ミノフスキー粒子なんて、オカルトチックなっ?! 作:丸亀導師
ホントウにモウシワケナイ
仕事がきついです、執筆もおぼつかない。本当正月前って嫌だなぁ。
閉鎖された空間、そこに響き渡るのは銃声?いや、もっと大きく鈍い音。
ボゴゥと言う射撃音と共に射出された20㎜の鉛玉は、人形に命中するとそれらをミンチに変え、後に控えた同じものに命中すると、内部の信管が作動し火薬が炸裂する。
グチャグチャと原型を留めるものはなく、辺りを肉片が覆う。
だが、普通の生物であるのならこれで終いとなるが、敵は良くわからないものである。肉片は次第に動きだし、一つの塊となって原型へと戻ろうとする、だがミックスされたそれは原型を形造る事はなく、手足が生えた肉団子。(「Zygote」と言う映画の怪物のような見た目)
一つ一つの細胞が生きているのだろう、焼かなければ殺すことなど出来ないのだろう。
そういう意味ではメガ粒子砲は一番の解決策である。
つまりは、この生物メガ粒子砲が効果抜群なのだ、地球に降下等出来ない、断熱圧縮に曝されれば間違いなく焼死する。
実に呆気ない普通の生物である。
唯、人はそれを得体の知れないものであるが故に恐れる。確かに気色悪い見た目に、強烈な幻覚を見せてくる正直言って対話なんか出来るかと言えば、まあ無理だと9割の人間が考えるだろう。
そして、それはリディアもまた同じ意見を持っていた。
~リディア~
破壊しても破壊しても次から次へと現れる機体、ただの木偶の坊ではあるがそれでもサーベルのエネルギーは有限だ。意図的にスイッチの入り切りを行ってそれを行っているが、それでも心配ごとである。
「我が体内から出ていってもらいたいものだな」
コイツ意識があるのか?
『なら、このコロニーいや地球圏から出ていってもらいたいんだが?』
「それは無理な話だ、ここには美味しそうな夢がたくさんある。それを食う、その後ならかまわない」
コイツ食事をするだけして帰る、だが夢が食事ならば地球上のあらゆる生物の精神を喰らうと同義ではないか?
『それは許容できない。お前が食事を終えたとき、それは地球の生命の危機となるからだ。』
「オマエ、あの巨神と同じ事言った。あいつも言った、可能性の為にオマエは邪魔だと、だから隠れたそして眠ったアレが去るまで。」
アレとは何なのか良くわからないが、だからと言ってここに居座られて良いものじゃあない。
『では、交渉決裂だな!』
「隊長!セット完了しました、時間まで凡そ15分です!」
『全機撤退を開始せよ、平文を打て!粒子下でもわかるようにな!』
目印の通りに通路を逆に遡る。そして、外に出て第一に入ったのは艦隊からの攻撃により、表皮が焼け爛れたエヴィデンス01の姿であった。
彼女達の行ったことはあえて言おう、無駄であると。そんなものを使用しなくとも、この生物は簡単に死滅する。彼女はそれに直ぐに気がついた、と同時に機体のスラスターを吹かし再度生物内部へと突入する。
「どうしたんです!」
『我々はとんでもない勘違いをしていた、説明している暇はない。君たちは脱出しろ!』
~マイケル~
弾が尽きるのが先か、奴等が死ぬのが先かどちらにせよ帰る道はない。
一発一発を性格に急所へ命中させるが、奴等は肉塊となってこちらへ寄ってくる。
それでも次第に動きは鈍くなっている。なるほど、不死身ではなく単に生命力が異常に高いだけか、しかも放射線に非常に強い。サンプルに持って帰りたいくらいだが、こんな巨大な生命体の中だ。コイツの本体から切り取れば良い、どうせビーム砲に抵抗する力等無い筈だからな。
そんな時だ、MSの小隊が現れた。あれは、ゲイルだな。
俺が襲われてるのかと思ったのだろう、ビームサーベルで呆気なく蒸発させている。
『どうした、こんなところに来て。』
「もしもの事が無くて良かった。さ、この子に載って!もうすぐここは無くなるから!」
無くなる?どういう事だ。
「重力爆弾、父さんが作ったジェネレーターを暴走させて小型ブラックホールを…」
『まて、今なんと言った?あのジェネレーターを暴走させるだと?
今すぐそこに行くんだ!早くしろ、取り返しの付かないことになる。』
「いったいどういう『早くしろ!』」
載せて貰っているのにと思うだろう、だがあれはまずい。
『他の機は脱出しろ、コゼット良いか?全力で行くんだ!』
ブースターが加熱していく、感覚でわかり始める。この生物は死に体だ、構造が手に取るようにわかる。
あれは、リディア君の感覚か?
『聞こえるかリディア君。』
「この声はマイケル博士、無事でしたか。」
『状況は最悪のパターンへと突入した、今すぐ時限装置を停止させ、速やかに解体作業を行わなければならない。』
どうやら向こうも向かっているようだ。
「解体は誰が…」
『私がやろう、私しか内部構造を把握しきれていないからな』
「避難させると言う選択肢は、無いのですか?」
『何故コイツの実験を行わなかったかわかるか?コイツの重力は最低でも、木星まで到達する。そうしたら地球は重力に引きずられ、公転軌道からずれる。そうなったらおしまいだ。若い頃の私が憎いよ。』
最悪のパターンはなんとしても止めなければな。
『私の居場所は解るだろう?そこまで何とか道を切り開いて欲しい、良いか?』
「了解した。コゼット少尉、頭の中に直接声が響いているのに驚いているかもしれないが、私の位置が解るか?解るならこちらへと向かって欲しい、最短距離だ。出来るかい?」
「は、はい!」
苦もなくやろうとする姿は正しく皆の支柱だな。
『頼むよ、到着したら俺を置いて脱出してくれ最悪の場合を想定して、あるものを起動できるようにする。それに巻き込まれないようにするために、たのむよ。』
~キラ~
『う、うぇ。気持ち悪い…』
目の前がチカチカする、何か無理やり頭のなかを掻き回されたかのようだ。掻き回されたこと無いけど…どうやらこの症状は僕だけではないらしく、コーディネイター、ナチュラル問わず無差別に起こっているらしい。
でも、フレイやカズィはケロッとしていて、いったいぜんたい何が原因なのか見当も付かない。
ブリッジに行き状況を聞くに、何やら集団催眠のようなもので、連合艦隊全体で同士討ちをしていたらしい。ただ、僕は機体の修理に時間が掛かっていたから出撃してなかったけど、それでもどうやら暴れたようだ。サイも同様に。
それで、眠っていたのだけど時間にして戦闘開始から3時間にしてやっと混乱が収まった。それもこれも13艦隊の面々の活躍で、どうやら他にもガンバレルを装備した機体とか、後はザフトのクルーゼ。彼はまともに協力してくれたとか。
そして、艦隊を精神攻撃してきたのはあの巨大な生物、今はかなりズタズタで艦砲射撃の的になっている。もしかすると、特別任務なんていらなかったんじゃないだろうか?でも、それでも作戦の中止は行われない。少しでもリスクがあるなら続けると言う。
そんな時、ある一報が届いた。生命体の体温の急激な低下が観測されたと、それと同時に生物の体内から戻った部隊が報告したようだ。艦隊を出来うる限りあれから遠ざけることと。
どうしてか、それを説明したのはある数値の情報だった。どうやらあのジェネレーター、自壊した場合の予測を遥かに上回る出力のものだそうで、データには無い有り得ない出力だったそうだ。
コゼットと、リディアさんがそれを止めに行っている。でももしも失敗すれば、人類は絶滅いや、地球自体が生命の永久に住めない星になる。壊すことも、ましてや動かしても時間の足りない。もう、僕たちには祈る事しか出来ないのだった。
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