ミノフスキー粒子なんて、オカルトチックなっ?! 作:丸亀導師
棺が運ばれていく、それを見守る人々の目には涙がこぼれ多くの参列者によって、道は溢れかえり何処もかしこも人ばかり。
そればかりか、テレビでもその映像は流れ多くの人達が悲しみの中、その棺は遺言通り宇宙へと旅立っていく。
彼の名は ムルタ・アズラエル 地球連邦第6代首相であり、コーディネイター、ナチュラル、ニュータイプ。
全ての人種に対して、別け隔てなく接した漢だった。
彼を一言で表すのなら、勇者 この一言に尽きる。
彼は自らの給与の凡そ9割を世界の発展の為に使い、貧困者の救済やスラムの子供への教育へと、注ぎ込まれた。
時には強引な手で、地域の争いへと介入し力でねじ伏せるなど、行うがそれでも世界は着実に平和へと向かっていっていた。
嘗てはブルーコスモスの盟主として先頭に立ち、過激な者たちを抑え込む安全装置として、自ら手腕を奮ったこともある。
そんな彼の最後は、突如として訪れた。死因は急性心筋梗塞、激務が祟ったのだろう。妻と娘は急な死に崩れ落ちた。
彼の死後アズラエル姓は途絶える事となる。娘には別の名字を、名乗らせようとしていたからだ。
自らの汚れ仕事を継がせないために、自らの道を進んで欲しいと願いを込めて。
彼の葬儀には、かのマイケル・スパロウも出席した。柄になく、涙を浮かばせていたとも、普段と変わりなくサングラスをかけていたとも言われている。
そして…マイケル・スパロウもまた死ぬときが訪れる。
マイケル・スパロウ、かれの業績は非常に多く、その論文の数は多く、オイラーに勝るとも劣らない数であったと言われている。
ジャンルを問わないその万能性は、他の天才と呼ばれていた者たちよりも、遥かに優れていたと言う。
だが、人格と言うものに一つの欠陥を抱えていた。少年期、青年期には一言『何故理解できない、お前達はミジンコか?』等、人間を人間として扱わない言動が見られていた。
そんな彼は恋人が出来ると、まるで人が変わったように愛想が良くなったという。(もっとも中身が完全に変わったわけではない)
晩年の彼は脳腫瘍に悩まされ、最後は言葉すら発せなくなる程になった。彼の癌細胞はどんな薬も効果がなく、次々と転移していき文字通り、身体を蝕んだ。
彼の死因は餓死、苦しみもがいた末の決断。
最後の言葉は『not returning』帰らないという言葉であった。
死後彼の肉体は遺言通りに小分けにされ、世界の人体構造学者に贈られた。一部のみ、墓へと埋葬される。
彼の死後、最初のワープゲートにはスパロウ・ゲートという名がつけられた。
これにて終了
最新作投稿しました。
最新作の名称は
Mercenary Imperial Japan
です。
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