それと前回で説明し忘れていたキャロルちゃんの錬金しようとしていたものはオートスコアラーです。何故に人体錬金?と思うかもしれませんがオートスコアラーは殆ど人間と変わらないため錬金する際も殆ど同じだと思いこうしました。何せオートスコアラーと人間の違いは血肉かどうかぐらいですからね。あくまでも作者の考えですよ?そしてキャロルちゃんを崇めよ。
ウェェェェェェェェェェェェェェェェイ!外だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!アアアアアアアアアアアアアアッ!!ハッ!初めて(この体)の外出でテンションが上がってしまった…反省反省。え?何で外程度にそんなに騒ぐのかって?当たり前だよなぁ?何せこちらとら初めての外だぞ?毎回窓の外には青々と広がった木々、清い空気、木々の間からこぼれる太陽の暖かな光!それをまんべんなく味わえるんだぞ?興奮するに決まっているだろ?今までは外に行こうとするものならご主人が飛んできてハイライトの無い目で
(ねぇ?何処に行こうとしているの?まさか外?良い?シュルナ粗とはね?私達を引き剥がして壊そうとする恐ろしい魔物たちが潜んでいるんだよ?それなのにどうてかな?ネェ…シュルナモワタシヲヒトリニスルノ?)
ご主人…さすがに怖かったです。しかもここ最近はそれが顕著だったからなぁ…けどそれが何でか今日ようやく分かったよ。
「おい、シュルナ。先を行きすぎだ。俺の近くから離れるなよ」
ウェイ!何せ今日は無くなった薬草を取りに来ているからな。しっかしなんかここ見覚えがあるな?まぁそれほど家から離れていないからね。見覚えがあるのは仕方ないけど…あれ?ここまさか俺が初めてご主人とであった場所?いやぁ~~懐かしいなぁ~~
「…懐かしいな?ここは俺とシュルナ…初めてであった場所だからな」
ん?何か今物音が…え、誰あの聖、職者?
「おや?君は…もしかしてこの辺りの村の子かな?どうしたんだい?こんな場所まで?」
うわ、なんだろ。あのチャラ男感。エセ聖職者みたい。しかも声も皮を被っているみたい。てかそもそもこんなところにいる時点でしかも聖職者。怪しさ満点なんだけど。
「…お前たちこそここになんのようだ。俺達はただここに薬草を取りに来ただけだ」
「ほぉ…薬草?もしかして親のためかな?」
あっこいつ地雷踏んだ。
「俺にもうパパはいない。お前達のような大人のてによってな!」
「そうか…それは申し訳ないことを聞いたね、あぁそれと君に聞きたいことがあるんだけど言いかな?」
「さっさと言え」
「このガキ…!ンン!ここら辺で何か無かったかな?何でも良いんだ。お、僕に教えてくれないかな?」
「知らん。ここにはたまにしか来ないからな」
こいつわかりやすッ!完全な不良聖職者擬きじゃん!てかここら辺で探し物?余計怪しいぞ?
「…そうか。行きなり引き留めてごめんね?それとありがとうね。
僕達?僕じゃなくて?複数計?sなの?…なんだか嫌な予感がしてきたぞ。しかも飛びっきりのヤバいやつ。
「何だったんだアイツは…おい、シュルナ。行くぞ」
ほーい。まぁ大丈夫だろ?ご主人は強いし!
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三人称side
キャロルから離れていった男はすぐさま仲間のもとに向かった。男には一つ確信があった。
(間違いない!あの子は魔竜について何か知っている!それにしたって
そして男は残った二人のもとについた。全ては無力な人々のために。
「リーダー。見つけました。魔竜の事を知っている子供…そしてその子はイザークの愛娘です」
それを聞いた残りの二人は驚きの顔から納得の顔に変わる。
「これも因果か…」
リーダーはロザリオを持ち悔やむ。このような幼い子にすら魔竜は接触するのかと。そして心に改めて刻む。あの悪しき魔竜を教会の名に懸けて討つと。そしてその子を救うと。
「さぁ行こう。決戦だ」
その結果、最悪をもたらすとも知らずに。
無知とは、時に救い時に牙を向く存在である。現に知らないが吉と言う言葉があると同時に無知は罪と言う言葉が存在する。
知っていればありとあらゆることに対策をすることができる。しかし知ると言うことは知りたくないこと、目を背けたくなる真実を知ることだ。
彼らの罪は"知らない"と言う罪だ。シュルナ――いやムシュフシュは世界にとっての都合の良い
そしてストレスを解消するとどうだろう?晴れやかな、まるで解放されたようなスッキリとした感覚が味わえる。それと同じだ。ムシュフシュの力には大きな代償があった。それが『依存』。強力な依存性をムシュフシュは持つ。それは星を染め上げるほどには強力であり近くにいるだけで染められる。
これこそがムシュフシュが魔竜と言われている由縁である。ムシュフシュは麻薬だ。生きる麻薬。その為ムシュフシュに関わった者達その全てが名にかしら影響を受けた。故に教会ではムシュフシュを魔竜として恐れてきた。
故に知らなかった。かつてムシュフシュが神と同格に扱われていたことを。封印に使った竜の血がかつてムシュフシュを
それはムシュフシュに新たな変化を起こしたことを。ムシュフシュの権能がより強く進化したことを。
かくして幕は開かれた。
シュルナ達がその場を離れようとしたその時だった。何者かが強く背後からキャロルを組伏せた。
「ウグッ!」
あまりにも一瞬の出来事にシュルナは反応しきれずにその場に固まってしまった。そう固まってしまったのだ。その直後シュルナめがけて短刀が飛んでくる。その短刀は教会が作った祝福された鉄に聖水を染み込ませた一品。しかしすんでのところでシュルナは反応し体をくねらせる事でそれを避けた。
(いったい誰がッ…!?)
「ほう…今のを避けますか。魔竜よ」
(誰だ!ご主人を離せ!)
キャロルとシュルナの後方、そこから二人の人間が姿を見せる。もう一人、先程の神父はキャロルの首に右腕を。左腕でキャロルの片手を片足を使いキャロルの両足を封じ、残った足で右腕を押さえ込んでいる。
「ハワード、その娘をしっかりと見ていなさい。そして守りなさい」
(守れ…?ふざけるなよ!ご主人の上にのし掛かって、ご主人が苦しそうにしているだろ!)
先程の神父――ハワードはその言葉に頷きキャロルを離さまいとさらに力を込める。それによりキャロルが苦しそうに顔色を変えていく。
「魔竜、まさか私達の最高の封印が破られるとは思いませんでしたよ。しかしここまでです。今日ここで貴方を討つ!」
リーダーである男――キャスベルは腰にたづさえていた一本の両刃剣、西洋刀を抜き取った。その剣は十字架のような綺麗な直角を描いていた。しかしその剣からはただならぬ力をシュルナは感じていた。シュルナの本能が叫ぶ。触れるな。逃げろ。見るな。近づくな。殺されると。
「この剣は"アスカロン"我々、教会が持ちうる最高にして至高の一品。この剣には聖剣と竜殺しの二つの力が存在します。このアスカロンで私は貴方を討ち希望をもたらします」
アスカロン――聖ゲオルギウスの振るったとされる『竜殺しの聖剣』そう竜殺しの聖剣である。アスカロンは魔女 カリブがサイクロプスに作らせた匠の品。どんな火打ち石でも鋼であろうとも断ち切り、柄頭に込められた加護は剣を帯びる限りは如何なる裏切り、魔術、暴力にさらされることが無いと言われている文字道理の聖剣。
竜殺しであるためシュルナにとっては相性は最悪といかなくとも悪い。そしてこのアスカロンは
「しかし…キャロル、でしたか。この子も長いこと魔竜と共にいたのでしょう。可哀想に。しかし一度かの魔竜に見いられてはもう…残念ですが」
キャスベルがそう言った。シュルナの依存は麻薬のように一度知ると二度と離れることは出来はしない。キャロルは大丈夫だろ?いや、そんな事はない。普通なら目の前で親を焼き殺され、親の形見である物も全て失われたのだ。復讐の一つや二つあっても可笑しくはない。なのに何故キャロルは何もしなかった?何故キャロルはあって一年もしていないただの蛇にここまで執着する?答えは一つ。依存だ。シュルナがキャロルの怒りなどの負の感情を吸い取ったのだ。その結果、キャロルは依存した。さらには最後の家族と言うこともあり拍車が掛かったのだ。
キャロルと似たような人々を見てきた三聖人にはすぐに理解した。キャロルがシュルナに依存していることに。もうダメなのだと。しかし今のシュルナはムシュフシュでありムシュフシュではない。その事が災いした。
「さぁ、断罪の時だ!」
キャスベルが近付きアスカロンを構えている。そしてハワードによって捕らえられているキャロルが声にならない小さなか細い声で一言溢した。
(コイツらはご主人に何を…?殺す?誰を?ご主人を?ふざけるな…ふざけるな…ふざけるな…ご主人は俺に助けを求めたんだぞ。お前たちはそうやって今度はご主人の命すら奪うのか?全てを何もかもご主人から世界を!フザケルナァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!)
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キャスベルがシュルナに近付きアスカロンを振り下ろそうとしたその時、辺り一体を強い光が照らした。
その光は森だけではなく近くの村にすら届いていた。天を貫かんとする光の柱は次第に消えていく。そしてシュルナのいた場所に一匹の竜のような大蛇が三聖人を睨み付けていた。
その大蛇を一言で表すなら"なりそこない"。蛇ではあるが常軌逸した巨体。人間なぞ一口で二人は飲み込めるほどはあるだろう大きさ。さらには刀剣のような牙、エメラルドグリーンに煌めく鱗。全てに怒るような緋色の瞳。
その全てが蛇と言うには欠け離れ竜と言うには何かが足りない中途半端な姿だった。しかしその内から溢れる力は竜にすら届きうる物。そして『怒れる蛇 ムシュフシュ』は
「グルルァァァアアアアァァァァアアァァァァァァァ!!!!」
初めは咆哮だった。ただの咆哮しかしムシュフシュの大きさから出す咆哮は地面を揺らし相手に威圧感を与えた。しかし相手は三聖人。それだけでは何の障害になりはしない。そしてその咆哮がこの戦いの開戦を示した。
始めに動いたのはハワードだった。ハワードは三聖人の中で最も肉体が強く硬い。だからこそハワードが動き出した。ハワードはムシュフシュに挑むためにキャロルの拘束を一瞬解いた。その時だった。
ハワードが吹き飛んだのは。あまりにも一瞬の出来事。ハワードは吹き飛ばされ後方の木を二本へし折り岩に激突していた。肝心のハワードは右腕を無惨にも破壊されていた。関節の曲がらない方向に無理やり叩き折られていた。ムシュフシュを見ると尾を構えていた。
ムシュフシュがしたのは簡単な事だった。ただ尻尾を振るっただけ。ただそれだけのこと。しかしその尾の速度は空気の壁を突破していたが。
鞭を知っているだろうか?鞭は振ると誰でも強力な一撃を繰り出せる。よく縄跳びをしていると足に辺り怪我をする。鞭はそれをより戦闘向きにしたものである。簡単で人が反応することのできない速度である一定の距離から攻撃することのできる武器。鞭は達人などが振ると音速を越える。鞭は返すときのあの一瞬が最も早く強くなる。ムシュフシュはそれを自分の尾でやったのだ。ムシュフシュの尾は太くそして長い。それから出される一撃はハワードを容易にキャロルから引き剥がし再起不能にしたのだ。
「なんという…」
キャスベルですら戦慄するそれはムシュフシュにとってはどうでも良い挨拶代わりの代物。何せキャスベルの持つ獲物はアスカロン。竜殺しの聖剣。ムシュフシュは竜のなりそこない。しかし掠りもすれば激痛が走ることぐらいは容易に想像できた。
キャスベルは唾をのみアスカロンを両手で構える。しかし足が震え腰が抜けそうになってしまう。それほどにムシュフシュが恐ろしいのだ。信頼していた最高の盾を失ったのだ。
(私はキャスベル…!キャスベル・
キャスベルは頭の中で何度も繰り返す。恐怖に打ち勝つために。そんなキャスベルの肩に手がおかれた。キャスベルは恐怖に支配されかけている顔で振り返った。そこにはローブを着た男――ジークが覚悟を決めた顔で手を添えていた。それを見たキャスベルもまた少し笑い覚悟を決める。
「嗚呼、そうだったな。私達は既に覚悟を決めていたな」
「行こう、キャスベrドスッ
二人がムシュフシュのいる方向を向こうとしたその時だった。キャスベルの顔に鮮血がばらまかれる。その血は決してキャスベルの物ではなくその血は隣にいたジークの物だった。ジークの胸の中心にムシュフシュの尾が突き刺さっていた。ムシュフシュの尾は先端にいくほどに鋭利になっている。だからこそ出来たことだった。
ジークの遺体が突き刺されたままゆっくりと上に上げられていく。それをただ見ることしかできないキャスベルは震える手でジークだった肉に手を伸ばす。しかしそれも虚しくジークの遺体は投げ捨てられた。まるで服についたゴミを取るように。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
キャスベルは気が狂ったように叫びながら考え無しに突撃する。ムシュフシュは体をバネのように縮めた。そして残り距離があと数メートルと言ったところでムシュフシュは飛び出した。
――――不気味なまでの静寂。お互いが止まりその場に佇む。そしてその静寂を破ったのはキャスベルだった。ドサリと倒れる音と共にキャスベルは倒れこむ。そして何度もビクビクと体を震わせ痙攣を繰り返す。キャスベルの肩には大きな切り傷があった。まるで
キャスベルはもう二度と動くことはない。
そしてムシュフシュは動き出す。キャロルの元に向かい最後の別れのようにその頬を舐め自らの鱗を一枚引き取る。そして気絶しているキャロルの顔の隣に置いた。ムシュフシュは残った死体に噛みつき高濃度の毒を流し込み肉体をドロドロに溶かしていく。そしてムシュフシュは進み出す。何処に向かうわけでもなく、これ以上自らの主を傷付けないために。
その全てが始まりの男の仕業とも知らずに。
気付いたらモブ三人衆が主役級にまで出世していた件。なおタイプ相性が致命的なまでに合わなかった為に全滅した模様。残念だけど君達は主人公ではないんだ。
それとアンケートは原作(モドキ)が始まるで…つまりクッソ後です。
なおこの調子だと原作から全てとはいきませんがオリジナルが強くなりまする(古風)タグが生きるぞ。
最後の一文はそのまま、SANチェックに失敗し利用しようもトラウマを会うたびに思い出し見つめられるたびに不定の狂気を引きそうになっている裸族が教会に情報を渡し三聖人を派遣させました。つまりだいたいコイツのせい。
裸族「これから枕を高くして眠れる…」スヤァ
救おうぜ!みんな!
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無印:天羽奏
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G編:ナスターシャ
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AXZ編:例の3人組
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全部救えよ?な?
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知らんな