お世話になっております。何でも屋秘書の手嶋でございます。 作:虹捜索隊
「ケルベロスの散歩って、、、。」
「ごめん!今日は僕とドグラゾロンさん行かなきゃいけないところがあって、、、」
勘弁して!地獄のケルベロスでしょ?散歩も地獄だよ!
「他の人はできないんですか!?」
「僕とドグラゾロンさんしかできないんだよ。」
「ウム、それで話し合った結果手嶋が一番いいであろうと。」
魔王様!よくわからない期待しないで!!
「大丈夫だ。ケルベロスとは言うものの、こいつはデスウルフとケルベロスの雑種だ。」
「それレベルってどのくらいなんですか?」
「吾輩の城で飼っていたのも雑種だったが、せいぜい人を咬み殺すくらいだろう。」
それ人間界ではマックスレベルだから!!
「ケルベロスの散歩で気をつけることはこれに書いたから!じゃあ頼むね!行ってきます!!」
社長ーーーーーー!!!
ドグラゾロンさーーーーん!!!
うそでしょ?
無理だよ、、、。
うーん、見るだけ見てみるかぁ。
えーと、。ケルベロスの散歩で気をつけること、、
・魔界の封印縄を首につけ、自身の手に巻きつけること。
・ケルベロスは高濃度の老廃物を出すため、スコップとビニール袋を忘れないこと。
・自身の占拠した場所という意味で液状の老廃物を放出するため、ペットボトルの
ちょっとまって!難しいこと書いてあるけど、普通の散歩じゃん!!
なに魔界の封印縄って!リードでしょ!?
よかったぁ。簡単そうで、、、、
ん?
・他の犬が吠えた時は火球を飛ばさないよう口を押さえること。
・毛が逆立ち燃え始めたら「伏せ」と言い、伏せればコカトリスのモモ肉を与えること
・伏せなかった場合は「go to heaven」と言うとびっくりして怖がるので続けて「ダメでしょ」といいかせる
いやいやいやいや!身の危険あるじゃん!
「こんな行きたくない散歩ないよ、、、。」
バウバウ!!
「うわ!ケルベロス来た!」
こいつ散歩に反応したのか!
尻尾振ってる。まぁなんかかわいいかも。
「よし!!行くぞ!!」
案外普通だなぁ。
「向こうから他の犬だ!」
火吐くなよ〜、火吐くなよ〜
ワンワンワン!ワンッ!
吠えてきた!ケルベロス!頼む!やめて!火吐かないで!!
「クゥーン。」
あれ?ケルベロス怖がってる?
ん?
おしっこ?ケルベロスちびってるの!?
「話と全然違うじゃん!!」
「グルルルルルル、、ワン!!ワン!!」
それで相手の犬好戦的だな、、、。
「すみません、、、」
飼い主さんも申し訳なさそうだ。
「いえ!仕方ないですよね。」
だって犬は本能的なところもあるだろうし!
「はい、、。御宅のワンちゃんが弱そうで小汚いもので。」
なんだと?
聞き間違いかな?
「今なんとおっしゃいました?」
「弱そうで小汚くて臭いと、、。」
臭い言ってなかっただろ!付け足すなよ!
今日初めて散歩してまだなんの思い入れもないけど、なんかムカついた。
「うちの子は強いですよ。御宅の犬なんて一撃ですが。」
「怖いよ〜、怖いよ〜て言ってますよ、御宅のワンちゃん。」
おい、ケルベロスよ。火吐け。今すぐ10発くらい吐け。
「怖いでちゅねぇ!?飼い主も弱そうで小汚いでちゅうからねぇ?仕方ないでちゅよ〜。」
煽りスキル高いなこのおばさん!
「あなたような飼い主の犬よりもうちの子のほうが強くて賢いです。」
「なら勝負しますか?小娘さん?」
このクソババア!
「やるぞ!ケルベロス!!」
「ケルベロスですって!あははははははは!」
この、、、!
「勝負は芸よ。」
「さぁマロンちゃん、、、いくよ〜、、、」
「尻尾が〜、、、なくなっちゃったーー!」
クソじゃねえか!!
「わぁ〜、すごいねぇ〜!!よしよしよし!!」
相手の芸がクソなのはわかったけど、、
こっちはできるのかすらわからないし、、。
「ケルベロス、、、あんた何ができる、、、?」
なに?尻尾?
直角?なにを表したいの?
「バウ!」
「キャン!」
前足で胸の方押さえて倒れた、、、。
なに?なんなの?芸始まってるの?
「うわ!なんで襲ってくんのよ!」
ん?噛んでない、、、?
鼻で私の指を動かしてる、、?
これは、、、銃の形、、、なの、、、?
「バウ!キャン!」
バタッ
あぁ!撃てってことね!すごいじゃん!!
「ケルベロスいくよ!」
「バーーーン」
ヒョイッ
いや避けんなや。
なに顔だけ動かして余裕で躱してんだよ。
話と違うじゃねえか。
まぁ話はしてないけども。
「バウゥ」
なにため息ついてやがんだ。
クソっ!絶対当ててやる!
「バン!バン!バン!」
ヒョイッヒョイッヒョイッ
クッソーーーー!このクソ犬ーーー!!
「ダダダダダダダダ」
どうだ?機関銃なら当たらざるを得ないはず!
!!?
立ってる、、、!?
立って前足でバリアを張ってる、、、!?
だったら、、手榴弾なら、、!!
こっちがピンを抜いたのを見て即座に穴を掘っている!?
だが流石に間に合わないはず!!
「ドカーーーーン!!」
いや!バリア卑怯だわ!!
ドヤ顔腹立つわぁ!!
「このクソ犬ーーーーーー!」
「なんなのあなたたち!?」
「芸とかいうレベルじゃないわよ!」
おばさん忘れてた!!
「これは私たちの負けのようね、、、。」
「でも私たちあなたたちに絶対勝ってやるからね!」
熱い展開でライバルになろうとするなや。
まぁでも、、、
「ケルベロスやるじゃん。」
「バウ!!」
なんだかわいいじゃん!
「よしよしよし!」
なんか地獄の怪物がお腹向けて寝転がってるのも変な感じだけど、かわいいし、いっか!!
うわ!顔に何かかかって、、、
こいつおしっこしやがったーーーーーーーー!!!!!
〜続く〜