ガールズバンドは恋している(仮)   作:スーさんFDP

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お疲れ様です。皆様。

少し、遅くなりましたが投稿します。




第3話「北沢はぐみは怖い3」

 

 

「ふえええぇぇぇ~~~~~!!!!」

 

 

ファミレス内響き渡る花音の叫び声。

周りに居た客や店員も何事かとこちらを見ている。

 

「ちょ! 花音さん、落ち着いて下さい!! 周りが見てますから!!」

 

「で、でもでも、美咲ちゃん! ま、まとい、纏恋花さんだよ! 「恋煩い」「独奏」「常の庭」「極恋」、映画化もされている作品もあるし、「恋先生」のと言われているあの纏恋花さんだよ!!」

「え、待ってそこのゆるふわ美少女。俺の二つ名増えてない?」

「花道。君の二つ名だが、他にも「乙女殺し」や「ヴァンガード」とも呼ばれているそうだ。」

「「乙女殺し」って酒のパクリか。というか「ヴァンガード」に至っては軍艦の名前じゃん。最早ネタじゃん。」

「あら、「ヴァンガード」。何か格好いい響で良いじゃない。私は好きよ!」

「おい、パツキンガール。君の感性なんか可笑しくないか。俺の気の所為か?」

「ふふ、「ヴァンガード」・・・儚いじゃないか・・」

「・・・薫、またアレ・・・やりたいか・・・」

「ふ、ふh・・・・・・は、花道! じょ、冗談だよね、ですよね・・・!!」

 

 

「・・・・・・」

 

 

美咲は今、目の前で起こっている光景を見て、現実逃避をしたくなった。

 

唯一の味方であった花音の暴走。

 

いつもと変わらないこころ。

 

その二人に独特なツッコミをしていく花道

 

花道と過去に何があった薫

 

 

「あれ、何の話してたんだっけ?」

 

 

美咲はその言葉を発した直後、思考を停止した。

 

 

 

 

十数分後・・・

 

 

 

「ご、ごめんね。急に大声上げちゃって・・・」

「・・・花音さんが正気になってくれただけでも大丈夫です・・・」

 

 

落ち着いた花音は先ほどの慌てぶりからいっぺん、いつもの様子に戻り、いつも以上に苦笑いしている美咲に謝罪をする。

 

花音と美咲が話している間、花道は注文したパフェをこころは花道が奢ったモンブランのケーキを美味しそうに食べていた。

一方、薫は過去のトラウマか何か、机に顔を突っ伏して悶えていた。

 

「ともかく、恋の話について聞かせてよ。ここに居る誰かの話?」

「あ~いえ、今そのメンバーはここには居なくて・・・というか、本人が居る前でこんな話出来ないし・・・」

 

美咲が少し顔を逸らして、答えると。

花道は「それもそうだね」と口にすると、目の前のチョコパフェに入っているカットされたバナナをフォークで刺して食べている。

 

「それで、誰が恋しているの?」

「えっと、北沢はぐみっていう。うちのバンドメンバーの一人なんですけど・・・その、立花さんも見たら感じで分かると思いますけど、はぐみっていう子も普段はとても元気で、正直、はぐみの言葉から、片思いっていうワードが出てきて、信じられないというか・・・」

「学校でそういった気になる子とか居ないの?」

「いや、うち女子校ですし・・・」

「いや、同性とかでも・・・」

「いやいや!! それは無いでしょ! って、ああすみません・・・」

 

あっけからんとした花道の言葉にいつもの口調でツッコミを入れてしまう美咲。

そんな彼女の様子を見て、花道は「ふ~ん」といった声を出して、相づちをうつ。

 

すると、花道は視線をこころと花音に目を向けて、「君たちはどう」といった言葉を掛ける。

 

「う~~ん。分からないわ。少なくともそんなに悩んでいるのなら、私だって声を掛けるわ!」

「え、えと・・・その話事態をさっき聞きまして、先週のはぐみちゃんはそんな悩んでいる様子は無かったと・・・思います・・・」

 

こころも花音もはっきりと変わった様子は無かったと言う。

 

 

花道は先ほどの話から、つまり先週のはぐみは特に変わった様子も無く、変わった様子になったのはこの一週間での出来事であることを理解した。

 

 

「(特に恋愛の影も無く。急に様子が変わったってとこかな・・・となると・・・)」

 

 

「じゃあ、恋をしているのは彼女じゃ無く、彼女の知り合いかもね。」

 

 

「え、どういうことですか?」

「まあ、憶測になるけど、彼女が知っている誰かが、恋しているのを見て、悩んでいるんじゃ無いの。それで、その悩んでいる子は知らぬ彼、彼女に片思いをしているとか?」

 

「う~~ん。それは・・・無いと思います。」

「うん。無い・・・かな?」

 

花道の憶測に否定の意見を出す美咲、花音。そんな彼女達に対し、花道は「どうして?」と聞くと、美咲は「簡単ですよ。」と言って、向かいに座っているこころと花道の反対側に未だ突っ伏している薫に声を掛ける。

 

「こころ、薫さん。もし二人の知り合いが何か困っていたらどうする?」

 

美咲の突然の質問にこころは花が満開した様な笑顔で答える。

 

「もちろん! そんなの笑顔にするために頑張るわ!!」

 

突っ伏していた薫は起き上がり、テーブルから立ち上がるといつもの様な表情でこころに連なり、答えた。

 

「ああ、悩める淑女を放っておく訳にはいかないからね。ああ、恋とは儚い」

「お前はそれが言いたいだけだろ」

 

こころと薫の答えに薫にだけツッコミを入れつつも花道は何となく、美咲が言いたいことが分かった。様はこの二人同様、はぐみという少女は困っていた人が居るのを見ると、笑顔にさせるために頑張るタイプの女の子ということを。

 

しかし、その話を聞いて花道は逆に確信に近い答えを得た。

 

 

 

「なるほど・・・分かったよ。はぐみちゃんって子の悩みが・・・探偵風に言うならば「謎はすべて解けた!」・・・てな。」

 

「え、どういうことですか!? って今ので何が分かったんですか!?」

 

 

意味も分からないといった様子の美咲に対し、花道は悪戯が成功したような無垢な笑顔で沈める様な言葉を掛ける。

 

 

 

「まあ、落ち着きなって・・・謎解きはとりあえず、このパフェを食べてからってね♪」

 

 

 

 






さて、次回ははぐみと花道のお話です。

いったいはぐみは何に悩んでいるのか?

花道ははぐみの悩みを解消出来るのか?


次回は花道とはぐみをメインに書いていきます。


主人公、花道君をメインとした作者の現実逃避作品の超短編(要は短い小話)のガルパピコを投稿しようか迷っています!

  • やろう!!
  • 書かんかい!!
  • あ、遠慮します
  • それよか続き書け!!
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