ミノフスキー粒子なんて、オカルトチックなっ?! 作:丸亀導師
アークエンジェルとコープマン小艦隊がクルーゼ率いるラクス救助艦隊→ラクス弔い合戦艦隊と戦闘を開始した。その戦闘は序盤MSの戦闘能力によりクルーゼ隊がAAを襲撃し、それに対して押されぎみではあるもののAAが耐え。それに援軍としてMA隊が入り、攻防一体の戦闘となった。
その後新鋭のメガ粒子砲によるアウトレンジ攻撃により、コープマン艦隊はクルーゼ艦隊へと一方的な打撃を加えていった。射程から来る優位を覆すために、AAに向かっていた第2派MS部隊は目標を変更しコープマン艦隊へと直進する。
苛烈な対空砲火、シャワーのような防御を行い軽微な損害を与えるもジリジリと距離が縮まっていく。
そんなものを急かすように、隊列から離れたバスターはモントゴメリの艦橋を撃ち抜くべく射撃を開始した。
初撃で艦橋を破壊する筈だったそれは、1条のビームによって打ち消された。それは流れるような機動をし、赤い尾をひく。それに気を取られたバスターは一機のジンに奇襲を許した。
~マイケル~
おお、まるで雲蚊だな。どうもマイケルです、今ザフトのMSに応戦中なんですよでね、リニアガン結構良い仕事してくれるんです連射は効かないけどね。
ジンくらいの装甲なら簡単に貫通するし、イヤー捗るね。
え?狙撃してるのかだって?そりゃそうだよこの機体本来の用途は偵察用だからね。狙撃とかも出来るからそれを実践してるんだ。もっとも本来は隠密行動を行っての狙撃だから、こんな間近での戦闘は想定してない筈だけどこの際構わんさ。
今のこの機体に複数の相手は出来ない、したらオーバーヒートの上スクラップだ。おっと、キラ君が危ないね!
ストライクに接近するイージスを狙撃する。
ハハ、いくらかフェイズシフトと言えど、こう何発も食らっていてはバッテリーが持つまい!
「おい、マイケル技師聞こえてるか?」
『なんだねフラガ君』
「俺はジン相手にMAと連携して何とか追っ払ってるんだが、モントゴメリの方に敵が行ったみたいだ。援護に行ってくれよ」
『了解した、アークエンジェルを頼むぞ。』
複数の相手は出来ないと言ったな、あれは嘘だ。機体に無理させりゃ大丈夫だないけるいける。
途中止めに来たやつもいたけど、そいつはリニアガンでコックピットをシェイクしてやったよ。
ちょうど弾切れ、ジンの欠点はラックがあまりにも少ない事だ、これだとせっかくある剣が使えないんだねぇ。
と右腕で腰の左側に付いてる剣を握ってバスターへ直行さ!
そしてちょうど撃ち終わって何かに困惑気味のバスターへと突進しつつ下段より剣を振り上げる!
そしたら結構良い反応するんですねぇ、なんとあのライフルで防御した来た。でもねぇ棒術を知らんと見える、なら叩き潰すまでよ。確かにPSは硬い、でもね関節は非常に脆いのだよ!
上から叩く叩くそしたら相手は横に薙いできたから、そんじゃそれを逆手に取って相手の後部へ、したらば空かさず剣で腰に付いてるライフル駆動系をひっぺがす。
よしよし、それでそれが壊れたならもういっちょ今度は腕で殴りに来るから、それを手首を掴んで相手の肩を掴むように逆にするこれで、肩の関節駆動系はいかれる。
これで左側武装と左肩は使い物にならない、さあどうする?こっちにゃコックピットを潰す術はないんだ、撤退すりゃ良い。そうすりゃこっちも万々歳だ。
お前がいなくなりゃ、支援機が無くなる。そうすりゃ他の連中も諦めるだろうから行ってくれよ。さもなきゃ四肢をもいで拿捕してやる。
うん?引いた。潔い?いや。
後ろを振り返るとジンの残骸が空間を漂っていた、よもやたった2分で8機を落とすとはもう自分の手足だな。
~コゼット~
本当に鬱陶しい!ジンがいっぱい群れて。あんた達の攻撃じゃ、この機体は傷つかないの!
重斬刀を持ってるけど、きっと関節部分をやろうとしてるに違いない。
「コゼット、敵は焦っている。冷静に判断すれば落とせない敵ではない。ただ反応速度が良いだけだ、意表を突けば簡単に事は運ぶ、それよりも後ろを警戒することだな。」
『わかってる!』
後ろからデュエルが攻撃してくるなんてね!
混戦でライフル使えないからサーベル勝負なんて、薙刀を持ってるこっちの方がリーチはあるの。
『いい加減鬱陶しいの!さっさとどっか行ってよデュエル!』
「なんだとぉ?貴様女か!」
『女でわるいかぁ!』
薙刀を下に崩し柄のPS装甲の肩当て部分をおもいっきり、左肩肩にぶつける。凄い衝撃の筈だけどなかなかタフね。
「貴様コーディネイターだろ!どうして俺達と戦う!」
『はぁ?私がいつからコーディネイターだと言ったの?私は純粋なナチュラルだ!』
「なに!?」
くそ、数が多いフラガ大尉なにやってんのかなぁ。この数、私とキラを狙ってきてる確実に落とそうとしてるのか?いや、何かおかしい私が相手どってるのはデュエルとジン4機キラが相手してるのは、イージスとジン6機…しかも動きが鈍い、まるで拿捕しようとしてるみたいに…。
『キラ応答して!ブリッツがいない!アークエンジェルがやられる!キラ!』
「っくコゼット、無理だこんな数相手なんて。」
『それでも男?!気合いでって、何とかしなさい!CRD操縦任せた私は索敵に専念する!』
「了解した、だがどうやって見つける。」
何か手はないか…?あれは何かが近付いて、アークエンジェルに!
AAに近付いていたそれからビームが発射され、何もない所に命中しブリッツが姿を表した。嘘、ミラージュコロイドをどうやって見抜いたの。
その後その謎の機体はブリッツを相手しながら、私たちに取り付いている機体をどんどんと破壊していく。
さながらロボットアニメの主人公だ。
「そのMSのパイロット大丈夫か、君は新造艦の護衛へ行ってくれ。もう一人を助けてから話をする。」
一方的に言って言っちゃった。私が苦労して戦ってた相手を赤子のように…凄い。しかも女性の声だった。
「赤い流星か…コゼット、あれには負けたくないものだな」
『私じゃ勝てないよ』
「そんな事はない、あれはきっとNTだ。でなければあんな動き考えられん」
『NT?』
ニュータイプってなんだろう、コーディネイターの一種かな?
~ニコル~
命からがら逃げてきた。あの時僕は確かにミラージュコロイドを展開してレーダーにも視界にも映らなかった筈だった。でも、あの機体はそんなの関係なく僕を殺そうとしていた。生きてるのが奇跡だ、あの時恐怖にかられ一瞬だけど避けるのを辞めた。
それが功を奏したのか、左腕だけ持っていかれた。戦意喪失してたからなのかその後執拗な攻撃もしてこずに命拾いした。
漂っていた僕なんかよりも、他のジンを狙ってまるで話しに聞く暴風雨みたいにストライクやゲイルの相手をしていた人たちはなす術なく、落とされていった。
撤退できたのは、僕を含めて6機。戦力の8割以上を損失して損傷していない機体は無いという程に、一方的にやられた。あんな敵どうやれば勝てるのだろう。
ディアッカも謎のジンと相対して手酷くやられた、幸いだったのは向こうがPS装甲を貫通可能な装備が無かったこと、もしあれば撃墜されていたと。
一体ぼくたちは何と戦わされたんだろうか?クルーゼ隊長が出した撤退信号がなければきっと全滅してた。
「おい、ニコル大丈夫か?」
『イザーク…ええ、大丈夫です少し体に震えが来ているだけです。まさかあれ程の恐怖を味わうなんて今までで一番の恐怖かもしれません。僕は何も出来なかった、僕はただ見ているだけだった。』
なんでだろう、自然と涙が溢れてくる宇宙だから涙は流れないけど、目が水に濡れている。
「俺は相手と話をした。俺と互角に戦っていたやつとだ、不意の通信だったがそれでも驚きだった。やつは女だったしかも声は、俺達と同じくらいの歳だそれでいてナチュラルだと。正直自信を失うな、だけどなニコル俺達は生き残ったんだ生き残ったのなら次がある。だからそのとき挽回しよう。」
『イザークがそんなことを言うなんて、大丈夫ですか?アスランとディアッカは?』
『あいつらはあいつらで問題が出たみたいだからな。それを修正して次に生かすんだろう。』
そうですね、弱気になっている場合じゃ無いですね。ミラージュコロイドが効かないなら正面から戦うしかない、でも腕は相手の方が上数でも…手の撃ちようが無いですね。
なら敵艦を盾にして闘えれば、何とかなるでしょうか?
~ナタル~
艦の損傷は軽微。一部ラミネート装甲が剥離した部分があるが、そこは主砲の近接部でメガ粒子砲にはあまり効果が見られないのか… 帰還したマイケル技師に聞いてみたところ
「ああ、それは仕方の無いことだ内包するエネルギー量が違うからな。最悪ラミネート装甲は無くしてしまった方がいいか?いや、そうでもないか?…」
自分の世界へと潜り込んでしまったためそれ以上聞くことは出来なかったが、それでも今は必要かもしれない。ローラシア級の砲撃は防いでいたからな。
それよりもドレイク級のローが心配だ。モントゴメリを庇って艦艇に大破判定が出ている。総員退艦が命令されている頃だろう、艦自体に充分な余裕がある本艦に、移乗することになっているが指揮権は誰が持つことになるだろうか?
そういえばGATシリーズに似た機体が一機入ってきた、噂に聞くパヴリチェンコ少佐だろうか?もしもそうであれば私は非常に嬉しく思う。戦力としても、私の目標の人としても実際に会ってみたい。
艦長は私に気を遣ってか格納庫へ行っても良いと言った、拒否したのだが押しきられてしまった。
フラガ大尉にも気を張りすぎだと、もう少し柔らかくしても良いのだろうか?あれはヤマト君か。
『キラ・ヤマト、こんなところでどうしたんだ。』
「ナタルさん実はフラガ大尉にここで待てと言われたんです。コゼット達も今に来ます。」
全員会うように言われたか、私と同じと言うことだろうか私も彼らと同じく、気を張りすぎだと…納得は行かないが会って損はない筈。
すると向こうの機体からこちらに向かって来る人がいる。金髪で凛々しい姿、映像で見るよりは小柄で私より背が低いだがとても覇気がある。
「遅れてすまない。君たちがこの艦を護っていたパイロットと指揮官かな?
私はリディア・パヴリチェンコ少佐だ。以後よろしく頼むよ。」
一人づつ握手をしていく、その手に触れたときコゼット曹長は一瞬呆けていた何かを見ていたのだろうか?
私も掴むと、足元が透けるような感覚に襲われたこれは、いったいなんだと言うのか?
誤字、感想、評価等よろしくお願いします。
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