アースラ内会議室・・・
「貴女達のおかげで、無事ジュエルシードの暴走を食い止める事が出来ました。ありがとう」
「助けてくれたのにこんな事を聞くのは失礼と思いますが、貴女達は何者なんですか?」
「俺達は帝国華撃団・花組です」
「その帝国華撃団と言う組織は一体どんなそしきなのでしょうか?」
「それは・・・」
「「「それは・・・」」」
「対降魔迎撃部隊を引き継ぐ形で新たな部隊として作られたのが、帝国華撃団なのですよ」
「「「・・・よくわからない」」」
リンディとクロノとエイミィが心の中で突っ込む。
「神山隊長そんな説明だと私達の世界でないと、理解出来ないかもですよ」
雨宮さくらが神山隊長に助言をする。
「ああ、そうだったな。俺達は召喚で呼び出された怪物の降魔を倒す為の特殊部隊と思ってください」
「ああ、成程帝国華撃団とはそう言う部類の部隊なのですね」
「明らかにおかしいだろう。メンバー構成が何で男1人で後が全員女性なんだ?」
「何クロノ君羨ましいの?」
「ああ」
「うん、クロノ君素直でよろしい」
「ああ、メンバー編成に関してはそう言う決まりなんだ。降魔を倒す為に必要な力が男性よりも女性に目覚めるのが多いんだ」
「成程そう言う事なら、あまり人員補充が出来ないと思っていいんですか?」
「そうですね。あったとしても最大で2人が一度に来た人数ですね」
「そんなに少ないのか」
クロノがそう言う。
「そうですね、その力を実戦で使えるまでになるにそれ相応の時間が必要なんですよ」
「そうなんですか?」
「ええ、歌劇団としての役割も隊員達にありますから」
「「「歌劇団だって――」」」
「ええ、そうよ神山達には帝国華撃団だけでなく歌劇団として魔を封じる為に演劇してるのよ」
「あ、お前よくもやってくれたな」
!!
「トワ何故ここに」
リンディがトワに聞く。
「何故って帝国華撃団も特殊遊撃部隊に組み込まれている部隊だからね。私が来る事は別におかしくないでしょう」
「まあ、そうね」
「くっ来なくていいだろうに」
「何か言ったかな?クロノちゃん」
「来るな近づくな」
「クロノ君トワさんがまだ怖いんだね」
エイミィがそう言いながら思い出す。
「へえ、貴女が無断調査をしている艦の艦長ね」
「貴女は誰ですか?」
「私はトワよ、今貴女達がいる世界とその他の世界を管理している者よ」
「世界を管理しているだとバカバカしい・・・うっ」
!!
「「クロノ」クロノ君」
「貴女クロノに何をしたの?」
「そこの子供の周りだけ空気を消滅させたわ、私の言葉を信じようとしないようだったからね」
「わかりました・・・だから」
「嫌だねこれだから時空管理局と言う組織は駄目だわね。良い貴女達は無断で私の管理するこの世界に来て色々してくれたわよね?」
「それは・・・」
「こちらとしても侵入者対策の為の仕掛けを起動したに過ぎないの」
「勝手に調査されていい気持ちなわけないわよね。リンディ・ハラウオン大事な夫を、闇の書に殺されたんでしょう?」
!!
「貴女どうしてそれを?」
「あら、怒ったの私は貴女達のやった事と同じ事をしてるのよ」
「あんな経験はもうしたくない」