ミノフスキー粒子なんて、オカルトチックなっ?! 作:丸亀導師
『よしよ〜し、良い子ですねぇ。さ、オネムの時間ですよ〜。』
あぁなんて幸せな時間なんだろうか、こうやって子供も産まれて、静かに暮らせるなんて…あの時は考えられなかった。
明日はこの子の誕生日、あの人が帰ってくる筈なんだけど、あっ来たきた。
「ただいまぁ〜」
帰ってきた、
『お帰りなさい、先にお風呂にして。プレゼントは?』
「ちゃんとあるよ。」
ニコルは、私と結婚したあと軍を退役して研究所で働く事になった。私は産後の育休でこの子が3歳になるまでは、偶にシミュレーターでの模擬戦や受講をすれば良い事になっている。
『美味しい?』
「ええ、とても。そう言えばお義父さん達はまだ帰ってきてないのですか?」
『確か今日は二人で狩りに出掛けて来る、とか言ってたから今日中には帰ってこないわよ。』
「また…ですか。本当にいつの時代に生きているのか、解らなくなりますね。もっとも、鹿が増えすぎるのを抑えて頂いているので、文句も言えませんが。」
研究所の博士だとか、父に近い世代の人達はとにかく活発的だ。コーディネイター顔負けの身体能力だとか、あとは根性でなんとかしちゃう人だとか、学者とは思えない人たちばかり。
食事の後、二人でソファーに座ってテレビを見るすると彼が言い出した。
「コゼット、もうそろそろ軍を抜けても良いんじゃないかい?もう、争いが途絶えて5年。この子の教育上、やはり母親が近くにいた方が良いと僕は思うんだ。」
『そうね…でも、後5年はやらなくちゃならないと思うの。だってそうでしょ?未だに世界で燻っているものを、今私達の世代が消さなくちゃ、あの子が大人になったとき、また争いが起こるかもしれない。それを黙って見たくないの。』
それを聞くと彼は黙って私の手を握る。伝わって来るのは、私が危険な目に合うかも知れないという恐怖と心配する心。
そして、私の変りに自分が軍に残っていればという後悔だ。
『ニコル、大丈夫。私は絶対に死んだりしない、絶対に帰ってくる。だからね、後5年私のワガママに付き合って?』
眼と眼が合う、自然と顔を寄せ合い口づけをする。
あぁ、今日父さん達が帰って来なくて、本当に良かった。
私達は求め合う、温もりを肌を寄せ合い互いに互いを確かめるように。
コゼット・スパロウ
誕生日 CE55年7月3日
性別 女
享年107歳
最終階級少佐
CE55年にマイケル・スパロウの長女として生を受ける。父親であるマイケルは、幼少期から彼女と接する時間をあまり設けていなかったため、彼女は教育のその殆どを母親であるアイナ・スパロウの元、成長する。
そのため、父親との軋轢は酷いものがあり、まるで他人のように接していた時期がある程である。
父、母、両名からの遺伝であろうか頭脳明晰、運動神経も良好で学校では頭脳だけならコーディネイターすら置いて行くほどの成績を残す。
カレッジ入学後、ロボット工学の分野で目覚ましい成績を残すも、直後にコロニーが破壊され戦争へと身を投じる。
パイロット適正が高かったのか、その操縦テクニックはリディア・パヴリチェンコ当時大佐に勝るとも劣らないものとなる。
撃墜数は連合内で、3位であった。
戦後もパイロットとして第一線で戦う傍ら、嘗ての敵であったニコル・アマルフィ当時と結婚。
三児の母となる。
第一線に留まるために階級を少佐以上に上げなかった人物で、第一子産後6年間軍務を行い、その後退役する。
父親の伝を頼り、テストパイロットとして様々な機体のテストを行う職に付く。
娘たちはすくすくと成長し、彼女は幸せな日々を送る。
彼女が98歳のころ、父親であるマイケルスパロウが理論を発表し、設計していたワープ装置の除幕式に故人である父の変りに参列。その際旧友との再開を喜ぶ。
107歳という年齢でこの世を去る。
今までご愛読ありがとうございました。
今回でこの作品は終わりとなります。
次回作に関しては未だ未定でありますが、一応2つのアイデアがあります。
原作 無職転生
クロス ダークソウルorターミネーター
原作 オリジナル
架空戦記?大日本帝国帝国もの
のどちらかです。
気長にお待ち下さい。
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