ミノフスキー粒子なんて、オカルトチックなっ?!   作:丸亀導師

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第30話 これはこれは王女様ではないですか。

バルトフェルドの攻撃を反らし艦を再び着地させたアークエンジェルは、その巨体を隠すために砂丘に降りた。

艦載機を艦へと収納していたが、ストライクだけは例外にジープと共に岩影へと誘われた。

 

そこにいたのは、一見みすぼらしいもの達。だがその実そこにある兵器はつい最近まで地球軍の主力を勤めていたものばかりだ、一部には対MS戦闘用に開発されたものもある。

 

いったい何処にそんな資金が有るのだろうか?そして、それを物語る人物がいたカガリ・ユラ・アスハ。オーブ連合首長国のウズミの実の娘だ、彼女を眼にしたときマイケルの目が細くなる、どうやら見知っているようだ。

 

護衛であるキサカは、それを感じ取ったのか警戒心を強めるがマイケルのオーラを感じているのか顔に汗が流れていた。

~マイケル~

 

おお、何ともまあ面白いことやってるじゃないか、キラに突っかかってるのは確実にカガリであろう間違いない。その昔、世界の王公貴族の舞踏会に招待されたことがあったが、その時の面影が今も残っているな。

 

それに横にいるのはキサカ、五年程前に如何にしてプレゼンをするか考えていた時にクラウンに誘われ参加した、アマチュアボディービル大会で一緒になった事がある。あの時のまま優れた肉体をしている、良い筋肉だ特に三角筋のキレが良い。

 

「お前、いや君はマイケル・スパロウ?!まさかここで出会えるとはな、君の考えた《人の起源に対する遺伝子的見解》読ませて貰ったがあれには感動をしたよ。申し遅れた、ジュバ国立大学で分子人類学を教えていたサイーブ・アシュマンだ。噂はかねがね。」

 

『こちらこそ、《進化と退化の相反》で有名なアシュマン教授ですか?私はマイケル・スパロウしがない研究者ですよ、こちらこそよろしく。』

 

周囲の眼など気にすることもなく、いきなり始まる自己紹介皆困ってるねぇ、それよりも。

 

『教授少しお話があるのです、何分内密な話が彼女について

 

「おお、実に面白そうですな。キサカ君、ちょっといいかね?一緒に話があるんだ。」

 

三人でテントに向かう、周囲は怪訝な表情だ。

 

「それでいつわかった。」

 

『見た瞬間解ったよ。全く自分達の国の指導者の娘の顔も区別できないなんて、哀れな少年達さ。』

 

「カガリ様の事は内密に…お忍びなのです。」

 

サイーブは座りながら、俺達はポージングしながら話を進めた。

 

『お忍びなのは解った、だが些か軽率すぎる。死んでしまったら、どういうつもりなんだ?まさか地球軍に味方するわけではあるまい?』

 

「面目次第もない、だが現実を見せる良い機会だと思ったのです。」

 

まあ、解らなくはない。オーブが置かれている現状を、外側から見るのは良いことだ、だが中立国の王族の娘が敵対していた等知れ渡ったら当然戦争になるだろうなぁ。

なにやら、外が騒がしいが

 

「どうしたというんだ、少しは落ち着かんか!」

 

「タッシルが攻撃を受けてるんです!」

 

報復攻撃ね、良くやりそうな手だよ。だが、これで民間人に手を出していたら国際問題に更なる負担が来るだろうなぁ。

 

 

~コゼット~

 

ここに来て早々にまた出撃?まったく、ゲイルのコックピットに乗ったたままだったから良いけど。

 

「コゼット少尉、直ぐに発進して。キラ少尉もアークエンジェルに帰投して、アークエンジェル直ぐにでも発進します。」

 

あんなに苦労してここに来たのに、また見つかりに行くなんて悪手打ちたくないんだけど。

 

「まて。コゼット、お前の機体はSFS(サブフライトシステム)の役割もある、ストライクの換装後ストライクを載せてタッシルに向かえば良い。」

 

まじで、あんな重いもの載せて飛ぶことできるの?この機体。うっ、確かに最大100tまで載せて飛べるけど、本当にやるとは思わないよぉ。

 

『わかった。キラ、早く換装して上に載るの。良い?』

 

果たして間に合うか…

 

 

 

結果として間に合わなかった、それでも撤退していくバクゥを確認出来た。「明けの砂漠」の若い人たちが盛んに何か言ってたけど構うもんか。

 

父さんが追い付いてきて、若い人たちの乗ってきたトラックやらなにやらのバッテリーや駆動系を弄って動けないようにしてる。暴走を止めるためには仕方がない。

 

そして、バクゥは私が撃墜して見せた、勿論キラも戦闘に出てバクゥを見事に撃破!したんだけど、どうも後味が悪いものになった。

 

町の被害は建物と食糧だけを破壊していった、たぶん見せしめと自分達に降るようにしているんだと思う。

だけど、これじゃあ餓死しろって言ってるようなものだ、この作戦を考えたバルトフェルドは人の心が無いのだろう。やってることが20世紀初め頃の戦争と同じ。

 

目的のためには手段は選ばない?それとも、恐怖政治で周囲を統治するのか、協力者には甘くして牙を折ってからじわじわと絞め殺されていくのか。この敵、なんか人の動きとかに詳しいのかな?

父さんに聞けば解るかもしれないが、解りたくもない。

 

艦内の食糧を分け与えた、これで一月は持つだろうレーションみたいなものだけど何とか凌いで貰いたい。

 

「皆さんお怪我はありませんか?まさかこんなことになっていようとは、私はこんなにも何も知らなかったのですね。」

 

ラクスが労いの言葉と、食糧を配って…?何でラクスがいるの?艦内で炊事の係についているんじゃ…。

 

「もう、ラクス次にいくわよ。子供達が飢えちゃうかもしれない。」

 

「わかりました、それでは皆様失礼します。」

 

なんか、フレイと意気投合してる…いったい何があったんだか。

 

 

~ナタル~

 

どうしてこうなった…私の周りには今回の戦闘に巻き込まれた無傷の子供達が群がっている。

確かに私は子供達に少しでも元気になってもらおうかと、少ないながら私物で持ってきていたチョコを与えたのだが取り囲まれている。

 

『す、すまないもう無いんだ、何か別のものを用意するから少しまっていてくれ。』

 

うう、子供は苦手だ何を考えているかわからないから、誰か助けてくれないだろうか?

そう思っていると向こうから、フレイ・アルスターとラクス・クラインがやってきて子供達を導いていった。《美味しいお菓子がありますよぉ~》と良いながら。

ありがたい、今度何かお礼をしよう。

 

暫くいたが、その後艦へと戻り今後の予定を艦長と話した。

今回の件は私たちにも一応の否はある、そこで彼等と一時的な共同戦線を構築し、バルトフェルドをここに釘付けにしようと言うものだ。

 

それに伴って持久戦になる可能性があるので、必要な物資の買付をする事になった。

まさか、こんなところでこのようなことになろうとは、昔の自分が聞いたら何と思うだろうか?

 

出発の当日になって、人選を間違えたと思った。あの筋肉だるまが参加しない何て、予想が出来なかった私を殴りたい。

 

「俺は行かないぞ?こんな奴が近くにいたら怪しいだろ?勿論キサカ君も行かない、フラガは顔が割れてる。だとすると、最近トレーニングを始めたキラ君がいるじゃないか。いくらコーディネイターだからと言っても、あれ程の逸材なかなかいないからね。」

 

『ですが、こんな人選では余りにも無謀すぎます!』

 

「じゃあこれを持っていきなさい。」

 

私に手渡されたのは、銀色の何か太いペンのような…でも後にダイアルが三つ?ついてるが

 

『これはいったい』

 

「それはピカッとやって相手の記憶を消去するものだ、昔軍に作ってくれと言われたんだが、採用前になって大統領が代わってね。非人道的と言われて不採用になった奴だ、もしも正体に気付かれたら時使うと良い。上手く相手の記憶を操作するんだ。

マニュアルはこれだ、読んどいてくれ?」

 

こんなにも扱い辛いようなもの、どうすれば良いんだ…それと、私は軍のいや国の暗い部分を知ったのかな。

私はいったいどうなってしまうのだろうか、帰国が少し怖くなって来た気がする。

 

 

 

 




この話で出てきた学術はフィクションです、真に受けないでください。
なお、分子人類学という学問は存在します。

誤字、感想、評価等よろしくお願いします。

サイの初期機体何が良いですか?

  • ザフト機のキメラ
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