「ここが巴里だとしてもどうして私達が、過去の世界に」
フォンテーヌが言う。
「とりあえずもう少し様子を見るペン」
そしてフォンテーヌとスパークルは、真宮寺姉弟達の状況を見始めた、
そのころエリカとさくらは・・・今まで共に闘っていた仲間に、巴里について説明していると、光武F2の存在に気がついた。
「さくらさん、あれ見てください」
「あれは殺女巴里華撃団の皆だわ」
「何だ?あれは君達の仲間か」
「ええ、そうです。私の仲間達です」
だが4人は、エリカを通り過ぎ、さくらと、直哉の前で止まった。
「直哉にさくら今までどこに行っていた?」
「それはですね、グリシーヌさん」
「実は僕達はある事件に巻き込まれて、その事件を解決する為に、こうして皆さんと旅してるんだ」
「成る程な、我らにも手伝える事はないか?」
「なら殺女を倒すの手伝って」
「承知した」
「でも気をつけて、憑依獣も出てくるかも知れないから」
「わかりましたわ」
「うわあ、こんな事ってあるの?紫の扉の世界の消滅したと思ったらここで真宮寺姉弟と出会うなんて」
「それも真宮寺姉弟の感じからすると、ヤフキエル事変からそんなに時間が経ってないようね」
「でも、どうするフォンテーヌこのまま私達融合世界に戻れるの?」
「大丈夫よグレースや、直哉君が動いてくれてるわ」
「おい2人共見て見ろニャン」
ニャトランが言い、フォンテーヌとスパークルが真宮寺姉弟のいる方を見ると、戦いが始まっていた。
「ふ、やはり私達の障害は、貴女なのね真宮寺さくら」
「無論直哉を守るのは、さくらだけではないぞ、我等もいることを忘れるな」
「おーおーサクラチーム燃えてるね」
「当然だろう。奴らの統一の目的が、ミユの力と、直哉の霊力とわかったんだからな、ケン」
「だな、さくら雑魚の相手は、俺達に任せろ」
「ありがとうございます。ケンさん」
「フフ、本当に貴方達の相手が、私たちだけと思っているの?」
「何ですって!!」
「巴里に眠る異界の精霊よ、我が声に答え眠りから覚めよ」
殺女がそう言うと、かつてパリシイの怪人と共に巴里を襲撃した。オーク巨樹と共に現れた憑依の木の精霊であるカルマが復活した。
「おい直哉、あの大きな木はなんだ?」
「あれは、異世界からの侵略者です」
「「「「異世界からの侵略者だとーーー」」」」
「久しぶりですね鬼神を操る姉弟よ」
「成る程、貴女方が、私を復活させてくれたのですね?」
「ええ、そうよ」
「ならばお礼をしなければなりませんね。行きなさいナノビョーゲンそこの降魔を進化させてあげなさい」
「ナノ――」
「きゃあああ。何よこれーー」
そして殺女はメガ降魔殺女に進化した。
!!
「おほほ、良いわね憑依の実とは違うが、同じ性質の物を使う事がこんなに楽しいとは」
「この見た事のない怪物はお前の仕業だったのかカルマ」
「ふん今頃気がついたのか?真宮寺直哉」
その頃フォンテーヌとスパークルは・・・
「「「「ええーー」」ペン」ニャン」
「何で過去の世界にナノビョーゲンがいるの――」
「わからないわ」
「それはな、フォンテーヌとスパークル原作世界のすこやか市とあおぞら市がカルマとイシュメルガとデボネアの3人が協力して、過去の世界のイベントに組み込まれたんだ」
「「「「ええーー」」ペン」ニャン」
その時特殊遊撃部隊が過去の7人世界の巴里にやって来た。
「だからグレース達もここに来れるのね」
「じゃああのメガ降魔を浄化する?」
「いえ少し待ってください。何やら動きがあるようです」
「さくらお姉ちゃん前鬼を召喚して、ここでなら出来るから」
「わかったわ直哉君」
さくらは前鬼を召喚した。
「前鬼話は、後でするから、今は封印を解くよ」
「わかったぜ」
「我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて、封呪を絶つ破呪ヴァジュラオンアーク幻臨せよ、汝ZENKI」
「鬼神ZENKIここに現臨」
こうして巴里を舞台に、鬼神とカルマの因縁の対決、再び始まった。
「「おおーーまさか本物の鬼をリアルで見れるなんて」」
2人の響が、興奮していた。
「響達はそんなに鬼が見たかったんですか?」
「「「あはは」」」
「後でアースに説明して直哉君」
グレースが直哉に言う。
「わかりました」