案外ヘビ生も良いなぁ…   作:瞬間接着剤

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また長い間空いてしまった。おまけに短いし書き方を忘れてしまったときた。もう終わりだ。切腹しようそうしようコフッ

という訳で日常です。日常と言ったら日常なんです。


危うくオ◯ガになりかけた&人間観察

やぁ。最早これが固定文となりかけているね。前回死にかけたシュルナだよ!あれから結構たってしまったよ。

仕方ないよネ!慈悲もナシ!ともかく結構たったと言うわけでよワトソン君(?

 

 

 

 

それと無事にビッキー…あっビッキーと言うのは俺が勝手に呼んでる響ちゃんのあだ名ですな。ともかくビッキーが無事に中学生となりました。と言っても、もう4月の後半だけどね。そんな事がありビッキー宅は春風が吹いております。俺はあの日から何とか生き返りそのままの勢いのままビッキー家に買われる事となりました。ゑ?キャロルちゃんがご主人様だろ。この爬虫類だって?安心してください。生涯俺のご主人はキャロルちゃんだけだから。でもあれだね。現代建築宅あったけぇ~~~…………床下暖房とかクーラーとかもう…ね。変温動物の俺にとっては天国だわ。冬の度に冬眠することが無くなる無くなる。オフトゥンも温かフワフワだし。ふわ…あた…。ちなみに俺は今現在ビッキーのオフトゥンの枕元でとぐろ巻いてます。理由?そんなもんあるに決まっておるだろう(時代劇感)

朝の目覚まし時計代わりですけど何か?おいそこ!!可哀想とか言うなよ!蛇やぞ!?しかもロリヘビ!ロリヘビに毎朝起こされるとか誰も経験したことないだろう!?つまり役得。さぁ~~て体内時計が規定の時刻に近付いてきたのでそろそろ起こしますかね。

さぁ!このまだまだ春の若干寒くてオフトゥンから出たくない朝を味わうがよいわ!クハハハハハハハハハ!!チロチロ~~

 

 

 

「んん…シュルちゃん…?」

 

 

 

 

HEY!味見長!朝でっせ。このまま寝てたら遅刻するよ~~

遅刻したら未来みゃんとか先生とかに怒られるよ~~

 

 

 

 

「今、なんじ~…?」

 

 

 

 

それしゃべれん俺に言うか…取り敢えず尻尾で上手いこと時計をもって…ん~難しいけども行けた行けた。と言うか自分で見なさい。将来寝坊助さんになるぞ?

そうやって頑張って運んだ時計の針は7:30。寝惚けているビッキーには良い感じのパンチかと。

 

 

 

 

「ん~………エエ!?」

 

 

 

 

ビッキーはそれを見るとガバッと布団をはね飛ばし時計の針を見開いた目でみる。ビッキーや。何度みても時間は時間やで。このまま寝てたら間違いなく大遅刻。

 

 

 

 

「シュルちゃん!部屋の片付けお願い!」

 

 

 

 

 

アッハイ。ビッキーはそう俺に伝えると布団から出てタンスの前にまでドタドタと進むと中から制服を引っ張り出すとその場で着替え………………ワッツ?チョマビッキー!?

って思ったけどよく考えれば俺蛇だったわ。そもそも性別わからんがな!てか種族違うけどな!と俺があたふたしている頃には既にパジャマから制服に着替え扉の近くにあった鞄を手荷物とこちらに手を降って出ていった。もちろん俺はそれに尻尾で振り替えしたぞ?これいつもの日課だし。ヨーシじゃあこの散らかされた布団を畳みますか。え?どうやって畳むんだこのチビって?だまらっしゃい!まぁどうやるか実践しながら解説するから聞きなされ。まず初めに尻尾で持っている時計を元の位置に戻します。次ににゅるりと布団の端を持ちます。口で。そのまま一旦枕の反対側に転がって布団をロールパンのぐちゃぐちゃversionのように畳みます。おっと待て。これで終わりじゃないゾイ。そうしたら今度は勢いよく枕側に転がる!そうするとなんやかんだで綺麗に敷かれます。終わり。大きくなれば直ぐにできるけどあれ疲れるからやりたくない。え?さっきの方が疲れるだろうて?嫌なんかあれなんだよね。某全部マイトみたいにプールサイドとかで腹筋力ませている人。あれの全力versionみたいで一瞬なんだけどそれがいやでさぁ…。解れ。

ともかく終わったからお部屋から出ようと。お?今ガチャって音したな。

 

 

 

 

『行ってきま~~~~す!』

 

 

 

 

ビッキーか。相変わらず朝から元気だなぁ~おじさん(年齢1000越え)にも分けて。ともかく出よ出よ。朝ごはん食べたい。ちなみに部屋の出方はピョンッ!とバネみたいに体を縮めてジャンプしてドアノブに乗ると開きます。閉め方は出方と同じ。むしろこれ以外で手のない俺にどうしろと。あっ、丸い捻るタイプは無理です。つまりトイレアウト(´・ω・`)ツッラ

それはともかく後は階段だけだ。二階にビッキーの部屋はあるけど階段が一番楽だ。何せ扉みたいにしなくて良いし。壁行けるし。まぁ普通に手すり使って下りますけどね。そうして降りるとそこにはGE☆N☆KA☆N。じゃなくて玄関。右手(無いけど)にはリビング。という訳でリビングに全速前進DA☆

 

 

 

まぁいかないんですけどね。初見=サン。何故かって?響のマザーがビックリしちゃうから。ずっと前にそのせいでビックリしすぎて皿割っちゃったんだよね。

その日から俺は朝、ビッキーの部屋からの外出がアウトになりました。つまり今のここにいるのはマジでヤバイ。じゃあどこにいくのか?それは見つからないようにステルスミッションしながらソロリソロリと進んでしれっとリビングの空気入れ換えしている窓から脱出すること。

外に出る理由は普通に日光浴しながらぶらりと散歩したいから。という訳でバイナラ~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その蛇を見たものはこの世の物とは思わないだろう。太陽光に写されたエメラルドグリーンの宝石はキラキラと上品に輝き道を歩く人々を魅了する。

その光景は数年前からこの街の何時もの光景であった。

当時、その蛇はどんな種類なのか。どうしてここにいるのか。はたまた子供に害はあるのか?毒はないのか?危険ではないのか?と連日騒がれテレビ局が来るまでに事が大きくなることがあった。しかしそれはもう遠く昔の話だ。今ではその蛇は何時も決まった時間、土日以外の天気の良い日にはとある民家の近くの塀の上に尻尾の先を外側に垂らしぶらぶらと揺らしている。それを小さな小学生ぐらいの子供は届かないと分かっていながらもそれに触れようと必死に背を伸ばす。

そうこうしている内に子供は時間だと慌てて走り出し蛇はそれを見送る。そして蛇は塀を使い別の場所へとふらふらと進んでいく。

そんな日常がこの街では当たり前になっていた。

老人たちはその蛇を見ると縁起物を見たようにありがたいと言うと会話に花を咲かせてる。中には餌を与えようとするものもいるほどだ。しかし決まって蛇はそんな者が近付くと直ぐ様隠れその日はそれまでだ。

 

 

 

そんな蛇は時折商店街にも顔を出す。はじめの頃は姿を見るたびに皆悲鳴をあげるか追い払おうと必死になるがどんな手を使っても何度もめげずに来る蛇に商店街の皆も折れた。今ではマスコットのような扱いだ。

しかしこの蛇もバカではないらしい。商店街に来るには来るが基本的にあまり人に見られない看板の裏か人目につきにくい路地裏から身を少しだして眺めるくらいだ。最近では子供たちや学生が蛇を見つけ出して写真か動画を撮ろうと多くの人が商店街に集まり結果として商店街は前よりも賑わっている。尚更、蛇にどうこうしようと言う気は失せたのだろう。

こうして今日も蛇と人々の日常は何時ものように回り出す。そして運命の日も刻一刻と迫ってきていた。




・シュルナ
完全?に人間生活に溶け込んだ。長いこと蛇だったために人だった頃の常識やらなにやらを忘れ始め自信の過去と前世も半分ほどぼやけてきている。
現在SNSで幸運を呼ぶ蛇とか綺麗な蛇等言われ有名になっている。ちなみに学者は頭を悩ませている。
それと最近趣味に人間観察が加わった。この街に愛着が湧いている。


・立花響
通称ビッキー。現在の飼い主のような存在。シュルナがいなければ家庭面は絶望的である。もはやどちらが飼い主なのかと最近親友に言われ改善しようとして甘やかされている。


・母親
シュルナが脱走しているのは知っているがあえて放置している。理由は諦めとちゃんと帰ってきてくれるから。一様見付けたら叱る。


・親友
本名:小日向未来。シュルナの事は響と友達になった次の日に紹介された。最近、とあるアイドルグループにハマり無事ライブチケットを手に入れてテンションが絶好調


・???
最近シュルナの事を調べている者達。知ったのはテレビのニュース。その日から周辺情報を含め情報を集めている。



次回の案外ヘビ生も良いなぁ…は!
【城◯内死す!】デュエル、スタンバイ!

救おうぜ!みんな!

  • 無印:天羽奏
  • G編:ナスターシャ
  • AXZ編:例の3人組
  • 全部救えよ?な?
  • 知らんな

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