お世話になっております。何でも屋秘書の手嶋でございます。   作:虹捜索隊

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はい、火炎放射器で承りました

「手嶋さん。今日はギルテアダスさんと害獣退治に行ってもらうよ。」

 

 

「ギルテアダスさんってあのなんとかバスターの?」

 

 

「キメラだ。」

 

 

うわ、びっくりした。いつからいたの?

 

てかどうやってそこ入ったの?

絶対にロケットランチャーみたいなの引っかかるよね?

 

 

 

「おれはキメラからゴキブリまでなんでも退治する。」

 

どこにゴキブリ殺す用の道具あるの?

 

銃とかで、大は小を兼ねようとしてるの?

 

 

 

「信じていないようだ。いいだろう。話してやる。」

 

 

 

「おれがバイオキメラを倒した時は、、、、、おっと準備を整えてからの方がいいな。この話はまた10分後にしよう。」

 

 

今度にしろよ。

なに話したくてウズウズしてんだよ。

 

 

 

「そして君の任務はただ1つ。」

 

え?私も任務あるの?

 

 

「おれが何を何体殺したか数えろ。」

 

私が数えれる生物ならね。

 

 

「今回は廃工場付近に住み着いた害獣を退治して欲しいらしい。」

 

社長、それなんでうちで受けたんですか。

 

 

「今日は久々に虐殺の宴だぁ、ヒヒヒヒヒッ、ハッハーー!」

 

 

なにこいつ?ヤベーやつじゃん。絶対にお近づきになりたくないタイプのやつじゃん。

 

 

 

「あ、でも害獣って言ってもイノシシやヘビ、あとは大きくてもクマだから。」

 

 

今日は普通に終われそう

 

 

アガってきたぜえぇぇ、キェェェェェェ!!

 

 

ではないよね。

 

 

害獣より絶対危険だよね。

 

 

「今日はフルスモークのワンボックスで行ってね。」

 

社長がワンボックスの鍵を冴子に投げ渡す。

 

 

「え?なぜです?」

 

 

「職質されるとめんどくさいだろ?」

 

 

「害獣駆除許可証はあるからいいんだけど、面倒には変わりなくてね。」

 

 

クァァァァァァァ!!

 

 

いや、許可すんなよ。

こいつ異常だらけじゃねえか。

 

 

 

 

 

 

「ギルテアダスさん、着きましたよ。」

 

 

「獲物ぉ〜、ヒュー、獲物ぉ〜」

 

 

ヒューとか言ってるよ、息整えんのでもう精一杯じゃん!

理性飛ぶ寸前だよ。

 

 

 

 

ん?あのおじいさんは、、、

 

 

「すみません、何でも屋の方ですか?」

 

 

「そうですが、、中川様でいらっしゃいますか?」

 

 

「はい、今回はよろしくおねがいいたします。」

 

 

「てめぇが害獣かぁ、、、、」

 

 

待て待て待てーーー!

この人ほっとくと人殺しちゃうよ!

 

 

 

 

 

「まずなんですが、あの小屋のシロアリやゴキブリ等の害虫駆除でして。」

 

 

「このギルテアダスにお任せください!心配はいりません!」

 

 

怖えよ!目血走ってんじゃん!

 

それに心配しかないよ!あんたさっき人に向かって害獣って言ってたんだよ!?

 

 

「一匹残らずあの世に叩き込んでやります!」

 

表現が害虫駆除屋のそれじゃないよ!!

 

 

 

 

 

 

ん?そんな離れてやるの?

 

あ、霧状の殺虫剤を撒くのかな、、、、ん?何あれ、ボール?

 

 

 

ドカーーーーーーーン

 

 

 

ドカーーーーーーーンじゃねぇよ!

 

 

なに手榴弾使ってんだよ!

 

 

もう煙の感じでわかるよ!これ跡形ないやつだよ!

 

 

「一匹残らず駆除しました。」

 

 

駆除って何か知ってる!?

 

それは爆撃だよ!

 

これ絶対おじいさんカンカン、、、、。

 

 

 

「ありがとうございます!」

 

なんでだよ!

清々しいお礼すんじゃねぇよ!

 

 

 

 

「次は畑を荒らすイノシシなのですが、、、」

 

 

「イノシシか、、、」

 

ギルテアダスさんが悩んでる。難しいのかな?

まぁそこにいるわけではないもんね。

 

 

「罠でも仕掛けるんですか?」

 

 

「いや、それだと効率が悪い。まぁ害獣バスターの腕を見ていろ。必ずあぶりだしてやる。」

 

 

あなたの腕は害獣駆除には向いてない気が、、、。

 

 

「はぁ……」

 

不安しかない。

 

 

 

 

 

 

ゴォォォォォォ パチッ パチッ

 

 

 

 

ほらね!

 

普通ね、イノシシって言ったら罠とか猟銃とかのイメージでしょ!

 

なんで火炎放射器なの!?

 

 

 

「やはりあぶり出すには火炎放射器に限るな。」

 

限らねぇよ!一番ない選択肢だよ!

 

てかあんた、ほんとに炙るつもりで言ってたのかよ!

 

 

 

「いやぁ、助かります。」

 

じいさん、あんた正気か!!?

 

 

 

「出てきたぞ!イノシシの群れだ!」

 

 

多い!!このままだとこっちに来ちゃう!

 

やばい!来てる!

 

来る!!!

 

激突する!!

 

 

 

 

ボカーーーーーーン

ドカーーーーーーーン

ズガーーーーーーーーン

 

 

「地雷だ。そして!!」

 

 

ズダダダダダダダダダダダダダ

 

 

オーバーキルだよ!!

 

なんで地雷をオープニングにしてメインで機関銃打ち込んでんの!?

 

もうなんかあんたの方が害獣に見えてきたよ!

 

 

「これはもはやモノノフと言うほかありませんな。」

 

なんなのこのじじい?

 

 

 

「中川様!こんなの危険ですよ!機関銃なんて!」

 

 

「かっこいいじゃありませんか。」

 

「なにを言ってんですか!?あなた何歳なんですか!?」

 

「1、2、3、4、5、6、、、」

 

指折り数えんの!?

 

 

 

 

 

ヒュン ズパーン

 

 

 

ボカーーーーーーン

 

 

 

 

だから火器やめろ!

 

 

「あー、スッキリしたー、やっぱロケランはいいわ〜」

 

本音でてんじゃん!

 

 

これは流石に秘書として、いや、人として言わなければ。

 

 

「ちょ、ちょっと!やりすぎですよ!」

 

 

 

「は?」

 

「なに?害獣の肩を持つわけ?」

 

「これは任務だよ?」

 

「任務の完遂にやりすぎもなにもないよねぇ?」

 

「それにおじいさんたちはさぁ、毎日老体に鞭打ってみんなのために米や野菜を作ってくれて、それが、その血と涙の結晶が無残にも台無しにされてるんだよ?」

 

「それをなんなの?かわいそうだからってやりすぎだなんだって。」

 

「いるんだよね、君みたいな浅い考えの甘ちゃんがさ。」

 

「君みたいのをなんていうか知ってる?」

 

「そう。」

 

「偽・善・者」

 

 

 

だからオーバーキルだよ!

 

 

ここまで言えるのも逆にすごいよ!

 

 

なにこの人!理論武装もゴリゴリじゃん!

 

 

しかも無愛想な話し方だったのに、めちゃくちゃねちっこくなるじゃん!

 

 

 

「あの!すみません!!」

 

おじいさん、、まさか私の代わりに?

 

 

 

「74歳でした!」

 

そりゃどうも!!

 

 

「妻が!」

 

お前じゃないんかい!!

 

 

「わしは、、1、2、3、4、5、6、、、、、」

 

もう対処しきれないよ、、、、。

 

 

 

 

キュイーーーーーーーン

 

ゴゴゴ

 

 

パーーーーーーーーーン

 

 

 

 

何やってんだーーーーー!?

 

 

「やはりレールガンは命中精度に欠けるな。」

 

 

なに軍事レベルのを害獣に試してんのよ!

 

 

 

「よし、次は隣のリンゴだ。」

 

いやもう害獣退治の大義名分すらないよ!

 

 

 

 

「あの、すいません!」

 

 

おじいさん、もう歳はいいんだよ?

 

 

「あそこの家狙えますか?あそこのお孫さん、町を捨てるとか言っててね。」

 

 

なに殺人依頼してんだーーー!

 

「さすがにお孫さんは若いですからダメですよ。」

 

そういう問題じゃねえよ!

 

「もういやだぁ、、、、。」

 

 

 

 

今回は一番キチガイかもしれん、、、。

 

おじいさんも含めて、、、。

 

 

 

 

 

「おかえり手嶋さん!」

 

「社長、ドグラゾロンさん、、、。本当の害獣って人間なんじゃないですかね?」

 

 

 

「手嶋さん!どうしたの!?」

 

 

 

〜続く〜

 

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