ゴーレムの襲撃から、一夜明けたトリステイン魔法学院では大騒ぎになっていた。
秘宝である『破壊の杖』が盗まれたからだ。
教師たちが集まり、対策を話し合っている。
「それで、犯行現場を目ていたのは誰だね?」
オスマン学院長が切り出した。
「この3人です」
コルベール先生が自分の後ろに控えていた3人を指差す。
ルイズにキュルケにタバサの3人である。
俺達も傍にいたが、使い魔なので数には入っていないらしい。
別にどうでもいいが、何か腹立つ。
「ふむ………君たちか」
オスマン学院長は興味深そうに3人を、そして俺達を見つめた。
「詳しく説明したまえ」
その言葉で、ルイズが一歩進み出て説明を始める。
「あの、私達が城下町での買い物を終えて、この学院に帰ってきたときです。突然大きな音がして急いで様子を見に行きました。そしたら、巨大なゴーレムが本塔から離れて行く所を目撃しました。本塔を見たら、宝物庫の壁に穴が開いていて、そのあとすぐにゴーレムが崩れて土の塊になってしまったんです」
「それで?」
「後には、土しかありませんでした。手掛かりになるようなモノは何も………」
ルイズは俯きながらそう言う。
すると、今度はキュルケが前に出ると、
「私達も似たようなモノです。部屋に居たら突然轟音が聞こえて、ミス・タバサの使い魔の風竜に乗って様子を見に行ったら、ゴーレムが本塔から離れて行くところでした。後はミス・ヴァリエールが仰ったことと同じですわ」
「ふむ………」
オスマン学院長が顎髭を撫でながら思案する。
「後を追おうにも、手がかり無しというわけか…………」
それからオスマン学院長は、気付いたようにコルベール先生に尋ねた。
「ときに、ミス・ロングビルはどうしたね?」
「それがその……………朝から姿が見えませんで」
「この非常時に、何処に行ったのじゃ?」
「どこなんでしょう?」
そんな風に噂していると、ロングビルが現れた。
「ミス・ロングビル! 何処に行っていたんですか!? 大変ですぞ! 事件ですぞ!」
コルベール先生が興奮してまくし立てる。
ロングビルは落ち着いた態度でオスマン学院長に言った。
「申し訳ありません。朝から、急いで調査をしておりましたの」
「調査?」
「そうですわ。今朝方、起きたら大騒ぎじゃありませんか。そして、宝物庫はこの通り。すぐに壁にフーケのサインを見つけたので、これが国中を震え上がらせている大怪盗の仕業と知り、すぐに調査をいたしました」
「仕事が早いの。ミス・ロングビル」
そして、コルベール先生が慌てた調子で促した。
「で、結果は?」
「はい。フーケの居所が分かりました」
「な、なんですと!?」
コルベール先生は素っ頓狂な声を上げる。
「誰に聞いたんじゃね? ミス・ロングビル」
「はい。近在の農民に聞き込んだところ、近くの森の廃屋に入っていった黒ずくめのローブの男を見たそうです。おそらく、彼はフーケで、廃屋はフーケの隠れ家ではないかと」
オスマン学院長は目を鋭くして、ロングビルに尋ねた。
「そこは、近いのかね?」
「はい。徒歩で半日。馬で4時間といったところでしょうか」
「すぐに王室に報告しましょう! 王室衛士隊に頼んで、兵隊を差し向けてもらわなくては!」
コルベール先生が叫んだ。
だが、オスマン学院長は首を振ると怒鳴った。
「馬鹿者!! 王室なんぞに知らせている間にフーケは逃げてしまうわ! その上、身にかかる火の粉を己で振り払えぬようで、何が貴族じゃ! 魔法学院の宝が盗まれた!これは、魔法学院の問題じゃ! 当然我らで解決する!」
ロングビルは、まるでこの答えを待っていたかのように微笑む。
オスマン学院長は咳払いすると、
「では、捜索隊を編成する。我と思うものは、杖を掲げよ」
そう言って有志を募る。
だが、誰も杖を掲げようとはしない。
困ったように顔を見合すだけだ。
「おらんのか?おや?どうした!フーケを捕まえて、名を上げようと思う貴族はおらんのか!?」
オスマン学院長のは再び促すが、それでも教師達は名乗り出ようとしない。
そんな様子に俺は呆れながら、先程のロングビル………もといフーケの言葉を思い返すと、改めて矛盾だらけだなと再認識した。
まず第一に、ここから馬で4時間という事は、往復で少なくとも8時間は掛かるという計算だ。
先程彼女は、今朝方調査を始めたと言った。
現在の時間はまだ昼前。
地球の時間で言えば10時前後だろう。
俺達の様に車を持っていれば未だしも、優秀なメイジがいくら急いだとしても、タバサの様に風竜なんかの移動手段を持っていなければ、こんな短時間での行き来など不可能だ。
更に言えば、現地の聞き込みが1時間程度で終わるはずがない。
情報の裏を取るなどの労力を考えれば、1人で調査したとしたら、半日どころか1日掛かりでも無理だと思う。
そんな事にも気付かないこの学院の人達は馬鹿なんだろうか?
と、割と真面目にそんな事を思っていた。
するとその時、俯いていたルイズがすっと杖を掲げた。
「ミス・ヴァリエール!?」
シュヴルーズ先生が驚いた声を上げた。
「何をしているのです!? あなたは生徒ではありませんか! ここは教師にまかせて…………」
「誰も掲げないじゃないですか」
ルイズはそう言い放つ。
その言葉に教師たちは押し黙った。
すると、それを見て今度はキュルケが杖を掲げた。
「ミス・ツェルプストー!? 君も生徒じゃないか!」
コルベール先生が驚いた声を上げる。
今思うと、コルベール先生位は名乗り出そうなものなんだがな。
盗賊相手とは言え、人間に魔法を使う事を恐れているのかもしれないが。
「ふん。ヴァリエールには負けられませんわ」
キュルケはつまらなそうに言う。
キュルケが杖を掲げるのを見て、タバサも掲げた。
「タバサ。あんたはいいのよ。関係ないんだから」
キュルケがそういったら、タバサは短く答えた。
「2人が心配」
キュルケは感動した面持ちでタバサを見つめ、ルイズも唇をかみ締めてお礼を言った。
「ありがとう………タバサ…………」
そんな様子を見て、オスマン学院長は笑った。
「そうか。では、頼むとしようか」
「オールド・オスマン! 私は反対です! 生徒たちをそんな危険に晒すわけには!」
「では、君が行くかね? ミセス・シュヴルーズ」
「い、いえ…………私は体調が優れませんので……………」
……………改めて思うと、この学院の教師達のやる気の無さは一体何なんだろうな?
生徒達が危険な任務に行こうとしているのに、誰も変わろうとしないとは。
メイジとしての実力はともかく、教師としては愛子先生の足元にも及ばない。
因みに愛子先生の場合、最初のオルクス大迷宮へ実戦訓練に行かなかったのは、周りから止められまくったからだ。
「彼女たちは敵を見ている。その上、ミス・タバサは若くしてシュヴァリエの称号を持つ騎士だと聞いているが?」
教師達は驚いたようにタバサを見つめた。
そのタバサは、返事もせずに突っ立っている。
「本当なの?タバサ」
キュルケも驚いている。
この世界の『シュヴァリエ』の称号とは、爵位としては一番下だが、確かな実績に対して贈られる称号だったか…………
「ミス・ツェルプストーは、ゲルマニアの優秀な軍人を数多く輩出した家系の出で、彼女自身の炎の魔法も、かなり強力と聞いているが?」
キュルケは得意げに髪をかきあげる。
そして、ルイズが自分の番だと言わんばかりに胸を張った。
だが、オスマン学院長は一瞬言葉を詰まらせた。
褒めるところがなかなか見つからないのだろう。
コホン、と咳払いをすると、オスマン学院長は目を逸らし、
「その………ミス・ヴァリエールは数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール家の息女で、その、うむ、なんだ、将来有望なメイジと聞いているが…………?」
オスマン学院長の取り繕いが必死である。
だがその時、
「…………しかもその使い魔は!」
直前の不自然さを隠すようにクワッと目を見開きつつ強い口調で言い放つ。
「平民ながらあのグラモン元帥の息子である、ギーシュ・ド・グラモンと決闘して勝ったという噂だが」
そう言ったオスマン学院長の視線が俺達に向けられる。
その目は、生徒達を頼むと言っているようだった。
俺は仕方ないと肩を竦めて、了承の意を込めた視線でオスマン学院長を見返した。
それから威厳のある声で言った。
「この3人に勝てるという者がいるなら、一歩前に出たまえ」
教師達はすっかり黙ってしまう。
いや、コルベール先生なら勝てそうなもんだが。
というより、生徒達に勝つ自信の無い教師達って一体………
オスマン学院長はこちらに向き直ると、
「魔法学院は、諸君らの努力と貴族の義務に期待する」
「「「杖にかけて」」」
ルイズ、キュルケ、タバサの3人は、直立して真顔になり、そう唱和した。
「では、馬車を用意しよう。それで向かうのじゃ。魔法は目的地につくまで温存したまえ。ミス・ロングビル!」
「はい。オールド・オスマン」
「彼女たちを手伝ってやってくれ」
ロングビルは、頭を下げ、
「もとよりそのつもりですわ」
と、告げた。
だが、その口元が僅かに吊り上がったのを俺は見逃さなかった。
馬車に揺られつつ、目的地へ向かう道中。
「気持ちワリィ……………」
相変わらず俺は乗り物酔いでダウンしていた。
「なんだなんだ? 相棒、オメーさん乗り物に弱いのか?」
背中から外して席に立てかけられたデルフが鍔をカチカチと鳴らしながらそう言い、
「情けないわね。馬車如きで酔うなんて」
ルイズが呆れた様にそう言ってくる。
「これは体質の問題だから如何にもならねえよ………」
車ならサスペンションが付いているのである程度は大丈夫だが、そんなものは付いてないこの世界の馬車では揺れが諸に伝わってしまうのだ。
「大士、無理しないで」
俺の頭を膝に乗せている葵が微笑みながら頭を撫でる。
すると、そんな様子を見てキュルケがニヤリと笑みを浮かべ、
「あなた、アオイだったかしら? もしかしてあなた、そちらの男性と恋人同士?」
揶揄う様な声でそう聞いてきた。
その問いに対し、
「うん、そうだよ」
「えっ!?」
葵は恥じらいも無く笑みを浮かべて頷いた。
その返事にルイズが驚いたように声を上げる。
「あ、あんた達恋人同士だったの!?」
ルイズは思わず聞き返す。
「うん」
葵は迷いなく頷く。
キュルケは恥じらいも無く返事が返って来たことに多少面食らったようだが、
「それにしては、彼はそっちのユウカ………だったかしら? 彼女とも仲が良さげに見えたけど?」
何か含む様な物良いで優花に視線を向ける。
「それは当然だよ。だって、優花も大士の恋人だから」
「「「へっ!?」」」
その答えに、ルイズとキュルケ、それから御者をしているロングビルが素っ頓狂な声を上げた。
タバサは我関せずで本を読み続けている。
「そんなに驚く事? 貴族の間じゃ側室や愛人は当然じゃない?」
優花が何でもないようにそう言う。
「そうじゃなくて、何であんた達はそんな平然としてられるのよ!?」
「「?」」
ルイズの言葉に葵と優花は首を傾げる。
すると、
「コホンッ………ミス・ヴァリエールが言いたいのは、お2人の仲が宜しい事が不思議なのです」
ロングビルが咳払いをした後にそう言った。
「確かに貴族の間では側室や妾を娶る事は珍しい事ではありません。ですが、妻になった者は、主人に気に入られるために、他の妻を蹴落とそうと躍起になるのが普通なのです。主人の寵愛を一番に受けられれば、それだけ良い暮らしが約束されたようなものですから」
ああ、言いたいことが何となくわかった。
「つまり、複数の妻や恋人を囲うと、あの
優花がそう言うと、
「え、ええ…………そう言う事です」
「ふーん……………まあ、分からなくもないけどね」
葵はそう言う。
「でも、私は優花だから一緒に居られるの。一緒に困難を乗り越えて、大士を助け、助けられて、そして一緒に大士を愛した優花だから、私達は一緒に居られるの」
「「「…………………………」」」
3人は驚いたように黙り込んだ。
俺も改めて聞いた葵の想いが恥ずかしくなって顔を背ける。
「ええ、私も一緒よ。言ったじゃない。複数の女性と付き合いたかったら堂々と付き合いなさいって。私にとって、葵が大士と恋人である事は、別に恥じる事でも嫌な事でもないわ。だから堂々と胸を張って、私も大士の恋人だって言えるの」
3人はポカーンとしている。
「いつも通り3人は仲が良いね」
「うむ、いつも通りだ」
「いつも通りだな」
ドルモン、リュウダモン、ハックモンが、何処でも平常運転な俺達に笑みを浮かべた。
暫くして馬車から降り、徒歩で森の小道を進んでいると開けた場所に出た。
その真ん中に廃屋がある。
俺達はは小屋の中から見えないように、森の茂みに身を隠したまま廃屋を見つめた。
「わたくしの聞いた情報だと、あの中にいるという話です」
ロングビルが廃屋を指差して言った。
そして、作戦を立てようと話し合いをしようとした時、優花が立ち上がって茂みの中から姿を晒す。
「ちょっと何やってるのよユウカ! 見つかっちゃうじゃない!」
ルイズは小声でそう叫ぶ。
すると、
「心配しなくても小屋の中には誰もいないわ。ついでに言えば、魔力反応も無いわね」
「優花がそう言うなら大丈夫だ。優花の感知系技能はずば抜けてるからな」
俺と葵も立ち上がる。
優花は小屋の前に歩いていくと、その入り口を蹴り開けた。
「ほらね」
そう言いながら、何の反応も無い小屋の中を指す。
タバサがやってきて杖を振る。
「罠は無いみたい」
念の為に確認した様だ。
タバサはそのまま小屋の中に踏み入り、キュルケと俺達もそれに続く。
俺達もそれに続いて小屋の中に入ると、
「私は小屋の外の見張りをするわ!」
ルイズがそう言う。
俺は一度振り返り、
「ああ。気を付けろよ」
そう言っておいた。
すると、
「では、私は辺りの偵察に行ってきます」
ロングビルがそう言って森の方へ向かって行った。
俺は改めて小屋の中を見回す。
小屋の中は埃だらけで、とても人が根城にしているとは思えない。
「手掛かりが無いか、一応調べてみましょう」
キュルケがそう言う。
「それ以前に一時的とはいえ、ここで人が寝泊りしていた形跡も無いわね」
優花が机に溜まった埃を指で掬い取りながら呟く。
その時、黙々と部屋の中の捜索を続けていたたタバサが、置かれていたチェストを開けた。
すると、
「破壊の杖」
そう言いながら『それ』を持ち上げて俺達の方に振り向く。
「あっけないわね!」
キュルケが叫ぶ。
俺は『それ』を改めて確認すると、
「一応確認するが、本当に『それ』が『破壊の杖』なんだな?」
そう聞く。
「そうよ。あたし、見た事あるもん。宝物庫を見学した時に」
キュルケはハッキリと頷いた。
やっぱりこれは原作通りロケットランチャーだな。
細かい名前は覚えてないが。
その時だった。
「きゃああああああああ!」
ルイズの悲鳴が響く。
「ッ…………!」
俺が振り向きながら、遂に来たかと思った瞬間、小屋の屋根が吹き飛んだ。
そこには、巨大な土のゴーレムの姿があった。
「ゴーレム!」
キュルケが叫び、タバサが即座に反応した。
自分の身長より大きな杖を振り、呪文を唱える。
杖の先から巨大な竜巻が巻き起こり、ゴーレムにぶつかっていく。
しかし、ゴーレムはビクともしない。
キュルケが胸にさした杖を引き抜き、呪文を唱えた。
杖から炎が放たれ、ゴーレムを火炎に包むが、ゴーレムは全く意に介さない。
「無理よこんなの!」
キュルケが叫ぶ。
「退却」
タバサが呟く。
キュルケとタバサは一目散に逃げ始めた。
タバサが指笛を吹いてシルフィードを呼ぶ。
俺はルイズの姿を探すと、ルイズはゴーレムの背後に立っていた。
ルイズが呪文を唱え、ゴーレムの表面で小さな爆発が起こる。
それで、ゴーレムがルイズに気付いて振り向いた。
「おい! 何やってる! 逃げろ!」
俺はそう叫ぶ。
だが、
「嫌よ!あいつを捕まえれば、誰ももう、私をゼロのルイズとは呼ばないでしょ!」
そう言うルイズの目は真剣だった。
「私は貴族よ。魔法が使えるものを、貴族と呼ぶんじゃないわ」
ルイズは杖を握り締めた。
「敵に後ろを見せない者を、貴族と呼ぶのよ!」
ゴーレムはルイズに狙いを定め、腕を振り上げる。
ルイズは呪文を詠唱して杖を振るが、ゴーレムの表面で小さな爆発が起こり、僅かに土がこぼれただけだ。
「チッ!」
俺はデジソウルで身体能力を強化して地面を蹴る。
その瞬間、ゴーレムの腕が振り下ろされた。
「ッ!?」
ルイズが目を見開く。
ルイズがゴーレムの腕に叩き潰される寸前、俺がルイズを脇に抱えると、そのままゴーレムの攻撃範囲から逃れる。
脇に抱えたルイズを降ろすと、
「その志は立派だが、後ろに護るモノが無いのに命を懸けてどうするんだ?」
「タイシ…………あんた………」
「ま………しかし、お前が口だけの貴族じゃない事は認めてやるよ、ルイズ」
「ッ………! あんた、今私の名前…………」
「ようやく名前を呼んでくれたからな。言っただろ? どれだけいう事を聞くかは俺達に対する扱いで決めるって。名前すら呼んでくれない奴の言う事を、まともに聞こうとは思わないしな」
その時、空からシルフィードに乗ったタバサ達が降りてくる。
「乗って!」
タバサの言葉に俺はルイズを押し上げる。
「貴方達も早く!」
タバサが珍しく焦った調子で言った。
だが、俺とドルモンはゴーレムに向き直り、
「行け!」
背中越しにそう言った。
「タイシ!?」
ルイズが叫ぶ。
タバサは一瞬迷っていたようだが、近付いてくるゴーレムを見てシルフィードを飛び立たせた。
「さーて、一応使い魔(仮)としての仕事を果たしますかね」
軽く手首を解しながらゴーレムを見据えると、ゴーレムは巨大な腕を振り被った。
俺は拳を握りしめる。
次の瞬間、ゴーレムが拳を振り下ろしてきた。
【Side 三人称】
ゴーレムの拳が振り下ろされ、大士が砂煙に覆い隠された。
「タイシ!?」
ルイズが思わず叫ぶ。
「あんなのをまともに受けたら………」
「ッ………!」
キュルケは声を震わせ、タバサは目を細めて注視する。
すると、砂煙が晴れていき、
「えっ!?」
「嘘っ!?」
「信じられない………」
3人は揃って驚愕の声を漏らした。
何故なら、振り下ろしたゴーレムの拳は、大士が繰り出したデジソウルを纏った拳によって止められていたからだ。
「はぁあああああああああっ…………!」
大士が気合を入れるように叫ぶと、ゴーレムの腕に罅が広がっていき、
「はあああああっ!!!」
拳を振り抜くと同時にゴーレムの腕全体が砕け散り、その勢いによってゴーレムが仰向けに転倒した。
「ゴ、ゴーレムを………!?」
「殴り倒した………!?」
「理不尽…………」
その光景を見た3人は、呆気に取られた声を漏らす。
だが、ゴーレムは砕かれた腕を再生させながら立ち上がる。
「やっぱ再生するか…………丁度いい。剣の練習相手になって貰おうか!」
大士はデルフリンガーを抜き放つ。
「相棒! ゴーレムを素手で殴り倒すたぁスゲーじゃねーか!」
デルフリンガーは笑うようにそう言った。
「行くぞ!」
「おうよ!」
大士は地面を蹴るとすれ違いざまに両腕両足を切り裂く。
「おおっ! 中々やるじゃねーか!」
「これは…………」
大士自身は剣術は素人の筈だが、思ったよりも体が動いた。
大士は何故かと思っていたが、おそらくアルファモンに進化した時の影響だろうと予想する。
アルファモンに進化した時は、大士自身もアルファモンになっている。
アルファモンの時に何度も王竜剣を振っているので、その時の経験が大士自身にも蓄積されているという事だ。
ゴーレムが立ち上がろうとする度、大士は両手足を切り裂く。
このままフーケの魔力切れまで続ければ大士の勝ちだと誰もが思っていた。
だが、その時、誰にも予想できない事が起こった。
―――ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!
遠くから虫の羽音の様な音が聞こえて来た。
―――ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!
その虫の羽音の様な音はどんどん大きくなる。
いや、どんどん近付いてきていたのだ。
―――ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!
それに最初に気付いたのは、葵やハックモンと一緒に、小屋の残骸の近くで大士を見守っていた優花だった。
「ッ!? あなた達! 逃げなさい!! 何か近付いて来てるわ!!」
優花が空を飛ぶシルフィードに乗っていたタバサ達に叫んだ。
次の瞬間、シルフィードの後方から、赤っぽい色の何かが高速で飛行してきた。
そして、
「きゅいーーーーーーーーーーーっ!?!?」
シルフィードのすぐ傍を通り過ぎたかと思うと、シルフィードの悲鳴のような鳴き声と共に片翼が切断され、宙を舞った。
片翼を失ったシルフィードはバランスを崩し、錐揉み回転しながら墜落する。
タバサ達は墜落の直前で振り落とされていたが、タバサのレビテーションにより事なきを得ていた。
タバサ達はシルフィードの近くに着地する。
「シルフィード!」
タバサがすぐに駆け寄った。
「きゅいっ! きゅいっ!」
シルフィードは苦しそうに何度も鳴く。
「シルフィードの翼が………!」
キュルケが思わず口に手を当てながらそう漏らす。
シルフィードの片翼は、4分の1程を残して完全に切断されていた。
「そんな………!」
ルイズも痛々しそうに声を漏らす。
その時、
―――ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!
と再び大きな羽音がして、ルイズたちは振り返る。
「キシャァアアアアアアアアアアアアッ!!」
そこには、巨大なクワガタムシの様な怪物の姿があった。
「クワガーモン!!」
葵が叫ぶ。
「どうしてこの世界にデジモンが!?」
優花も驚愕に目を見開く。
その間にも、クワガーモンはルイズたちに迫る。
タバサが前に出て竜巻を放った。
その竜巻はクワガーモンに直撃するが、多少身体を揺らがせただけで、クワガーモンは構わず向かって来る。
「「きゃぁあああああああああっ!?」」
「ッ…………!?」
「きゅいっ!?」
ルイズとキュルケは悲鳴を上げ、タバサは目を見開き、シルフィードも怯えた様に頭を伏せた。
その瞬間、
「メタルキャノン!!」
高速で放たれた鉄球が不意にクワガーモンの頭部に直撃し、クワガーモンはバランスを崩して再上昇した。
「皆、大丈夫!?」
そこに走り込んできたのはドルモンだ。
「ドルモン!」
ルイズが叫ぶ。
「あいつは俺に任せて!」
ドルモンがルイズたちに背を向け、クワガーモンを見据える。
「何言ってるの!? あなたみたいなのが、あんな怪物に敵うはずないじゃない!」
キュルケも叫ぶ。
「大丈夫! 俺は大士のパートナーだから!」
ドルモンは首だけを後ろに回すと笑みを浮かべる。
それから再びクワガーモンに向き直ると、クワガーモンは再び旋回して突っ込んでくるところだった。
「大士!」
ドルモンが大士に呼びかける。
大士はゴーレムの両脚を切り裂いた所でドルモンの方を向き、
「ああ!」
ハッキリと頷くと、デルフリンガーを地面に突き刺す。
そしで、Dアークと1枚のカードを取り出すと、
「カードスラッシュ! 超進化プラグインS!!」
そのカードをDアークにスラッシュした。
――EVOLUTION
その瞬間、Dアークにその文字が表示され、光を放つ。
その光が輝くとともに、ドルモンが光に包まれた。
「ドルモン進化!」
光の中でドルモンのデータが分解され、新たに再構築される。
体毛の色は、紫から藍色へ。
背中にあった小さな羽は飛行可能なほど発達し、巨大化。
獣の凶暴性と竜の知性を併せ持った成熟期の獣竜型デジモン。
「ドルガモン!!」
突然光り輝いて巨大な獣竜の姿となったドルガモンに、ルイズ達は………そしてシルフィードは驚愕で目を見開いていた。
「はぁああああっ!!」
突っ込んでくるクワガーモンの巨大な顎を、ドルガモンが両腕で掴んで止めた。
その勢いに多少押されたが、竜のパワーを持つドルガモンはクワガーモンの突撃をしっかりと受け止めた。
「はあっ!」
ドルガモンはクワガーモンを空中へ投げ飛ばす。
振り回されたクワガーモンはふら付いたが、空中で制動を掛けて持ち直し、再び空へと舞い上がる。
すると、ドルガモンもその巨大な翼を羽搏かせると、クワガーモンを追って空へと舞い上がった。
「ドルモンが………飛んだ………」
ルイズが呆然と見上げる。
空中で再びぶつかり合うドルガモンとクワガーモン。
「キシャァアアアアアアアアアアッ!!」
「ぐぐぐっ…………!」
顎で切り裂こうとするクワガーモンを、ドルガモンが押さえつける。
そして、
「はぁっ!」
クワガーモンの勢いをドルガモンが往なした瞬間、
「はあっ!!」
ドルガモンは身体を捻って強烈な尾撃をクワガーモンの腹に叩き込んだ。
クワガーモンは吹き飛んで木々を薙ぎ倒しながら森の中に墜落する。
クワガーモンはよろよろと起き上がろうとしたが、その前にドルガモンがクワガーモンを見据えると、
「パワーメタル!!」
巨大な鉄球を口から放ち、クワガーモンに直撃させる。
クワガーモンの甲殻の罅が体中に広がり、
「ギェエエエエエエエエエエエエエエエッ!?!?」
断末魔の叫びを上げてデータ粒子に分解されていく。
それを見たドルガモンは背を向けて皆の所に戻っていった。
だが、ドルガモンは気付かなかった。
消えて行くクワガーモンのデータ粒子の一部が集まり出し、デジタマとなってその場に転がった事を。
そして、
「おやおや、実験中に逃げ出したデジモンを追いかけていたら、思わぬ発見がありましたねぇ…………」
そのクワガーモンのデジタマを回収した、白衣を着てメガネを掛けた男が居た事を。
「何処のどなたかは存じませんが、感謝いたしますよ…………!」
その男は怪しい笑みを浮かべながら、森の中へと消えていった。
【Side Out】
「ギェエエエエエエエエエエエエエエエッ!?!?」
クワガーモンの断末魔が耳に届いた。
「どうやら向こうは終わったようだな。なら、こっちも終わらせるか!」
俺はデジソウルを燃やしてデルフを包む。
すると、
「おおっ!? 『使い手』でもねーのになんつー心の震えだ! すげぇ! すげえぜ相棒!」
デルフを包んだデジソウルが、まるで剣の刃を伸長させたように纏わりつき、巨大なデジソウルの刃となる。
「はっ! 偶然だけど、何か出来たな!」
俺はそのデジソウルの刃を大きく振りかぶり、
「うぉりゃぁああああああああああああっ!!!」
思いっきり振り下ろした。
デジソウルの刃は巨大ゴーレムを斜めに切り裂く。
一瞬遅れてゴーレムが斜めにズレると、そのままガラガラと崩れて瓦礫の山となった。
俺はデジソウルを消して、デルフを血振りの様に一度降ると、背中の鞘に納める。
すると、丁度ドルガモンが戻って来た。
ドルガモンはルイズ達の前に着地する。
ルイズは驚いた表情のままドルガモンを見上げると、
「ド、ドルモン………よね?」
呆然と呟く。
「ああ。今は進化してドルガモンさ」
「ドルガ………モン? 進化………?」
ルイズはどうやら理解が追い付いていない様だ。
その時、
「きゅ、きゅい……!」
シルフィードが痛そうな声を上げた。
「シルフィード!」
タバサが切断された所を確認する。
「タバサ………シルフィードは………」
キュルケは悲しそうな表情で声を掛ける。
タバサはフルフルと首を横に振ると、
「……………もう、飛べない…………」
俯きながらそう呟いた。
「そんな………! 何とかならないの!?」
ルイズが悲痛な声でそう言うが、
「竜が翼を失ったという事は、人間で言う四肢を失った事と同じ………失われた部位は治す事が出来ない…………!」
タバサは俯きながら声を絞り出すようにそう言った。
よく見れば、タバサの肩も震えている。
その時、
「きゅ………きゅい……………! や…………なのね…………嫌なのね!!」
突然シルフィードが人の言葉で叫んだ。
「嫌なのね!! もう空が飛べないなんて嫌なのね!!!」
シルフィードは首を嫌々と振りながら泣き喚く。
「シルフィードが喋った!?」
「もしかして、韻竜!?」
キュルケとルイズが驚愕する。
韻竜とは、絶滅したと言われる古代竜で、人語を解し、先住魔法を使える種族の事だ。
まあ、俺は知っていたが。
「シルフィード! 落ち着いて………!」
タバサはシルフィードを宥めようとしたが、
「嫌なのねーーーーーーっ!!!」
まるで駄々をこねるように体を滅茶苦茶に振り回す。
だが、シルフィードの体躯で駄々をこねれば、それは人間からしたら立派な暴力だ。
「あぐっ………!?」
タバサが振り回されたシルフィードの尾に弾き飛ばされた。
「タバサ!」
「おっと」
吹き飛ばされたタバサにキュルケが悲鳴を上げたが、丁度俺の方に吹き飛ばされてきたので受け止めてやる。
「シル……フィード………!」
タバサはよろよろと起き上がってシルフィードを宥めようとする。
そんな姿を見て、
「ドルガモン、シルフィードを抑えるんだ」
「わかった!」
俺はドルガモンにそう指示する。
「シルフィード! 落ち着くんだ!」
ドルガモンは暴れるシルフィードに近付く。
滅茶苦茶に振り回される尾や足がドルガモンに打ち付けられるが、ドルガモンは手を伸ばす。
そのままシルフィードの体を掴むと、
「落ち着くんだ!」
強い口調で言い放つ。
「ッ…………でも、でも…………!」
シルフィードは一瞬我に返って動きを止めるが、その瞳からは涙が零れだし、今にも暴れ出しそうだ。
その時、
「〝鎮魂〟……!」
淡い光がシルフィードを包む。
すると、ドルガモンは優しい声で語り掛けた。
「大丈夫………安心して…………その翼なら治せるよ」
「きゅい…………ホントなのね…………?」
「ああ」
「きゅいっ…………ホントのホントなのね………?」
「勿論さ」
ドルガモンの説得と、葵の〝魂魄魔法〟の効果も相まって、シルフィードが落ち着いてくる。
それを確認したドルガモンはシルフィードの体から手を放し、葵の方を向いた。
「葵、お願い」
ドルガモンが葵にそう呼びかける。
「うん」
葵が笑みを浮かべてシルフィードに歩み寄ると、切断された翼に手を翳し、〝再生魔法〟を発動させる。
翼の傷口が光に包まれ、そこから光が翼の形に伸びたかと思うと光が消え、以前のままの翼がそこにあった。
「きゅい…………」
シルフィードはそれを見ると、恐る恐る翼を動かす。
バサッバサッと確認する様に数度羽搏かせると、
「きゅいっ!」
シルフィードは嬉しそうに思い切り翼を羽搏かせ、空へと舞い上がった。
「嘘………失った部位を元に戻す魔法なんて無い筈なのに…………」
キュルケは飛びまわるシルフィードを未だ信じられない表情で見上げながら呟く。
「……………今の魔法は何?」
タバサが呟く。
「今のは〝再生魔法〟。対象の時間に干渉する魔法だ。今のは翼の時間に干渉して、切断される前の状態に戻したって所だ」
俺はそう説明する。
「…………その前に使った魔法は?」
「〝魂魄魔法〟の事か? あれは対象の魂や精神に干渉する魔法だ。さっきのは、混乱してるシルフィードの精神を鎮めたんだよ」
「魂や………精神への…………干渉……………!」
俺の言葉を聞いて、タバサが強く杖を握りしめたのが分かった。
ああ、そう言えばタバサの母親は、エルフの薬で心を壊されてるんだったか。
確かに魂魄魔法や再生魔法なら治せる可能性は高いな。
まあ、頼まれれば治してやることもやぶさかではない。
俺が治す訳じゃないけど。
早めにジョゼットの存在を知っておけば、対策が講じれるかもしれないしな。
つーか、才人が居ないからタバサの心に隙は無さそうだがな。
すると、シルフィードが急降下して来て、
「きゅいきゅい! ドルガモン様! シルフィ治ったのね!」
ドルガモンに激突する様に抱き着いた。
「わわっ!?」
ドルガモンは足を縺れさせるが何とか堪える。
「きゅいきゅい!」
シルフィードは嬉しそうに何度も頭をドルガモンに擦り付ける。
それを見て、
「…………………なあ、もしかしてシルフィードの奴………」
俺は葵達に確認する様に問いかけた。
「あはは…………ドルガモンに一目惚れしたみたいだね…………」
「マジか………?」
俺は思わずそう漏らす。
その時、
「皆さん! 大丈夫でしたか!?」
ロングビルがそれらしい態度で現れた。
ぶっちゃけ彼女がフーケなんだが、俺達は彼女をどうするか決めていない。
何故なら、彼女はアルビオンに居るティファニアや孤児たちへ仕送りをしているのだ。
このままほっとけばレコンキスタに入らないのでは?とも思っている。
まあ、何だかんだで原作通りに世界は進もうとしてるっぽいから結局は入ってしまうのかもしれないが。
「ミス・ロングビル! 無事だったんですね!」
ルイズは安心したように声を掛ける。
「申し訳ありません。ゴーレムには気付いていたのですが、私の実力では足手纏いになるだけだったので………」
「仕方ありませんわ。あのゴーレムを見れば当然です」
キュルケもそう言う。
「『破壊の杖』は無事ですか?」
「はい、ここに」
ルイズがタバサが持っている『それ』に視線を向ける。
「よかった。『破壊の杖』は私が預かります。皆さんはゆっくり休んでください」
タバサが『それ』をロングビルに渡そうとする。
多分このまま渡すと俺達を始末しようとしてくるんだろうな。
だから俺は、
「それにしても、何でそんなもんがここにあるんだか」
俺はわざと聞こえるようにそう言った。
『それ』を受け取ろうとしたロングビルの手がピクリと止まる。
「タイシ、あんた『破壊の杖』を知ってるの?」
ルイズが怪訝そうに尋ねてくる。
「ああ。詳しい使い方はともかく、如何いう物かは知ってるよ」
「何で知ってるのよ?」
「簡単に言うと、それは俺達の故郷で使われている『武器』だ。魔法の杖なんかじゃない」
「えっ?」
ロングビルも声を漏らす。
「お前達に分かりやすく言うなら、それは持ち運びできる大砲だ。俺達の故郷じゃ『ロケットランチャー』って呼ばれてる」
「大砲!? こんな小さいモノが!?」
ルイズは驚いた声を漏らす。
「こんな小さい大砲が何の役に立つのかしら?」
キュルケも馬鹿にしたような口調だが、
「勿論唯の大砲じゃない。その中にある弾の中には、爆薬がギッシリ詰まってるから、対象に当たった瞬間に大爆発を起こす。さっきのゴーレム程度なら一撃で吹き飛ばす位の威力はあるはずだぞ」
「うっ………それが本当なら、『破壊の杖』って呼ばれた事も納得ね………」
キュルケはその威力を想像したのか青い顔をする。
「…………だけど、大砲という事は弾が必要………?」
タバサがそう口にする。
「その通りだ。その中に弾が入っていたとしても1発だけ。補充する弾があるならともかく、こんな所にはそんなものある筈ないから、1発撃ったら唯の筒だな」
俺がそう言うと、ロングビルは何処か焦った顔をして、
「そ、そうなのですか。良くご存知ですね………!」
取り繕った表情でそう言うと、
「で、では早く学院に戻りましょう!」
そう言って皆を促すのだった。
ゼロ魔クロス第4話です。
ちょこちょこと過去作のコピペが………
本当なら舞踏会まで行きたかったけど無理そうなのでここで投稿です。
さて、何事もなく終わるかと思いきや、突然のクワガーモン襲来。
そして謎の白衣のメガネ男!
因みにオリキャラではありません。
誰か分かるかな~?
ヒントはデジモンの倒した時のアレですね。
さて、そんな謎を残しつつも全部吹っ飛ばすのはシルフィードの一目惚れでしょう。
勝手に動き回ってこんな感じになりやがった…………
調子こいて書いてしまったわけですが、よく考えるとゼロ魔編終わったら大士達は元の世界に戻るので、悲恋で終わってしまう事が確定してしまう訳ですが。
完全にくっつけようとすると、タバサを大士のヒロインに格上げして一緒に連れて行ってしまう必要がある訳です。
恋愛フラグは立たない予定と言っときながら即行で裏切る形になってしまったわけですが、まあ、自分としてはタバサはゼロ魔の中でも好きなキャラではありますし、ヒロインに格上げすることは全然問題無いんですけど、その場合、大士と作者の趣味で、タバサが色んな意味で魔改造されることになります。(特に◯◯)
そこで皆さまに投票で決めてもらおうと思います。
タバサをヒロインに格上げするか否か!
投票お待ちしています。
タバサをヒロインに格上げするか否か?
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ヒロインにしてしまえ!!
-
しない。初恋とは散るものである