翌日・・・
エリカと大神は、パリ郊外にある。留置所に向かった。
「ふう何とかロベリアに会う前にエリカ君が戻ってよかった」
大神内心ほっとしていた。
留置所内・・・
「おいさっさと歩け」
「五月蝿い!!歩いてるだろうが」
「こいつ!!言わせておけば!!」
「やめろ!!こいつに会いに、グラン・マの使いが来る」
「チッなんでこいつに、会う奴がいるんだよ、こいつは懲役1000年の悪党なんだよ」
「愚痴るなよ、ほら来たぞ」
「・・・君が、ロベリア・カルリーニだな?」
「・・・ああ、そうだ、お前らは誰なんだ?」
「ああ、俺の名は、大神一郎、そして彼女が・・・」
「エリカでーす。よろしくお願いします、ロベリアさん」
「それであんたら、私に会う為に、ここまで来たのか?」
「ああ、そうだ」
「へっご苦労なこった」
「ロベリア俺達がここに来たのは、君を巴里華撃団にスカウトする為に来た」
「巴里華撃団だと!!何だそれは?」
「ロベリアさん巴里華撃団とは、正義の味方です」
「正義の味方だって!!」
「あんた達馬鹿か、正義の味方が悪人を使うのか?」
「ああ、俺達の上司は、使える者が居れば何でも使う主義なのでね」
「へえ、変わり者だねそいつは」
「ああ、俺もそう思うよ」
「答えはNOだ、帰りな甘ちゃん共」
「わかった今日の所は帰らせてもらうよ、行くよエリカ君」
「ええーー良いんですか、大神さん」
「ああ、いいよエリカ君」
大神とエリカは、ロベリアと別れ留置所を出た。
その夜・・・
ロベリアが捕まり、巴里の夜に平穏が訪れたはずだったが、再び切り裂き魔による、事件が起こった。
「フフ、ロベリアは捕まった様ね、これからは私の時代ね、一人の女性が高らかに笑うのだった。
数日後・・・
ついに大神の努力が実を結び、ロベリアが巴里華撃団に加入した。
そして切り裂き魔が次に現れる所を予想しながら話していた大神がロベリアの意見を聞き、超有名美術館で、待ち伏せしていると、切り裂き魔の犯人が現れた。
「ナーデルちゃん」
「あらロベリアじゃない、捕まったて聞いたけど、脱獄したの?」
「まあ、そんなところだ」
「ええー嘘ですよ、ロベリアさんは、正義に目覚めたんです。貴女とは違うんです」
突如エリカの乱入で、ロベリアの作戦は失敗した。そして、ナーデルは自身のサソリ型蒸気獣を召喚した。
「来なさい、私の蒸気獣ノクテュルヌよ」
戦いが始まり、ナーデルは巴里華撃団に敗れ去った。
巴里華撃団が、4人目の怪人を倒した頃直哉と響は大帝国劇場に呼ばれていた。
「よう、呼び出してしまってすまん」
「いえ、気にしないで下さい。何となく何で僕が呼ばれたかわかったので」
「米田さんお墓戦艦を使って花組の皆さんを大神さんのいる巴里に、連れて行って欲しいんですよね?」
「そうだ・・・頼む」
「ええーー何でまたそんな事に?」
響はそう言う依頼が来た事に驚いていた。
「まったく米田さん。一応特殊遊撃部隊の物なんですけど、お墓戦艦は?」
「それは・・・重々わかっているだから花組を大神に会わせて連れ帰ってくれたらいい」