赤い扉の世界の最深部・・・
「光さん私達がわかりますか」
「うーん・・・はっここは」
「飛鳥ちゃんに薫ちゃんが何故ここに?私はデボネアを倒して帝都に直哉お兄ちゃんの元に戻ってそれから東京に戻った筈・・・」
「ええ、それで間違いないですが、光さん貴女は東京に戻った後再びデボネアに襲われてここに封印されていたのです。魔神レイアースと共に」
!!
「何だって――」
「それじゃあ海ちゃんと風ちゃんは?」
「2人もそれぞれの魔神と共に封印されています。封印されている場所は、光さんと異なり、セフィーロに封印されています」
!!
「デボネアが生きてるの?飛鳥ちゃん?」
「ええ、イシュメルガによってデボネアは復活しています」
「何てことだ、早くお兄ちゃんに会わないと」
「無理ですよ光さん。今の世界は光さんの知る世界では無いので」
「どういう事飛鳥ちゃん?それにイシュメルガという奴は何者なの?」
「1つずつ説明をしますね」
「そりゃそうですよ。僕達2人しか見てないですからね。貴方が存在する所には紅い花が出現しますからね。イシュメルガ」
「フフ、そうだったな」
そう言ってイシュメルガは、グレース達の前に現れた。
「くっまだマリアさんの体を・・・」
「何この娘の体を使うのは、その方がお前達には効果的だからな」
!!
「何を考えてるの?イシュメルガ」
「この庭園そして、この空間におけるゲームは、貴方が仕組んだの?」
「そういう事だ、最もそこにある赤い扉は一切手をだしていないがな」
!!
「つまり紫の扉とオレンジの扉は、イシュメルガお前が作り出したのか?」
「ああ、簡単に獅童光を救出するのは、我もデボネアも認めるわけにはいかないからな」
「何!!この一件デボネアも関与してるのか?」
「ああ、2つの扉の世界でな」
「まあデボネアの干渉が無くとも、奴等の一部はその世界の虜だろうがな。その点に関しては、紫藤直哉お前に感謝しているぞ」
!!
「それはまさか・・・」
「これがイシュメルガです。ほとんど肉体を持ってないので、、他人に入り込んで操るタイプですね」
「成程」
「イシュメルガによってデボネアが活動出来るくらいの力が補充されつつあるんだね」
「それに・・・あの子もこちらの世界に来てた時もありましたから」
「まさか・・・ノヴァがいるのか?」
そして飛鳥が、のどかから聞いた事を光に伝えた。
「くっノヴァと言ったな。お前の目的はなんだ?」
「そんなのはわかりきっているでしょ紫藤直哉なら」
「炎の矢ーー」
!!
「その技はうわああ」
ノヴァと言う少女から炎の魔法が放たれ直哉に直撃した。
「オホホ大した事なかったわね今回の紫藤直哉は」
「オカマにはそう見えるんだ。もう一度死ねば」
「なんですって」
「紫藤直哉は死んでないよ⁉️炎の矢が直撃する直前バリアみたいなものを張られてたから」
「まあいいや今回の戦いもそれなりに楽しめそうだから」
そして二人どこかに消えた。
「成る程ね、お前があの時紫藤直哉を殺すのを邪魔した奴か」
「いいよ貴女はわたしが殺してあげる。行くよ炎の矢ーー」
「くっかわしても、付いてくる」
デボネアだけでなくノヴァも新しい世界にいるのか・・・」
「ノヴァに関しては、光さんと戦えないのがわかったのかそれ以降出て来てないようですね」