑っていたハジメもようやく心の荷が下りたのか、安堵の笑みを浮かべながらそう言った。

 

「「おかえり、ハジメ」」

 

その言葉に、ハジメの両親はしっかりと返事を返した。

 

 

 

 

暫くしてからある程度落ち着いた後、

 

「……お前がいなくなってからこの一年、せめて手掛かりでもと手を尽くしてきた。だが、結局、何一つ情報は掴めなかった。……ハジメ、お前は、いや、お前達はいったい、どこにいたんだ?」

 

「それに、ハジメ。一年前のあの日、いったい、なにがあったの?」

 

ハジメの両親がハジメにそう問いかけた。

それは、ここにいる全ての生徒の家族が持つ疑問だろう

 

「……そうだな。それを説明するのは簡単でもあり、難しくもある。たくさん、話さなきゃならないことがあるんだ。だけど、敢えて一言で言い表すなら……………」

 

ハジメが言葉を一旦区切り、息を吸い込むと、

 

「――剣と魔法のファンタジーな異世界に召喚されて、魔物や邪神と戦ってました!」

 

これ以外に言い様がないほど簡潔に纏めた答えを言った。

 

「「「「「「「「「「はい?」」」」」」」」」」

 

家族達が声を揃えて、『何言ってんだ?』と首を傾げる。

 

「まあ、信じられないのも無理は無いが、こっちの世界でも2週間ぐらい前に空に逆さまの大地が映ったんだってな?」

 

「あ、ああ…………未だに何故あのような現象が起こったのか分かっていないが………」

 

ハジメの父親である愁が呆気に取られながらも答えるが、

 

「俺達はその謎の大地の方に居たわけなんだよ」

 

「「「「「「「「「ッ!?」」」」」」」」」」

 

「まあ、言葉だけじゃ半信半疑だと思う。とりあえず今は本当だと仮定してくれ。ところで父さん、母さん。話は変わるが、むかし、俺が異世界に召喚されたら……なんて馬鹿な話をしていたのを覚えているか?」

 

「ん? ああ、覚えているとも。漢なら、剣と魔法の世界で、魔王でも倒して、ハーレムを築きたいだろうといった俺に対して、ハジメは『僕には、とても魔王は倒せそうにない。出来るのは、せいぜい家に帰ることくらい。大切な人がいれば、一緒に』と言ったな」

 

「よく、覚えてたな。まぁ、そのなんだ。大切な人達ができた。紹介したいと思うんだが、今からいいか? 序にさっきの異世界云々を証明する1つの証拠にもなるし」

 

「今からか………? この場にはそれらしい人は居ないが………別室にいるのか? っていうか、彼女ができたのか!? それも異世界の? いや、待て、まだ異世界に召喚されたという話が本当かどうかは分からないし……」

 

「そ、そうよね。もしかしたら、そいつがハジメに偽りの記憶を植えつけたのかも……。そして、『息子さんを元に戻して欲しければ、この聖なる壺を買ってください。なぁに、今なら百万するところを、特別に半額にしますよ』とか言い出すんだわ!」

 

そんな風に言い出すハジメの両親を見て、想像力豊かだな~と俺は思う。

他の家族の人達も、南雲家のテンションに呆気に取られている。

まあ、まともな思考を持ってればそんなもんか。

その言葉にハジメが苦笑いをして、視線を虚空に向け、

 

「……ユエ、聞こえるか? 俺だ」

 

「おい、菫! ハジメがなんか虚空に話しかけだしたぞ! これはあれか? エア彼女という奴か!? 俺は、父親としてどうしたらいい!?」

 

「落ち着いて、あなた。うかつだったわ……ここにはきっと盗聴器がしかけられているのよ! ハジメに呼ばれた聖なる壺売りの女が、今からやってくるわよ!」

 

「なん、だと? おのれ、俺の息子を壺売りの手先にしやがって……ただじゃおかないぞ。俺の驚異的な値切りテクで、五万以下にまで落とし込んでやる!」

 

念話でユエに呼びかけているハジメを見て、やはり想像力豊かなハジメの両親が微妙に現実的な推理を口に出す。

ハジメもそんな両親をスルーして、

 

「さっそく、ユエ達を紹介したいと思う。……そうだ。座標は分かるよな? ああ、それじゃあ、ゲートを開いて直接来てくれ。俺の……そうだな、東側一メートルくらいを中心に頼む」

 

黙々と指示を出し、近くに居る人たちに離れるように促す。

理解している生徒達は、困惑する家族達を押しやりながら場所を開けた。

その直後、ぐにゃりと空間が歪み、楕円の形になり、直後、その中に学校の教室の景色が広がった。

 

「ど、どこでも○ア、だと?」

 

「え、えっ? ちょっ、いきなりファンタジーすぎるんですけど!」

 

盛大に驚くハジメの両親と、突然の事態に驚く他の家族の面々。

ザワッと広がる動揺を他所に、その空間の穴からユエが歩み出て来て、

 

「父さん、母さん。彼女の名はユエ。俺の『大切』な人だ。ちなみに、異世界人で、吸血鬼で、元お姫様だ」

 

「「っ、テンプレ属性!?」」

 

動揺している他の家族とは違う反応を返すハジメの両親に、やっぱりハジメの両親だな~と俺は思った。

 

「……はじめまして、ハジメのお父様、お母様。ユエと申します。末永く、よろしくお願い致します」

 

「え、お、おう。いえ、これはご丁寧に。こちらこそよろしくお願いしますです?」

 

「よ、よろしくお願いします、ですわ?」

 

言葉使いがおかしくなるハジメの両親だがそれも仕方ないだろう。

ユエは超絶美少女だ。

そんな超絶美少女がいきなり空間の穴から現れて、恭しく挨拶をすれば、ハジメの両親の反応も当然だ。

ユエの登場だけでいっぱいいっぱいなんだろうが、ハジメは容赦しなかった。

 

「シア、いいぞ!」

 

「はいですぅ! 義父様、義母様、私はシアと言います! よろしくお願いしますですぅ!」

 

「「ウサミミぃ、キタッー!?」」

 

職業柄からか、シアのウサミミに釘付けになる。

 

「ティオ、来い!」

 

「うむ。お初にお目にかかるのじゃ、義父上殿、義母上殿。ご主人様の愛人にして、性の奴隷でもある竜人ティオ・クラルスと申す。幾久しく、よろしくお願いするのじゃ」

 

「「「「「「「「「「性の奴隷!?」」」」」」」」」」

 

ティオの残念な言葉にはハジメの両親だけでなく、周りの他の家族全員が驚く。

 

「レミア、ミュウ!」

 

「はい、あなた。はじめまして、レミアと申します。娘共々、よろしくお願い致します」

 

「え、えっと、えっと……パ、パパの娘のミュウです! おじいちゃん、おばあちゃん、よろしくお願いしますなの!」

 

「お、おじいちゃん!?」

 

「む、むすめぇ!?」

 

「「「「「「「「「「パパぁ!?」」」」」」」」」」

 

混乱した人たちは如何いう事か説明しろとハジメへ視線を向ける。

すると、

 

「ミュウは俺の娘で、ユエ達は全員、俺の嫁だ。まぁ、よろしく頼むよ」

 

「「「「「「「「「「軽ぅ!?」」」」」」」」」」

 

全員が声を揃えた所で、

 

「ちょっとハジメ君!」

 

ハジメを叱るような声でハジメに駆け寄る1人の少女。

その場の全員は、意味不明な事を言ったハジメをちゃんと諫めてくれることを期待していた。

しかし、

 

「何で皆を先に紹介しちゃうのかな!? ハジメ君の『特別』は私だよ!」

 

実際は、その場を更に混乱させただけだ。

その少女、白崎さんはハジメの両親に向き直り、

 

「白崎 香織です。ハジメ君の『正妻』なので、そこの所をよろしくお願いします!」

 

「「「「「「「「「「正妻ぃぃぃぃっ!?」」」」」」」」」」

 

「いきなり何言ってるの!? マイエンジェル!?」

 

場が更にカオスに包まれる。

 

「私の事も忘れてもらっては困るわね。八重樫 雫です。ハジメの、こっ、恋人の1人です!」

 

ここぞとばかりに八重樫さんも割り込む。

すると、

 

「こ、ここは私も行くべき? で、でも、教師として、人前でそんなことは………!」

 

1人で頭を抱えて葛藤している愛子先生。

それを横目で見ながらハジメは、

 

「まあ、そう言う訳だ。因みにあと2人ほど嫁がいるから、また後日挨拶してもらうよ」

 

「「リアルチーレムぅ!?」」

 

やはり見事なリアクションを二人は見事にシンクロしながら取った。

 

「お前、本当に俺の息子か!?」

 

「あんた、本当に私の息子なの!?」

 

「いや、まて、菫! こんな可愛い子達がリアルにいるはずがない! 全てCGだ! 騙されるな!」

 

「あなた、天才だわ! ハジメ、目を覚ましなさい! 二次元の女の子から3Dの女の子に乗り換えたとしても、結局は虚像。虚しいだけよ!」

 

等々、ハジメの両親がいい感じに混乱の極みに陥っている。

勿論、混乱しているのはハジメの両親だけでなく、

 

「た、大士………? 一体如何いう事………?」

 

驚いた表情のまま、開いたままの口を何とか動かしてタカトが俺にそう聞いてくる。

 

「如何もこうも聞いたまんまの意味だ。あそこにいるのは、ミュウを除いて全員ハジメの嫁だ。所謂ハーレムって奴だな」

 

「「ハ、ハーレムゥッ!?」」

 

ヒロカズとケンタが盛大に驚く。

 

「男の夢の中の夢であるハーレム…………!」

 

「本当に実現する奴が居るなんて…………!」

 

血涙を流しそうな勢いで拳を震わせながら語る2人。

 

「…………………サイテーね」

 

「…………………それってヒドイと思う………」

 

ルキとジュリは冷たい目をハジメに向ける。

 

「一応ハジメの名誉の為に言っておくが、ハジメは一度たりとも自分から言い寄った訳じゃないからな。寧ろ、恋人が居るハジメに女性陣が押し掛けまくって、押して押して押し切って、最終的に現状に落ち着いただけだからな。ここはハジメを責めるんじゃなくて、フラれてもフラれても諦めずに立ち向かった女性陣を褒めておいてくれ」

 

俺は一応、ハジメのフォローを入れておく。

 

「つーか、何でお前はそんな冷静なんだよ!? あれを見て羨ましく思わねーのか!? 文句の1つや2つ出てくるだろ!?」

 

ヒロカズがハジメの方を指差して血涙流しそうな勢いでそう聞いてくる。

既に羨ましいという本音を隠そうともしない。

俺は、そっと目を逸らし、

 

「いや、俺も五十歩百歩なだけでハジメの事言えねーし…………」

 

左手で頬を掻きつつそう答える。

 

「は? 如何いう意味…………?」

 

俺の答えにヒロカズが怪訝な声を漏らそうとした時、

 

「ちょっとお兄ちゃん!!」

 

今まで俺をスルーしていた美姫が、俺の方にビシッと指差しながら叫んだ。

 

「ん?」

 

「友達がハーレム作って羨ましいのは分かるけど、妄想のお嫁さんを作るのは如何かと思うの!」

 

「いきなり何言ってんだお前? つーか、約1年振りに会った兄を華麗にスルーした挙句、漸く出てきた第一声がそれか!?」

 

俺は思わずそう言い返す。

だが、美姫はそれに答えず、

 

「左手の薬指にそんな指輪しちゃって、近くにリア充がいるから気持ちは分からなくもないけど、現実を見ないと辛くなるのはお兄ちゃんなんだよ?」

 

頬を掻いていた左手を指差しながら言った。

 

「いや、これは………」

 

「妄想は所詮妄想なんだよ? どれだけリアルに理想の彼女を思い描こうと、その全ては『現実』っていう非情に打ち砕かれちゃうんだよ?」

 

「いや、だから………」

 

「お兄ちゃんがモテないのは、もう『運命』なんだよ? きっと、誰とも結ばれないって『運命』で決まっちゃってるんだよ?」

 

「まあ、そこは否定せんが」

 

「「「「「否定しないの!?」」」」」

 

タカト達が驚く。

だって本当に『運命』で決まっちゃってたし。

 

「だからね? そんな指輪は外して現実を見ようよ。大丈夫、デート気分を味わいたいなら、私やお姉ちゃんの買い物に付き合わせてあげるから」

 

「それってただ単に荷物持ちが欲しいだけじゃ?」

 

人の話を聞かずに一方的に捲し立てる美姫。

すると、突然左手が引かれ、

 

「初めまして。大士の未来の正妻の神代 葵です♪」

 

続いて右腕が引かれ、

 

「初めまして。大士の未来の愛人の園部 優花よ」

 

俺の両腕に自分の腕を絡めながら、葵と優花がそう名乗った。

 

「…………………………………」

 

美姫は俺を指差したまま固まり、この世の終わりの様な表情を浮かべる。

タカト達もパクパクと口を閉じたり開いたりしていた。

 

「あ~……………まあ、そう言う事だ」

 

説明に困った俺はぶっちゃけた。

美姫だけでなく、姉ちゃんや、父さん、母さんまで固まっており、沈黙が流れる。

すると、

 

「お兄ちゃん! 一体どんな弱味を握って脅迫したの!?」

 

「失礼な奴だなお前は!」

 

「だって、お兄ちゃんだよ? こんなお兄ちゃんに彼女が出来るなんて…………脅迫したとしか思えない!」

 

「断言すんな!」

 

つーか、彼女が2人いる事には突っ込まないのな。

 

「はっ!? それか、女に飢えているお兄ちゃんを騙して近付いたの!? 残念だけど、お兄ちゃんに騙して巻き上げる程のお金は無いよ!」

 

「失礼すぎるぞお前!」

 

俺はいい加減力尽くで黙らせようかと思った時、葵が俺を視線で制しつつ、美姫の前に歩み出ると、

 

「…………………もしかして、大好きなお兄ちゃんが取られちゃうって思ってる?」

 

「なっ!? 何言ってるの!?」

 

「さっき大士を無視したのも、どんな形でも構って欲しくて、つい意地悪しちゃうとか?」

 

「そ、そんな訳っ………!?」

 

なんか美姫の奴タジタジになってるんだが?

 

「じゃあ、何でそこまで大士に恋人が居ることを否定するのかな?」

 

「だ、だって、このお兄ちゃんだよ!? どっからどう見ても女にモテそうにないお兄ちゃんに彼女がいること自体おかしいよ! それが2人居るなんて、世界が滅びる前触れとしか思えない!」

 

「そこまで言うか…………まあ、気持ちはわからんでもない」

 

「「「「「納得しちゃうの!?」」」」」

 

俺の言葉にタカト達が一斉にツッコミを入れる。

 

「大士に恋人が出来るのはそこまでおかしい事かな?」

 

「おかしいよ!」

 

断言する我が妹。

 

「じゃあ、そこの男の子達に質問。客観的に見て、大士に恋人が出来るのはおかしい事かな?」

 

「えっ? ぼ、僕達………!?」

 

突然話を振られたタカトは驚く。

 

「え、えっと…………別におかしくは無いんじゃないかな………? 大士は優しいし、いざという時には頼りになるし…………」

 

「そうだね。男の視点から見ても、別に恋人が出来ることはおかしい事じゃないと思うよ」

 

タカトとジェンがそう答えた。

 

「と、いう事ですけど?」

 

葵が美姫に話を戻す。

 

「ううっ………! お、お兄ちゃんは面倒くさがり屋なんだよ!」

 

「大丈夫! 私と優花は『大士に尽くし尽くせる』タイプだから!」

 

それまだ言ってたのか…………

 

「りょ、料理だって得意じゃないし………!」

 

まあ、作れないわけじゃないが、得意というほどでは無いな。

 

「料理は私の担当ね」

 

優花がそう進言する。

 

「ス、スケベだし………!」

 

否定はせんがこんな人の多い所で堂々と言うな!

すると、葵は美姫の耳元に口を寄せ、何かを小声で呟いた。

その瞬間、美姫の顔がボッと赤くなる。

まあ、何を言ったかは大体想像がつくが………

葵はニコニコと笑いながら顔を離す。

 

「あ………う…………あ…………」

 

美姫は顔を赤くしたまま放心していたが、

 

「う………お、お兄ちゃんは………!!」

 

気を取り直して顔を真っ赤にしたまま指を指し、

 

「お兄ちゃんは天使フェチなんだからね!!」

 

何故兄の性癖を知っているんだマイシスター?

俺は内心そう思いながら惚けた振りをする。

すると葵は、

 

「正確には天使じゃないけど…………」

 

背中から白い翼を広げ、黒髪が蒼銀の髪へと変化する。

 

「はえっ!?」

 

「「「「「「「「「「ッ!?!?!?」」」」」」」」」」

 

驚愕する一同。

 

「こういう姿にはなれるよ」

 

してやったりという笑みを浮かべた。

 

「なーにやってんだお前ら?」

 

ハジメが呆れた様に口を挟む。

 

「家族を驚かすのも結構だが、まだ紹介しなきゃいけねえ奴らがいるだろ?」

 

ハジメの言葉に葵は苦笑し、

 

「あはは、ゴメンゴメン」

 

そう言って元の姿に戻る。

 

「さて、話が脱線しまくったが、まだ紹介しなきゃいけない奴らがいる」

 

ハジメの言葉に、皆が気を取り直す。

 

「お前ら! もういいぞ!」

 

ハジメは未だ開き続けている空間ゲートに向かって呼びかけた。

その直後、

 

「待ちくたびれたぜ!」

 

その空間ゲートからアグモンが飛び出す。

 

「俺はアグモン! 相棒………ハジメのパートナーだぜ!」

 

「「ッ!?」」

 

ハジメの両親が目を見開く。

 

「オイラはガブモン! 香織のパートナーだよ!」

 

「「ッ!?」」

 

続いてガブモンが飛び出し、白崎さんの両親が目を見開く。

更にブイモンが飛び出し、

 

「僕はブイモン! ユエのパートナーだよ!」

 

「「「「「ッ!?」」」」」」

 

「我はクダモン、シアのパートナーだ」

 

クダモンはゲートから出てくると、シアの首に巻き付きながらそう言う。

 

「「「「「「「ッ!?」」」」」」」

 

次にドラコモンが飛び出し、

 

「己はドラコモン。ティオのパートナーだ」

 

「「「「「「「「「「ッ!?」」」」」」」」」」

 

続いてコテモンが出てくると、

 

「拙者の名はコテモン。雫のパートナーデジモンでござる」

 

「「「「「「「「「「ッ!?」」」」」」」」」」

 

更にハックモンが歩み出て、

 

「私はハックモン。優花のパートナーだ。よろしく頼む」

 

「「「「「「「「「「ッ!?!?」」」」」」」」」」

 

次から次へと現れるデジモン達に皆は声を失っている。

すると、

 

「クルックル~!」

 

「おい、待てよクルモン!」

 

クルモンが楽しそうに浮かびながら出て来て、それを追いかけてインプモンが駆け出してくる。

 

「クルモン! インプモン!」

 

タカトが驚いた声を上げる。

 

「あっ、タカト達っクル!」

 

クルモンが嬉しそうにタカト達に近付く。

 

「インプモンが異世界に居た事は知ってたけど、クルモンも居たんだ………!」

 

タカト達は驚きながらも再会を喜ぶ。

一方、インプモンはキョロキョロと周りを見渡し、

 

「………時間も遅いみたいだし、流石に居ねえか…………」

 

仕方ないとは思いつつも、ちょっとガッカリした仕草を見せるインプモン。

だが、その時、

 

「インプモン!」

 

「インプモン!!」

 

少女と少年の声が響いた。

驚いたインプモンが顔を玄関の方に向けると、そこには息を切らせた姉弟がいた。

 

「……………アイ………マコト…………!」

 

インプモンが呆然と呟く。

その2人は笑みを浮かべ、

 

「「インプモン!」」

 

その名を呼びながらインプモンに駆け寄った。

 

「アイ! マコト!」

 

インプモンも涙を浮かべながら駆け寄る。

お互いに涙を浮かべながら再会を喜ぶ3人。

するとその様子を、嬉しそうにしながらも、何処か寂しそうな表情で見つめているジュリに気付いた。

 

「ジュリ………」

 

俺はジュリに声を掛ける。

 

「えっ? あ、な、何かな?」

 

ジュリは寂しさを隠すように表情を取り繕う。

 

「言っただろ? ジュリに会わせたい奴が居るって」

 

「あ、う、うん。そうだったね。それで誰なの? 私に会わせたい人って?」

 

ジュリは何とか平静を装い、俺に聞き返してくる。

俺は空間ゲートの方を向き、

 

「いいぞ! 入ってきてくれ!」

 

俺はそう声を掛けた。

すると、その空間ゲートから踏み出す足。

ゲートの大きさが小さいのか、少し屈みながらゲートを潜ったのは、獅子の顔を持つデジモンであるレオモン。

 

「ッ……………………!?」

 

ジュリが息を呑むのが分かった。

レオモンは、ジュリに真っ直ぐに歩み寄ると、

 

「……………久しぶりだな、ジュリ」

 

その口元に笑みを浮かべながらそう言った。

 

「……………レオ…………モン…………?」

 

ジュリは目を見開いたまま声を漏らした。

 

「レ、レオモン!? 本当にレオモンなの!?」

 

タカトが思わず叫びながら問いかけた。

 

「うむ。久しぶりだな、タカト。それに皆も…………ヒロカズとケンタは2週間前に会っていたな」

 

そう声を掛ける。

 

「あ、あの時は半信半疑だったけど、ホントのホントにレオモンなの!?」

 

ケンタが思わずそう言う。

 

「信じられないのも無理ないだろうが、このレオモンは紛れもなくジュリのパートナーのレオモンだ」

 

俺は皆にそう言う。

 

「レオ………モン…………」

 

ジュリは上手く言葉が出てこないらしい。

だが、レオモンは優しく微笑むと、

 

「どうやら、『運命』はまだ私を見放さなかったようだ」

 

その言葉を口にする。

『運命』。

その言葉はかつてジュリを縛り付けてしまった言葉。

だが、その『運命』は巡り巡って再び奇跡の再会を果たした。

 

「ッ…………! レオモン!!」

 

ジュリは感極まって涙を浮かべると、弾かれたようにレオモンに抱き着いた。

 

「ジュリ………」

 

レオモンは優しく手を添える。

その様子を見て、俺は思わずグッと来てしまった。

同じように感動で涙を浮かべながら、優しく見守るタカト達。

 

「『運命』………か…………」

 

俺はポツリと呟く。

 

「どうしたの?」

 

葵と優花が不思議そうな顔をする。

 

「いや、『運命』って、本当にあるものなんだなぁ、ってさ」

 

「今更何言ってるのよ? そこに『運命の女神様』がいるじゃない」

 

優花が呆れた様にそう言うと、

 

「優花だって、自分と大士の『運命』を変えちゃってるんだよ?」

 

葵もそう言い返す。

それから2人は可笑しそうに笑った。

 

「本当に………今世の『運命』には感謝しか無いな…………」

 

もし前世で間違って死んでいなかったら…………

ドルモンと出会わなかったら………

デジタルワールドに行かなかったら…………

トータスに召喚されなかったら……………

そして、『運命』を超える意志を持たなかったら………

どれか1つでも無かったら、今の俺は無かった。

本来からは外れてしまった『運命』。

だけど、その全てをひっくるめて『俺の運命』だと思う。

これからも、もっといろいろな『運命』に巻き込まれるかもしれない。

だけど、今の俺に不安は無い。

ドルモンが………

葵が………

優花が………

そして仲間達がいるから。

例え『過酷な運命』が待ち構えていたとしても、俺達はそれを乗り越えていける。

俺達はデジモン達と共に、『無限の可能性』を持っているのだから……………

 

 

 

 

 

~~Fin~~

 

 

 

 

 

 

 





エピローグ2完成です。
とりあえず本編完結。
最後がちょっと強引に纏めた気がしないでもない。
そして当然の様に忘れられているファルコモン(哀)
さて、アフターを期待されている方もいると思いますが、自分に完全オリジナルのアフターを書こうとすると、おそらくどっかでエタるので、大士君達が別作品にすっ飛ばされる俺得のクロスオーバーを書こうと思います。
因みに現在考えてるのが、

➀この素晴らしい世界に祝福を!
・ベルディア戦のちょい前からデストロイヤーまで。アクアと葵が同期の設定。参加者は大士&ドルモン、葵&リュウダモン、優花&ハックモン。多分10話も行かない。作者の知識はアニメのみ。

➁マブラヴオルタネイティヴ
・参加時期は適当に。パートナーデジモン持ち全員参加のストレスフリー。ぶっちゃけデジモンでBETAを殲滅してみようがコンセプト。マブラヴオルタの原作の雰囲気が好きな人は注意。シリアスブレイク。中編位の長さ。原作知識はうろ覚え。

➂ゼロの使い魔
・才人の代わりに召喚される。参加者は大士&ドルモン、葵&リュウダモン、優花&ハックモン。ストーリー的には原作とアニメ混ぜて。ラスボスは決まってない。恋愛フラグは立たない予定。長編。

➃デジモンのいるオリジナル異世界
・デジモンがいるのに文明レベルは中世程度というわけわからん世界。参加者は最初は大士とドルモンのみ。後に葵とリュウダモン、優花とハックモンが追加。ヒロイン増えるよ。
エタ注意。

こんな感じですね。
アンケート取ります。
次回はとりあえず番外編書こうと思います。
おそらく読者の誰もが思ったであろうIFルートを短編で。
それと、本編終わったので更新不定期になると思います。
仕事も最近時間が増えてきたので更新スピードも落ちます。
まあ、この先も続くか分かりませんが。
とりあえず皆さま、ここまでのお付き合い誠にありがとうございました!

アフターで異世界に行くならどれがいい?

  • この素晴らしい世界に祝福を!
  • マブラヴオルタネイティヴ
  • ゼロの使い魔
  • デジモンのいるオリジナル異世界
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