案外ヘビ生も良いなぁ…   作:瞬間接着剤

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アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!PSO2完結したァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!楽しかった!8年間こっちがありがとう!
NGS楽しみ侍。あぁ…増えろ…PSO2二次創作小説増えろ…

それと300人突破したので何かやります。IFもいいけどあれはかなり進まないと出来ないから…亀投稿で本当にすまない…

ps.評価者が増えてる…(;゚Д゚)アリガトウ
ちなみにfateの小説を作ろうとしたが難しすぎて断念した者です。後最近、近くの神社に村正が奉納されていることを知って父と一緒に度肝抜きました。


旅の終わりは唐突に

あれから商人はこの森を抜けるまでに小さな蛇と仲良くなっていた。蛇は商人の首もとにまとわり商人はそれを良しとした。愛馬はそれを見て嬉しそうに鳴いた。そして森で共にして2日。ようやく森を抜けた。久々の日の光を身体中で浴びる。森で浴びれる陽光は木漏れ日程度。この森を抜けれるまではとても浴びることはできなかった。森を抜けた先には何処までも広がる草原があった。

その光景はまさしく世界の果てと思わせる光景。何処までも続く草原。風が吹けばサラサラと揺れ風情を感じさせる。

 

 

「私はこの光景が好きなんだ。何処までも続く終わりがない。この光景が見たいからあの道を使っている…と思われても仕方ないくらいここは心を落ち着かせてくれる」

 

 

商人が語る。シュルナはそれを聞いて確かにと思った。この光景は美しさよりも何より心を落ち着かせてくれる。空は雲がちらほらと見える。蝶が飛ぶ。鳥達が進む。花が咲き誇る。シュルナにとってそれは全てが初めて見るものでどんな写真よりも心に残る場所だった。

 

 

「さぁ進もう。近くの町まではここから半日、まだまだ距離はある」

 

 

商人が手綱を握り少し降ると愛馬は動き出す。ゆっくりとこの大地を踏みしめるように。シュルナの緋色の目は光り輝いていた。

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

あれから半日。日が沈む少し前辺りに町に到達した。町の入り口には警備兵と村の周りを木製の柵が囲っていた。商人は荷物の確認をされ認められると町に入った。町は夕方が近いにも関わらず賑わっていた。シュルナはそんな町を物珍しそうに眺めていた。店は閉まっているものもあったが飯屋は賑わっていた。外のテーブルにはジョッキを片手に「ガハハハハハハッ!!」と豪快な笑いを上げながら肩を組み踊っていた。子供もいた。シュルナはキャロル以外の子供を見たことはなかった。目を凝らすと路地裏にはローブを被った者もいた。どうやらキャロルと同じく錬金術師のようだ。この町には色々な人がいるんだなとシュルナは思った。そしてある程度馬車を進めるととある建物が見えてきた。そこは商人のようか商いを職とするもの達が集まる集会場。商人はそこで自分以外の商人と話すと馬車を止め馬車から降りた。勿論、シュルナも付いている。場所は変えて肩だが。商人は愛馬を撫でると馬小屋に移動させ商人の為の宿に部屋を取りに行った。

 

 

 

宿に着くと商人は腰に下げていた袋からその日の宿代を払うと言われた部屋に向かった。向かう途中にその他の商人とすれ違う。シュルナは宿が珍しいのか首をチラチラと左右上下に動かしていた。すれ違う商人はそれを見て引いていた。当たり前だが普通首に生きた蛇をかけている人なぞこの時代と言うか現代でもいない。はたから見ればただの狂人だ。例えるならば電車でとなりの人の手に生きた蝉を持ち込む人のよう。この時代からすればそれだけヤバイ人なのだ。ちなみにこの商人、天然が入っているのか本人は全く気づいていない。

 

 

 

宿代も実は他よりも安くそして一人部屋を案内されている。この宿では一人部屋は他よりも高く値が張る。しかし、しかしだ。この店主は代金よりも店の名を守った。問題の商人はそんなことはお構い無しに自身の部屋の前にまで進み鍵を差し込み開けた。中は一人部屋もあってか普通の宿よりも広く綺麗だ。しかし所詮は庶民用の宿。名の知れた商人用の宿はまた別。中は窓に子椅子とベッド、それだけ。なお普通の部屋は二人用で共用。椅子すらない。商人は久々のベットの感触を楽しむとすぐさま眠りについた。それほどに疲れていたのだ。

シュルナは商人が寝ているベットの枕元にとぐろを巻いて寝た。今までそうしてきたように。

 

 

 

 

 

 

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あれから数日たった。持ち込んだ珍しい物は完売した。工芸品は他の名の知れた大物商人に気に入られすべて売った。商人はこれがどこのものか聞かれたが答えはしなかった。答えてしまえば売れないからだ。名の知れた商人はがっくしと肩を落とししかしそれと同時に商人の腕を褒め去った。そして現在は次なる場所のために他の商人から買ったものや中の良い商人から譲り受けた商品を馬車に積め旅の準備を行っていた。

 

 

 

場所は現代で言う商店街。ここの町には多くの旅人と商人がよるために自然とその者達に向けた商品が売られるようになった。少し店によれば旅に便利な保存食、ナイフ、ランプ等が売られている。商人の旅道具の多くはこの町で揃えられている。この町の商品には売りがある。長持ちするのだ。

利便性はともかく使いなれれば無茶な扱いをしない限りは壊れない。理由はこの町に住む者達だ。この町には錬金術師も住んでいる。この錬金術師と町の外れに住んでいる鍛冶屋達の協力あってこその壊れにくい道具が生まれる。しかしこの町の錬金術師と鍛冶屋は癖が強いのか初めて扱うには難しい物ばかり生む。その為にこの町の商品は他の場所ではくせ者として扱われている。

ただし扱いきれれば将来の友として扱える。

 

 

 

だからこそ商人は今回、がたが来はじめたナイフの代わりを買い求めてきた。ナイフを専門で売っているのはこの町には二店。どちらも鍛冶屋の主人が経営している。店員は弟子だが。場所はどちらもこの商店街の先を進み左に曲がった町の最西端に位置する。二店しかないためにいつもいがみ合っているこの二店。どちらのできも素晴らしくどちらを選んでも後悔はないだろう。

後はその人に馴染むかどうかだ。二店の特徴はそれぞれ違う。癖が強いか弱いかだ。商人の愛用しているナイフを売っているのは癖が弱い方。癖が強い方は商人よりも旅人に好まれる。商人は懐かしいと思いながら道を進んだ。

 

 

 

商店街を抜けるとそこには普通の町の光景が広がっていた。先程までとは違う静かな人の営みが感じられるのどかな町。それがこの町の本当の姿だ。商人は先程とのギャップを感じ改めてこの町に来たことを感じ取った。なお今回、シュルナは馬車で愛馬と共にお留守番だ。流石の商人もここまで蛇を連れ回すほど肝の座った人ではないようだ。

あれから数時間。商人は町を進み鍛冶屋に到着し長い時間吟味と久々に会う主人と話し込んだ。買ったナイフは一本。そして主人から渡された試作品が一本。計2本。商人はホクホク顔で戻ってきた。そして自身の愛馬が悲しそうな鳴き声をあげていることに気付いた。

 

 

「どうかした…?」

 

 

商人が訪ねると愛馬は首を後ろ向けた。愛馬の差した方向には商人の座る場があった。そしてその上には一枚の折り畳まれた紙が置かれていた。商人が辺りを見渡すとそこには誰もいない。地面には自身と馬、シュルナ以外の跡はない。強いて言うのならばシュルナの跡であろうものが町の外にまで続いていたことぐらいだろう。商人はその跡を見てハッとした。馬車にいるはずのシュルナの姿が見当たらないのだ。そして商人は急いで紙を手に取った。手に取った瞬間に折り畳まれた紙の中からエメラルドグリーンの美しい宝石――鱗が一枚こぼれ落ちた。商人にはそれがすぐさま何なのか理解した。商人は急いで紙を開いた。そこには

 

 

『短い間だったけどありがとう。一緒に見たあの平原の景色は一生心に残り続けるよ。その鱗はささやかなプレゼント。俺にはこれくらいしかできないから。だからこれからもどうかお元気で。シュルナより』

 

 

と記されていた。字を覚えたての子供のように必死に辿々しく書かれていた。鱗を良く見ると少しばかりの血が付いていた。商人はそれを見て静かに涙を流した。確かに短かった。しかしその時間はとても濃密で楽しい物だ。商人にとってシュルナとの時間はまるで家族と居たときのような安心感があった。商人は胸に手紙と鱗を抱くとシュルナの道筋に向かって呟いた。

 

 

「ありがとう。行ってらっしゃい」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

後にこの商人は大物となる。自らの小さな会社を大きく発展させ国から認められた。

教科書や歴史書からその人柄はまさしく聖人と記されている。しかしこの偉大なる商人はある程度会社が大きくなると自らの会社を後の者達に託し一人……いやかつての老いた愛馬と共に旅に出たと言う。まるで自らの生きていた軌跡を辿るように。それが愛馬の亡くなるその時まで続けた。愛馬が亡くなると今度は自らの足で。しかしいつしか病に犯されベットに横たわることしか出来なくなった時に偉大なる商人は一番信用できる者に旅の真意を涙ながらに話したそうだ。

 

 

『私は、私達は会いたかった…かつて共に、短い間旅をした一匹の美しく優しいあの蛇に。会って、ただ、ただ確かに伝えたかった…!ありがとうと…!そしてもう一度旅をしようと…!!』

 

 

偉大なる商人は亡くなる時まで愛馬の立て髪とそれに結ばれた一枚の美しく綺麗なエメラルドグリーンの鱗を抱いていたと言う。後にそれらはその話を聞いた者の一族によって大事に保管され偉大なる商人の血縁の者に託されたそうだ。

生涯、別れた旅仲間(家族)を探し求めた偉大なる商人の名はフリーデ・カデンツァヴナ・イブと記されている。

 

 

 

この蛇の正体はいったい何なのかと長い間、歴史学者達の間で議論されている。今最も有力なのが様々な場所でその姿を確認できる一匹の旅蛇だ。その蛇は偉大なる商人との接触を始めに東に東にと確認されている。その蛇は時に国王にまで接触している。そしてその蛇は何かを共にした者達に去り際に一枚の手紙と鱗を置いて消えその者達は皆大なり小なり何かを成し遂げている。故にその蛇は現在、こう言われている。

 

 

【旅遂げる蛇】

 

 

と。しかしその旅の最後は突如途切れている。余談だがそれらの鱗は特殊な波長を持つ歌に反応するのだと言う。




はい。

異論は受け付ける。こういうのやりたかった!それと長い間本当にお待たせして申し訳ありませんでした。今回の話が本当に難しく悩んでました。商人もといフリーデに関してはわりと作者が気に入ったのでマリアさんが絡む話には出したいと思います。案外すぐかもしれない。フリーデの名前の由来はDARK SOULSⅢのフリーデから。フリーデと神父のボスエリアには蛇の絵画がありますからそこから。詳しくはYouTuberの某考察騎士アニキの動画で。まぁ長くなった一番の理由はTRPGでオリジナルシナリオを作成していたからです。理由は暴走しシナリオ崩壊率1000%の友人達に痛い目を見せるためです。もし気になる方がいればリプレイと同時に小説にして公開するかも?許可が出れば。なおシナリオはまだ作成中です。詳しくはコメントお願いします。(コメ稼ぎ)

救おうぜ!みんな!

  • 無印:天羽奏
  • G編:ナスターシャ
  • AXZ編:例の3人組
  • 全部救えよ?な?
  • 知らんな
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