「グレースそっちの状況はどう?」
「あ、トワさんちょうどいい所に」
「何どうしたの?あ・・・あんたは私達の知る紫藤直哉の魂じゃない?」
「どうしてあんたがここにいるのよ?」
「それは僕も知りたいよトワ・・・と言うより君が融合世界の神になっているとはね」
「僕にはそっちの方が驚きだよ」
「五月蠅いわね、グレースこいつがここに来ている理由を言いなさい」
「はい」
そしてグレースがトワに説明をする。
「ふむふむ、成程ねあいつら融合世界の近くにある幼馴染世界の一部の海鳴市を融合世界に組み込んだ可能性があるのね」
「はいトワこれを見て下さい」
グレースは記録映像をトワに見せた。
「別に私は、貴女にジュエルシードを集めるのをやめろとは言ってないわ。ただ闇雲に頑張ればいいと言うのは、違うからね」
「必ず無理をしてると取り返しのつかない事態が起きるから気をつけてね」
「はい、ありがとうございます飛鳥さん」
「それじゃあ私は行くわね、ちゃんとフェレット君と話し合ってジュエルシードを集めるにしてもやめるにしてもね」
「「はい」」
そう言って飛鳥は、なのは達と別れた。
「あの人が僕達に忠告してくれたのは事実だからね」
「それはわかるよ。ユーノ君」
「だけどあのお姉さん初対面の筈なのにそう思えないんだ」
「そうなの?ただなのはが会ってるのわうれてるとかじゃない?」
「ううんそんな事は無いと言い切れないけど、私は自分を信じる」
「ならもしかしたらなのはの記憶の中に前世での記憶があるのかもね」
「前世の・・・記憶」
「うん、そうだよなのははあの紫藤飛鳥さんと出会うまでにこういう経験した?」
「ううんしてないよ。初めてだよユーノ君」
「・・・なのはもしかしたらだけどあの女性紫藤飛鳥さんが、金髪の魔導士の仲間かも知れないよ」
「ええーー」
映像停止・・・
「成程飛鳥と会った後になのはが言ったのね、この事飛鳥は知ってるの?」
「いえ、私はその前にレイさんに呼ばれたのでわかりません」
「成程レイの要請でここに来たらこいつと時空管理局関連の彼女らがいたのね」
「はい」
「つまりこういう事ね、融合世界に出来た海鳴市に調査の為に飛鳥がなのはと会話したと同時にこちらでこういう事が起きた。幼馴染世界の時空管理局と、過去の紫藤直哉の魂が融合世界に連れて来られた可能性があるのね?」
「そうです。これは融合世界が自分の為にした可能性がありますけど」
「恐らくそうでしょう。彼女達の実験に会わせたんでしょうね」
「何ともそう言う知恵は凄いんだから」
「おーいトワ結局僕は戻れるのかい?」
「それは今の段階ではわからないわ。貴方と時空管理局と同じ世界の過去の時空管理局のメンバー達なら、帰れる可能性があるけど」
「そうか彼等が僕を知らない可能性も考えて置く必要があるのか」
「とりあえず貴方も魂状態で来なさい。今から時空管理局のメンバー達を助けるから」
「ああ、わかった」
そして3人は時空管理局のメンバー達の元に向かうのだった。
その頃温泉では・・・
ユーノが地獄を経験していた。