お世話になっております。何でも屋秘書の手嶋でございます。   作:虹捜索隊

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少しでも笑ってほしくてハーメルンにも載せました。

世の中にはこんなしょうもない物を書いて悦に浸っている人もいます。

どうぞ鼻で笑ってください。
(笑えんかったらほんとにすまん)

しょうもなさすぎてバカバカしくなるレベルなので迷いましたが、もしこれで少しでも読んだ方の心が軽くなれば幸いです。



就職先ですか?ヤバイところでございます

私は手嶋冴子。

 

 

 

大学を卒業し、能力を買われ大物政治家の秘書になったものの、パワハラ、セクハラ、激務で心を病み1年でやめてしまった。

 

 

2年療養して先月からまた就活を始めたのはいいけど、やっぱりあまり貰い手がない。

 

 

もう大手ばかりとは言っていられない。

 

 

今日はお客様相談センターという業種?の社長秘書の面接だ。

 

 

今時エントリーシートもテストセンターに行ったりせず何もなしでいきなり最終面接は危険な香りがするが……

 

住所はここら辺のはず......

 

 

え?

 

ここが.......会社?

 

こんな古びたカフェみたいなところが?

 

なにか危険な気配を感じる.......

 

 

けど........

 

働き口を探さなきゃ.......

 

 

えぇい!女は度胸!

 

 

カランカラン

 

 

「こんにちは!!!!」

 

 

「い、いらっしゃい......」

 

しまったーーーー

勢いつけすぎたーーー

店員さん引いてるーーー

 

「あ、あの、秘書募集の面接で来たんですけど……」

 

 

「おぉ!あなたが!秘書!来てくれましたか!さぁさぁ座って!」

 

え?この人店員じゃなくて店ちょ.....いやカフェじゃなかった。

この人が社長!?

 

なんか若いなぁ.....

 

 

「あの、履歴書なんですが。」

 

 

「いやいらない!採用!はい!今からスタッフを紹介するから!みんな集まってーー!」

 

いらないの!?

 

「はい、どうぞ!缶コーヒー!」

 

おっとブラックの香りがするぞ。

 

なんか各部屋からぞろぞろと出てきたし......

 

 

「じゃあ左から」

 

もうすでに左が関わりたくないような人だよ。

 

「魔王ドグラゾロンさん。」

 

 

なんて?

 

 

「女忍織田千奈さん。」

 

どこにいるの?

 

 

「キメラバスターのギルテアダスさん。」

 

銃刀法どころの騒ぎじゃないよ。

 

 

「人造人間グラッドさん。」

 

ちょっと、なんかバンダナの横から脳みそみたいなのが見えてるんだけど。

 

 

「人工知能のローラ。」

 

人造の次に人工とかややこしいの持ってくるなよ。

 

 

「大盗賊ゴールドさん。」

 

うわ〜、いかにも盗賊の人じゃん。昔の盗賊ってみんなこんなピンとした時計の針見たいなヒゲしてんの?

 

 

「イラ王国の姫君アリスさん。」

 

うわ!きれい!可愛い!何この人!!お姫様って感じがするよ〜!

 

ん?姫の足元に......

なに?動物?

 

「地獄の番犬ケルベロス。」

 

ちょっと待って、姫君の撫でてる犬少し火吐いてるんだけど。

 

 

「と、フェニックスのフェーちゃん。」

 

羽の先っぽとか焦げてるし、なんかしんどそうじゃん、フェーちゃん!

 

 

 

「いや、濃いよ!自己紹介だけで今回の話終わるかと思ったよ!」

 

「他にもいるんだけど今ちょっと仕事で出ててね。」

 

「まだいんのかい!」

 

 

「いや〜君元気がいいね!」

 

 

「あの、私ちょっと用事を思い出しまして。」

 

これは逃げなければ、と危険レーダーがビービーと鳴っている。

 

「あ、そう?じゃあお給料は先払いだから200万振り込んどくし口座番号だけ書いて帰ってね。」

 

 

200万!?

 

 

「え?年収ですか?」

 

 

「何言ってんの、月収に決まってんじゃん!」

 

 

冴子。逃げるの。これは絶対やばい仕事よ。

 

 

「最初は安いけどさ、頑張りが認められればどんどん増えていくからさ。」

 

これで安いの!?

 

「じゃあ明日の朝から働いてもらうからよろしくね!」

 

 

「はひーーーーー!」

 

 

逃げなきゃ!逃げなきゃ!!

 

 

カランカラン

ビューーン

 

 

「はぁはぁ......」

 

思いっきり逃げてきてしまった。

でも.......

 

「絶対やばい仕事だよ......」

 

 

「人を◯したり、◯ったり、あとは◯や◯を売りさばいたり……はっ!ぜったい◯の◯◯も売ってるよ。やばいよぉ……」

 

「あ!!!焦って履歴書の封筒置いてきちゃった……」

 

 

「名前も住所もバレてるーーーーーーーー!」

 

 

 

私は手嶋冴子。

この日を境に私はおそらく世界で唯一無二の秘書となった。

 

 

 

 

〜続く〜

 

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