案外ヘビ生も良いなぁ…   作:瞬間接着剤

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本当に申し訳ない。


城◯内、死す!

その日、一匹の怒れる蛇は己と世界に激怒するだろう。

あの日もしも気づいていれば。もしも間に合っていれば。もしも全てを塗り替えれる圧倒的な力があればと。

そして何故こうも世界は残酷で無慈悲で救いを必要としている時に救いをくれないのかと。

 

 

 

■月■日。月明かりに照らされた一匹の完全生遺物は憤怒に染まった緋色の目を爛々と輝かせ、口を大きく開き刀剣のような牙に全てを殺す毒を滴らせながら赤子のように泣いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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やぁみんな。シュルナだよ。

今日はね。めちゃくちゃ大事な日なのだよ。具体的に言うとライブ開催日。今日、我らがビッキーと未来ちゃんがツヴァイ?ダブル?ウィングて言うめっちゃ有名(JKの会話から知った)な二人組のアイドルグループのライブに行くらしいです。正直ヘビのワシには歌はよくわからぬ。心に響いたのは多分ご主人の唄ぐらい。あぁ~~そんなこと言ってたら聞きたくなってきた。アカン、未練たらたらやで。垂れすぎて…海になったわね…

 

 

 

それはそうと今回そのライブに朝から二人は直行。だから暇なのよね。今はダラダラダラダラとビッキーの部屋の床をコロコロ転がっております。酔わないのかって?慣れた。物事慣れだよ慣れ。何でも。ちなみにそのライブ会場はどうやら変形するらしい。ビッキーが少し興奮ぎみに話してた。曲とかユニットとかには興奮はしてなかった。どうやらビッキーの心は少し男子よりらしい。勇者王シリーズの熱血シーン好きそう(小並感)

 

 

 

それはそうと変形か…そう言えばライブ会場みたいな大きな施設とかオリンピック(勝手に侵入)以来行ってないなぁ…。それに今の曲とかよく知らないし。

うん、行こう。行ってみて確かめよう。そうとなれば何時ものルートを通って全速前進DA☆!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ヒィ~~~~~ヒァッハーーーーーーー!!!!空の旅ンンンギモジィィィィィィィ!!

はっ!飛ぶのに夢中になって我を忘れてた…危ない危ない。やっぱりあってよかった翼。何で生えてるかは知らん。気付けば生やせて飛べるようになってた。とはいってもそこまで速くはない。軽自動車と同じくらいが最高速度。

お陰で多分昼頃に出たのに今や辺りは夕暮れ時。辺りはすっかりオレンジ色に着色されております。おっ、多分あの無駄に豪勢でいかにもお金かかってますと言わんばかりのあの場所が会場だな。

 

 

 

それではパタパタパタ~~としてよっと着地。これには審査員も十点満点中五点ですわ。それはそれとして

うっわ~~!!!ここがライブ会場か…人の数スッゴ。数えるのも億劫なるほどいるわ。これじゃビッキーも未来ちゃんも何処にいるのか全くわからんわ。それにみんな青にオレンジ色のペンライトもって準備満タンいつでも来いやだな。

 

 

 

それしても、うん。やっぱり人が集まるところは良いね。みんなが一体になって、戦争しているよりもこんな風にしている方が千万倍マシだわ。おっ、なんか上から二人の少女がぁ…

 

 

うおぉ!!いきなり皆更にテンション上げてきてるぅ!なるほどぉこの反応からするにあのお二人さんがツヴァイウィングっていうのかぁ…すっげぇ人気なんだな。やっべぇー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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三人称side

 

 

その日、本来ならばファン達は夕日に照らされた二翼の二人の歌姫のお互いに信頼し合い背中を預ける二人の姿をファン達はその目に焼き付けるはずだった。

期待のボルテージはすでに最高潮。ステージの観客を端から端まで余すことなく人々が詰まり皆が皆、その手に二人のカラーに染まったペンライトやらファングッズを身に纏い暗い会場を淡く照らしている。

そして、天から歌姫達が舞い降りた。

 

 

 

 

 

『―――――――――――』

 

 

 

 

 

ファン達にとってはこの空間は正しく天国。皆が皆、この空間で奏でられる歌に魅了され一体となっている。

だからこそ、一曲目が終わり夕日が照らすこのステージの真ん中で爆発が起きたとき、この会場は極楽から地獄へと豹変したのだ。

 

 

 

 

 

「ノイズが来る…!」

 

 

 

 

二翼が片割れの赤い髪の少女 天羽奏がそう呟いたその瞬間、会場に黒い、雪のような燃えカスのような物体が溢れ出し人々を炭素へと変える人だけを殺す厄災 ノイズが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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シュルナside

 

 

ふざけやがってぇぇ!!やろおぉぉぉぉぶっ殺してやらァ!こちとら人がひっさびさにご主人のこと思い出して感傷に浸ったってたっていうのによぉぉ!!更には多くの人々が楽しみにしてたライブをなんてことしてくてとんじゃクソノイズ共がァァ!!

 

 

とは言っても蛇の俺が突然飛び出していっても余計な困惑を生むだけ……ていってもられねぇよなぁ!?俺の目の前で誰かを死なせてたまるかぁぁぁぁぁ!

さっきからこの湧き上がるパワーを全身に行き渡らせれば大きくなってノイズなんぞ一捻りィィ!

 

 

ハイ一!二!三!四!五!あぁもう無理!人守りながらむずい!こうなったら俺を盾に先に避難させないと犠牲者が増える一方。それに俺の尻尾を使えば瓦礫に挟まれた人達も助けられるぅ、ン?

 

 

 

 

「Croitzal ronzell gungnir zizzl」

 

 

 

 

へ?歌?え、待ってあれあのアイドルじゃね?なんでそんなヒーローのような格好でノイズにぃ…ファ!?槍で倒したァァ!?

槍が増えたぁ!?

え、つっよぉ…しかも青い子もなんか同じように剣でバッサバッサと斬り伏せてるし。これ俺観客席の方優先しとくか。てか何で戦うとき歌ってるんだ?

しかもなんかご主人が歌ってた歌みたいな。いや全く似てはないけど。あれ待ってあれビッキーじゃね?ウッソだろまだ逃げてなかったのかよしかも足怪我して…駄目だこのままじゃ間に合わ……えビッ…、キー…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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三人称side

 

 

 

「おい!死ぬな!生きるのを諦めるな!」

 

 

 

 

その日、起こったことをあの場にいた三人は忘れることはないだろう。奏は自身が原因となり胸から血を流す響を抱えていたその時、自身とノイズの間に割り込むように緑の影が差した。

 

 

 

 

 

「一体何なんッ!?」

 

 

 

 

 

奏はその影を知るために顔をあげることをしない。それどころか先程まで戦っていた翼や挙げ句にノイズすらも動きを止めた。

圧倒的、圧倒的なまでの存在感。上げてはならぬ、動いてはならぬ。そう自身の体が訴えかける。しかしそれでも奏は守るべき少女のために重い頭を上げ、その目に影の正体を入れた。

 

 

 

それは緑色であった。長く、手足はなく、太く、太陽に当てられ煌めく鱗を持っていた。背には金色の翼を持ち、尾先を威嚇のように震わせている。そしてその顔は正しく蛇そのもの。しかし普通の蛇とはある一点が違っていた。夕日に照られ影となっているのにも関わらず、その瞳は緋色に染まっていた。

そしてその瞳には見ているだけで燃やされるような怒りが滾っていた。

 

 

 

 

 

「シャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

 

 

 

 

開かれた口から轟く咆哮。ただそれだけで空に飛ぶノイズは散り、奏達を囲んでいたノイズは消えていった。

そして開かれた口から覗く刀剣のような牙。それを見ただけで二人の歌姫はこの場を逃げ出したくなった。

 

 

彼女たちの本能が叫ぶ。アレはだめだ。あれに触れれば死ぬ。確実に。

 

 

そしてその牙を持つ完全聖遺物ムシュフシュは自らの体をバネのように縮ませ大型ノイズめがけて跳ねた。その瞬間、地面は砕けたった一呼吸の内に大型ノイズの腹には大穴が開き音もなく散った。

そこからはムシュフシュの独壇場であった。空に黄金の翼を広げたムシュフシュはその牙に劇毒を纏わせ空より振るった。

牙に収まりきれなかった劇毒は空より雨のようにノイズに向かって降り注ぎたった1滴触れただけでノイズ達は人に触れたときのように色を失い崩れ消えてゆく。

普通ならば人とノイズにとっての当たり前が今や人の立ち位置にノイズが。そしてノイズの立ち位置にムシュフシュが立ち逃げ惑うのはノイズとなった。

余りにも一瞬。たった一振りで会場のノイズは塵となり消え失せた。その光景を二人の歌姫は信じられないものを見るような目で見ていた。

 

 

 

そしてその瞳に夕日を背に黄金の翼を持った怒りの蛇を焼き付けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シュル…ちゃん、?」




言い訳をさせてください。


資格やら進学やら環境の整備やらで原作を履修する暇もお金もありませんでした。

皆さんを大変おまたせしたことそして裏切ってしまったことを申し訳なく思います。

申し訳ありませんでした。

救おうぜ!みんな!

  • 無印:天羽奏
  • G編:ナスターシャ
  • AXZ編:例の3人組
  • 全部救えよ?な?
  • 知らんな
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