ミノフスキー粒子なんて、オカルトチックなっ?!   作:丸亀導師

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CE70年7月~9月


第18話 こんにちは!僕の名前はマイケル!よろしくねマリュー君

その日ハルバートン率いる開発チームは、あるもの達の出迎えのためにヘリオポリスの港へと集結していた。

秘密裏と言えど、最初の内は物資の動きが忙しなくなり、隠蔽も程々に成功した頃だった。

 

最初彼等は恐怖した。ブルーコスモスが盟主ムルタ・アズラエルが率いる開発チームが合流すると、差別主義者達が来ることに戦々恐々とする開発者達。

 

見てみれば解るだろう、その現れた集団は顔に刺青を入れていたり、筋肉達磨だったり傷をおっていたりする所謂荒くれもののような連中ばかり、どう見ても研究者じゃない、どちらかと言えばマフィアだ。

 

そんなもの達との初めての対談に戸惑う者たち、そんな事を露とも知らずに、少しずつ港から去っていく荒くれども。それは正に異界との接触だった。

 

~マリュー・ラミアス~

 

私たちのG計画に、ブルーコスモスの技術者達が参画することになった。

彼等は私たちが到着した10日後に、ここヘリオポリスへと入港した。

 

皆、彼等の事を良いように思わなかった、ブルーコスモス。反コーディネイターの首領であり旗印となった組織。

そんな者たちに与している者たちは、いったいどんな顔をしているのか、皆気になった。

 

彼等が降り立った時に、私たちは息を飲んだ。どう見ても、学者や技術者に見えない人々、にもかかわらず一人一人が私たちと挨拶を交わすときは、非常に紳士的であまりのギャップに夢ではないかと思えた。

それがファーストコンタクトだった。

 

その見た目とは裏腹に技術は勿論の事、知識も並みの技術者など足元にも及ばない程のエリート集団。

それが彼等の実態だった。彼等は基本、何かを差別するようなことはしない。

 

どうやら人を蟻かそれくらいにしか思っていない節があるが、それでも差別的な事は例えコーディネイター相手でも行わない。まっとうな人間の集まりだ。

ちょっと外観はあれだけれど。

 

 

そこから数週間経つと徐々に派閥の垣根がなくなっていった。

 

『忙がしいところ悪いんだが、少し良いかい?この艦の事について少し聞きたいことがあるんだが、』

 

ドックの中で話しかけられた。アークエンジェルの建造を急いでいるのだけどそれが気になるらしい。

 

「何か不明な点がありましたか?設計上このMクラフトと融合炉以外の製造はここでやっているのですが、それ以外での質問をお願いします。」

 

禿げ頭で初老の男。一番罪悪無さそうな柔らかい顔の人が告げた。

 

『いや、このミサイル発射管の位置なんだがね?このままだと使えないかも知れないのでね。』

 

どう言うことだろうか?そんな部分を設計し直すのは、無理だ。

 

「言っている意味が解りかねますが。」

 

『いやなに、M粒子の特性が判明する前に設計が始まっていたから仕方ないことだが、M粒子はミサイルの誘導に悪影響を及ぼすからね、最悪明後日の方向へ進んでしまうから。』

 

そんなにも影響を及ぼすのだろうか?俄には信じがたいけど、ジャミングの能力を超えてる。

 

『それだけだよ、ちょうど俺の担当だったからね、少し手直ししたかったんだ。後で設計図を書き換えておくよ。ありがとう』

 

「いえ、こちらこそ不備をご指摘いただきありがとうございます。」

 

好い人たちばかりなのだろうな…。

 

 

~マイケル~

 

7月30日

ここが、ヘリオポリスか…。よし、早速あの娘にあいに行こう!

うん?なんだね君たちは、俺の前に立ちはだかって。

何々?そんな事はさせない?青春を護るために!だって?上等じゃねぇか、表へ出ろ!ギタギタにしてやる。

 

そんなことしたらアイナに言いつけるって?それだけは止めてくれよ、彼女を怒らせるのだけはごめんだ。解ったから、な。

あーあせっかく会えると思ったのになぁ。

 

 

 

8月23日

 

オッホ、良い具合に進んでますねぇ、こちらの機体はまだまだ未完成品だけど、OSはこっちのを搭載したから、素人でも動かせる。地上戦用だけど。

 

潤沢な資金の元開発すると、非常にやりやすい。なんせ、部品を1から自分達で創らなくてすむんだ。こんなに楽な事はない。

 

そんでもって、こっちのはこっちで俺たちはMSを創ってる。向こうはこっちのデータを移植して、彼女の機体とすれば良い。

 

こっちは一般兵が使用できるように関節部分の摩擦もそれなりに、OSも一般用だ。

ちょっとだけ手を加えてNTモードと言うものを、いれてみたんだが、これでもしパイロットがNTならこっちに切り替えられるように、所謂リミッターの解除だな。

 

ストライクの外観が定まってきている、俺の開発した2号機も着々と姿を表してきている。

もう慣れたものだな、一号機を実際に形にするにはどれほどの期間を要したことか。

 

ビームライフルにしても、どうやら機体の方からエネルギーを供給して射出する所謂荷電粒子砲タイプか。

それなら創りやすいのかな?地上じゃ射程が短くなっちまうが、今はしょうがない。

本当、物質の縮退ってどんだけ圧力増やせば良いんだか。一応これで、RX70ー2の設計は完了か…。

 

よし、久し振りに外に出ようここ一月トレーニングルームと設計室とドックを言ったり来たりだったからな、少しは外の空気を(まあコロニー内だけど)吸いに行くか。決してあの娘に、会いに行くんじゃないぞ、決してだ。

 

 

 

~キラ・ヤマト~

 

はぁ、今日も教授の手伝いをお願いされちゃったよ。ちょっとは断りたいんだけど、僕もそれを断れないのも悪いんだけどそれにしてもこれで、給料も出ないって言われるんだから。

これ多分お金取れるんじゃないかなぁ。

 

「お~いキラ、どうしたんだよそんな陰気臭い顔して。」

 

『カズイ、いやまた教授から研究資料を押し付けられちゃって、誰か手伝ってくれないかなって。』

 

そんな相談をしながら、カレッジからマーケットの方へと車で移動しながら話してたんだ。そうするとさ、なんか異様な人だかりが目について、僕らはそれが気になって見に行ってしまった。

 

「おいおい、何なんだ?」

 

『サイ、ちょっと強引に行くのは良くないよ。』

 

「大丈夫だって」

 

ぐいぐい奥へと進んでいくと、そこには筋肉があった。それは筋肉と呼ぶには余りにも肥大していた、大きく分厚く黒光りする正しく鋼の肉体であった。

 

皆一様にすげぇ~と言っちゃった。

色々なポーズをリズムに乗せて披露していく、そうする内に、音楽は止んでそして拍手がそれを纏った。

 

「ありがとう!ありがとう!これで御披露目は終わりだ、私に付き合ってくれた皆様に感謝を!」

 

凄い人だよ、おんなじ人間とは思えない。

群がっていた人たちはすぐに霧散していったけど、僕らは好奇心旺盛だった。

 

「すいません、お名前を伺っても良いですか?」

 

揺ったりとこちらに首を向けた、なんか怖そうな人だ。

 

「なんだい?何か用かな?」

 

「そのぉ、その肉体はどうやったら手に入るのかなって…。」

 

少し考えたあと言った。

 

「私の職業を当てたら教えてあげよう!」

 

この人の肉体を見たあとだと、ボディービルダーくらいしか思い付かないよ。

 

「解らないだろ?では、そろそろ時間がないので失礼するよ。」

 

行っちゃった。いったい何の仕事をしている人なんだろうか?絶対に技術者とか、研究者じゃ無いんだろうなぁ。

 

 

 

~オーバールック・研究所~

 

9月2日

 

MS試作一号機の宇宙用OSの暫定的開発が終了する。それにより現在まで凍結されていた、テストパイロットによる機体の耐久試験を行うことを決定する。

 

これによって現在研究所にあるMSをプトレマイオス基地へと移送を開始する旨を、現代表であるムルタ・アズラエル氏に意見具申をする。

 

テストパイロット、リディア・パヴリチェンコ氏へのMSの譲渡による、月面の勢力確保も検討することとし、現状打破を目的とする。

 

機体の打ち上げ日は、11月とし現在建造終了した艦艇と、信頼性の向上したミノフスキークラフトによる打ち上げを行う。

 




誤字、感想、評価等よろしくお願いします。

試作一号機の設定を資料の最下層に追加しました。

サイの初期機体何が良いですか?

  • ザフト機のキメラ
  • スカイグラスパー
  • ザウート
  • バクゥ
  • 連合ザフトキメラ
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